石坂翔太:今作は制作した時期が「Still think of you」と同じ時期だったので、このシングルのために制作したというわけではないですけど、制作意図としては、のちのちシングルとして出すつもりで制作していました。
吉田ワタル:この曲の原型は、翔太が中学の時につくった曲なんですよ。
石坂翔太:そうなんです。15歳くらいの時に、自分がはじめてちゃんとつくった曲で。どんな曲をつくろうか考えていた時に“あの頃はよかったな” と思って、引っ張り出してきて、いろいろ手を加えていったら“これいいんじゃない”と思えるレベルに仕上がったので、そこから本格的に取りかかりました。
吉田ワタル:すごくピュアな感じのする素直なメロディですよね。当時の翔太が書いた歌詞もあったので、そのイメージを壊さないように歌詞を書き直していったんですけど、全体のイメージみたいなものが翔太の中にもあるなと思って、方向性やテーマは変えつつも、言葉の響きやメロディに対するハマりみたいなところを意識しました。
石坂翔太:ですね。僕は曲を書く時に“1回聴いてサラッと入ってくる”というのを大きなテーマとし
鈴木俊彦:特に今作はAメロ、サビ、大サビ…どこをとってもキャッチーになるようにしていて。それでいて、“1曲としてもちゃんとまとまっている”というのもコンセプトとしてありました。
吉田ワタル:メッセージ性のある曲なので、ギターもアツいというか、すごく人間味が伝わってくるギターですよね。
鈴木俊彦:翔太が昔の曲を持ってきた時に、自分も昔はメロディアスなギターを弾いていて、それもひとつ自分の色だったことを思い出して、今回のギター・ソロをメロディアスなものにしました。
吉田ワタル:今回のデモができ上がった時期が、ちょうど僕の中で“切ない曲を書く月間”で(笑)。今回“わかれ”をテーマにしているんですけど、デモの時に書いたものから、ちゃんと書き直すってなった時に、“わかれたことに対する切ない気持ちや後悔の気持ちを、出会えたことに対する感謝する気持ちに変えられたら、きっと前向きになれるだろうな”って思って。自分の経験と向き合って、書いていきました。だから、切ないんだけど、聴いた後、胸の中に温かさが残るような曲になったと思っていて。
石坂翔太:それと“恋愛”に限定した話じゃないんでしょ、この曲。
吉田ワタル:うん。今回は“恋”とか、“愛”とか、“好き”とか、こういう曲だよって決めてしまうような単語は、あえて入れていなくて。“恋人とのわかれ”も、もちろんあてはまるんですけど、大切な人であれば、家族や友達、それが同性であっても、きっと当てはまるんじゃないかなと思って。
吉田ワタル:僕、結構“仲間意識”が強い人間で、友達になったら、相手にも同じくらい友達と思ってほしいくらい人なんですよ。友達が傷つけられるたら、自分のことのように腹が立つし。でも、そういう友達と離ればなれになってしまうことが今までにもあって、その時に感じたことをぶつけられないかなと書いている途中で思って。そうしたら“恋愛の曲”には固定したくないなと思えてきたんです。仲のいい友達ほど、もめたり、離れてしまったりって、若い頃ほど多いと思うんですよ。僕も実際そうだったし。その頃に、自分の中にもうひとつ別な考え方があったら、きっと変わっていただろうなっていう思いがあって、その頃の自分に向けての気持ちもあるし、もし、この曲を聴いてくれた子が同じような状況になっていたら、考え方を変えてくれたらなと思います。
鈴木俊彦:僕もどちらかというと感謝人間なので、今まで出会った人がいなければ、絶対に今の自分はないと思うし、出会いのすべてが感謝だと思っているので、この歌詞にはすごく共感しますね。
石坂翔太:思っていても、“ありがとう”ってなかなか言えないと思うんですけど、この曲を聴いて、言おうと思う気持ちになってくれればうれしいです。
鈴木俊彦:思っているだけで、行動も変わってくるからね。
吉田ワタル:パイプオルガンをバックに、僕らがバンドで演奏しているシーンは、教会で演奏しているようなイメージで、温かさや純粋さ、ピュアなものを感じてもらえればなと。あと、ダンサーが、歌詞の内容をダンスで表現しているので、歌詞と照らし合わせながら観てもらうと、よりわかりやすいと思います。
鈴木俊彦:この曲は、今までライヴをやってきて、“こういう曲がほしいな”って思った衝動をもとにつくっていて。今まででテンポも一番早いし、Cメロで半分に落ちる感じも、絶対にライヴで気持ちいいだろうなとか考えながらつくりました。
石坂翔太:テンポが早い曲にシンセを入れるっていうのが、まったく新しいことだったので、どういう風に入れるかというのは、かなり頭を使いましたね。あまりシンセをガッツリ入れてもゴチャゴチャになってしまうから、ギターとのバランス感を大切にするっていうところを意識しながらつくっていきました。
鈴木俊彦:それと今回“ギターとシンセのソロでハモる”ということにも挑戦しています。これもライヴを想定してのことなんですけど、2人でハモって絡んだら画的にもカッコいいなと思ったし、ギターがひとりなんで、ハモれないもどかしさを今まで感じていたので、それをシンセと2人でやってみるっていう実験的な要素
も詰まっています。
鈴木俊彦:今までは自分のことだけを考えればよかったんですけど、シンセでも成り立つソロにしなきゃいけなかったので、ギターのソロもまずシンセでつくってからギター・フレーズに直したり。
石坂翔太:いつもとちがうのは“ハモる”ということだけなので、それほど難しい要素はなかったんですけど、ニュアンスがどうしてもギターだったから、それをどっちに寄せるかというところで頭を悩ませましたね。
吉田ワタル:翔太が上げてきたキーボード・ソロを聴いた時、きれい過ぎないというか、荒々しさを残しつつハモっているなって感じて。
鈴木俊彦:そういうところから“ライヴ感”っていうのも出てくるしね。これを聴いて、“ライヴに行きたいな”って思ってもらえたら、うれしいです。
吉田ワタル:ライヴをやっていく中で、“こういう曲がほしいよね”っていうのは俊と共通の認識として持っていて。僕が今ファンの方に伝えたいこと、ライヴのステージで届けたい言葉をテーマに書きました。それと“自分にも言い聞かせる応援歌”じゃないですけど、聴いて前向きになれるという部分も意識して。
吉田ワタル:そうですね。だから、比較的短い時間でサーッと書けました。ただ、1回書き直しているんですよ。僕、夜中に歌詞を書くことが多いんですけど、夜中って気持ちが高ぶるじゃないですか。この歌詞も夜中に書いたんですけど、起きてから読んだ時に“ごめん、昨日は調子に乗り過ぎた”みたいな(笑)。それで語尾をちょこちょこ直しながら、自分の一番言いたいこと、サビの♪隠さないで 飾らないで 弱さを見せたら♪の辺りとか、そこを強調するように書き直していって。でも、テーマが自分の中で決まっていたので、書き直しにも時間はかかりませんでしたね。
吉田ワタル:自分の歌い方の幅を広げたいとずっと思っていて。今回は曲自体がPurple Daysの幅を広げてくれた曲なので、今までと同じ歌い方をしても面白くないから、いろいろ試行錯誤した結果、こういう歌い方をしてみました。
吉田ワタル:「あなたを忘れていけるように」と「Fake」はそれぞれ印象がちがう曲なので、聴いてもらえたら、どちらかは響くと思います。それをきっかけに、さらに僕らのことを好きになってくれたり、もっと知りたいと思ってもらえたら、うれしいです。
鈴木俊彦:“切なさ”だけじゃなく、“温かさ”もすごく感じる曲だと思っていて。僕自身、聴くと胸がアツくなるような、2曲ともメッセージ性が強く、聴いた人に何かが残ると思うので、ぜひ聴いてください。
吉田ワタル:3週間に1回の放送なんですけど、ファンの方と直接触れ合える機会なので、ぜひ観てもらえたらなと思います。僕ら自身、すごくやりがいを感じているし、そこでのみんなとのコミュニケーションは大切だし、楽しいし、これからも続けていきたいと思っています。これからも応援よろしくお願いします。
★Purple Days
http://purple-days.jp/(PC・携帯)
上里洋志:コンセプトというほどのものではないんですけど、“いい形での裏切り”っていうのを持たせようと思って。アルバムやep、シングル、それとドラマのエンディングなど、この1年の間にいろいろな形で僕らのことを知ってくれた人たちが増えたと思うんですけど、そういう人たちが持っているイメージをくつがえして、“これもHalf-Lifeなんだ”って感じるような良い意味での裏切り感っていうのを目指しました。デビューしてからの1年で、いろいろ考えたり、吸収することもあったし、前回のアルバムを上回りたくて、歌詞やサウンドで“こういうことだって俺たち、できるんだぜ!”っていうのをどんどん出したいなと思ったんです。
福島有:僕ら、もともとなんでも詰め込むのが好きなんですよ。歌とか、メロディとか、楽器の構成をごちゃ混ぜにして、それをひとつに聴かせるみたいな。今回はそれだけじゃなくて、歌詞やメロディを立たせるために、逆に引くことに重点をおいた曲もあって。そうすることによって、詰め込んだ曲も減らした曲もそれぞれがお互いを引き立たせるというか。今まではそういう引いてつくる曲っていうのを嫌っていたんですけど、それをあえてやるようになりましたね。
岡村健人:いつもだったらレコーディングが終わってからタイトルを考えるんですけど、今回はもう録る前からこのタイトルにしようと決めていました。と言うのも、僕の中で今回のアルバムは本当に勝負だと思っていて。洋志も言ってましたけど「J-POP」がドラマのエンディングになって、今まで以上に広がったと思うんですよ、僕らのことが。それを受けてのアルバムなので、1曲1曲、歌詞やアレンジなど、本当に細かいところまで悩んで、スタッフ含め、みんなで相談したんです。そこまでしてつくったものなので、その“table”の上に並んだものを、全部、残さず食べてくれという意味を込めているんです。
岡村健人:そうです。それともうひとつ、最初のインタビューを受けていた時にジャケットを逆から見て気付いたことなんですけど、“t”が“+”に見えるなと思って。それで“able”には“可能性”って意味があるじゃないですか。だから、“+able”で、“さらなる可能性”というのもタイトルの意味としていいんじゃないかなと思って、後付けなんですけど、聞かれた時は言うようにしています(笑)。
上里洋志:この曲はイメージとして“秋葉原無差別殺傷事件(編注:’08年6月に秋葉原で発生した通り魔事件)”があって。あの事件について考えた時に、誰でもあの犯人になり得る可能があるんじゃないかって思ったんです。たとえば、僕が同じシチュエーション、育った環境に置かれたとして、絶対にああはならないかって言われたら断言できないし。誰でもそうなる可能性は持っているだろうし、それをただはたから眺めるだけの人間にもなる可能性がある。そう考えた時に何か矛盾を感じて、一旦心を落ち着けて、その次に出てくる“新しい呼吸”っていうのが自分の中での答えだったんじゃないかと思って、このタイトルにしました。
岡村健人:今回は今までと少しやり方がちがっていて、洋志が書いてきた歌詞を俺が読んで、洋志がどういうことを言いたいのか理解して、その上でメロディへの乗り方と合わせて“この言葉のチョイスはどうなの?”っていうやり方をしたんです。変に口を出して、洋志の言いたいこととベクトルがちがってしまったら意味がなくなってしまうので。自分の意見を言うというよりは、洋志の言いたいことを、俺の方で噛み砕かなくちゃいけないから、やりにくいと言ったらやりにくかったんですけど、その分、歌詞にまとまりは出たかなと思います。
上里洋志:これは完全に僕の妄想から来ているんですけど、恋人とか家族とか、“当たり前にそばにいる人=大事な人”っていう考えって、普通に過ごしていると気付かないと思うんですよ。その大事な人が事故かなにかで危険な状態におちいってしまって、自分の命を削ればその人を助けられるってなった時に、俺はそれができるかって考えことがあって。今までは自分のリアルなことを歌詞に書くことが多かったんですけど、こういう妄想的なものも書くだけ書いてみようと思って。自分が登場人物に入っていないっていうのは、はじめて書いたかもしれないですね。でも、うまくまとめられたと思います。
福島有:僕はあまり歌詞のことはよくわからないんですけど、“これはええ曲になる”って思ったんですよ。だから、リズム的な部分にしても、歌詞を聴かせることを一番に考えていて。1番では、僕らリズム隊はリズム隊じゃないんです。おかずなんですよ。で、2番は抑えまくって、歌だけを聴かせるみたいな。結果的に歌詞の内容に近いアプローチの仕方になっていて、演奏自体、不思議な感じになっています。歌と演奏で温度差があるけど、まとめて聴くとひとつになって聴こえるというか。
上里洋志:この曲こそ“今までにないHalf-Life”という感じで。有くんのドラミングや健ちゃんのベースもいつもとちがうメロディなんですよね。僕もギターはコードしか弾いていないし、3人が割と単純なことしかしていないのに、これだけ壮大な曲になったっていうのは、自分の中では“やってやった!”っていう感じがすごく強くて。歌詞に関しても、今改めて考えるとまだまだ足りなかったかなと感じる部分もあるんですけど、この歌詞を書けたことは誇りに思っていて、僕の中ですごく大きいです。ファーストの頃なんかは、直感的に思ったことをぼかす作業をしていたんですけど、それってなんかもったいないなと感じてきて、今では割と素直に思ったことを書くようにしています。
上里洋志:いい思い出ではないんですけど、「ホタル」かな。歌詞を1回書き直して、自分としてはかなりの自信作ができ上がったんですよ。でも、プリプロ(曲構成やアレンジ、キーなどを確認する簡易的なレコーディング)で歌った時に、「全然よくない」って言われて。「とりあえず、前の歌詞で歌ってみて」って言われた時にすごく悔しくて。「いやだ!」って飛び出して、トイレにこもって泣いていたんです(笑)。
福島有:歌を録るためにスタジオ借りたのに、洋志がトイレにこもっているから僕らはやることないまま終わって(笑)。
上里洋志:正直、バンドをやってきて、ここまで凹んだことがあっただろうかっていうくらいの凹みようで。それまで、誰にも負けない楽曲をつくっていて、誰にも負けないヴォーカリストだって思っているところが正直あったんですよ、自分の中で。でも、それをこの1年間でうまいこと崩されたというか。“周りにこんなすげぇ人たちがいるのに、俺はなんてことを思っていたんだ。音楽やる資格なんてない”とまで思ったことがあって。でも、立ち直れたのは周りにメンバーやスタッフがいて、まだまだ俺にも求められていることがあるって感じることができたからで。
岡村健人:俺の中で持論があって、“ヴォーカリストは井の中の蛙じゃないとダメ”って思うんですよ。大海を知ってしまって、周りが自分よりも優れていると感じてしまうと、何も生み出せなくなってしまうし、自分だけのフィールドに最大限に水をためて、そこからあふれ出たものが曲になると思ってるんで。でも、この1年間は本当に試行錯誤の繰り返しでしたね。何もかもが手探りの状態やったし。正直、振り返りたくないことが多いんですけど、この試行錯誤したことを、これから有意義に使っていきたいなと思ってます。
福島有:いつも言ってることなんですけど、CDとライヴって別物なんですよね。CDは何回も録り直して、その時できる一番いいものをパッケージしているけど、ライヴはその時からさらに時間を重ねているわけだから越えたいんですよ、CDを。単純にCDで聴くよりも目で見た方が伝わりやすいし、それにはそれに伴う技術でやらなあかんし。実際、洋志が感情を出して必死に歌う顔を見たら、CDを聴くだけとはちがう何かを受け取ってもらえると思います。
上里洋志:このアルバムで少なからず間口は広がると思うので、聴きにくる人たちがHalf-Lifeに何を求めるのか。それをこのレコ発で出せたらなって思います。今作は、普段に目にしていなかったことや気付いていなかったことに目を向けて、それについてちょっと考えてもらえたらなっていう内容になっているので、そういうきっかけになってくれたらなと思います。
★Half-Life
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吉田ワタル:プレ・デビュー期間からデビューまでは本当にリリースの連続で、正直、右も左もわからないまま、まさに“突っ走ったな”という感じでした(笑)。アルバムをリリースしてからは少し落ち着いて、その間に“今、どうするべきか”、バンドのあり方やサウンドのあり方など、いい意味で試行錯誤をしながら考える時間をたくさんいただけて、感謝しています。
吉田ワタル:ライヴを重ねるごとに、気持ちのつくり方がわかってきたのが大きかったですね。特に“どうすれば聴いてくれる人に届くのか”を考えて、自分自身はもちろん、バンドとしての課題を少しずつクリアしていって、会場でお客さんが盛り上がってくれる姿を見た時は、自分たちの成長を感じることができました。
吉田ワタル:振り返ってみると、現状のままではない、また“一歩先のPurple Days”を目指して、とにかくメンバー、スタッフといろいろな話をして、考えながら作業をしたな…と。そのおかげで、自分たちの思うような形がつくれたので、今は聴いてくれた人たちの反応が楽しみです。
石坂翔太:そうです。ファースト・アルバムの『SERENDIPITY』は、もともと書き溜めていた楽曲が中心だったんですが、今回は真逆で、シングルのために書き下ろしました。なので、もっともリアルタイムなPurple Daysをお届けすることができたと思います。
吉田ワタル:いつも通り、最初にサウンドからインスピレーションを受けて。それは“切なさ”というキーワードだったんですが、そこからふくらませていった結果、僕の実体験を書かせてもらいました(笑)。どちらかと言うと“忘れられない思い”と言うよりは、“まだ嫌いになれない思い”の方が強いかもしれないです。
石坂翔太:楽曲のポジション的には、確かにその印象が近いかもしれないですね。ただ、アルバムをつくった時のコンセプトは“80・90年代”だったんですが、今作ではアップデート感を大事につくっているので、内容的にはだいぶ変わったと思います。サウンドづくりで特にこだわったのは、やはりサビです。曲の顔とも言える部分なので“聴いていて気持ちのよいメロディ”ということにこだわりました。ワタルの♪どうして今更なの〜♪という歌詞もすごくマッチしていて、印象に残るサビになったと思います。
吉田ワタル:岡本さんがTMネットワークのファンだっていう情報を仕入れて、オファーさせていただきました。そうしたら非常に快く受けてくださって。今回は“クールビューティーさ”にフィーチャーして撮影させてもらった結果、透明感と色気のある作品になりました。氷の大きな壁が出てくるんですけど、本物の氷を使ったので、スタジオがとにかく寒くて…。しかも、トシはノースリーブ(笑)。そんな中、ボディコン姿の岡本さんが、弱音も吐かずに現場を盛り上げてくださったのが、すごくうれしかったです。
鈴木俊彦:「Still think of you」のような切ない曲だけじゃなくて、この「ヒトツボシ」や「BRADNEW DAYS」のようなものすごくポップな曲もPurple Daysの色のひとつだと思っているので、ポップな方向に振れた曲も意識して書くようにしています。
鈴木俊彦:つくっている人間がちがうだけで、自然とそれぞれの色が出てくるものだと思うので、特に意識してるってことはないですね。同じテーマで曲を書いてみたりということもしていますし。ただ、僕はギタリストなので、その役割を意識して、ギターを強く出した曲にも最近はトライしています。
吉田ワタル:これも「Still think of you」と同じく、実体験からきています。子供の頃にかわいがってもらってお世話になっていた、星がすごく好きなおじさんが亡くなったことを知って、その思いを詞にしたんです。とは言っても、決して悲しい曲ではなくて、そのおじさんが教えてくれたように、前向きになれるような曲にしようと思って書きました。
吉田ワタル:歌詞の世界に入り込んでもらえればと思います。自身の体験にあてはめてもいいし、実体験を書いているんだなと思って聴いてくれてもいいし(笑)。これからもみなさんの心に残るような曲づくりを頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。
★Purple Days
http://purple-days.jp/(PC・携帯)
初音:10代の頃は、“20歳になったら何か変わるのかな?”って思っていたんですが、20歳になったからといって、すぐに何かが変わることはありませんでした。ただ、今年はバースデー・ライヴを開催したので、応援してくれる人たちと一緒に誕生日を迎えることができて、それがすごくうれしかったです。今までも“ずっと音楽を続けていきたい!”という気持ちを持っていたんですが、改めて“30歳、40歳になっても歌い続けていられるように!!”って強く思うようになりました。
初音:この歌はドラマ『秘密』の主題歌になっているんですが、プロデューサーの方と打ち合わせをした時に「ドラマでは大人の恋愛が描かれているので、主題歌もそういう内容にしてほしい」と言われて、それなら常田さんにお願いしてみようと。スキマスイッチさんの曲は、私自身すごく好きだったし、小田和正さんや絢香さんといった私がすごく尊敬している方たちとコラボしていたので、いつかご一緒できたらいいなと思っていたんです。それで、この機会にお願いしてみたら、いいお返事をいただけて、すごくうれしかったです。
初音:細かい譜割(曲に対する歌詞の乗せ方)など、本当に丁寧な説明を書類でいただいたんです。レコーディングの前には、改めて歌詞の背景やストーリー、タイトルの意味などを詳しく長文で説明してもらったんですが、常田さんの世界観に入っていくのにすごく役立ちました。
初音:最初にメロディだけをいただいて、それを聴いてみたんですが、自分の中にはないメロディラインだし、複雑な部分もあったので、難しそうだなという印象はありました。歌詞の世界観も、本当に“大人の恋愛”という感じでしたし、その世界観を理解するのに普段より時間がかかりました。
初音:とにかく何回も歌詞を読み込んで、メロディをたくさん聴いて、その上で歌い込んで、というのを繰り返しました。レコーディングまでに、そうやって時間をかけていたので、“いざ、レコーディング!”という時には、その世界観にスッと入れました。
初音:たとえば、タイトルにしても“つよがりソレイユ”っていうタイトルは、私の中からは、なかなか出て来ないだろうなって感じました。
初音:“ソレイユ”は、フランス語で“太陽”という意味なんです。この歌詞に出てくる主人公の女性は、できる素振りをして強がってしまう性格で、大切な人がいたんですけど、お互いに強がったせいですれちがってしまうんです。それで、自分で選んだ別々の道をお互いに歩むことになるんですが、そんな時に今の季節(冬)の太陽を見て、肌寒くて切ないんだけど、それでも太陽は暖かく自分を照らしてくれていて。いつか自分も、そんな太陽のように誰かを照らせるようになりたいという気持ちが込められています。
初音:あんまり素直なタイプじゃないかもしれないですね(笑)。
初音:常田さんの世界観を壊さないようにうまく入り込んで、常田さんがつくってくれた世界を、そのまま届けることが、一番リスナーの方には伝わるんじゃないかと思って、そこを特に意識しましたね。
初音:それはありますね。メロディラインもそうですし、表現の仕方もそうなんですが、自分のつくった曲では出会わなかった歌い方だったと思います。これから自分が書いていく曲にも活かしていけると思うし、幅がすごく広がったので、ご一緒できて本当によかったなって思っています。
初音:東野さんの作品はいくつか読ませていただいていて、その中でもこの『秘密』は特に印象に残っている作品だったので、すごく光栄に思っています。ドラマも毎週見ているんですが、本当に面白くて。以前公開された映画も見ているんですが、結末が小説とちがっていたので、このドラマ版はどんな結末になるのか、すごく楽しみしています。
初音:私が熊の隣で歌っているんですが、その熊が本当に大きいんですよ。185cmくらいあって。爪も鋭いし、妙にリアリティがあって、最初はすごく恐かったんですけど、慣れてくると目の動きとか、口の動きがすごくかわいらしいなって(笑)。本来なら男女で表す世界を、私と熊で表現していて、ちょっと切ない部分がありつつも、温かい映像になったと思います。
初音:挿入歌として1年半、使っていただいたんですが、番組のホームページに“まだ、この曲はCDになっていないんですか?”といった声をたくさんいただいていて、今回こうしてCDで届けることができて、すごくうれしく思っています。
初音:いえ。ちょうど高校を卒業して、ひとり暮らしをするために上京する頃に書いた詞で、普段、面と向かっては言えない感謝の気持ちを歌にしてみようと思って書いた曲なんです。それで挿入歌のお話をいただいた時に、この曲がイメージに合うなと思って。番組が“結婚”をテーマにしていたので、感謝をテーマにしていた曲に、“母への”という部分を足して、今の形になったんです。
初音:“はい、どうぞ”っていう感じでは聴かせてないんですが(笑)、この番組は母も観ていたし、ライヴでも歌っているので聴いてくれていると思います。面と向かって感想は言ってもらってないんですが、喜んでくれていたら、うれしいなと思います。
初音:今年の3月にスタートしてから、毎月開催しているんですが、今では自分にとってすごく大きな存在になっています。このライヴでは、カヴァー曲を歌ったり、小中学生の頃につくった曲をそのまま歌ったりと、普段のライヴではできないようなことをしていて。すごく初心に帰れる場所ですし、お客さんとの距離がすごく近いので、今まで以上にコミュニケーションを取れて、つながれる場所だなっていうのを感じています。
初音:ひとつの目標として“『野音で初音茶屋』(『初音茶屋』を野外音楽堂でやる)”というのがあります。“初音茶屋のテーマソングをみんなでつくろう”ということをやっていて、それを野音でみんなで歌えたらなって思っています。20歳になって、時間が経つのが、ますます早く感じるようになったので、後悔しないように、今まで以上に1日1日をしっかりとやっていきます。みなさんにも「つよがりソレイユ」を生で聴いていただきたいので、ぜひライヴに足を運んでください。『初音茶屋』の様子など、ブログも頻繁に書いているので、チェックしていただければと思います。これからも応援よろしくお願いします。
★初音
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http://ken-on.com/hatsune/(携帯)
星花:仲も良かったし、彼がギターをはじめたっていうのは知っていたんですけど、一緒にバンドを組んだりとかっていうのはなくて。中学を卒業してからもたまに遊んだりもしていて、17歳くらいの時に「音楽の方は今どうしてるの?」って聞いたら「家で黙々と曲つくってる」って。それで曲を聴かせてもらったら、すごく良くて。「一緒にやろうよ」って言ったのがきっかけですね。
川合栄次:だけど、最初は断ったんですよ。
星花:「あなたとはやりません」ってね(笑)。
川合栄次:そんな言い方はしてないでしょ(笑)。ただ、その時、まだ自分は1回もライヴとかやったことがなかったし、ギターにストラップをつけて立って弾くこともあまりしたことがなかったぐらいで、とてもじゃないけど一緒にバンドをやるなんて無理だと思って。それと星花のことを中学から知っていて、性格がキツいのわかってるから、ガンガン言われるのが恐いなって(笑)。それで1回断ったんですけど、もう1回誘ってくれたので、それなら、ちょっと気合いを入れてやってみようかなと思ったんです。
星花:札幌の知り合いの方に「ギターとドラム、いい人いないですか?」って探してもらって、発掘されたのが2人です。
工藤竜之介:発掘って(笑)。
工藤竜之介:なかったですね。だから最初にみんなと会う時はすごく緊張してたんですけど、みんなすごくいい人で。ずっと女の子ヴォーカルでやりたかったので、うれしかったですね。
小野貴博:星花は最初に会った時から結構ズバズバと深いところまで聞いてくる感じだったので、こっちがタジタジになっちゃう感じでした(笑)。
星花:なんとなくの直感で“サバンナ”っていう単語を入れたくて。それでいろいろ考えた中に“Violent is Savanna”っていうのがあったんです。“Violent”には“激しい、刺激的な”っていう意味があるっていうのを聞いて、私たち自身が常に刺激を求めて音楽をやっていきたいし、私たちの音楽を聴いてくれる人にも刺激を与えていきたいっていう思いを込めて、この名前にしました。
工藤竜之介:星花の歌詞や歌は基本的に明るいんですけど、その根底には暗さもあって。ネガティヴを越えた明るさって言うのかな。そういうのが、垣間見えるので、すごく深みがあるんですよ。楽曲自体も、素直に入ってくると思います。そこは僕らも考えてつくっているんで。
川合栄次:曲も聴きやすいし、星花の声っていう強烈な個性があるので、そこはやっぱり武器かなと思います。
星花:でもやっぱり全部かな。曲もすごく大好きな曲ばかりだし、ライヴも私自身大好きなので、そこもみんなにとって、魅力的に映ってほしいなと思います。
星花:去年の夏だから、ちょうど1年前くらいに上京してきたんですけど、今まで以上に、音楽に対して真剣に向き合うようになりましたね。ひとりの時間が増えて、自分たちが今、何をするべきなのか、何をやりたいのかっていう、自分の気持ちと、実際にやっていることを照らし合わせることが多くなりました。
小野貴博:プロの方と会う機会が増えて、すごく刺激になってます。それと、アレンジとかを考えたりする時に、ファミレスとかにすぐ行けるのが便利だなって。
工藤竜之介:まだあまり実感がないですね。でも、自分たちがその時の全力を込めてつくった音が、大勢の人のもとに届くっていうのがすごくうれしいし、これからもっと気を引き締めて、さらにいい音楽をつくっていかなくちゃっていう思いがあります。
星花:今までは、自分たちのためにだけやっていれば良かったけど、これからは周りで関わってくれている人たちのためにも頑張らなくちゃいけないじゃないですか。そういう意味でプレッシャーもあるんだけど、逆にそれが張りになっているし、そういうのがないとやっていても意味がないと思うんです。だから、今はプレッシャーも含めてすごく楽しめていて、かなり前向きな精神状態です。
川合栄次:思い入れはすごくありますね。デビュー曲っていう部分もそうですし、曲ができた時に“いい曲ができた!”っていう自信があったし。
小野貴博:この曲は最初にデモを聴いた時、すごくかっこいいなっていうイメージがあって。片寄さんたちとアレンジしていく過程でどんどん明るくなって、今の形になったんですけど、こういう感じの曲になると思っていなかったので、すごく意外だったけど、さらにいい曲になりました。
工藤竜之介:僕の勝手なイメージなんですけど、プロデューサーの方って「俺が思ったことをやれ!」みたいな感じだったんですよ。でも、片寄さんは“「それいいね。じゃあ、やってみようか」みたいな感じで、僕らの意見も大事にしてくれて。片寄さんのひと言でどんどん楽曲が良くなっていくので、すごい人だなと思いました。
星花:栄次のデモを片寄さんと一緒にアレンジしていって、どんどん形になっていくにつれて、イメージもわいてきて。ちょっと仲良しなんだけど、まだ片想いみたいな。だから、この歌詞は楽曲に引っ張られて出てきた感じですね。
川合栄次:いや、歌詞に関しては星花に完全に任せています。僕の方で、何かイメージを持ってつくって、それを星花に伝えてしまうと縛っちゃうことになるし、でき上がった歌詞がそのイメージとずれちゃうのも嫌なんで。それと曲がアレンジによってすごく変わるっていうのがわかっているから、あえてイメージは持たないようにしてます。
星花:片寄さんとお話していく中で、「遠回しな表現が多かったり、フィルターを通してるところがある」って指摘されて、改めて見返してみると、確かに思い当たる節があって。「もっと素直に書いてみようよ」って言われて、書いたのがこの歌詞だったんです。最初は見られるのも恥ずかしいくらい、思ったことをストレートに書いていて、すごくチャレンジ的な部分があったんですけど、今はライヴでやっていても気持ちいい曲だし、聴くのもすごく好きなので、片寄さんに指摘していただいて良かったなって思っています。
小野貴博:いい歌詞だなと思ったんですけど、変化には気づきませんでした(笑)。ただ、歌詞を渡された時の情景はなぜか覚えていて。スタジオの休憩所で渡されて、“いい歌詞じゃん”と思ったんだけど、口べたなんで「ああ、いいんじゃない」みたいにちょっとそっけなくしちゃいました(笑)。
川合栄次:最初に読んだ時も“いい歌詞だな”と思ったんですけど、実際に曲にのせて歌ったのを聴いた時は、“すごく歌詞が入ってくる”って思って鳥肌が立ちましたね。
工藤竜之介:やっぱり疾走感ですね。エッジを効かせて、「OH LOVE YOU」とはちがう感じでアプローチしたかったので、それがよく出ていると思います。
星花:ショーキチさんは、片寄さんと正反対な感じでした。片寄さんは「時間はまだあるから、じっくりやればいいよ」っていう感じだったんですけど、ショーキチさんは「考えても仕方ないんだから、どんどんやってみようよ」っていう感じで、考えるよりも動こう、みたいな。その時の感情とか、焦燥感っていうのを大事にする方でしたね。
工藤竜之介:片寄さんが“静”なら、ショーキチさんは“動”っていう感じ。
星花:今考えてみると、この曲は疾走感がキーになっているから、あえてそういう風にしてくれたのかなって思います。
星花:今回収録されている3曲って、今だから録れたと思うんです。そういう“今じゃないとできないこと”っていうのをこのバンドでずっとやっていきたいなと思っていて。背伸びをするんじゃなくて、今、私は24歳なので、24歳の私が思うことを書きたいし、このメンバーが今、やりたい音楽をやって、それがみなさんのもとに届けば最高だなと思っています。そして、最終的には、昔からの目標なんですけどドーム・ツアーをしてみたいなと。もちろんファイナルは札幌ドームで(笑)。それができるように頑張っていきたいし、まだまだ私たちのことを知らない人たちの方が多いと思うんですけど、みんなに愛されるように突っ走っていくので、応援よろしくお願いします。
★Violent is Savanna
http://www.v-i-s.jp/(PC・携帯)
PANG:アルバム1枚を出すのが、どれだけ大変かわからない頃に立てた目標だったんですけど、リリースするたびにスタッフやファンの方など、自分を支えてくれる人たちがだんだんと増えて、それとともに力になるものも増えてきた中で、5枚っていうのは、自分で自分が“成長できたな”って思える区切りでもあったんです。そこから次をどうするかって考えた時に、曲をつくって歌うことに変わりはないんだけど、今回はこの5年の間に得た自信や勉強してきたことを上手に消化して、作品にできたなと思っていて、どこかスッキリした自分がいますね。
PANG:それもありますね。あとは“もうしんどいな”と思って(笑)。『PANG 4(FOR) YOU』とか、『PANG 5☆STAR(5つ星)』みたいにタイトル付けてたんですけど、もう出てこないなと。
PANG:決まった時は“これしかない!”と思ったんだけど、そこにたどり着くまで大変でした。スタッフとみんなで何日も話し合ったり、友達にメールしてアイデア出してもらったり。お酒飲みながら話すことが多かったんだけど、そうしたら“インパクト重視!”みたいな空気になって、七夕にリリースだから『七夕からボタモチ』とか(笑)。インパクト重視だから“それでもいいかな”なんて途中までその気になっていたんだけど、写真もせっかくいいのが撮れたし、“それはないだろ”と考え直して。それでいろいろと話し合っていく中で“BEAT”っていう言葉と“愛すべき”っていうキーワードが出てきて、そこから『LOVER BEAT』っていうタイトルが生まれました。でも、今考えると恐ろしいですね。『七夕からボタモチ』になっていたかもしれないと思うと(笑)。
PANG:毎回、コンセプトはあまり考えないんですよ。あえて言うなら“いろいろ自由にやりたい”っていうところかな。それはつくっていく中でどんどん色濃くなっていったんで、意識してそういう流れにした部分はあります。それと今みんながあまりやってないことをやろうっていう意識もどこかにありました。流行りのサウンドは全然やっていなくて、時代とは逆行していると思うんだけど(笑)、それをあえて今自分がやるところに面白さがあると思っていて。レゲエと言ってもその中にいろんなジャンルがあるから、それを自分がやってかっこよくなるなら、いろいろやりたいっていう挑戦でもありました。
PANG:そうですね。ダンス・チューンを頭に持ってくるのって、私としては珍しいかな。ミニ・アルバムの時に1回あったくらいで。
PANG:いや、つくった時点では考えてなかったです。曲順はいつも最後にパズルのように並べ替えて決めているんで。その中で、この並びが一番収まりがよかったんです。曲としては、骨太なところからイントロがドンとはじまって、ちょっとDJみたいなことをやっていて、自分としては新しいスタイルだと思ったんだけど、意外とみんなからは“懐かしいスタイルだね”って言われました(笑)。
PANG:どういう曲をつくってほしいか、みんな理由も添えて書いてくれていたんだけど、その中でひとりの男の子が、“失恋した直後で、自分で曲を書こうと思ったけど全然書けない”って書いているのを読んで、“あ、助けを求められてる!”って勝手に思って(笑)。実際に私が書くことで、その男の子の気持ちを助けてあげられるかはわからないんだけど、自分の中のどこかに触れたんでしょうね。それと失恋の曲は今までにも書いているけど、自分が当事者の立場で書いたことはなかったので、どんなのが書けるか興味もあったんです。だから、この曲もある意味チャレンジ的な部分がありました。
PANG:失恋して、悩んだり後悔するというよりも、その人のことばかり考えてボーッとしてしまう…胸が痛くてどうこうっていうのが過ぎてしまった後のことを書いているので、ドロドロした部分を感じないんだと思います。それと「SHULABA」で結構えげつないことを歌っているから“2曲もいらんな”と思って(笑)。さわやかな感じにしたかったっていうのはあります。
PANG:PJさんはイベントでご一緒したり、よく飲みにいくバーで一緒になったりして、ずっと気になる存在であるとともに憧れのシンガーやったんです。男の人と一緒にラヴ・ソングを1曲書きたいなっていうのがあって、PJさんにお願いしたら迷いもなく“いいね、楽しそうだね”って言ってくださって、実現したんです。詞は自分の今も過去も含めていろんな恋愛話をPJさんとして、お互いの人間性を知る中から湧き出てきたものを書いた感じで。話していく中で“だから男の人と女の人ってすれちがったり、かみ合わないんだな”っていろいろ気づかされたことを、上手くリリックに反映できたと思います。
PANG:ジャマイチとは、今までライヴでは一緒にやったことがあったんですけど、レコーディングははじめてで。私の持っている世界観と彼らの持っている世界観が似ている部分があったし、年代が近いというのもあったし、どういう風にアレンジしてくれるのかなって前から興味があって。だからこの曲は、あらかじめジャマイチに頼むことを考えながらつくった部分もあるんです。それで、いろいろと進めていく中で、ジャマイチのドラムの梅ちゃんのお父さんがドクトル梅津さんだって知って、自然な流れで参加してもらうことになったんです。
PANG:そりゃOKとは言えないですよ(笑)。ただ、ひと昔前とは考え方が変わりましたね。昔はこの曲の中のキャラクターみたいに熱い女だったけど、たぶん今の私だったら“しゃあないな”って思ってしまうんじゃないかな。だから、これはキャラをつくって、それになりきって歌っているんです。その方が面白いと思うし。でも、実際にこの立場になってみないとわからならいですけど。“ふざけんな、ボケ!”って言ってるかもしれないし(笑)。
PANG:そうですね。こんなえげつないこと言っているの今までないし、音的には昭和歌謡みたいな部分があるし。渋谷のROOTSっていうクラブでデモをかけて聴いた時に、これ絶対、昭和歌謡と組み合わせたらイケると思って、その日のうちに書いたんですけど、リリックもサウンドも妙にハマりました。
PANG:去年アルバムをつくっている最中に、プライベートも含めて周りの環境が変わったこともあって、すごく不安になるというか、凹んだことがあったんです。その時に、“悩むとか苦しいってこういうことなんや”って感じて。リリックでも言っているけど、こんな日が来るなんて思ってもいなかったし、それを経験したことで周りの人が言う“苦しい”ってこういうことだったんだって知って。その時に私はすごくもがいたり、あがいたりしたけど、人生なるようにしかならない。それならそれを受け入れよう。そうすれば、いつかいいことがあるからって、思えるようになったんです。どこかにダニエル・パウターの「Bad Day」のイメージがあったんでしょうね。“今日はついてなかっただけ”みたいな。書き方は全然ちがうんだけど、私も同じようなポジティヴ・ソングを書きたいと思って、できたのがこの曲でした。
PANG:そうですね。前作でもそうやったし、1曲はやっときたいみたいな気持ちはあります。今回は最後1分くらいがダブになっているし、ものすごく濃くてお腹いっぱいになるだろうから(笑)、アルバムの最後にドンと持ってきました。
PANG:ルーツはレゲエの一番おいしいところというか、醍醐味のようなものを感じさせてくて、一番色っぽい危険な匂いのする音楽って思っていて。自分が絶対に抜けきれない音楽の世界ですね。ラヴァーズも好きなんだけど、それ以上にルーツは好きです。
PANG:毎年こうやって1年に1枚出させてもらっていることもそうですし、待ってくれている人がいることが自分には、すごくありがたいと思っていて。今作は、昔の古き良きサウンドをベースにしているんですけど、自分はその時代の音を生音では聴いていないんです。その私があえてやったら、どう面白くなるかなっていう挑戦でもあったんですけど、これを通じてPANGを知ってもらえるような1枚になったと思うし、レゲエのおいしいところも知ってもらえるような作品になったと思います。テーマ的にもポジティヴなものやラヴァーズもあって、コンピのような感じになっているので、ぜひ1曲目から12曲目まで通して聴いてもらいたいなって思います。
PANG:ライヴではいつも“マイペース”と“親近感”っていうのを大事にしているので、等身大のPANGを見せたいです。かっこいいショーを、っていう気持ちはもちろんあるんですけど、それ以上にファンのみんなと同じ目線でありたいし、PANGのライヴに来たことで、また明日から頑張ろうって思えるような楽しいショーにしたいです。このワンマン以外にも夏にライヴがいっぱいあるので、そこでもみんなと一緒に楽しみたいと思うので、ぜひ遊びにきてください。
★PANG
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MITSUAKI:僕らもファンのみなさんも待ちに待ったアルバムなので、今までのハニエルの“軌跡”を残せるという喜びでいっぱいです。
MITSUAKI:デビュー前からライヴで歌っていた曲だったり、バラードだったり、その時々で表現したい曲を思いのままにつくってきたのが、幅の広さにつながったんだと思います。
KYOHEI:タイトルの『伝えたいことがあるから』に集約されるように、楽曲の持つメッセージ性、世界観を感じてほしいです。詞については、僕たち自身、リアルな目線で書いているので、共感してもらえたらうれしいです。
KYOHEI:とにかく、これまでのHoney L Daysをギュッ! と凝縮したファースト・アルバムらしい作品に仕上がっていると思います。僕らの大切にしている“切なさと激しさの共存する音楽”を楽しんでもらえたらうれしいです。
MITSUAKI:その両方です。「the meaning of that happiness」は、ヴォーカルを再度レコーディングしましたし、1年前にレコーディングしたものもあるし。
MITSUAKI:『伝えたいことがあるから』の言葉のあとには、文章が続くんですよ。そこに、今のハニエルが持つ前のめりの躍動感や、楽曲に込められた思いを感じてほしいなって。伝えたいことがあるから、今2人で歌っている、ということ。こうして数々の愛すべき楽曲たちを生み出してきた、ということ。包み隠さずストレートな気持ちをこのファースト・アルバムのタイトルに込めて、より身近にハニエルを感じてほしいという思いで決めました。
KYOHEI:2人の声からはじまって力強くハモり、そして楽曲がスタートする感じが、まさにこのアルバムの1曲目にふさわしいと思っています。歌詞も“伝えたいことがあるから”というタイトルにふさわしいメッセージ性にあふれた歌詞で、勢いのあるこの曲を選びました。
MITSUAKI:“いよいよデビューするんだ”という歓喜と勢いが、曲からもミュージック・ビデオからもあふれ出ていたと思います。ミュージック・ビデオがタイでのロケだったのですが、ひたすらタイの街を走っていましたね(笑)。
KYOHEI:曲づくりの段階から、壮大なアレンジ・メロディにパーソナルな恋愛の歌詞をのせるイメージがあったんです。“キミ”に伝えたい、もしかしたら伝えられなかった“キミ”への思いを詞にしました。照れくさくて言葉にしにくい気持ちを“キミ”にあてた手紙のようにつづっています。僕自身、恋人同士の手紙のやり取りが好きで。それも、こういう詞につながった理由のひとつです。サビの中で、タイトルでもある♪キミの為に僕が強くなる♪という詞をのせました。いろいろな“強くなる”があると思うけど、僕はこの歌の中に出てくる♪強くなる♪が一番素敵だと思っていて。2人で交互にひとつひとつ丁寧に歌いつむぐ詞と、“キミ”への思いを大切に描く様子を感じて聴いてもらえたらうれしいです。
KYOHEI:“1回フラれたくらいじゃあきらめない!”、“そばに居てほしい”、そういう強い思いを、メロコアからの影響も感じられるサウンドに乗せて、入れ替わり立ち替わりハモってかけ合う。少し強がりな自分も見え隠れするような前向きな青春恋愛ソングです。ライヴで一緒に盛り上がりたい1曲ですね。
MITSUAKI:まさにその通りだと思います。流れのある気持ちのいいアルバムにしたかったので、曲順を決めるのが大変でした。2人でCDデッキに向かいながら、じっくりと話し合って決めていきました。
MITSUAKI:「まなざし」はストーリー仕立てで、お互いのソロ・シーンもたくさんあって、個性がたっぷり出ていると思います。当日は風も寒さもハンパなかったのですが、それを顔に出さず、耐え忍んだ2人の強い“まなざし”に注目してください。そして「It’s sweet, so sweet」は、固定のカメラ1台で、僕らがカメラの中に入っていくスタイルで撮影しました。自由に動くことができたので、楽しくできましたね。僕がベース、KYOHEIがドラムに挑戦したので(笑)、ここは必見です! とにかく、ライヴ感たっぷりの渋い作品ができました。
MITSUAKI:アッパーな曲から、ミドル、バラードまで、今のハニエルのすべてを盛り込んでいるアルバムなので、頭からライヴ感覚で聴くもよし、その時の感情にあわせてチョイスするのもよし。自由に聴いてください。あと、タイトルどおり、伝えたいことがたくさん詰まっているので、歌詞もじっくり聴いてほしいですね。
KYOHEI:いつも応援、本当にありがとう! まだ、ハニエルを生で見たことがないみんなには、とにかく僕たちのライヴに遊びに来てもらいたいです。そして、一緒に盛り上がって最高の時間を共有したいですね。
★Honey L Days
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KYOHEI:Honey L Daysを結成したときに、“相方とずっと歌っていくぞ”という決意のようなものがあって、楽曲も“Honey L Daysの曲”ということを意識して書きはじめることが多くなりましたね。
MITSUAKI:メジャー・デビューをきっかけに、僕の想像以上に音楽にどっぷりつかっています。いろんな人と触れ合うことができるし、本当に日々刺激になっていますね。
MITSUAKI:もともと僕らはロック・スタイルをメインでやっていて、ライヴでは今よりもっと激しかったんです。でも、もっといろんな人に僕たちの曲を聴いてもらって、感動してもらえるような音楽をつくっていかなければいけないと思っていて、そういう意味では以前よりポップス寄りの音楽になっているかもしれません。ただ、それを縛られたという風に感じたことはないですね。いろんな人の意見を聞いて良い方向に行って、その中で良い曲ができ上がってきているんじゃないかなって思います。
KYOHEI:去年の末にダウンロード配信限定の曲をはさんでいて、そういうチャレンジや経験を踏まえた上でのシングルですね。曲を共作しているのは僕の昔からの音楽友達のヒロイズムで、いろんな曲を一緒に書いたりしているんです。今回は『タンブリング』に向けて、僕個人で書いたもの、MITSUAKIと一緒に書いたもの、ヒロイズムと一緒に書いたもの、いろんな形の曲を7〜8曲くらい提出させていただきました。その中で僕らの中でもそうだし、『タンブリング』チームにも評価していただいたのが、ヒロイズムと一緒に書いた「まなざし」だったんです。
KYOHEI:『タンブリング』というドラマが、競技人口がすごく少ない男子新体操という競技の中で、学生が夢に向かっていく中で、いろんな壁にぶつかって、くじけそうになったり、たまったものを喧嘩にぶつけてしまったり、いろんなアツさが共存するドラマだと思ったんです。だから、そういうアツさに共通してあるものって何だろうなって考えて。何かに向かって曇りなく真っすぐに突き進んでいる人の目ってすごくキラキラしていて、引き込まれる魅力があると思うんです。それを「まなざし」という言葉に集約して歌にすれば届くのかなという思いでつくりました。
MITSUAKI:もう自分に歌いかけているくらいの感じですね。高校生が部活動に打ち込んだり、ぶつけ合ったりするのって僕たち自身も通ってきているし、今まさにアーティストとして歌にすべてを込めていかなければいけないところだったりするから。ストレートで普遍的なものを歌にできたら、誰かを後押しできるかなって思っています。
KYOHEI:ドラマに寄り添う部分でもあるんですけど、僕たち歌い手としても、本当に静かなところから一緒に盛り上げていって、サビで出せるものを全部出せるように気持ちを持っていきました。それが、段々と音が重なっていくところとか、ピアノで静かにはじまるところとかに集約されていると思います。
KYOHEI:いつもはハモりと歌を全面に出しているんですけど、今回はサビのユニゾンを強くして、一声じゃなくて二声のユニゾンをハニエルらしいハモりの音に合わせています。ただ、ハニエルらしさというのは意識してないですね。今までのハニエルっぽく、大サビで掛け合ったり、ハモったりはしているんですけど、アツい思いを込めた歌い方を最初から最後まで貫き通しています。それは僕たちとしての挑戦でもあったので、こういういい形に仕上がったことにすごく満足しています。僕とMITSUAKIの向かっていく先が一緒で、それが特に強かったのもひとつの要因になっているかもしれません。
KYOHEI:『タンブリング』があったから生まれた曲だし、『タンブリング』の主題歌なので、ドラマを観ながら聴こえてくるときが一番いい状態であってほしいというのはひとつありますね。サビの部分が終わったときに、BGMとして感情を、より盛り上げられるような、自分も、もう一度頑張ってみようかなっていう気持ちにさせてくれるような曲になっていたらうれしいです。
MITSUAKI:僕もそうですね。本当にストレートな歌詞だし、逆に僕ら自身も歌っていてエネルギーをもらえるような曲になったんです。日々がむしゃらに頑張っている人の心に響くような歌詞だし、メロディだと思っているので、今それこそ青春を謳歌している世代の人にも届いてほしいし、サラリーマンのお父さんとか、子育て中のお母さんとか、いろんな方に届いてほしいなって思います。
KYOHEI:僕が書いたたくさんのデモを音源にしたことがあって、その中の1曲なんです。こういうサウンド感の曲は少ないと言ったら少ないんですけど、一番ハニエルくさいっていうか。ハニエルのライヴで味わえるロックのニュアンスという意味では、「まなざし」よりも出ているかもしれないです。早くライヴで披露したい曲ですね。
MITSUAKI:この曲にピッタリ合う表現をするには、どういう歌い方をすればいいのかが難しかったですね。歌詞もそうですけど、色気とか大人っぽいところがあって、今の気持ちを色っぽく歌うこともできれば、もっとサラッと歌うこともできるというか。いろんな歌い方ができるから、ライヴでも毎回ちがうニュアンスで表現ができる曲だなっていうのは感じましたね。
KYOHEI:「まなざし」がハニエルの真ん中に位置しているとすれば、逆に遠いところにいるのが「It’s sweet, so sweet」ですね。ひとつの中で2つを表現するのは難しいんですけど、たとえば歌い方で言ったら通常より高い声域で歌っていたりとか、好きなだけハモっていたりとか、僕たちの持ち味というか振り幅の広さは意識しています。6月に出るファースト・アルバムには、シングル以上にいろんな方向性の曲が収録されているので、何かその序章というか。こういうこともやるし、こういうこともできるんだって。そうすれば、この小さいパッケージのシングルの中で、ハニエルをより楽しんでもらうことができるのかなって。
KYOHEI:夏にファースト・アルバムを引っさげての全国ツアーをします。少しでも多くの人たちの近くでライヴをやりたいという気持ちは、Honey L Daysを発足したときからMITSUAKIと話していたことなので、ようやく念願がかないました。いろんなところでライヴをして、お客さんと一緒の時間を共有することが僕たちの願いでもあったので、それはものすごいうれしいですね。
MITSUAKI:Honey L Daysになる前からずっと応援してくれているファンの方もいらっしゃいますし、これから出会う方もいると思うんですけど、とにかく今年はいろんなところでいっぱいHoney L Daysの「まなざし」、そしてHoney L Daysの歌を歌っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします。
KYOHEI:みんなの予想とか期待をいい意味で裏切っていきたいなって思っているので、常にHoney L Daysをチェックしてほしいし、これからも楽しみにしていてください。
★Honey L Days
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吉川まりあ:サントリーさんの「鉄骨飲料」のCMに、“鉄骨天使”役として2人が出演することになって。それがきっかけで、ユニットを組むことになったんです。20年前にオリジナルがブレイクした時、まだ1歳だったんですけど、親がちょうどその世代だったので、私も知っていたんです。だから、そのCMに自分が出られるということが、うれしいのと同時に驚きでしたね。“私でいいの?”みたいな(笑)。
フォンチー:私は、前のCMがブレイクした時は、生まれる前だったんですが、テレビか何かの“懐かしのCM集”みたいな番組で見た覚えがあって、“どこか懐かしいな”という思いがありました。ただ、そのCMに出演させていただくことになって、うれしい反面、プレッシャーも感じました。でも、プレッシャーをプレッシャーと思わずに、まりあちゃんと2人で、とにかく楽しんでやろうと。2人ともそれがモットーなので(笑)。
フォンチー:私は…最初ちょっと怖かったです(笑)。
吉川まりあ:私も(笑)。
フォンチー:私は自由奔放というか、結構適当な性格で(笑)、まりあちゃんは見た感じ、自分と正反対で何ごとにもキチッとしている感じだなと思ったんです。それで“性格が合わなかったらどうしよう”と思って、話しかけづらかったんです。
吉川まりあ:私は、そんなフォンチーの視線を感じていて。それが“怖いよ〜”と思って(笑)。でも、そんなの最初の1分くらいだったよね。
フォンチー:うん。話しはじめたら、そんなことは全然なくて、逆にお互い共通点が多かったんです。ファッションとか、髪型とか。携帯もまったく同じ機種だし(笑)。
吉川まりあ:大学で声楽を専攻していたんですけど、人前で歌ったり、踊ったりっていうのは、はじめての経験ですね。勉強していたのとは、ジャンルも全然ちがいますし。でも、音楽に携わる仕事をずっとやりたかったし、小さい頃から音楽を続けてきたので、すごくうれしいです。
フォンチー:特にダンスというか、振り付けの部分でちがいは感じますね。2人だから、振りをまちがえたり、動きがそろっていないと目立ってしまうので、そこが一番ちがうところですね。でも、それによって、新しい課題が見えてきたところもあるので、いっぱい勉強して、頑張りたいと思います。
フォンチー:20年前に大ヒットした曲を私たちが歌わせていただけて、しかもそれが自分たちのテーマ曲になるとは思っていなかったので、素直にうれしいですね。2人で「すごいね」って言いながら、夜中に長電話してました(笑)。
吉川まりあ:もちろんパオ♡のテーマ曲なので、私たち流にしたいなと思っています。鷲尾いさ子さんが歌っていらっしゃる「鉄骨娘」は、テンポも速くて、力強い感じですが、今回のカヴァー曲は、テンポもゆったりとしていて、私たちらしさが上手く出ていると思うんです。私たちすごくマイペースな人間なので(笑)。オリジナルがあっての曲なので、「自分たちの曲」とは偉そうに言えないんですけど、またちがう「鉄骨娘」として聴いていただけると思います。
フォンチー:洋服を買いに行ったり、メイクや髪をセットしてオシャレをしている時に、すごくワクワクしますね。そうやって着飾るのって、女の子特有のものだと思うので。
吉川まりあ:私はガールズトークをしている時ですね。プロフィールの趣味の欄に“おしゃべり”って書いているくらいしゃべることが大好きで(笑)。男の子には、そういうおしゃべりがないとうか、理解できないみたいなので、女の子に生まれて良かったなって思います。
吉川まりあ:最初に聴いた時は曲だけで、まだ歌詞はなくて。それでもメロディがずっと頭の中に残って、帰りの車の中でもフォンチーと口ずさんでいたし、家に帰っても頭の中で鳴り響いていて(笑)。これはインパクトの強い曲だなと。歌詞も出だしから♪ちょき ちょっきん ちょっきんな♪って斬新だし、でも実は乙女な内容の曲で共感できるんですよ。カーキーズさんプロデュースなんですが、すごく良い曲をいただけてうれしいです。
フォンチー:メロディも歌詞も覚えやすくて、小さい子からおじいちゃん、おばあちゃんまで、みんなが一緒に歌って踊れる曲だと思いました。男の子には、女の子ってこういう風に思っているんだって感じながら、聴いていただければと思います。
吉川まりあ:音域がすごく広くて、難しかったんですけど、すごく明るい曲なので、ただ歌うだけじゃなく、楽しんでワクワクした感じで歌うように心掛けました。
フォンチー:振り付けも真ん中に椅子を置いて、私たちが店員さん役になったり、お客さん役になって、ただ踊るだけじゃなくて、演技しながら踊っていて。本当にダンスもかわいいし、歌いながらすごく楽しめる曲だと思います。だから、歌っている私たち自身が楽しいのはもちろんなんですけど、見たり、聴いたりしてくれる人たちも楽しくなれるように歌いました。
吉川まりあ:はい、そうです。みんなで踊りたくなるようなとても楽しい振り付けになってます。そしてなんと「鉄骨娘パオ♡〜パオ♡のテーマ〜」の方は、ラッキーさんと南流石さんの巨匠2人のコラボです。これはすごいことですよ。
吉川まりあ:ダンスの経験が、これまでまったくなかったので、大変でしたね。どちらもすごく印象に残るダンスなので、一見、簡単そうに見えるんですけど、手の角度とか、高さとか、実はすごく細かくて。
フォンチー:手の指先から足のつま先まで、全部に神経を集中しなくちゃいけないので、すごく難しかったです。
吉川まりあ:あり過ぎて、どこと言ったらいいか(笑)。あえて言うなら、「鉄骨娘パオ♡〜パオ♡のテーマ〜」は、私たちのほんわかとした柔らかい雰囲気が出ていると思います。それと吉本の芸人さんたちとご一緒させていただいていて、すごく盛り上がっているので、その熱気を感じ取っていただけたら。私の母親が観て、「まりあってこんな笑顔するんだ。めちゃくちゃ楽しそうだね」って言われて。母親からそんなことを言われたくらい、すごく楽しそうにしている私たちを見てみてください。
フォンチー:「ちょっきん-NA!」は、小さい子や本物の床屋さんの方たちと一緒にやっていて。たくさんの方たちと一緒になってひとつのものをつくり上げた作品なので、最初から最後まで瞬きをしないで見ていただけたらと思います。
吉川まりあ:衣装も床屋さんのサインポールをイメージしていて、私が赤を、フォンチーが青を基調にしています。ピアスがはさみの形になっていたり、マニキュアなど、細かいところまでこだわっているので、2人のファッションにも注目してみてください。
吉川まりあ:人前で歌うのも踊るのもはじめてなので、口から心臓が飛び出そうなくらいドキドキしています(笑)。生のライヴなので一発勝負だし、初お披露目だし。イベント日まで、まだ少し時間があるので、楽しめる余裕を持てるように毎日頑張って、来てくださるお客さんはもちろん、私たちも楽しめるようにしたいと思います。
フォンチー:ライヴは今まで何度か経験していますけど、緊張はなくならないですね。でも、その緊張も楽しめるように頑張りたいと思います。2曲とも歌も振りも覚えやすくて、耳に残りやすいメロディになっているので、ぜひCDをいっぱい聴いていただいて、イベントで私たちと一緒に歌って踊っていただけたらと思います。
★パオ♡
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岡村健人:単純に“楽しかった”っていうのが大きいですね。やっている時は長く感じたけど、振り返るとあっという間で。初のフル・アルバムを出して30カ所まわったんですが、時間的に10曲全部できないから、セットを絞ってやったんです。そうしたら“あの曲も聴きたいんで、また来てください”とか、行く先々で言われたのがすごくうれしかったし、成長できた3ヵ月だったと思います。
福島有:ツアーを通して、気をつけたテーマが、“1本やるごとに成長していく”こと。夜な夜な自分たちで運転して、会場に行っているので、“疲れた顔を人前で見せない”。それと、いろんなところに行くんで、“食べ過ぎて太らない”(笑)。そういうところを目標にしながらやりました。
岡村健人:そうです。年明けてから、すぐにレコーディングやったんで、年明けた感もなく(笑)。一応、年末にカウントダウン・ライヴをやったんですけど、ツアーは、はじまったばかりだったし。3月10日のファイナルが終わって、ようやく新年を迎えられた気分ですね。
上里洋志:「city talk」はそうですね。ライヴでもやってない、自分たちでゼロからつくる新曲という意味で挑みました。ツアーをやりながら、ギリギリの状態みたいなところもあったんですが、いい意味でそのギリギリ感を出せたと思います。あとの2曲は「BASEMENT」が1〜2年くらい前、「butterfly」は有くんが入りたての5年くらい前の曲です。
上里洋志:3曲とも全然ちがう色合いが出ているんですが、それぞれのストーリーが一貫して持っているものとして、ドロドロとした状況から抜け出した時に見える、かすかな希望というのがあるので、この選曲になりました。
岡村健人:ジャケット・イメージが3人とも“交差点”っていうのがあって、タイトルもその言葉にしようと思ったんですが、直訳はしたくなくて。それで『second narrow』という僕たちの集大成を置いてきたという意味で“past”、僕らも何かをもらえるという意味で“comes”というところから、今回のタイトルになりました。
福島有:アルバムを録り終わって、ツアーの前に合宿をやったんですけど、曲をたくさんつくらないといけない時期で、行き詰まってもいたんです。そんな中で、洋志がたまたま弾いたリフがめっちゃ良くて。そこからこの曲をつくりはじめたんです。
上里洋志:3人が3人の主張をいいバランスでやっていくのがHalf-Lifeのいいところだと思うんですけど、今回はつくるにあたって、3人ともがやりたいことを詰め込み過ぎてしまって、1度ボツになりかけたんです。そこで僕らとしては、余計なものを削ぎ落とすというか、はじめて引き算の作業をやったんです。
岡村健人:1回レコーディングまでしてから、“これじゃダメだ”ってボツになってしまって。自分の中では1度完結したところからの作業だったので、葛藤がありましたね。なんでここを変えなきゃいけないんだって思うんだけど、スタッフの言うこともわかるし。
福島有:自分らがやり過ぎてしまって、たとえて言うなら、めっちゃ速い車にガソリンをガンガン送り込んだら、実はそれが軽油で、車が走らん、みたいな感じかな(笑)。で、1回それを抜き出して、メンテナンスしてきれいにして、ハイオクのガソリン入れたら、めっちゃ走り出したみたいな。かっこいいと思っているものでも、やり過ぎたら逆にかっこよくなくなるっていうのがわかりましたね。
上里洋志:3人でじっくり相談しながら煮詰めたり、スタッフから話を聞いてつくり上げていったので、自分たちの成長につながりました。
福島有:疾走感は絶対にほしかったんですよ。首都高のイメージというか、走り抜ける感じをやりたくて。自分が車に乗って聴いていたら、どんどんスピードが上がるような曲っていうのかな。基本的に全部一緒のリズムなんだけど、窓の外の風景が変わるように、どんどん展開が変わっていく。その絶対の疾走感を心掛けましたね。
岡村健人:ほとんどこいつ(上里)が書いてきて、僕はホントにBメロ1行とかだけです(笑)。
上里洋志:今までの歌詞の書き方と、自分の中でのギャップをつけたくて。この歌詞を書こうと思ったきっかけが、「2ch」で。はじめて僕らのスレッドができたんです。今まで、そういうのは見なかったんですけど、「2ch」などインターネットの世界に興味を持つようになって。すごい罵声の飛び交いあいや、エグすぎる言葉の交わし合いが行なわれているのを見て、すごく共感した部分と、それに対する反発心の両方が出てきたんです。日常で生活していて言えないことを、この仮想空間で文にしあって、誹謗中傷したり、それに対して諭したり。普段言いたいことを言えずに、それを何にして出しているのかっていったら、僕はそれを歌にして出していて。表現の仕方はちがうけど、思っていることをちがうもの置き換えているところに共感したし、そういうところから、もっと直接的なところに向かうというか、全部否定するんじゃなくて、もっと人間の体温に近いところまで一緒にいきたいという思いからつくったんです。
上里洋志:これは最初に僕が弾き語りで持っていったんですけど、時期的に3人とも落ち込んでいた時期で。本当に上手くいかない毎日が続いていて、そんな時に他の人たちはどういう歌をつくっているんだろうって考えた時に、全部が世の中のせいだとか、誰かのせいにして逃げ出している曲が多いような気がして。こんな世の中はホント終わってますとか。でも、こんな世の中に僕らは生まれてきたわけで、“じゃあ、その世の中で、どう生きていかなきゃいけないか”っていうのを歌おうと思ったんです。与えられた環境と自分のヴィジョンだけで世の中を悪く言うのは良くないと思ったし、与えられた環境の中でどう生きていくっていう方が重要なんじゃないかなって思って。ちょっと攻撃的なところもあるんですけど(笑)、内面は本当に落ち込んでいたんですよね。
福島有:洋志が最初に持ってきた時に見て、こういう歌詞の内容がはじめてだったので、めっちゃいいやんって思ったんですよ。ただ、超大作すぎるなと。最初は今の3倍くらい歌詞の長さがあったんです(笑)。
上里洋志:あ、そうだったね。下手したら12〜3分くらいあるような曲だった(笑)。その中で、上手くバンドのサウンドとして、ひとつのスマートな楽曲としてつくっていくために、そこでもそぎ落としたね。
福島有:この時は下手したらバンドやめるんちゃうかと思うくらい、3人ともすごく凹んでいて。僕は絶対ドラムだけは自分で考えてたんですけど、その時はそれもできんくらいで、健人がドラムマシンで遊んでいたのが、“それ、いいやん”って採用になって。
岡村健人:逆に、この曲のギターのアウトロでいきなり変わるところがあるんですけど、あれはドラムの有くんがギター弾いて、“これにしよう”ってなったんで、変な感じだったよね、つくり方が。
福島有:その時、3人で家におって、僕はソファで寝転がっていたんですが、それを聴きながら、“めっちゃいい曲やな、これ”って思って、目がウルウルきてましたね(笑)。
上里洋志:内面的な部分というか、僕個人としての人間の内面がたぶん、Half-Lifeの楽曲の中では一番出ていると思います。
岡村健人:“昔”ですね。全編英語詞の曲って、バンクーバーにいた頃につくっていたもので、今はまったくつくっていないんです。そういう部分で“昔”という意味で。以前に1度デモで出しているんですが、今回改めてそれを聴いて、今聴いても全然色あせないというか、“全然いけてまっせ!”ってなって、今の俺ら3人でやったら“どれだけすごいものができるか”っていうところから録り直したんです。
福島有:5年前の曲が全部使えるか?”と言ったらそうではないけど、この曲は絶対いけるやろと。5年分、僕らがやってきたことも絶対に成長しているはずで、一緒のことをやっていても出ている音はちがうんですよ。聴き比べると、自分たちでも、“こんなことができるようになっているんだ”っていう新しい発見もありました。
岡村健人:「J-POP」は僕らの曲の中でも、歌詞の力が一番伝わる曲だと思っていて。音源としても出せたんだけど、ライヴで僕たちが実際にやっている空気感をまず伝えたいというところがあったんです。たまたま映像に撮れるというのもあって、今回パッケージにしようと。思惑通りにいい映像が撮れたので、ぜひ期待してほしいですね。
岡村健人:聴いてもらって、好きになってもらえたら、すごくうれしいし、ライヴにも来てもらいたいっていうのが一番大きくて。来てもらえれば、それ以上に好きにさせる自信があります。
岡村健人:地元は、はじめてなんで、わからないですね。どうなるか。
上里洋志:でもさぁ、ちょっとうれしいんじゃない? 地元で、高校の時から出ていた場所でやるわけだし。僕は出身がちがうけど、そこでワンマンをできるって胸を打つものがあるよね、きっと。
福島有:GRINDHOUSEっていうライヴハウスでやるんですが、もともとJITTER BUGという名前で。リニューアルの記念ワンマン・ライヴでもあるんです。今まで高校の時にやっていたハコの名前が変わってしまうのは、ちょっとショックなんですけどね(笑)。それがツアーのスタートなんで、徳島の人は…
全員:絶対集合(笑)。
★Half-Life
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