beat freak|エイベックスの無料音楽情報「ビートフリーク」 » り http://www.beatfreak.jp beat freak|エイベックスの無料音楽情報「ビートフリーク」 Fri, 15 Jul 2011 08:00:47 +0000 http://wordpress.org/?v=2.8.6 ja hourly 1 Little Blue boX http://www.beatfreak.jp/interview/23226/ http://www.beatfreak.jp/interview/23226/#comments Fri, 29 Apr 2011 03:00:37 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=23226 「1 ドリーム / Great Future War」でデビュー! 聴く人に“元気”と“勇気”を与える4ピース・ロック・バンド!!]]> 01_LittleBlueboX_610350
L to R:洋平(b), 奏(g), 悠輔(dr), hie(vo)

3月からスタートしたTVアニメ『ダンボール戦機』の主題歌を歌うLittle Blue boX(リトル・ブルー・ボックス)が、5月4日にリリースされる両A面シングル「1 ドリーム / Great Future War」でデビュー! 聴く人に“元気”と“勇気”を与える4ピース・ロック・バンド!!


 Little Blue boXが結成されたのは、いつ頃だったんですか?

hie(ヒィ):今からちょうど1年くらい前です。それまで個々に音楽活動をしていたんですけど、アニメ『ダンボール戦機』の主題歌を歌うことを含めたひとつのプロジェクトのもと結成されました。私はバンドというのが、今回はじめてなんですけど、仲間ができたという心強さもあり、毎日がすごく新鮮に楽しくやらせていただいています。

洋平:楽器隊の僕ら3人は、それぞれ別のバンドで活動していたんですけど、お互いに顔見知りで、特に僕と奏は同じ大学だったんです。

奏(ソウ):学部も同じで、休みの時はよくつるんでいたんですけど、同じバンドでやったことはなかったので、すごく楽しみにしています。僕は、遊び感覚ではなく、厳しく率直にぶつかり合うのが本当の仲間だと思っているので、そういう感じでこれからも切磋琢磨して頑張っていきたいと思っています。悠輔は、学校はちがったんですけど、バンド活動をしている中でライヴ・ハウスで顔を合わせたりして、お互いの存在を知っていたという感じで。

悠輔:本当に顔見知り程度で、話をしたことはあまりなかったんですけど、これからは一緒にやっていく仲間として、一丸となって頑張っていきたいです。

 hieさんとはじめて会った時は、どんな印象を持ちましたか?

奏:今もそうなんですけど、本当に見たまんまのすごく元気でパワフルな女子だなと(笑)。

悠輔:最初はどんな女の子が来るんだろうって、緊張していたんですけど、壁がないと言うか、全身から“仲良くしよう”オーラが出ていたので(笑)、緊張することなく話せましたね。

洋平:2人と一緒ですけど、本当に元気で面白い子だなって。ひと言で言うなら“見ていて飽きない女の子”(笑)。

 逆にhieさんから見た、3人の印象は?

hie:最初は、単純に“みんな大きい!”って。特に洋平くん、奏くんなんて、私と20cm以上も身長がちがうので、驚きでしたね(笑)。でも、ヴィジュアル的にこんな凸凹なのも面白いなと感じました。みんな、私のことを“元気”って言ってくれたんですけど、実はちょっと人見知りをしていたんです。でも、みんなの方から距離を縮めようとしてくれるのが感じられたので、私も自分をさらけ出せて、すぐに仲良くなれたんだと思います。

 洋平さん、奏さん、悠輔さんは、今までに女性ヴォーカルのバンドの経験は?

洋平:いや、ないですね。でも、一度女性ヴォーカルのバンドっていうのは、やってみたいと思っていたので、これからどんな感じになるのか、すごく楽しみにしています。

奏:僕もはじめてなんですけど、ヴォーカルが女性だからとかいうのではなく、このメンバーでどんな音を出して、どんな化学反応を起こすのか。“このメンバーだからこの音が出ているんだ!”っていう音をつくれれば、何にも負けない力になると思うので、そこを目指して突っ走っていきたいと思っています。

 hieさんはバンドで歌うのがはじめてとのことですが、バックに生音があると歌いやすい?

hie:そうですね。オケに自分が合わせるんじゃなくて、自分の歌にみんなが合わせていってくれるっていうは、すごく歌いやすいです。それにすごく気持ちがいい! それがバンドでやっていて、一番楽しいところです。

 “Little Blue boX”というバンド名の由来は?

hie:そのまま訳すと“小さな青い箱”ってなるんですけど、聴いてくれるみなさんにとって、私たちが“夢や希望がたくさん詰まった箱”になれたらなという思いが込められています。それと私たちが主題歌を歌わせていただくアニメ『ダンボール戦機』に出てくるホビー用小型ロボットの総称が“LBX”なので、そこにも引っかけています。

 5月4日に、その主題歌を収録したデビュー・シングルがリリースされますが、今はどんな気持ちですか?

hie:デビューまで約1年だったんですけど、長いようで短いような不思議な感じですね。でも、本当に4人とも早く言いたくてウズウズしていたので、こうしてやっとメディアの前に露出することができて、すごくうれしいです。ただ、ここがゴールじゃなくて、ここからがスタートなので、気を抜かずに頑張っていきたいです。

悠輔:今まで自分のCDが出たことがないので、どんな気持ちになるか、実際にリリースされてからじゃないと本当にわかりませんね。ワクワクしている反面、どうなるんだろうっていう気持ちもあって、今は期待と不安がないまぜの状態です(笑)。

 いきなりアニメとのタイアップということで、プレッシャーも感じている?

奏:それだけ期待されていると思うので、もちろんプレッシャーは感じていますが、それ以上に“やってやるんだ!”っていう気持ちの方が大きいですね。

hie:私自身、はじめて覚えた歌はアニメの歌だったので、そういう意味でも私たちがアニメの主題歌を歌わせていただけるのはすごく光栄なことだと思うし、それと同時に私たちの歌うこの曲が、誰かにとっての“はじめて”になってくれたらうれしいです。『ダンボール戦機』と一緒に、私たちも走り出したので、『ダンボール戦機』と一緒に成長していきたいなと思います。

 「1 ドリーム」は、ノリのいいアップ・テンポなナンバーですが、最初に聴いた時はどんな印象を持ちましたか?

洋平:僕はもうド真ん中のジャンルだったので、とにかく“いい!”のひと言でした。実際に弾いていて、すごく楽しいですし。

悠輔:ビートが早く手数が多くて難しいところもいくつかあったんですけど、やっていてすごく勉強になります。

奏:何よりもヴォーカルのメロディ・ラインがキャッチーだし、hieの声にすごくハマりそうだったので、すごく面白そうだなと思いました。実際にhieの声が入ったら、すごくマッチしたし。演奏する上では、ノリがアップ・テンポなので、ビートひとつでどれだけ人をのせていけるか、そこを追求していきたいと思っています。

 歌う上で、アニメの世界観とのリンクという部分では、どんなところを意識しましたか?

hie:私の中で♪小さなアイデア一つで世界は楽しく変わる♪っていうフレーズが特に印象的で、アニメの世界だけでなく、私たちが生きている社会や人生、学校、会社…いろんなところに“戦い”ってあると思うんです。そういう“アニメの中での戦い”という部分と“自分たちが生きていく中での戦い”という部分を重ねて歌っているので、そこに共感して聴いてもらいたいですね。それと、この曲は、私自身が歌っていて毎回元気をもらえる曲なので、みなさんにとっても元気が出るような、背中を押せる曲になってくれたらなと思っています。

 DVDには、シンプルなセットでの演奏シーンが撮影されたミュージック・ビデオが収録されていますが、撮影で思い出に残っていることは?

hie:すごく新鮮だったので、テンションが上がり過ぎてしまって、“激しいパフォーマンスをしたい!”っていう感情が爆発してしまったんです。それでスタジオの端からカメラに向かって走ろうとしたら、途中で転んでしまって…。カメラが回っているから“続行しなきゃ”と思ったんですけど、痛すぎて起き上がれなくて、結局NGを出してしまったんです。いい流れで撮れていたのに、自分が転んだことによって中断したことが、すごく悔しかったです。でも、そのうつぶせになっているシーンも少し使われているので、そのシーンを観たら“あ、ここでhieが転んだんだな”って思ってください。そうすれば、少しは救われるので(笑)。

洋平:一瞬、演出でわざと転んだのかと思いましたからね。それくらい派手でした(笑)。

 もう1曲「Great Future War」は、とがったサウンドの硬派なナンバーですが、演奏する上では、どんなところを重視しましたか?

悠輔:8ビートなので“シンプル・イズ・ベスト”を心がけました。シンプルで、かつカッコよく聴かせられたらなと。僕のリズムにみんながのっかってくるので、僕がしっかりとリズムを刻まないと、みんなが盛り上がれないし。

 リズムで土台を支えるという面では、悠輔さんと洋平さんは重要な役割を担っていますが、息を合わせるために工夫していることなどはありますか?

洋平:基本的にドラムの近くで弾いて、悠輔の動きを見ながらアイコンタクトをとるようにしています。ギターの奏やhieを上にちゃんとのせられるように、2人で組み体操の土台をつくるような感じですね。

 前に突き進むポジティヴな歌詞が印象的ですね。

hie:一番印象深いフレーズが、出だしの♪あきらめの悪いところだって僕らの取り柄さ♪っていうところで、“あきらめが悪い”ってカッコ悪いイメージがあるけど、それをプラスに歌うっていうのがカッコいいなと思いました。私たちも“音楽”っていうひとつの夢に対して、あきらめの悪い自分でいたいなと思うので、そこは本当に共感しました。あと、サビの最後の♪手加減はしないぜ♪とか♪逃げる場所はないぜ♪の“ないぜ”の部分は、自分的にちょっとロックのニュアンスをつけて歌っているので、カラオケとかでマネしてもらえたらうれしいです。

 今作には、どんな思いを込めていますか?

奏:まずはこのシングルを聴いてもらって、“『ダンボール戦機』と言えば、Little Blue boXだよね”っていうイメージを持ってもらいたいです。そして、そこからステップアップして、ゆくゆくは音楽シーンの中で“Little Blue boXっていいバンドだよね”と言ってもらえるように目指しているし、そう言ってもらえるような自信作を自分たちの一発目として持ってきたので、ぜひ聴いてもらいたいです。

洋平:今作はアニメの主題歌なので、小さい子はもちろんですけど、老若男女問わず、どの世代の人が聴いても“いいね”って言われるような、いろんな方に好かれるバンドになりたいので、まずは聴いてみてください。

 みなさんの目標は?

悠輔:今はとにかくライヴを早くやりたいです。僕はすぐ緊張しちゃうんですけど(笑)、ライヴをやっている時は、そんなことも忘れるくらい気持ちよくなれるので、このメンバーで早くライヴをやりたいです。

hie:私は横浜出身なので、横浜アリーナでライヴをするのがひとつの目標です。横浜市民にとって、横浜アリーナは夢の舞台なので。あとは、武道館でライヴをやって、Little Blue boXのファンでいっぱいにすることですね。まだ走り出したばかりなんですけど、聴く人に元気を与えて、背中を押せるようなバンドに成長していきたいので、みなさん応援ぜひよろしくお願いします。

奏:ひとりでも多くの人に聴いていただいて、音楽を通じて何かを共有できたらなと思っています。これからも音楽を通じて、いろいろなことを伝えていくので、受け止めてください!


INTERVIEW:Shinji Takemura


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Ryohei http://www.beatfreak.jp/interview/8513/ http://www.beatfreak.jp/interview/8513/#comments Fri, 26 Mar 2010 09:50:35 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=8513 『Rat the Wolf』を3月10日にリリース! 男らしさを全面に押し出した、Ryoheiの新境地を拓く作品!!]]> 01_Ryohei_610350

持ち前の美声でハウス・シーンをにぎわせるRyohei。約3年ぶりとなるオリジナル・ニュー・アルバム『Rat the Wolf』を3月10日にリリース! 男らしさを全面に押し出した、Ryoheiの新境地を拓く作品!!


 オリジナル・アルバムとしては、約3年ぶりのリリースになりますが、まずは完成し終えての感想を。

Ryohei:1年間、ずっと頭で鳴っていた音色を、明確に具現化できたので、スッキリさわやかしました。“春が来た!”って感じです(笑)。

 今作もセルフ・プロデュースされていますが、前回のオリジナル・アルバム『ReListen』と比較してみて、アプローチ面でどんな変化がありましたか?

Ryohei:今までは、アンダー・グラウンドに寄り過ぎてしまわないように、“Jポップをつくって、そこにどうやって自分の好きなダンス・ミュージックの音色を入れ込むか?”という考えで制作していたんです。でも、最近はアンダー・グラウンドとオーヴァー・グラウンドの隔たりがなくなってきているので、今作ではアプローチを180度変えてみました。つまり、“自分の得意なアンダー・グラウンドの音色をベースにして、それをいかにしてポップスに仕上げるか?”と考えながらつくりました。

 『Cavaca』シリーズが影響している部分はあるんですか?

Ryohei:アプローチ面というか、根っこの部分で影響はありますね。『Cavaca』ではレイドバック(ロック調の音楽がゆったりさせること)して、ゆるく“乙女”に歌っているんですが、クラブ・ツアーではピーク・タイムに歌わせていただくことが多くて。お客さんの“アゲて!”っていうテンションに応えるために、アルバムとはちがう感じで、結構アゲアゲでライヴしたんです。だから、今作では、そういうピーク・タイムで歌うことやお客さんのリクエストを意識して、アゲアゲな曲、男っぽい曲をつくりたかったんです。

 今作の核になっている楽曲は?

Ryohei:去年のはじめに、DEADMAU5(デッドマウファイヴ/カナダ出身のアーティスト)にインスパイアされて、男っぽいトラックに、ロックなアティテュードで歌う「Maboroshi」、「Amsterdam」をつくって、この2曲からアルバム全体のイメージが広がった部分があります。

 “男っぽさ”を出すために工夫したことなどはありますか?

Ryohei:今までレコーディングでは、声が柔らかく録れるマイクを使っていて、最初に録った「Let’s Go Higher」も、そのマイクで歌ったんです。でも、いざ録った声をスピーカーで鳴らしてみると、イメージとはちがっていて。そこで、レコーディングし終わったヴォーカルにディストーション(音のゆがみ)をかけて、声を汚したんです。この曲以降、固いマイクに変えて歌いました。

 今作に武田真治さん、瀧澤健太郎さんをフィーチャーされたのは、どんなところから?

Ryohei:この2人は、プライベートでも特に仲が良くて。仕事とは関係なく、一緒にライヴ・セッションをすることが多いんです。この先のパフォーマンスを見据えて、一緒にライヴがしやすいということもあり、今作に参加していただきました。それと、僕のわがままを聞いてくれるっていうところも大きいですね(笑)。

 ボーナス・トラックが3曲も収録されていますね。

Ryohei:ボーナス・トラックに「なんか入れる?」って話になって、「なんかある?」って探した結果です(笑)。「小吉物語<Ryohei “Rat the Wolf” Remix>」は、「小吉物語」(「おしりかじり虫」の作者うるまでるびが制作したアニメ。Ryoheiはそのテーマ曲を歌っている)はアニメ・ファンのちびっ子たちに、“こんなジャンルの音楽もあるんだよ”っていう、出会いや夢を導いてあげたくて。年末年始のミュージカルのお仕事の合間に、徹夜して自宅でコツコツつくりました。僕の頭の中では“犬の小吉が宇宙船に乗って、宇宙へ飛び立つ!”みたいなアニメーションが浮かんでます(笑)。

 リスナーの方には、今作をどのように受け止めてもらいたいですか?

Ryohei:かっこいい、面白いアルバムがつくれました。映画やテーマパークのような遊びの詰まった作品になっているので、聴く方にも遊び感覚で聴いてもらいたいですね。

 昨年からは、DJとしてもご活躍されていますね。

Ryohei:単独でDJをする時は、“一匹狼”という意味で“DJ Rat the Wolf”、他の方と一緒にやる時は“DJ ratpak”という名義で活動しています。“ratpak”とは“共犯者”っていうスラングで、サックスで武田真治くんやギターで織田哲郎さんといった、超豪華なゲストに“共犯者”になっていただいています(笑)。僕が選んだ楽曲をひとつの楽器としてとらえてもらって、それにセッションしてもらう形です。だから、“DJ ratpak”では、DJプレイよりもライヴ・パフォーマンスとしてお客さんに楽しんでいただきたいですね。ただ、RyoheiでもDJ ratpakでも、DJ Rat the Wolfでも表現したいことは同じで“art”。それだけです。それはこの先も変わりません。

 今後、DJ以外に挑戦してみたいことはありますか?

Ryohei:最近『RENT』や『King of the Blue』など、ミュージカルのお仕事をいただくようになったんですが、ものすごく奥が深くて。今は芝居にハマっていますね。自分としては、まだまだなんで、頑張りたいです。それ以外のところでは、バンドを組んだり、別名義でヒップホップ・ユニットをつくったり、若手をプロデュースしたり…やってみたいことは、山ほどあります。最終的には、海外での音楽活動を目指していて、ジャミロクワイやマドンナといった、世界のポップ・アーティストと同じステージに立ちたいですね。


INTERVIEW:Shinji Takemura


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RENO DIVORCE http://www.beatfreak.jp/interview/7145/ http://www.beatfreak.jp/interview/7145/#comments Fri, 12 Mar 2010 18:26:37 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=7145 『Tears Before Breakfast』で、ついに日本上陸! 地元デンバーで、過去3度“ベスト・パンク・バンド”に選出された実力を、このアルバムでぜひチェック!]]> 01_RENODIVORCE_610350

L to R:ブレント・ラヴデイ(vo, g)、タイ・バティステラ(g, back vo)
ティム“ギブス”ジャドウスキ(b)、アンドリュー“ダース・ディアブロ”エリック(dr)

アメリカ・コロラド発のメロディック・パンク・バンドRENO DIVORCE(リノ・ディヴォース)。3月3日にリリースされる『Tears Before Breakfast』で、ついに日本上陸! 地元デンバーで、過去3度“ベスト・パンク・バンド”に選出された実力を、このアルバムでぜひチェック!


 4人はどのようにして出会ったんですか?

Brent:アンドリューとは’01年にインターネットを通じて出会ったんだ。ジョン・ボーナム、ビル・スティーヴンソン、デイヴ・グロール、チャック・ビスキッツから影響を受けたと言っていたんで、俺が求めているものにピッタリだと思った。彼は俺たちをレゲエ・バンドみたいにしてくれる気がしたんだ。だからすぐに会って、フロリダでレコーディングした音源を渡して、彼の返事を待ったんだ。もし彼が断ったとしても、ストーカーみたいにしつこく追い回していたかもしれないね(笑)。

Andrew:ブレントは、俺が自身の紹介をミュージシャン募集サイトにあげていたのを見て連絡をくれたんだ。そして実際に会ってCDを渡された後に、俺は彼らのライヴを観て、オーディションを受けてメンバーに誘われた。俺からの提案として、ライヴのブッキングをいくつかお願いしたんだ。そこから何が起きて、何が生まれるか感じたかったら。そして、あれから9年の歳月が過ぎて、今俺はバンドの一員としてここにいるんだ。ただ、俺自身としては、バンドをレゲエ・バンドにしようという考えや気持ちは全然なかった(笑)。

Tim:俺がブレントとアンドリューに出会ったのは、バンド・メンバーになる数年前のライヴだった。だから彼らとは8年ほどの付き合いになるかな。

Brent:ティムとは何度かライヴで対バンしたことがあって、彼が前のバンドにいる時から知っていたんだ。“歩くパンク・ロック辞典”みたいな奴でね(笑)。だから’04年にメンバーになった時はうれしかったよ。最初はリズム・ギターとして加入したんだけど、のちにベーシストに転向したんだ。

 タイとはどのように?

Tye:俺はもともとバンドのファンだったんだ。それは今でも変わらないけどね。メンバーとはデンバーのライヴで出会って、その後にブレントとバイクの話で盛り上がったのがきっかけ。このバンドは、俺が他のバンドでは味わえなかった楽しさを感じさせてくれるバンドなんだよ。

Brent:ちょうどハーレーかトライアンフか、どっちのバイクを買おうか悩んでいる時に、タイがトライアンフのTシャツを着ていたんだ。それで、俺の方から話しかけて。タイは他のバンドで、ギター・ヴォーカルを担当していたんだけど、彼の歌に非常に興味をそそられて、メンバーにとお願いしたんだ。

 バンド名の由来を教えてください。

Brent:古くからアメリカに伝わる言葉に“Vegas Wedding, Reno Divorce”という言葉があるんだ。ラスヴェガスは簡単に金を稼げて、愛なんかもっと簡単に手に入る。そして、結婚するまでの期間が非常に短い場所としても有名。そしてリノは、ラスヴェガスとは正反対で、昔アメリカでもっとも早く離婚をする場所だったんだ。法的な手続きがすごく簡略化されていたからね。だから、俺にとってバンド名の意味は“翌朝我に返った時に気づく、いずれ冷えてしまうもの、一時的な熱”っていう意味なんだ。

 『Tears Before Breakfast』が、日本でもリリースされますが、ご自身の音楽が世界へ広がっていくことに対する感想は?

Brent:超楽しみ! 日本でリリースするのは、アメリカのバンドにとって大きな栄誉なんだ。世界各地の人々が、僕らの音楽を聴いて共感してくれているなんて、本当にうれしいよ。繰り返すけど、超楽しみ!

Andrew:人々や文化と出会うため、前から日本には興味があった。音楽をやりながら、それが実現するなんて夢がひとつ叶ったよ。

Tye:日本での可能性を考えると興奮する。いい反応を期待してるし、みんなにもっと聴きたいと言われたいね。

Tim:燃えているぜ! ヨーロッパ・リリースも一大イベントだったけど、その流れのまま日本にも広がっていくのは、大きな一歩。今まで見たり、聞いたりしたことによると、日本のみんなは“ノリがメチャクチャいい!”みたいじゃない。そういうのはマジで好きだから、思わず笑顔になっちゃうね。

 アルバムには、どんな思いを込めているんですか?

Brent:このアルバムには、10年以上経験してきた思いや考えが詰め込まれているんだ。まだ俺がメンバーの誰とも出会っていない時に書いた曲やレコーディングの数日前に書き上げた曲もある。でも、不思議なもので、曲の完成時期が全然ちがっていても、アルバムを通すと曲と曲のつながりを感じる。つまり、どの曲をとっても、アルバムに合わないっていう曲がないんだ。

 みなさんそれぞれのお気に入りの曲というのはありますか?

Andrew:今好きなのは「One Step Closer to the Edge」。ドラム的にはアルバム中、もっともシンプルな曲で、演奏していて楽しいし、歌詞にもすごく共感できる。

Tye:「Firecracker」は、僕らの曲の中でも超エネルギッシュ。この曲を演奏する時は、ただフローに身を任せるんだ。楽しくなかったことがないね!

Tim:「True Love」、「One Step Closer to the Edge」、「Our Dreams Are the Same」は、聴くのも演奏するのも楽しんだけど、別格だね。なぜかって、言葉にするのは難しいんだけど、曲全体の構成とコード進行がいいし、歌詞、リード・ギター、ヴィーカル、バック・ヴォーカル…すべてがいい。ただアルバムに収録されている曲すべてが、僕が辛い時期を乗り越える支えになったから、精神的、感情的に愛着があるね。

Brent:難しい問題だな。毎週お気に入りが変わるんだ。さっきも言ったけど、このアルバムにはつなぎの曲なんてないからね。“今のお気に入り”ってなると「Supercharger」。オープニング曲だし、演奏していても楽しい。制作中もこの曲は気がかりだった。と言うのも、サビと同じくらい、いい歌詞が浮かばなくて、ヴォーカル・レコーディングの数時間前にようやく書き上がったんだ。でも、歌詞的にみて、アルバム中最高の曲になったと思う。

 制作する上で、これまでのアルバムとどんなところがちがいましたか?

Tye:今作は、俺がメンバーになって最初の作品なんだ。アルバムに収録されている曲は、どれも素晴らしいと思うよ。

Brent:フル・アルバムは3作目なんだけど、いろいろな問題で1年もかかったからね。あと、ちがいと言えば、エンジニアのジェイソン・リヴァーモアと一緒にレコーディングをしたんだ。だから、自ずと最高の作品になった。すべての曲は、自分たちの成長の証だよ。もちろん、パンク・ロックンロールの側面を大事にしながらね。

Tim:コントロール・ルームのジェイソンを見るのは、すごくいい経験になった。

Andrew:今までの中で、一番いい環境のもと、俺たちが求める音を完璧に理解してくる素晴らしいスタッフとともに制作を行なえた。彼らとは非常に貴重で素晴らしい経験ができたし、進行もスムーズだった。俺が思う限り、すべてにおいてこのアルバムは俺たちが誇る最高傑作になった。

 レコーディングで思い出に残っていることなどはありますか?

Tim:みんなでバカを言ったり、やったりして楽しかったな。面白い話をたくさんしたよ。

Brent:一番記憶に残っているのは、「Supercharger」の終わりにティムがわめきだしたこと。曲の終わりにリック・ジェイムスもどきの演説をはじめたんだ(笑)。僕らは涙を流しながら床に笑い転げたね。意図せず自然に起きたことだけど、あまりにもナチュラルに聞こえたから、あの演説なしにこの曲は聴けないよ(笑)。

 今作ではじめてみなさんの楽曲に触れる日本の音楽ファンには、どんな部分を感じ取ってもらいたいですか?

Brent:人生の苦難は世界共通のもので、誰もが感じていること。大事なのは、それをどう受け止めて、乗り越えるか。勝ち目のない勝負でも勝ってみせる…まさにそれが俺たちリノ・ディヴォースなんだ。あと、あまり自分を深刻に受け止めすぎないこと。そうあるべき時が来るまでね。

Tim:誰にとっても人生は辛い。時間経過とともにその傷を癒し、次のステップへ進んで、また失敗する。その一方で、それらの苦難から学べばいい。最高のレッスンにしようぜ、ベイビー!

 日本でのライヴの予定は? また、来日時にライヴ以外にやりたいことはありますか?

Brent:夏か、その前には行きたいね。待ちきれないよ。日本に行ったら、リアルな日本文化に触れたいね。それと、タトゥー・パーラーやパンク・ロック・バーに行ってみたいね。

Tye:俺はバスが導くままに。

Andrew:日本の夏フェス出没に要注意。詳細は未定だけど、まもなく決まる!

Tim:来日できたら、僕らのライヴで盛り上がるファンを見て、やばいくらいおいしい寿司を食べたい!

 最後に日本のファンへ、メッセージをお願いします。

Tim:何よりも、僕らの音楽に興味を持ってくれてありがとう。期待通り、もしくはそれ以上であったことを願っているよ。英語がしゃべれなくても、みんなの熱気と応援には心から感謝!

Brent:そのまま最高のみんなでいてくれ!

Andrew:ドモ、アリガト! 近いうちに会えることを楽しみにしているよ!

Tye:リノ・ディヴォースの準備はOKだ。これからはじまるぞ!


INTERVIEW:Shinji Takemura


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