beat freak|エイベックスの無料音楽情報「ビートフリーク」 » ほ http://www.beatfreak.jp beat freak|エイベックスの無料音楽情報「ビートフリーク」 Fri, 15 Jul 2011 08:00:47 +0000 http://wordpress.org/?v=2.8.6 ja hourly 1 Boris http://www.beatfreak.jp/interview/22553/ http://www.beatfreak.jp/interview/22553/#comments Wed, 06 Apr 2011 05:15:01 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=22553 『New Album』を3月16日にリリース! プロデューサーに成田忍を迎え、タイトル通り、Borisの新しい世界観を提示する作品!!]]> 01_Boris_610350

活動当初からワールドワイドなスタンスを志し、今や世界的にその名を轟かせるBorisが、長きに渡る活動の中で初のメジャー作品『New Album』を3月16日にリリース! プロデューサーに成田忍を迎え、タイトル通り、Borisの新しい世界観を提示する作品!!


まず、東北地方太平洋沖地震の犠牲者の方々には謹んでお悔やみを申し上げます。また、被災者の方々には、心よりお見舞いを申し上げます。
Boris 一同

(編:以下取材は震災以前に行なったものです)

 日本のみならず、海外でも長く活動してきているBorisが、今までメジャー作品をリリースしていなかったことに驚きを感じたんですが、このタイミングでメジャー作品を初リリースすることになった理由はどんなことだったんですか?

Atsuo:ん〜…たまたま? 僕らとしては、日本のインディーや海外のレーベルでリリースしてきて、ひとりでも多くの人に聴いてほしいと常々思っていたし、いろんな人の手元に届けばいいと思っているので、そこにうまくハマった感じというか。長く活動しているからと言って、“メジャーで出そう!”と思っても簡単に出せるものでもないし、本当にタイミングってものがあると思うので…。それが今回はエイベックスの担当ディレクターに興味を持っていただいて、うまく話がまとまったという感じですね。

 前作から3年ぶりのリリースですが、今作の制作はいつ頃から?

Atsuo:これがちょっと複雑でして…。’08年に『SMILE』のツアーをヨーロッパ、アメリカ、日本で100本くらいやったんですけど、その合間にレコーディングも続けていて、ツアーがひと段落した’09年5月にアルバムが1枚できてました。そのアルバムが実は“New Album”というタイトルだったんですけど、そのアルバムの最初のコンセプトが“お蔵入りにするアルバムをつくろう”というもので…。とにかくBorisっていう名前にしばられることなく、好きにやりたいっていう感じでつくったんです。それが、ここ3、4年で音楽を取り巻く状況っていうのが急激に悪化してきていて、リリースする意義も見いだせず、結果、本当にリリースを断念しました。今後どうしていこうかな? って時に、そのアルバムから2つの方向性が見えてきて、4月にアメリカのレーベルからリリースする『Attention Please』と『Heavy Rocks』という2枚のアルバムが生まれました。その作業やリリース・プランを進めていく中で、日本でのリリースをどういう形にするかということも考えて…。最終的に、その2枚のアルバムから曲をピックアップしつつ、新曲も加えて、“日本盤仕様”みたいな位置づけの作品をつくることになったんです。

 今作のタイトルは、その源流となったアルバムからなんですね。

Atsuo:そうです。そのアルバムの存在がずっと頭にあったし、今回、成田忍さんにプロデュースをお願いして制作したんですが、“一番新しい形のBoris”ができたという実感もあって、このタイトルにしました。成田さんにお願いしたのは、僕自身が成田さんの作品、プロデュース・ワークのファンで、Borisと共同作業ができたらすごく面白いものができるだろう、一緒にやってみたいとずっと思っていたので、今回お願いして。

 成田さんとは、それ以前から面識が?

Atsuo:いえ、今回がはじめてだったんですけど、知り合いのツテで紹介していただきました。成田さんの作品を聴くと、イメージ的にすごく寡黙でクールな人物像だったんですけど、こちらの意向をいろいろと汲んでくれるすごくジェントルな方で。アーティスティックな仕事からアイドルの仕事までやっていて、すごく振り幅のある方なので、話をしていてもこちらに歩調を合わせてくださって、すごくスムーズに作業が進みました。だから、今回すごく楽しかったですね。いろいろ新しい発見もあったし、勉強になった部分もあったし、作業自体も和やかなムードの中やれましたし。バンドのメンバーだけでレコーディングをやっていると、修行みたいになっていくんですよ。知った仲だから、“言わなくてもわかれよ”みたいに、段々とギスギスしていったりして(笑)。でも、成田さんに立ち会っていただいたことで、そういうこともなく。機会があれば、引き続き一緒に仕事をさせていただきたいなと思います。

 今作の一番の驚きは“サウンドの変化”だったんですが、これはどんなところから?

Atsuo:成田さんのプロデュース・ワークの結果というか。もともと僕ら作曲というものをしないんです。スタジオでセッションしたものをレコーディングして、録った素材を組み替えたり、オーヴァーダビングしてレイヤーを重ねていって、なんとなく曲っぽくしていくというか。録れた音に耳を傾けて、どういう方向に生まれたいのかなっていうのを追っていく作業をずっとしていく感じなんです。今回は、自分たちがレコーディングした素材を成田さんにお渡しして、好き勝手やってもらって、そういうコラボの中で“新しい音をデザインしていく”っていう側面をより強くした感じですね。

 1曲目の「Party Boy」からインパクト抜群ですが、曲順はどんなところを意識して?

Atsuo:成田さんと一緒に作業をはじめて、最初にでき上がったのが「Party Boy」だったんですけど、自分たち自身すごくドキドキした。“Borisどうなっていくの?”みたいにすごくハラハラしたんです。その感じを聴いてくれる人にも体験してもらいたくて…、「Party Boy」を1曲目にしようというのは、かなり早い段階で決まりました。あとは曲のでき上がりをみつつ、流れ的に一番いいものに収めていきました。

 サウンドが変化したことに伴って、作業工程においても変化した部分はありましたか?

Atsuo:今回特に振り切った部分は、すでに一般化されてる方法ですけども、デジタル上で完結させるっていうところです。今までもデジタル・レコーディングをしているんですけど、最終的にアナログ的なテクスチャーを加えていたんです。アナログ卓を通してミックスするとか、どうしても越えられない一線があった。でも、今回、成田さんと一緒に作業させていただくにあたって、成田さんの持っているノウハウを最大限に使っていただけるっていうのもあったし、僕らの中でそういった手法が、どうアリになっていくのか? っていうのを自分たちで経験したい部分もあって。アナログがいいとか、デジタルが悪いとか、そういう時代でもないし、デジタルにできること、アナログにできること、何がアリなのかひとつひとつ確認していくしかないと思っているので、今回はかなりデジタルな方向に振り切って音像を求めていきました。

 そういう意味では、新しい試行錯誤の段階にきていると。

Atsuo:そうですね。今まではミキシング・エンジニアと一緒にやっていたんですけど、今回はエンジニアという概念を入れないで、プロデューサーと直でやる感じで。今までのやり方を否定してるわけじゃありません。先々、そういう部分もミックスしていけたらなと。エンジニアという価値観のあり方、プロデューサーという価値観のあり方、自分たちにとって何がアリなのかを見極めながら、そういう構造自体を自分たちでプロデュースしていけたらいいなと思っています。

 それ以外の部分は今まで通り?

Atsuo:新しく書き下ろした曲に関しては、成田さんにヴォーカル・ディレクションにも立ち会ってもらいました。僕ら本当に何も学ばず、自己流でレコーディングをして作品をつくってきているので、成田さんの方法論に新しく触れたところもあって。具体的には、ヴォーカルの発声のときに、子音を強く意識して歌うとキレの良い音が残せるとか…。自分たちの範囲でやりたいようにやっているだけだったのが、そこに新しい手法とか、視点とかが入ってきて、それが面白かったですね。共同作業は、相手の人が音楽をどうとらえているかっていう視点に触れる機会とか、意識のチャンネルを増やすチャンスなので、いつも面白いんですけど、今回もいろいろ刺激になりました。

 今作はWataさんのヴォーカルが多いのも印象的でした。

Atsuo:先ほど話に出たアメリカのレーベルから出す2枚のアルバムのうち、『Attention Please』は、全曲Wataのヴォーカルなんです。自分たちの中でWataのヴォーカル曲、Wataっていうキャラクターの世界観を掘り下げていくっていうところからはじまっていて、それがそのまま今回の『New Album』の方にも入ってきた感じです。

 Wataさんのヴォーカルに対する感想は?

Atsuo:すごく大変なんですよ、Wataのヴォーカル録音は。声が小さいですから、ルーム・ノイズの問題であるとか…、一番驚いたのはリップ・ノイズだと思っていたのが“まばたき”の音だったという(笑)。でも、小さい声だからこそ、その中に隠れている表情を追っていく作業がすごく面白くて。Wataはヴォーカリストになろうなんて一度も思ったことがないから歌い方を全然知らないんですけど、だからこそ聴いたことがないものが録れるという側面もあります。Wataの声から生まれてくる曲の雰囲気とか、新しい感覚が自分たちにつかめたり、見えてきたりするのは、作業の中ですごく新鮮だし、可能性が広がっていくのは楽しいですね。次は僕のヴォーカル・アルバムかな。いや、ナシですね(笑)。

 今作はAtsuoさんにとって、どんな作品になりましたか?

Atsuo:普通に聴けば、すごくポップで軽い印象だと思うんですけど、僕の中では、今まで追求してきているヘヴィネス、ヘヴィな音楽の現代でのあり方というか、一番ヘヴィなアルバムができたなと思っています。逆に言うと、普段ノイズ・ミュージックを好んで聴く人にしてみれば、僕らの今作っていうのはすごくノイジィに聴こえるかもしれないし。そういう意味では、本当にいろんな方に聴いていただける幅があると思っています。今までの作品では“親戚のおばさん”的な人に渡す場合、“これ何? プレイヤーが壊れているの?”って言われてもしょうがない感じですから(笑)、今作は普通に音楽に聴こえるものができたと思います(笑)。

 夏にはワールド・ツアーが予定されていますね。

Atsuo:今のところヨーロッパで5週間、秋にアメリカで5、6週間を予定していて、日本でもその合間を縫ってやりたいなと考えているところです。具体的には、これからといった感じですね。

 海外でも多くの公演を行なっていますが、海外のファンの反応はいかがですか?

Atsuo:日本に比べると、アメリカもヨーロッパもアツいですね。特にアメリカはパーティ好きな人種というか、すごく盛り上がります。ライヴ後に女性のお客さんが“胸にサインして!”って服をはだけてくる。こっちも動揺してサインをまちがえてたりして(笑)。

 それは直接肌に書くんですか?

Atsuo:そうですね。以前、アメリカで取材を受けた時に、同じ話をしたことがあるんです。「アメリカだけだ」って。そうしたら女性のインタビュアーの人が何か気まずそうにしていて…。何でだろうと思ったら、その人も同じことをしたことがあったみたいで、それをなぞって、タトゥーを入れている(笑)。

 今まで行ったことのない地域で、行ってみたい場所はありますか?

Atsuo:他のメンバーはわからないんですけど、僕はどこでやりたいっていうのはないですね。現実的にライヴができる場所であれば、どこでも。実際、アジアからオファーをいただくこともあるんですけど、ちょっと特殊な機材を使っているので、なかなか現実的な話になっていかない。それがそろうなら本当にいろんなところに行ってみたいと思っていて。いろんなところに出ていって、また戻ってきたりとか…。日本を出入りして境界線を越えていく中で、“今後、何を成していくか?”っていうのが絞られていく感覚がありますから。国という概念だけでなく、いろんなものの中に入ってみたいし、またそこから出てみたいって思います。世界一わかりにくいバンドだと思うんですけど(笑)、もし気になったら手を伸ばして聴いていただけたらうれしいです。


INTERVIEW:Shinji Takemura


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BORN CRAIN http://www.beatfreak.jp/interview/20313/ http://www.beatfreak.jp/interview/20313/#comments Fri, 26 Nov 2010 08:24:45 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=20313 『ANATOMY』を10月27日にリリース! 美しいピアノの旋律と“今”の彼が感じた言葉で構成された良質のポップ・ミュージックが完成!!]]> 01_BORNCRAIN_610350

ベルギー出身のピアノマン、BORN CRAIN(ボーン・クレイン)が、ニュー・アルバム『ANATOMY』を10月27日にリリース! 美しいピアノの旋律と“今”の彼が感じた言葉で構成された良質のポップ・ミュージックが完成!!


 3年ぶりの来日ですが、改めて日本の感想は?

BORN CRAIN:3年前にも感じたけど、相変わらず素晴らしいね。僕だけじゃなく、マネージャーもバンド・メンバーも、前回来た時に日本がすごく好きになったから、こうしてまた来られたことをすごく喜んでいるよ。それと今回は、僕の彼女も一緒なんだ。僕が悪いことをしないように見張るために(笑)。

 彼女がいないと、何か悪いことをするんですか(笑)?

BORN CRAIN:とんでもない。彼女が一緒じゃなくても、いつも大人しくしているよ(笑)。彼女は日本に来るのがはじめてなんだけど、日本がどれだけ素晴らしいか教えていたから、今回来られたことをすごく喜んでる。東京だけじゃなくて、大阪にも行ったんだけど、いろいろな人との出会いがあって、急遽ライヴをやってきたんだ。大阪は東京とはまた雰囲気がちがっていたし、道頓堀っていう大阪の中心地でライヴをできたのはすごく光栄なことだと思ってる。すごくアットホームな感じでやれて、うれしかったね。

 10月27日に最新アルバム『ANATOMY』がリリースされましたが、このタイトルに込めた意味は?

BORN CRAIN:今作は僕にとって3枚目のアルバムになるんだけど、今まで以上にパーソナルなつくり方だったんだ。ファーストやセカンドは割と自分の殻に閉じこもった感じだったんだけど、今作ではそれを取り払って自分をさらけ出すことを目的のひとつにしていた。そういうこともあって、このタイトルをつけたんだ(編注:ANATOMY=解剖、構造/組織)。中でも、「This Is Me」はタイトルの通り“これが僕だ”っていうのを歌詞で語っているし、「Tell The World」では、このアルバムを制作した数ヵ月間に体験したことをそのまま歌詞にしている。それとメロディに関しては、僕はビリー・ジョエルやジョー・ジャクソンといった70年代のミュージシャンに強く影響を受けているから、彼らみたいにメロディ自体がしっかりとした良い曲っていうのを意識したね。

 今作はセルフ・プロデュースですね。

BORN CRAIN:最初のアルバムの時は、時間にも余裕があったし、はじめてのことばかりだったから、でき上がった曲をそのまま収録した。でも、セカンド・アルバムでは、ファーストを越えなくちゃいけないっていうプレッシャーがあったし、ファーストでのイメージがあったからすごく窮屈だったんだ。結果的には、ちゃんと自分でも納得のいく作品を出せたから満足はしているんだけど、そういういろんなしがらみを感じるなら、自分自身の手でやりたいっていう思いがあって、今回はセルフ・プロデュースにした。自由さを得られる反面、責任も背負わなきゃいけなくなったけど、今回はいろいろと感じることができたので、セルフ・プロデュースは自分にとってもいい経験になったよ。

 そこが、今までの作品との一番のちがい?

BORN CRAIN:そうだね。自宅に手づくりのスタジオがあるんだけど、そこで、僕はアーティストであり、ヴォーカリストであり、エンジニアであり、ミキサーでもあった。曲を一からつくって、レコーディングもミキシングも全部自分ひとりでやったんだ。ジャケットのアートワークに関しても、自分で写真を選んでいて、すべての面において自分のアイデアを発揮できたことは、自分にとってすごくいいことだったよ。

 今作の中で特に思い入れの強い曲はありますか?

BORN CRAIN:「New York Lady」かな。普通の楽曲は4拍子が基本なんだけど、この曲は3拍子にしていて、ワルツのようなテンポにしている。僕の好きなビリー・ジョエルの「Piano Man」もそういうリズムを持っていて、ポップでワルツのようなテンポを持つ曲をつくりたいと思ってチャレンジしたのが「New York Lady」なんだ。何年か前にニューヨークに住んでいて、街にすごく惚れ込んだことがあるから、そういう思いも含めてね。

 ニューヨークのどんなところにひかれたんですか?

BORN CRAIN:基本的に大都会はどこも好きなんだ。自分が育った場所と対照的っていうこともあるんだけど、ニューヨークをはじめとして、マンハッタンやブルックリンは、少し歩いただけでガラリと景色が変わるし、小さいエリアの中にいろんな音楽やカルチャーがひしめいていて、そういうところにすごくひかれたんだ。東京もそういう意味ではすごく魅力的なんだけど、言葉の問題があるから(笑)。それといろんな人種の人間がたくさんいるのも魅力だね。僕は人間ウォッチングが好きなんだ。カフェでお茶を飲みながら人を見るのとか。そうやって人を観察することによって音楽をつくる発想を得ることが多いんだ。

 ボーナス・トラックには末光 篤さん(SUEMITSU & THE SUEMITH)とのコラボ曲「Larger Than Life」が収録されていますが、このコラボはどんな経緯で?

BORN CRAIN:今までのボーナス・トラックには、未収録の曲やヴァージョンちがいの曲を収録していたんだけど、今回はセルフ・プロデュースということもあって、何か新しいことをしたいと考えていたんだ。それで、誰かとコラボをするっていうアイデアが浮かんだ時に、日本のスタッフから「こういうアーティストがいるけど」って教えてもらったのが末光さんだった。彼の曲を聴いてみて、彼自身ピアノマンということもあったからすごく共感して、ぜひ一緒にやってみたいと思ったんだ。ただ、お互いに仕事が忙しかったから、実際のレコーディングまでメールでのやり取りだけで、どんな曲に仕上がるのか想像できなかった。でも、レコーディングする時にベルギーで顔をあわせたら、言葉は通じなくても、音楽っていう共通のものがあったので、お互いをわかりあうことができた。たとえば、「ここはこうした方がいいんじゃない?」っていう、気になるポイントとかお互いに同じだったし。今回のことで、深いところまで理解できたから、次にまたコラボする機会があったら、もっとスムーズに、もっといいものができると思うよ。

 末光さんが作曲された木村カエラ「Butterfly」のカヴァーもしていますね。

BORN CRAIN:この曲を末光さんが作曲したということで聴かせてもらったんだけど、その時に“BORN CRAINヴァージョン”がつくれるんじゃないかと思ったんだ。歌詞は僕が書いたわけじゃないんだけど、メロディに関してはまったくちがう方法でアプローチしていって、自分が想像していた通りの納得いくものに仕上がったと思う。

 末光さんと一緒に仕事をして、同じピアノマンとしてライバル心のようなものは芽生えた?

BORN CRAIN:そういうのは全然ないな。お世辞じゃなく、彼の方がピアノのプレイは素晴らしいし、そもそも僕と彼では音楽性がちがうからね。僕の方がどちらかというとメロディやコーラスを重視しているし、歌う言語もちがう。もちろん同じピアノを弾いていても、テイストがちがうよね。だから、同じピアノマンとして共感はするけど、ライバルみたいな感覚は持ってない。

 リスナーには、今作からどんなことを感じ取ってもらいたいですか?

BORN CRAIN:このアルバムは自分の“今”を表現している。今年、僕は30歳になったんだけど、「Wishlist」や「Tell The World」は、30歳になって感じたことやセルフ・プロデュースをしてはじめて感じたことを書いた曲だから、こういう曲は2度と書かないというか、もう書けないよね。だから、次作がまた同じようなものになるとは限らない。そういう意味で、今作からは“今の僕”を感じ取ってほしいと思う。ファーストやセカンドと聴き比べてみて、僕の成長を感じ取ってもらいたい。特にアーティストとしては、成長しているっていうのを常に自分でも感じることが大事だと思ってるし、ファンのみんなも同じような曲を聴くよりは、僕の進化や変化を求めていると思うので、そういう期待に応えられるアルバムになっていると思うよ。


INTERVIEW:Shinji Takemura


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VOLTA MASTERS http://www.beatfreak.jp/interview/7877/ http://www.beatfreak.jp/interview/7877/#comments Tue, 16 Mar 2010 10:09:26 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=7877 『Lovers』で、ついにメジャーの舞台へ! 彼の音楽ルーツに迫るインタビューを大公開!!]]> 01_VOLTAMASTERS_610350

あらゆるジャンルの音楽からサンプリングし、クラブ・ミュージックへと昇華させるVOLTA MASTERS(ヴォルタ・マスターズ)が、3月10日にリリースされる最新アルバム『Lovers』で、ついにメジャーの舞台へ! 彼の音楽ルーツに迫るインタビューを大公開!!


 音楽活動をスタートさせたきっかけを教えてください。

VOLTA MASTERS:父がギターを弾いていた影響で、自分も子供の頃からギターをやっていたんです。それで、中学の頃にはロック・バンドを組んで、自分で曲をつくっていました。

 ロックというジャンルはお父さんの影響で?

VOLTA MASTERS:いや、父がやっていたのはハワイアンです(笑)。ロックは、その歳頃の男の子が普通に興味を持つところで。ロックと言ってもブルースやロカビリーをやっていて、その流れでどんどんブラック・ミュージックに傾倒していったんです。18歳くらいから横浜のクラブで働いていたんですが、そこもクラブというよりは、黒人の人がブルースやジャズ演奏するようなライヴハウス的なところで。そのバンドのつなぎ目にDJがあって、そこでDJをやるようになりました。

 ギターをターンテーブルに持ち替えた理由は?

VOLTA MASTERS:単純に楽しかったからですね。音楽をつくるのと、DJをやるのはまったく別の次元で、やってみたらとにかく楽しくて仕方がなかった。それで、どんどんのめり込んでいって。ただ、自分の頃にはターンテーブルが自宅にあるような時代ではなくて、ライヴハウスとかクラブみたいなところに行かないと練習もできなかったんです。

 そういった活動を仕事にしようと思ったのは?

VOLTA MASTERS:’96年に自分のレコードショップをオープンしたんですけど、店の仕事の一環として、自分がつくった曲やDJでかけているレコードをリリースするようになって。だから、特に何かきっかけがあったわけではなく、自然な流れでしたね。

 ヴィジュアルの露出を控えたり、“VOLTA MASTERS”というプロジェクト名を使用していますが、これにはどんな理由が?

VOLTA MASTERS:15年前くらいって、手がけているのが日本人というだけで、リスナーは最初からフィルターにかけちゃうような時代だったんで、どんな人間がやっているのか、わからなくするために“VOLTA MASTERS”というプロジェクト名をつけたんです。“VOLTA”ってポルトガル語で“革命”という意味なんですが、うちのレーベルがレヴォリューション・レコーディングっていう名前なんですよ。で、そこの“MASTER”という意味で“VOLTA MASTERS”と。“REVOLUTION”じゃなくて“VOLTA”にしたのは、単純にブラジルの音楽も好き(※ブラジルの公用語はポルトガル語)っていうところからです(笑)。

 インディーズからメジャーへとフィールドが変わりますが、ご自身に変化は?

VOLTA MASTERS:やる内容は今までと一切変わらないんですけど、多くの人やチームの力によって、さらにいいものをつくれるようになったというのは新しい発見でしたね。それとメジャーになることで、より多くの人に聴いてもらえるのが楽しみであり、すごくうれしいです。

 今作を制作する上でのテーマは?

VOLTA MASTERS:最初に出した『Change』というR&Bのアルバムがあるんですが、それの続編というか、歌モノに比重をおいた内容でつくりました。タイトルの“Lovers”というのは、R&Bの甘い感じのアルバムだし、恋人たちに聴いてもらいたいという思いからつけました。

 歌モノの比重を多くしようと思ったのはなぜ?

VOLTA MASTERS:今作の前の作品が、ヒップホップを中心にしたものだったので、それとはまたちがう方向性でいきたいなというところからです。

 大ネタを使ったサンプリング曲もVOLTA MASTERSの魅力のひとつですが、原曲の選び方はどのように?

VOLTA MASTERS:本当に自分が好きなものをっていうところですね。自分は70年代や80年代のソウル、ファンク、ジャズが好きで。クインシー・ジョーンズがプロデュースした作品や、90年代でいうとベイビーフェイスがプロデュースした作品から影響を受けている部分があるんです。クインシーがプロデュースしたマイケルの「ROCK WITH YOU」をサンプリングしているのもそういうところからで、トラックとしては10年前くらいに、すでにつくっていた曲です。

 誰もが知っている曲というのは、あまり意識していないんですか?

VOLTA MASTERS:そういうのはないですね。以前にやった「戦場のメリークリスマス」や「いのちの名前」も自分が好きだからやったっていうだけで。

 言葉は悪いんですけど、趣味の延長線上みたいな感覚というか。

VOLTA MASTERS:まさにそうですね(笑)。『Volta Masters At Work』は、最初アナログでしかリリースしていなかったし。自分がつくって自分でDJとして回せるようにつくったものなんですよ。

 以前にはドラクエからサンプリングしたり、今作にはスーパーマリオをサンプリングした「Hero」が収録されていますが、ゲームも好きなんですか?

VOLTA MASTERS:好きですね。ただ、最近は忙しくて全然できないんで、元ネタがちょっと古いんですけど(笑)。

 サンプリング楽曲とオリジナル楽曲を制作する上では、どんなちがいがありますか?

VOLTA MASTERS:当たり前の話なんですけど、サンプリングは原曲のイメージが強いので、それを崩さず、リミックス的感覚でつくっています。オリジナルは、今まで影響を受けたアーティストやプロデューサーの色が濃く出ていると思いますね。

 歌モノとインスト曲では、どんなちがいが?

VOLTA MASTERS:歌モノは歌に助けられる部分があるので、インストの方がアプローチの仕方としては難しいですね。たとえば、スーパーマリオをサンプリングした「Hero」も、ただやるだけではなく、どうアプローチするかを考えて、“Lovers”というタイトルに合う、メロウなミックスを意識してやりましたし。メロディは一緒なんだけど、原曲とは雰囲気を全然変えてみて、クラブでかけても面白いものをっていう感じで。

 歌モノにするか、インストにするかは最初の段階から決めて制作するんですか?

VOLTA MASTERS:最初に一応、どちらにするか見据えてつくるんですが、自分としてはインストのつもりでつくったけど、歌をのせてみたら良くなったとか、逆に歌をのせようと思っていたけど、そのままでもいいかなって思ったり。だから、最終的に歌モノにするか、インストにするかは、でき上がってから考えることの方が多いですね。

 今作もフィーチャリング・アーティストの方がたくさん参加されていますね。

VOLTA MASTERS:Monday満ちるさんは昔から好きだった方で、ぜひ一緒にやりたいなと思っていて。「Justin’ Love」は以前のアルバムに入っていた曲をさらに進化させたヴァージョンなんです。1773はいつも一緒にやっていて、気心が知れているので、何曲か渡して“やりたいのがあればどう?”みたいな感じで、向こうが気に入ったのをやっていった感じですね。

 ご自身で歌うっていう考えはないんですか?

VOLTA MASTERS:それはないですね。歌はうまいんですけど(笑)。自分は集中してトラックをつくって、歌はその道のプロに任せる。基本的に裏方気質なんで、どうすればそのアーティストの歌が一番良く聴こえるかってことを考えるプロデューサー業の方が楽しいんですよね。

 黒石芽生さんフィーチャーした「Graceful Star」は、全編日本語詞で、新しいですよね。

VOLTA MASTERS:これは今までにやったことがない、はじめての試みなんです。今回、メジャーということで、聴いていただける方の幅が広がるので、今まで以上に伝わりやすいものを試してみようと思って。今作の中に混ぜているのは、挑戦的な意味合いが強いですね。VOLTA MASTERSの解釈での“Lovers”を形にしたアルバムなので、ぜひみなさん聴いてください。


INTERVIEW:Shinji Takemura


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BoA http://www.beatfreak.jp/interview/1287/ http://www.beatfreak.jp/interview/1287/#comments Tue, 29 Dec 2009 00:18:23 +0000 admin http://beatfreak.sakura.ne.jp/?p=1287 「まもりたい〜White Wishes〜」。これまでも数々の冬ソングを歌ってきた彼女だが、その作品群に新たな切なソングが加わった。]]>


12月9日にリリースされたBoAのニュー・シングル「まもりたい〜White Wishes〜」。これまでも数々の冬ソングを歌ってきた彼女だが、その作品群に新たな切なソングが加わった。


BoAさんの“冬うた”といえば、「メリクリ」や「Winter Love」が代表的ですが、新曲「まもりたい〜White Wishes〜」は、それとはひと味ちがうナンバーになりましたね。最初に楽曲を聴いたときはどんな印象を持ちました?

BoA:温かさと壮大さを感じました。あと、メジャー・コードからいきなりマイナーになるサビが大好きですね(笑)。このサビはどの曲に使われていてもイケるんじゃないかっていうくらい強いフックで、メロディもキャッチーだし、歌詞もわかりやすいし、印象に残りやすい曲だと思います。

ミディアム・テンポだけど、リズムはハネてるし、楽曲に躍動感がありますよね。歌も最後のサビはかなりエモーショナルだし。

BoA:今回はバックトラックにメリハリがあって、それに歌が引っ張られたところはありますね。で、気持ちが盛り上がると自然とそういう歌になってくるっていう。

この曲はゲームソフト『Tales Of Graces』のテーマソングにもなっていますよね。

BoA:ゲームは騎士たちが自分たちの国を守るお話で、中でも主人公の気持ちを描いた曲なんです。ただ、たとえば遠距離恋愛とか、そういう切ない恋愛の歌にも聴こえると思うんですね。あと、私は人生をテーマにした歌詞にも捉えられるかなと思ったんです。

なるほど、人生ね。

BoA:人生って“これで終わりだ”と思っても、逆にそこがはじまりだったりすることはあると思うんです。で、自分の人生の主人公は自分なんだから、一生懸命、自分を守ったり、自分の周りを守ったり、嫌なことに立ち向かっていくのは生きていく上で当然のことだと思うし、ゲームの主人公みたいに人それぞれ守らなきゃならない、自分なりの場所とかスペースってあると思うんですよ。そういう風に考えると、みんなに当てはまる歌詞だと思うんです。

2曲目「THE END そして and…」はBoAさんの作詞作曲ですね。

BoA:とにかく切ないR&Bがつくりたかったんです。で、サビのメロディは頭の中にできていたんで、トラックはそれに合うようにプロデューサーのGakushiさんとやりとりしながらつくっていって。歌詞もラフに書いたものは先にあったから、彼がトラックを練っている間にメロを思いついたら「歌いまーす」みたいな感じで録っていったんです。

曲づくりでこだわったところは?

BoA:自分の声のEQポイント(音質や音色を調整する装置、及びそのレベル)にこだわりました。いつも私の声ってローが強いからハイを上げるんですね。この曲もハイを上げてて、最初は、世の中に知られてるBoAの声になってたんです。だけど、重みのあるビートだし、私は何にもEQがかかってないデモの時の声が好きだったんですよ。だから、そのイメージに持って行くのにトラックダウンをもう1回やり直したんです。

この曲は思い切りR&B系に持って行きたかったので、声質も音に合わせて、低音の部分を出しました。
あと、歌に強弱のメリハリがすごく付いているし、素に近い歌い方というか、BoAさんが持ってるソウル節みたいなものがダイレクトに出てるんじゃないかって思ったんです。

BoA:それは出てると思います。自分がつくった曲なんで気持ちの入り方はいつも以上でしたから。レコーディングする時も歌を歌うというより、人にしゃべる感覚で歌ったんですよ。

歌詞はどんな思いで書いたんですか?

BoA:失恋の歌詞も書いてみたいなと思っていて。別れも認めてるし、フラれたこともわかってるし、「愛してる」なんてセリフにだまされて悔しいと思いながらも自分が次に新しい恋をすることもわかってる。ただ、“でも、今は、君に会えないことが辛いんだよ”っていう。そういう気持ちを書きたかったんです。

BoAさん自身は、失恋するとこういう気持ちになるタイプ? 

BoA:経験がないと書けない歌詞だとは思うんですけど、限られた何かのエピソードがテーマになってはいないですね。こういう風にガーッと落ちる感じの失恋の仕方はないです(笑)。

最後に、今、アルバムを制作中だそうですが、どんなものになりそうですか?

BoA:今までとはカラーがちがう、面白いアルバムになると思います。自分で作詞や作曲した曲がこれまでで一番多いし、もっとBoAのことを知ってもらうことができるアルバムになると思いますね。楽しみにしていてください!

INTERVIEW:Takashi Inomata(Do The Monkey)

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