beat freak|エイベックスの無料音楽情報「ビートフリーク」 » れ http://www.beatfreak.jp beat freak|エイベックスの無料音楽情報「ビートフリーク」 Fri, 15 Jul 2011 08:00:47 +0000 http://wordpress.org/?v=2.8.6 ja hourly 1 Lay http://www.beatfreak.jp/interview/23506/ http://www.beatfreak.jp/interview/23506/#comments Wed, 15 Jun 2011 10:36:47 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=23506 「Smiling!」では、またちがった魅力を感じさせてくれる!]]> 01_Lay_610350

昨年6月にリリースしたデビュー・シングル「この愛であるように」で、癒しを与える優しく包み込むような歌声を聴かせてくれたLay(レイ)。5月4日にリリースされたセカンド・シングル「Smiling!」では、またちがった魅力を感じさせてくれる!


 今作はタイトル通り、聴いていると思わず笑みがこぼれてしまうような明るいポップな楽曲ですが、最初に聴いた時はどんな印象を受けましたか?

Lay:すごく元気な曲だなと。メロディを聴いただけでも、心がウキウキする、明るくなれる曲だなと思いました。歌詞は私が書かせていただいたんですが、聴いてくださる人たちが元気になれるような内容にしたいなと思いました。

 今作はアニメ『たまごっち!』のエンディング・テーマ曲ですね。

Lay:前作(「この愛であるように」)は映画の主題歌だったんですけど、今作はアニメのエンディング・テーマということで、アニメの世界観も同時に伝えられるような、家族みんなで聴ける曲というのも心がけて歌詞を書きました。私自身、小さい頃に“たまごっち”で遊んでいたので、アニメのエンディング・テーマのお話をいただいた時は、とてもうれしかったです。

 “たまごっち”には、どんな思い出が?

Lay:私が小さい頃に流行った時は、ほしくても“たまごっち”が手に入らない状態で、親と一緒にいろんなところを探しまわったのを覚えています。手に入った時はすごくうれしくて、夢中になって遊びました。そういう懐かしさもありつつ、今のアニメを見せていただいて感じたことは、登場するキャラクターたちが常に笑顔なんですよ。それがとてもキラキラしていて素敵で。つらいことがあってもみんなで一緒に乗り越えて、最後にはまたみんなが笑顔になる…そういう素敵な世界感を歌にもつなげたいと思って、“Smiling”をテーマに書きました。

 この楽曲は、Layさんの弾けるような歌い方も印象的ですが、歌う上で特に意識したのはどんなところですか?

Lay:すごく弾けた元気な曲なので、“歌声だけで笑顔が伝わるよう”というのを意識しています。先日もライヴで歌わせていただいたんですが、自分でも気付かないうちに自然と笑顔になって歌っていました(笑)。

 DVDに収録されているミュージック・ビデオは、光あふれるきれいな映像ですが、見どころは?

Lay:空がまるで笑顔になっているように澄んでいるのと、私の笑顔がリンクした、すごく元気でさわやかなミュージック・ビデオになっているので、観てくださる方にも笑顔が伝わってくれたらうれしいです。前回の「この愛であるように」のミュージック・ビデオでは、ドレスを着ていたんですが、今回はカジュアルな格好をしていて、素の自分を出せているかなと思います。それと、とても風景がきれいなところで撮影させていただいたので、その風景も見どころですね。

 撮影はどこで?

Lay:和歌山県の南紀白浜です。はじめて訪れたんですけど、砂浜は真っ白で、海は真っ青で、日本にこんなきれいな海があるのかとビックリしました。

 カップリングの「お気に入りの靴」は、河村隆一さんがプロデュースをされていますが、河村さんとはどんなご縁で?

Lay:以前に、河村さんの楽曲にコーラスで参加させていただいていて、それがきっかけで今回プロデュースしていただくことになったんです。信じられない気持ちと同時に、すごく光栄なことだなって感じました。スタジオには河村さんも一緒に入ってくださったんですが、音楽に対する姿勢やひとつひとつの声の出し方など、生で体感させていただいて、素晴らしい経験になりました。

 作詞のクレジットでは共作になっていますが、作業はどのように進めたんですか?

Lay:最初に私が書かせていただいて、それを河村さんがさらに広げてくださった感じです。この楽曲は“恋をした瞬間”がテーマになっていて、メロディを聴くと“キュン”とするような感情が胸の奥に生まれるんですけど、私の中からは出てこない言葉を河村さんからいただくたびに、河村さんの感性に刺激されて、“恋をした瞬間”の気持ちが上手く表せたかなと思います。

 DVD付き形態(RZCD-46798/B)に収録されているもうひとつのカップリング「Flower」は、Layさんらしいバラードですが、この楽曲はどんなところから?

Lay:楽曲を「Smiling」と同じ日比野さんにつくっていただいたんです。もともとは身近な人に向けて歌詞を書こうと思っていたんです。自分の周りで夢に向かって一生懸命頑張っている子たちに向けた応援ソングにしたいなという気持ちが生まれてきて、すべての聴いてくださる方に向けたメッセージ・ソングになりました。

 「Flower」というタイトルですが、具体的にイメージした花はありますか?

Lay:バラですね。それも赤いバラ。前作に収録させていただいた「RED」という曲にも“真っ赤なバラ”というフレーズを使っているんですけど、私にとってバラは特別な存在で。情熱を感じさせる、あの真っ赤な色にすごく魅力を感じるんです。

 相手を信じて待つ包容力のある女性像が歌われていますが、Layさん自身もこういうタイプ?

Lay:そうですね。私もどちらかと言うと、相手を信じて待つタイプなので、この歌詞は、自分のことをかなり投影していると思います。

 でも、“ただ相手を待つだけ”っていうのはつらくないですか?

Lay:確かにつらいこともありますけど、自分だけじゃなく、相手のことも信じるっていうのはすごく大切なことで、夢も未来も信じることが大切というのを伝えたかったんです。私もずっと夢を信じてやってきて、歌を歌うお仕事を今やらせていただいているので、聴いてくださるみなさんにも“信じていれば大丈夫!”というのをこの曲から受け取ってもらえたらなと思います。

 今作のシングルには、どんな思いを込めていますか?

Lay:3月に震災があって、たくさんの方が悲しい思いをしたり、つらい経験をしたと思うんですけど、少しでもその支えになれたらと思っていて。私ができることは、音楽を通してみなさんに勇気や元気を与えることだと思っているので、このシングルを聴いていただいて、みなさんのパワーにしていただけたらうれしいです。

 5月にタイで行なわれたサッカーのチャリティー・マッチ(中田英寿氏が企画した『TAKE ACTION in THAILAND』)で歌唱された時も、同じ気持ちだった?

Lay:そうですね。日本で震災があった直後に、タイの方たちがYouTubeなどを通じて、“頑張れ! 日本!!”というメッセージを送ってくださっていて、それを見てとても感動したので、そのお礼の気持ちと愛を伝えられたらと思って、歌わせていただきました。このチャリティー・マッチは、日本では3月に震災が、タイでは4月に南部で大洪水があって、それに負けずにお互い頑張ろうという意味合いを込めて行なわれたんですが、そういう場で、日本の代表として歌わせていただいて、とても光栄でした。

 外国で歌ってみて、どんな気持ちが生まれてきましたか?

Lay:日本とはちがう文化や人の心に触れて、どんどん世界に広めていきたいなと。もっと多くの人たちに語りかかられるような楽曲をこれからもつくっていけたらなと思いました。今はまだ大変時期が続いていて、生活の中でどうしようって悩んだり、嫌だなと感じることがあると思うんですけど、自分を信じて、未来を信じて、一生懸命に今を過ごしていきましょう。


INTERVIEW:Shinji Takemura


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「Smiling!」
Lay
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Lay
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Layla Lane http://www.beatfreak.jp/interview/20273/ http://www.beatfreak.jp/interview/20273/#comments Thu, 18 Nov 2010 08:25:20 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=20273 「Happy Lane」(コカ・コーラCMソング)に続き、11月24日には早くもファースト・ミニ・アルバム『Happy Lane』のリリースが決定!!]]> 01_LaylaLane_610350
L to R:VALERIE, HEDAY

日本人のHEDAY(ヒデ)とアメリカ人のVALERIE(ヴァレリー)によるユニットLayla Lane(レイラ・レーン)。10月13日にリリースされたデビュー・シングル「Happy Lane」(コカ・コーラCMソング)に続き、11月24日には早くもファースト・ミニ・アルバム『Happy Lane』のリリースが決定!!


 HEDAYさんはビートルズに憧れて中学時代からバンド活動をはじめたそうですが、楽器をはじめたのはいつごろ?

HEDAY:物心がついた頃からピアノをやっていました。7歳くらいまでですけど。当時、兄と姉が2人ともピアノを弾いていて、小さい子って兄弟がやっていることをマネしたがるじゃないですか。それで僕も“ピアノをやりたい!”って言って駄々をこねたらしいです。本人は覚えてないんですけど(笑)。そこから楽器はやっていなかったんですが、ビートルズと出会って、中学からギターをはじめたんです。

 VALERIEさんは大学でクラシック・ピアノを専攻していたそうですが、やはり小さい頃から??

VALERIE:ええ。兄の友達がピアノを弾いているのを見て、“あれは何?”っていうくらい衝撃を受けて。それで興味を持って習いはじめたの。

HEDAY:ピアノをはじめた時期で言えば僕の方が先だったから、ずっと続けていればVALERIEより上手くなっていたかも。

VALERIE:“もしかしたら”ね(笑)。

 2人ともビートルズ・ファンとのことですが、ビートルズを聴きはじめたきっかけは?

HEDAY:僕は小学生の頃からサザン・オールスターズのファンだったんですけど、桑田さんの著書でビートルズやジョン(・レノン)が絶賛されているのを読んで、聴いてみようと思ったんです。そうしたら、ものすごく衝撃を受けて。“こんなエネルギッシュな曲があるのか!”と。それに彼らのハーモニーってすごくきれいじゃないですか。ジョンとポール(・マッカートニー)の2人の声がちゃんと聴こえてくるんだけど、どちらが主旋律なのかわからない。それくらい美しいハーモニーに、すごくひかれました。

VALERIE:私は両親がビートルズ好きで、毎週日曜日の朝はビートルズを聴きながらご飯を食べていたの。それと『イエローサブマリン』っていう映画(ビートルズの同名楽曲をモチーフにしたアニメ映画)が大好きで。5歳の時点で、その曲が一番好きだったわ。

 HEDAYさんはその後、ビートルズの中にクラシックの要素を見いだして、クラシックを学ぶために留学されたそうですが、留学先にアメリカを選んだのはなぜ?

HEDAY:中学からずっとロック少年で、ビートルズ一辺倒だったんです。それでとにかくロックをやりたくて、ロックで成功したくて、アメリカに渡ったんです。だから、クラシックを学ぶためにアメリカに留学したわけじゃなくて、ロックを追求するためにアメリカに渡って、そのオプションとしてクラシックを学べる環境があったからクラシック・ギターを学んだ感じですね。当時、“自分のロックを高めるためには、どうしたらいいか?”って考えた時に、ビートルズはジョージ・マーティンの影響を受けていて、そのジョージ・マーティンはクラシックを学んでいたので、それなら“自分もクラシックを勉強したら、いいロックができるんじゃないか?”って思ったのが、クラシックを勉強することに決めたきっかけでした。

 クラシックを学んだことで、特にどんな面でプラスになりましたか?

HEDAY:作曲とアレンジの部分で、すごく参考になっています。演奏技術とかの他に、クラシックの歴史も必須で勉強しなくちゃいけなかったんですけど、“この頃はこういう時代背景で、こういうことを表現するために作曲家はこういう技法を使った”という教え方で、すごく納得できたんです。それで“ああいう時にはあんな表現ができたんだから、自分がこう表現したい時はこういう表現ができるな”っていうのが感覚的につかめて、それが今の作曲にすごく活きています。

 VALERIEさんはクラシックをずっと学んできて、こうしてHEDAYさんとバンドを結成したわけですが、最初の頃とまどいはなかったんですか?

VALERIE:それまでずっとクラシックだけで、ポップやロックを弾くのは、HEDAYと出会ってからがはじめてだったんだけど、自然にできたわ。それまでに学んできたことが、ポップやロックの道へと自然にリンクしていたので、特別なことは何もなかった。

 HEDAYさんのプロフィールを拝見して、コンビを組んだVALERIEさんをはじめ、さまざまな出会いに恵まれているなと感じたんですが、ご自身ではそのあたりをどう感じていますか?

HEDAY:確かに周りからも「HEDAYはヒキが強い」って言われるんですけど、みんなそういう運は同じように持っていると思うんですよ。ただ、ヘラヘラしているだけでは、来るものも寄ってこない。たとえば、自分にチャンスが巡ってきた時に、それに対する準備がキチンとできていないと、当然チャンスをものにすることはできないし、チャンスすら巡ってこないと思うんです。そのために自分は常日頃から自分を最高の状態に高める努力をしていたし、実際にチャンスが巡ってきた時に、その甲斐があってチャンスをものにできた。チャンスは誰にでもあるから、そのために努力を怠っちゃいけないし、そういう努力が引き寄せる力っていうのを信じてほしいなと思います。

 “ビートルズが好き”、“クラシックを本格的に学んだ”という共通点を持つ2人ですが、それ以外に共通点はありますか?

VALERIE:何もないわ(笑)。性格が真逆なの。HEDAYは何か目標を持つと、それに向かってまっすぐ進んで周りのことが目に入らなくなるタイプだけど、私はいろんなことをバランスよく進めていくタイプだし。

HEDAY:僕は日本のスポ根マンガ系なんです。『空手バカ一代』とか『巨人の星』とか(笑)。そういうことを経験してこそ、自分の中の人間性が深みを増すと思うし。

VALERIE:それとHEDAYは自分の考えに否定的な意見をぶつけられると、“それはちがう!”って証明するようなアクションを起こすわね。私は何を言われても別に気にしないんだけど。

HEDAY:自分が“こう!”って思ったら、何があっても証明しないと気が済まないんですよ。人からは確実に嫌われるんですけど(笑)。

 ディベートするのが好きなんですか?

HEDAY:疲れるから好きじゃないんですけど…性格的な問題ですね(笑)。

VALERIE:それがあなたの問題よね(笑)。

 ちなみに2人で言い争いをすることは、よくあるんですか?

HEDAY:やっぱりアメリカと日本じゃ、すごくちがいがあって、日本人の友達に「これってこうだよね」って同意を求めるとうなずいてくれるんだけど、アメリカ人に言うと「は?」っていう感じで。

VALERIE:それぞれバックグラウンドが全然ちがうから、もちろんぶつかってしまうことはあるわ。それに、HEDAYはよく「アメリカ人は○○だ」って言うけど、アメリカ人をひとくくりにされても困るし(笑)。

HEDAY:たとえば、ギターの練習をやりすぎて腱鞘炎になってしまった場合、その痛みをこらえても弾くっていうところに日本人は美意識を感じるじゃないですか。でも、アメリカ人は「腱鞘炎になるまで放置したお前がバカだ」ってなるんですよ。僕からしたら腱鞘炎は“勲章”くらいの価値があって、それを乗り越えてこそ、本当の人間的な強さが出ると思うのに。そういうところに文化のちがいというか、気質のちがいっていうのを感じてしまいますね。

 10月13日にリリースされたシングル「Happy Lane」でデビューしましたが、実感はありますか?

HEDAY:“わぁ、デビューだ!”ってもっと舞い上がるかと思ってたんですけど、いきなりデビューが決まったわけじゃなく、過去があって、その延長線上、小さな積み重ねの結果のひとつが“デビュー”だったし、ここはあくまでも通過点なので、思っていたよりも冷静でいられましたね。

VALERIE:シングルが出ることは、今までやりとりしていた過程でわかってはいたんだけど、実際にお店でCDが並んでいるのを見た時はすごく衝撃を受けて。以前にも自主制作でEPをつくったことがあって、自分たちで全部やったけど、今回はすごく大きなスケールで、しかもアメリカじゃなく日本で売られるっていうことにすごく興奮してる。

HEDAY:今こうやってインタビューを受けているのもすごく新鮮というか。今まで悶々と抱えて、思っていることがあっても、身内に愚痴のようにぶつけていたけど、今はみんなに発信できることが、すごくうれしいです。

VALERIE:今まではファンといっても身内か、それに近い人たちばかりだったしね(笑)。私たちは何も変わっていないけど、周りがちがった反応をみせてくれることにすごく感謝しているの。

 この「Happy Lane」は、コカ・コーラのCMソングにもなっていますが、そのためにつくった曲なんですか?

HEDAY:そうです。もともと♪Sunday Monday Tuesday〜♪っていうのは、アメリカの童謡みたいなもので、それをティーン向けに、フレッシュに、コカ・コーラ的にアレンジしてほしいっていう依頼を受けて取り組ませていただいて、全部で26ヴァージョンくらいつくったのかな。その中から、今回のパンクっぽいヴァージョンのが選ばれてCM用の短いやつができ上がったんです。それが好評をいただいて、これをモチーフに1曲つくってシングルを出そうって話につながったんです。

VALERIE:高校の時によく聴いていたポップス的な要素がすごくたくさんあって、その頃のことを思い出してすごく興奮したわ。つくっていくのも、アレンジしていくのもすごく楽しめたし、♪Sunday Monday Tuesday〜♪っていう15秒くらいの音楽を1曲に広げていくのはチャレンジだったわ。

 そういう一部から曲をつくるやり方というのは、はじめての経験?

HEDAY:クラシックもひとつの音楽要素をモチーフに、発展させていく書き方なんで、いつも通りという感じでした。“Happy Lane”って“幸せの道”っていう意味ですけど、その“幸せ”っていうのが“お金が入って幸せ”とか、“好きな子とキスができて幸せ”とか、そういうことじゃなくて、さっき話したように“自分を高めていくのが一番の幸せなんだ”っていうメッセージを込めています。

 11月24日にはミニ・アルバムがリリースされるんですが、「Happy Lane」から想像していたのとはかなりちがっていたので驚きました。

HEDAY:どちらかと言うと「Happy Lane」の方が、僕らとしては珍しい楽曲で。僕たちが今までやってきた音楽は、このミニ・アルバムに入っている「Happy Lane」以外の曲みたいな感じで。アルバム用にとっておいてある、もっとマニアックな曲もたくさんあります。

 収録曲の選曲はどのような感じで?

HEDAY:僕らロサンゼルスに住んでいるんで、日本でどんな音楽が今、流行っているかうといんですけど、そんな中でも日本の人たちに楽しんでもらえるだろうと思った曲をピックアップしています。ビートルズが好きって言ったんですけど、ビートルズの時代って、アーティストがリスナーを音楽で引っ張っているところがあったと思うんですよ。「俺たちがいいと思うのはこれだ! これにお前らがついて来い!」みたいな感じで。だから、このミニ・アルバムに入っている曲は、リスナーのみんなに“僕らはこういう音楽をやっているんだ”っていうのを投げかけています。これを入り口にして僕らに興味を持ってもらえたらと思います。

VALERIE:Layla Lane自体がバンドとして、どんな文化でも、どんな音楽でも、いろいろチャレンジしていこうと思っているので、リスナーの人にもそういった気持ちで聴いてほしい。1曲でもいいから、ひとりでも多くの人に引っかかってくれたら、うれしいわね。

 ヴォーカルは「Happy Lane」や「Kage」のように2人がバランスよく絡み合ったり、「No More」や「Taiyo」のようにそれぞれがメインになったりとレパートリーが広いんですが、歌い分けはどのように?

HEDAY:これもビートルズにならっているんですけど、最初の方で話したように、ビートルズの魅力のひとつは、ジョンとポールっていう2人のヴォーカルがいることだと思うんです。どちらがメイン・ヴォーカルというわけではなく、2人ともメインみたいな。それをLayla Laneで実現させたくて。「Kage」ではまさに2つのメロディが重なって聴こえるんですけど、どちらが主旋律というわけではなく、2人ともが主旋律というところを目指しています。

 「No More」は落合賢さんを監督に迎えてPVを撮影されていますが、すごくユニークな内容ですよね。

VALERIE:全部、逆巻きで撮影しているから、すごく大変だったわ。プールに落ちるシーンがあるんだけど、何回も撮り直してプールに落ちたし、そのたびに髪を乾かすのが大変だった(笑)。1日で撮影したんだけど、すごく長い1日だったわ。

HEDAY:僕なんか楽でしたよ。やれって言われたことをやっていただけですから(笑)。ただ、撮っている間は、どんな風になるのかわからなかったですけど。

VALERIE:ホント、ひとつひとつのシーンがどういう風につながるのか想像がつかなかったけど、映像を見て、すごくいいPVに仕上がっていたから感動したの。ヒールを履いて、階段を後ろ向きに登るシーンは恐かったけど、今はそこが一番のお気に入りね。

HEDAY:俳優の友達がこのPVを見て、「このビデオはすごい。でも、一番最悪なパートはお前の演技だ」って言われました。「ちょっとしか出てこないのに最悪だ」って(笑)。

 Layla Laneの音楽を通して、どんなことを伝えていきたいですか?

HEDAY:日本の人たちにもっと頑張って、世界と対等にやっていく勇気を持ってもらいたいと思うし、実際にやれば肩を並べられると思うので、そういうのを伝えていけるバンドになりたいです。そういう意味でも、僕ら日本人とアメリカ人で組んでいるわけだし。今回、幸運にもこうやってデビューさせてもらったのは、きっと僕らが体験してきたことを世間に広めていけっていうサインだと思うんです。だから、僕らの経験をみんなに還元して、みんなが頑張れるインスピレーションを与えていきたいと思います。

VALERIE:何かを起こしたいのであれば、ただそこに立っているだけじゃ叶わないんだってことを伝えたい。私たちがこうやってデビューできたことは、すごくラッキーなことなんだけど、ラッキーだけじゃなくて、今までいろいろと計画を練ったりして、本当に地道に努力をしてきたからであって。自分の殻に閉じこもっていないで、その殻を破って、自分からアクションを起こしてみて!


INTERVIEW & TEXT:Shinji Takemura


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10.13 On Sale
「Happy Lane」
Layla Lane
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¥500(tax in)

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●MINI ALBUM
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『Happy Lane』
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¥1,575(tax in)

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Leyona http://www.beatfreak.jp/interview/8560/ http://www.beatfreak.jp/interview/8560/#comments Fri, 02 Apr 2010 09:28:57 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=8560 『PATCHWORK』をリリース! さらに昨年、彼女の10周年を記念して行なわれたイベントを収録したDVD『Leyona 10th Anniversary Event MUSIC IS MAGIC』も同時リリース!!]]> 01_Leyona_610350

3月17日、Leyonaが通算8枚目となるオリジナル・フル・アルバム『PATCHWORK』をリリース! さらに昨年、彼女の10周年を記念して行なわれたイベントを収録したDVD『Leyona 10th Anniversary Event MUSIC IS MAGIC』も同時リリース!!


 昨年の“10周年イヤー”を振り返ってみての感想は?

Leyona:新しい出会いや別れもあって、本当にあっという間の1年でしたね。無事に10周年を迎えることができて、ファンのみなさんをはじめ、スタッフや仲間、家族に改めて感謝する年でもありました。

 その10周年を記念したイベントのDVDがリリースされましたが、Leyonaさんにとっては初の映像作品ですね。

Leyona:あんなにもたくさんの素晴らしいミュージシャンの方が、お祝いに駆けつけてくださって、本当に幸せな気持ちになりました。あんな豪華な“パーティ”は、思い出だけでとっておくのはもったいないなと思って。特に最後の「Monkey Man」でのみなさんのラインナップは、笑いもありつつ、感動ものでしたね。頭から最後まで3時間半のライヴだったんですが、ぜひみなさんにも、時間のある時に一気に堪能していただいて、雰囲気を味わってもらえればと思います。

 約2年半ぶりのオリジナル・フル・アルバムも同時にリリースされましたが、今作のテーマは?

Leyona:特にテーマは設けずにつくったんですが、結果的に“パッチワーク”のような作品になりましたね。それぞれがひとつの完成された作品なんですけど、それらが合わさってひとつになった時にでき上がる世界。手づくりでつくられるパッチワークのように、人との絆の大切さを改めて考えたくて、“PATCHWORK”というタイトルをつけたんです。

 「風にのせて」は、シンプルで静かなメロディ・ラインから、サビで一気に展開するサウンドが印象的ですね。

Leyona:デビューの頃から制作にたずさわってくださっている藤本(和則)さんに作曲していただいているんですが、“さすが!”といった感じですよね。“藤本節”炸裂です(笑)。

 「GET DOWN」は、バンド・サウンドの魅力にあふれた作品ですが、マツキタイジロウさんはどのような経緯で?

Leyona:マツキくんとは、私がScoobie Do(スクービー・ドゥー)の作品に参加させていただいたりして、昔からのお友達なんです。この曲は、マツキくんから曲をいただいて聴かせてもらった時に、アレンジのイメージが私の中で広がって。それにピッタリのサウンド・プロデューサーとしてアイゴン(會田茂一)が真っ先に浮かんで、お願いしたんですが、イメージ通りの作品に仕上げていただきました。

 松本隆さんを作詞に迎えられた「パッチワーク」は、80年代の雰囲気をまとった、どこか懐かしさを感じさせますね。

Leyona:メロディと詞の絶妙なバランスが、とても気に入っています。なんて、ちょっと偉そうなんですが(笑)。でも、この作品で、改めて松本さんのすごさというのを目の当たりにしましたね。先ほどのテーマというところでもお話させていただいたんですが、“人との絆の大切さを改めて考えたくなった”きっかけとして、この曲が大きなヒントになっているんです。

 『2010 PUMA AFRICA CELEBRATION』キャンペーンのテーマ・ソング「MAMA AFRICA」は、FUNKIST(ファンキスト)さん、Latyr Sy(ラティール・シー)さんとコラボされていますが、制作はどのように?

Leyona:バンドマンはとりあえずセッション! これに限ります。FUNKISTは、“初心忘るべからず”が座右の銘である私でさえ、音楽やライヴに対する情熱を改めて思い起こさせてくれた、アツいバンドでしたね。Latyrは、もう10年以上の付き合いで、私にとってはファミリー同然の大好きなお兄ちゃんなので、すごく楽しくやれました。

 アルバム全体を通したレコーディングで、印象に残っていることは?

Leyona:「beatific」は、もともとドラムと歌だけの作品で、そこに後からベースとキーボードをのせたんですが、クリックもなく録ったのに、まるで一発録りのようなグルーヴが生まれて。しかも、まるでライヴのように、自然と体が揺れるようなでき映えだったので、印象に強く残ってます。

 5月には大阪(21日)と東京(26日)で、’10年のワンウーマン・ライヴ『Leyona Live Trip “Patchwork” 2010』の開催が決定していますね。

Leyona:久しぶりのバンドでのライヴになるので、今からワクワクしています。このアルバムとDVDで、私のライヴを予習していただいて、このライヴでみなさんとお会いできれば最高ですね。


INTERVIEW:Shinji Takemura


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●ALBUM
03.17 On Sale
『PATCHWORK』
Leyona
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¥3,150(tax in)

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03.17 On Sale
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¥6,300(tax in)

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レミオロメン http://www.beatfreak.jp/interview/7331/ http://www.beatfreak.jp/interview/7331/#comments Fri, 26 Mar 2010 08:43:51 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=7331 『花鳥風月』が、3月3日にリリースされた! バンドとして、はじめてセルフ・プロデュースで挑んだ作品について、ヴォーカル・藤巻亮太が答えてくれた!!]]> 01_REMIOROMEN_610350

L to R:前田啓介(b)、藤巻亮太(vo, g)、神宮司治(dr)

結成10周年という節目を迎えたレミオロメン。バンドの新たな幕開けを飾るニュー・アルバム『花鳥風月』が、3月3日にリリースされた! バンドとして、はじめてセルフ・プロデュースで挑んだ作品について、ヴォーカル・藤巻亮太が答えてくれた!!


 今作は、初のセルフ・プロデュース作品ですね。

藤巻亮太:昨年の3月にベスト・アルバムをリリースして、そこで1回節目を迎えたこともあって、もう一度自分たちと向き合ってみたかったんです。今作は今までとちがって、歌詞を先に書いていて、そこへ向けてみんなで世界観を広げていきました。それぞれがその曲の造形、質感、匂いのようなものを引き出すようにアレンジしています。

 セルフ・プロデュースで制作されてみて、何か新しい発見はありましたか?

藤巻亮太:新しい発見というか、多くの人々と一緒に、ひとつの作品をつくり上げているんだなと、改めて認識しましたね。

 タイトルの“花鳥風月”には、どんな思いが込められているんですか?

藤巻亮太:日常の中の変わらない小さな幸せは、花が咲いたり、鳥が飛んでいたり、風を感じたり、月が昇ったりするのと同じくらい自然に存在しているのではないかと感じて。このタイトルには、そんな思いを込めました。

 歌詞からも“日常の幸せ”が感じられる、今まで以上にパーソナルな視点になっていますね。

藤巻亮太:日常のささいなことでも、その中に喜怒哀楽があると思って、歌詞はその部分を掘り下げて書いていきました。“生きている今この瞬間の感覚”をパッケージしたかったので、特に意識したというわけではなく、自然と日常目線になっていった感じですね。

 「ロックンロール」は、タイトル通り、今作の中でも特にロック色の強い楽曲ですね。

藤巻亮太:ポップスに至る道のりの“つくる”という作業にロック的なものを感じて。そのバランスが、この曲のモチーフになりました。

 「花になる」は、“あるがままに物事を受け入れる、開き直った力強さ”を感じさせますが、この楽曲はどんなところから?

藤巻亮太:人の頭の中って、過去や未来のことでいっぱいになってしまいがちなんですけど、“大切なのは今だ”と感じて。そういうところから、インスピレーションを受けて、この曲が生まれました。

 「東京」と「小さな幸せ」からは、内容的に強い結びつきを感じました。

藤巻亮太:ネガティヴな部分も、ポジティヴな部分も、それらすべてを含めて“生きている”ということだと思うし、それを前向きに捉えていきたいという曲たちです。特に結びつきを意識したわけではないですけど、同じ気持ちから生まれているので、そう感じるのかもしれませんね。

 DVDには、アルバム全曲のライヴ・ムービーが収録されていますが、このアイデアはどんなところから?

藤巻亮太:これは昨年がライヴの多い年だったので、そのバンド感もヴィジュアル化して、表現したいなと思ったところからです。ただ、スケジュール的にかなりタイトで、「ロックンロール」は朝4時に生演奏したんですけど、あれは正直、きつかったです(笑)。

 1曲ごとにコンセプトや演出が異なっていますが、それぞれの内容はどのように決めていったんですか?

藤巻亮太:撮影してくださった野田監督と話し合って、進めていきました。僕たちが信頼を寄せている監督さんなので、スムーズにいきましたね。アルバムの魅力がバンド感を通して広がったと思うので、そこを楽しんでいただけたらと思います。

 5月からは47都道府県をすべてまわる全国ツアー『10th Annivasary TOUR 2010 “花鳥風月”』が決定しました。

藤巻亮太:今までに行ったことのない、はじめてのところも多いので、今から楽しみにしています。今作は日常の中に溶け込んだアルバムになっているので、全国にある、その土地ならではの“花鳥風月”に触れてみたいし、直接届けられるのがうれしいです。ぜひ、このアルバムを聴いて、ライヴにも遊びにきてください。


INTERVIEW:Shinji Takemura


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『花鳥風月』
レミオロメン
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