Purple Days

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L to R:石坂翔太(key)、吉田ワタル(vo)、鈴木俊彦(g)

80年代デジ・ロックを継承し、進化させる3ピース・バンドPurple Days(パープル・デイズ)が、11月17日にセカンド・シングル「Still think of you」をリリース! アップデートされたそのサウンドからは、彼らの成長がダイレクトに伝わってくる!!


 プレ・デビュー期間を含めるとメジャーでの活動開始から丸1年が経過しましたが、改めて振り返ってみて、どんな1年になりましたか?

吉田ワタル:プレ・デビュー期間からデビューまでは本当にリリースの連続で、正直、右も左もわからないまま、まさに“突っ走ったな”という感じでした(笑)。アルバムをリリースしてからは少し落ち着いて、その間に“今、どうするべきか”、バンドのあり方やサウンドのあり方など、いい意味で試行錯誤をしながら考える時間をたくさんいただけて、感謝しています。

 アルバム・リリース以降は、『a-nation』をはじめ、さまざまなライヴに出演しましたが、その中で“成長したな”と感じる部分はどんなところですか?

吉田ワタル:ライヴを重ねるごとに、気持ちのつくり方がわかってきたのが大きかったですね。特に“どうすれば聴いてくれる人に届くのか”を考えて、自分自身はもちろん、バンドとしての課題を少しずつクリアしていって、会場でお客さんが盛り上がってくれる姿を見た時は、自分たちの成長を感じることができました。

 久しぶりの作品リリースとなりますが、今作を制作し終えての感想は?

吉田ワタル:振り返ってみると、現状のままではない、また“一歩先のPurple Days”を目指して、とにかくメンバー、スタッフといろいろな話をして、考えながら作業をしたな…と。そのおかげで、自分たちの思うような形がつくれたので、今は聴いてくれた人たちの反応が楽しみです。

 今作の「Still think of you」は、このシングルのために制作を?

石坂翔太:そうです。ファースト・アルバムの『SERENDIPITY』は、もともと書き溜めていた楽曲が中心だったんですが、今回は真逆で、シングルのために書き下ろしました。なので、もっともリアルタイムなPurple Daysをお届けすることができたと思います。

 “忘れられない思い”が歌われた切ない楽曲ですが、歌詞はどんなことをイメージして?

吉田ワタル:いつも通り、最初にサウンドからインスピレーションを受けて。それは“切なさ”というキーワードだったんですが、そこからふくらませていった結果、僕の実体験を書かせてもらいました(笑)。どちらかと言うと“忘れられない思い”と言うよりは、“まだ嫌いになれない思い”の方が強いかもしれないです。

 サウンド的には、ミドルテンポという点も含めて、アルバムに収録されていた「Fall out love」や「Time after Time」に近いものを感じたんですが。

石坂翔太:楽曲のポジション的には、確かにその印象が近いかもしれないですね。ただ、アルバムをつくった時のコンセプトは“80・90年代”だったんですが、今作ではアップデート感を大事につくっているので、内容的にはだいぶ変わったと思います。サウンドづくりで特にこだわったのは、やはりサビです。曲の顔とも言える部分なので“聴いていて気持ちのよいメロディ”ということにこだわりました。ワタルの♪どうして今更なの〜♪という歌詞もすごくマッチしていて、印象に残るサビになったと思います。

 PVには岡本夏生さんが出演されていますが、どんな経緯で?

吉田ワタル:岡本さんがTMネットワークのファンだっていう情報を仕入れて、オファーさせていただきました。そうしたら非常に快く受けてくださって。今回は“クールビューティーさ”にフィーチャーして撮影させてもらった結果、透明感と色気のある作品になりました。氷の大きな壁が出てくるんですけど、本物の氷を使ったので、スタジオがとにかく寒くて…。しかも、トシはノースリーブ(笑)。そんな中、ボディコン姿の岡本さんが、弱音も吐かずに現場を盛り上げてくださったのが、すごくうれしかったです。

 カップリングの「ヒトツボシ」は、デビュー曲の「BRADNEW DAYS」のような雰囲気をまとった、ポップ色が強めな曲ですね。

鈴木俊彦:「Still think of you」のような切ない曲だけじゃなくて、この「ヒトツボシ」や「BRADNEW DAYS」のようなものすごくポップな曲もPurple Daysの色のひとつだと思っているので、ポップな方向に振れた曲も意識して書くようにしています。

 楽曲をつくる上で、石坂さんのつくる曲との対比は意識していますか?

鈴木俊彦:つくっている人間がちがうだけで、自然とそれぞれの色が出てくるものだと思うので、特に意識してるってことはないですね。同じテーマで曲を書いてみたりということもしていますし。ただ、僕はギタリストなので、その役割を意識して、ギターを強く出した曲にも最近はトライしています。

 過去を振り切って前を向く強さが歌われていて、「Still think of you」と対照的に感じたんですが、この歌詞はどんなイメージから?

吉田ワタル:これも「Still think of you」と同じく、実体験からきています。子供の頃にかわいがってもらってお世話になっていた、星がすごく好きなおじさんが亡くなったことを知って、その思いを詞にしたんです。とは言っても、決して悲しい曲ではなくて、そのおじさんが教えてくれたように、前向きになれるような曲にしようと思って書きました。

 リスナーには今作をどのように聴いてもらいたいですか?

吉田ワタル:歌詞の世界に入り込んでもらえればと思います。自身の体験にあてはめてもいいし、実体験を書いているんだなと思って聴いてくれてもいいし(笑)。これからもみなさんの心に残るような曲づくりを頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。


INTERVIEW:Shinji Takemura


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●SINGLE
11.17 On Sale
「Still think of you」
Purple Days
AVCD-31916
¥1,050(tax in)

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