beat freak|エイベックスの無料音楽情報「ビートフリーク」 » い http://www.beatfreak.jp beat freak|エイベックスの無料音楽情報「ビートフリーク」 Fri, 15 Jul 2011 08:00:47 +0000 http://wordpress.org/?v=2.8.6 ja hourly 1 ISSA × SoulJa http://www.beatfreak.jp/interview/22431/ http://www.beatfreak.jp/interview/22431/#comments Mon, 28 Mar 2011 11:00:56 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=22431 「4 chords」が、3月9日にリリース! 2つの才能が出会い、新たな化学反応により生み出された世界観とは!?]]> 01_ISSASoulJa_610350
L to R:ISSA, SoulJa

DA PUMPのフロントマンISSAと次世代ヒップホップ・シーンを牽引するSoulJaによるユニット“ISSA × SoulJa”。2人がやりたいことを突き詰めて完成させたセカンド・シングル「4 chords」が、3月9日にリリース! 2つの才能が出会い、新たな化学反応により生み出された世界観とは!?


 最初に会った時の、お互いの第一印象はどんな感じでした?

ISSA:SoulJaは、“先輩は先輩”みたいにハッキリしていて、体育会系的なノリというかすごく男気があって、音楽に対して真面目な人だなと。

SoulJa:ISSAさんは、中学生の時から知っているアーティストのひとりで、はじめてお会いする時はすごく緊張したんですけど、本当に優しくて、気さくな人で。人間味がすごくあって、アーティストとしても、ひとりの人間としてもすごく魅力的な人でした。

 一緒に仕事をしていく中で、その印象に変化はありましたか?

ISSA:変化というか、その時の印象がさらに深まった感じですね。

SoulJa:いい意味で、お互いすごく似ているところもあるし、真逆のところもあるし、ちゃんとバランスが取れているので、一緒にやっていて本当に面白いです。

 2人でユニットを組む話がでたのは、いつ頃だったんですか?

ISSA:最初に会った時ですね。お酒の席だったんですけど、お互いすぐに打ち解けて、“一緒にやってみようか”みたいな話が出て。

SoulJa:一緒にやるとしたら、“フィーチャリング”ではなく、“ユニット”だなっていうのは、お互いに思っていたことで。フィーチャリングものが流行っている中で、男性ユニットだからこそできる新しい何か、“草食系男子”っていう言葉があるけど、男気のある自分たちにしか見せられないものをやるなら、ユニットという形がベストだなと。それが個人的にすごくうれしかったし、やるからには今までにないものにしようという気持ちが大きかったです。

ISSA:音楽を通して見ている部分とか、SoulJaとは本当に共通するところが多くて。自分なんか、どう考えても草食系にはなれないし(笑)。それなら、自分たちのいいところを活かしていこうよって。

SoulJa:ただ、草食系じゃないって言っても、ロマンチズムやセンチメンタルな部分がないわけじゃなくて、力強い部分もあれば、繊細な部分もある。特に自分はISSAさんを見ていて、それを感じたんです。パフォーマンスをしている時の力強さ、同時にそのパフォーマンスを支えるための繊細さがすごいなと。

 SoulJaさんは今までたくさんのフィーチャリングを経験していますが、ユニットという形は今回がはじめてですね。

SoulJa:今まで自分の中で、ユニットを組むことに対して少なからず抵抗があったんです。相手の力に頼る部分が大きいっていうイメージがあったし、自分ひとりの力で限界までやりたいっていう思いがあったし。だけど、ISSAさんと会って、いろんな部分でリンクして、本当に他人とは思えなかったというか、もうひとりの自分のような気がして、ユニットを組むことに抵抗はなかったですね。それまでの自分の考えが嘘のように。

 ISSAさんはSoulJaさんとのユニットをどのようにとらえていますか?

ISSA:もちろんDA PUMPのISSAではないし、ソロの延長線上ともちがっていて。だからこそ、本当に2人でできることはなんだろうって考えて。それがリリックに込めた意味合いだったり、内容だったり、それを加味してSoulJaがつくってくれる音だったり…本当に2人にしか出せない、いい色が出せていると思います。

 一緒にやることで、お互いにどんな刺激を受けていますか?

ISSA:今まで曲づくりに関して、型にハマっているつもりはなかったんですけど、今までに俺がやったことのないようなSoulJaの音の構成とかを目の当たりにして、“まだまだ自由じゃん”って思えたというか。“ここには必ずこれがないとダメ”とか、多少なりとも無意識の内に自分で押さえつけていた部分があったことに気付けて、勉強になりましたね。このユニットでは、自由に出てきたものを形にしているので、本当に楽しみながらやっています。

SoulJa:いっぱい刺激を受けているんですけど、トラック・メーカーの視点で言えば、自分のつくった曲をISSAさんが歌うことにドキドキするというか。たとえば、スピードがすごく出る車を買うと、どれだけスピードが出るか、その限界を試してみたくなるじゃないですか。そういうのと似た感覚の刺激だったり。あとは、ISSAさんも言っていたんですけど、自由に出てきたものをそのままの形で出すっていうのが、スッキリします。これがフィーチャリングだったら、ISSAさんが今までにやってきたことを考慮して、それをベースにしなきゃいけない。だけど、新しくユニットとしてやると、世間的にはSoulJaはこんなことをやってきた、ISSAはこんなことをやってきたっていうのはあるけど、そういうのは関係なく、自分たちが気持ちいいと思うことだけをやれる。気持ち良くないと思ったら、ちがうことをやればいいだけで。それが今の音楽業界においてとても珍しいことだと思うし、すごく贅沢にやらせていただいているので、それを最大限に活かしていきたいなと思っています。

 今作の制作は、どのように進めたんですか?

ISSA:“前作の「Breathe」はこうだったから、じゃあ今回はこういこうか”みたいな感じじゃなく、“何をメッセージとして伝えたいか”というところを重視してつくっていきました。リリースが3月っていうこともあって、聴いて温かくなるような曲にしたくて。だから、サウンド面ではリンクさせている部分もあるけど、内容としては前作と逆ですね。「Glory」にもそういう部分があって、前作の良かったところを引っ張っているというか。それが俺たちのスタイルなのかな。音はつながっているけど、内容はいろんなところを旅するみたいな。そういう遊びができるユニットなんですよね。話し合いをしていく中で、SoulJaがどんどん音に具現化して、それに対してお互い率直な意見をぶつけ合うから、2人が納得するものができています。

SoulJa:普段から会うたびに“次はなにをしようか?”っていう話をしていて、その中で、ISSAさんの言葉から優しいイメージを感じたんです。たとえば、相手に問いかける時に“なんで?”じゃなくて、“どうしてなの?”みたいな。そういう優しさをすごく感じ取ったので、今回は“優しさ”をテーマにしています。ただ、それだけじゃなく、前作よりも力強さが強調されるように。「Breathe」がマイナー・キーだったので、それをメジャー・キーにするだけで、そういう優しさや温かさを感じられる曲になったと思います。

 DVDに収録されているミュージック・ビデオも、温かさを感じさせる内容になっていますね。

ISSA:2人だけの演奏会というか、誰か聴いている人がいて、その人のために歌うんじゃなくて、他に誰もいないところで誰かのために歌うっていうイメージが自分の中にあって。“水”とか“木”とか、あとは“アップライトの白いピアノ”っていう具体的なものを話して。監督さんの曲に対するイメージとすり合わせて撮影しています。

SoulJa:最後のサビのところで、僕とISSAさんがアイ・コンタクトを交わして、ニヤッと笑うシーンがあるんですけど、それが今回のミュージック・ビデオにほしくて。「4 chords」では、“アナログ感”っていうのをすごく大事にしたかったんですけど、それがこのシーンにすごく表れているので、ぜひ注目してもらいたいですね。

 「4 chords」は、ラップが挿入されていないところも、2人の楽曲としては特徴的だなと感じました。

SoulJa:俺が今までラップがない曲っていうのをやったことがなかったので、ひとつやってみようかという感じで(笑)。逆にカップリングは、歌が一切なく全部ラップで構成しているんですけど、そういうチャンレンジができるユニットなので、本当にいろんなものを出していきたいなと。

ISSA:声を使って、何かを表現することとして考えれば、それが歌であろうとラップであろうと同じで、自分たちが楽しくやれるかどうか。本当にそこを重視していて、それがこのユニットのいいところだと思います。

 SoulJaさんは、歌モノに初挑戦ということですが、実際に歌ってみていかがでしたか?

SoulJa:やっぱり普段と勝手がちがうし、しかもはじめてがISSAさんとっていうのもプレッシャーでしたね(笑)。正直、不安な部分もあった…もちろんネガティヴな意味ではなくて、未知のものに挑戦するという意味でですけど、ISSAさんからいろいろアドバイスしていただいて、楽しくやることができました。

ISSA:僕は、上手いとか下手とかはどうでもよくて、どれだけ気持ちを伝えられるかだと思っていて。どうやったら温かい言葉で伝わるかというところだけを考えて歌いました。特にこの曲は頭の部分でつかまなきゃいけない曲だと思うので、サビに持っていくまでのプロセスをしっかりとつくって、気持ちをだんだんと高めていくように。今までやってきたことが体に染み付いているので、特に意識しなくても自然とそうなるんですけど、そのあたりをSoulJaにどうやるか伝えて。

 レコーディング作業に関しては、いかがでしたか?

SoulJa:今回は、トラック的にすごく難しかったですね。すごくシンプルなものに対して、アナログ感や好きな音を入れてどうやって引き立たせるか。そこを貪欲に“もっともっと”っていう感じで突き詰めていったので。でも、それがいい方向に転がってくれて、今までにやったことのないハモリだったり、今まで楽器で入れていたのを自分の声で入れてみたり、そういう実験なこともして。だから、本当に自信を持って、この「4 chords」は今までにない曲って言えます。

 このユニットでのライヴやツアーの予定などは?

ISSA:今のところはまだですね。楽曲をもっと溜めて、アルバムを出したあたりで、一気にドーンといろいろなところに行きたいなと。

SoulJa:たとえば、このユニットが将来的にすごく大きくなって、武道館やドームでライヴをすることになったとしても、その前日や翌日は小さいクラブやライヴ・ハウスでライヴをやっていると思うんです。自分たちが本当に楽しいと思えて、来てくれるお客さんの熱を感じられるなら、ハコの大小に関わらず、どこででもやりたいなと思っています。

ISSA:この新しいチャンレンジは、俺のことをずっと見てきてくれた人にも新鮮な部分があると思うんですけど、“今しかできないことを今やらないでどうする!?”っていうのは、自分の生きるテーマでもあるし、このユニットのテーマでもあって。日本人の悪いクセは、ギリギリまで考えて、結局やらないところだと思うんです。俺たちは“やれるならやろうよ”っていうスタンスなので、それを感じ取ってもらえたらなと。「4 chords」は俺たちの“ありがとう”を伝える曲でもあるし、「Glory」は、“もうちょっと元気出そうぜ!”みたいな。そういう背中を押すような曲になっていて、自分たちもお互いの背中を押し合いながら前に進んでいるので、みんなも一緒に上がっていこうよって言いたいです。

SoulJa:どこかでみんなの勇気になればいいと思うし、代理で俺たちが歌っていると思ってもらえればうれしいし。日本のことわざに“出る杭は打たれる”っていう言葉があって、特に今の時代はそういう傾向が強いように感じるけど、自分たちは“打てるもんなら打ってみろ!”っていう気持ちがあって。むしろ、どんどん出ていかないとダメだと思うんです。だから、みんなも一緒に頑張っていきましょう!


INTERVIEW:Shinji Takemura


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“E”qual Presents DOPE BOYS http://www.beatfreak.jp/interview/8628/ http://www.beatfreak.jp/interview/8628/#comments Wed, 31 Mar 2010 03:00:04 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=8628 『D.O.P.E.』が、3月31日にリリース! ]]> 01_DOPEBOYS_610350

“E”qualの呼びかけによって結成された新ユニットDOPE BOYS。ヒップホップ・シーンの重鎮と若き才能によって紡がれたファースト・アルバム『D.O.P.E.』が、3月31日にリリース!


 今回、DOPE BOYSという新たなユニットを結成した経緯は?

STEALER:きっかけは、ヒロシさん(”E”qual)のEP『DOPE BOY』ですね。そこからのスピンオフ企画として結成して、『DOPE BOY』に参加しとったCITY-ACE、DEEP KAVARと俺らG.B.L.(10C、STEALER)がメンバーです。

 “通常のソロ作よりもストリート臭を強くしている”とおっしゃっていた『DOPE BOY』から派生したグループとなると、ストレートなヒップホップ・ユニットという感じですね。

“E”qual:うん、やっぱりそういうテイストが強いね。俺の中にも“そういうのがやりたい!”っていう思いはもちろんあったし、若いヤツと一緒にやることでお互いにとっても刺激になるやん。若いヤツからいいヴァイブスをもらうと、俺も触発されるし、あおられる。いい関係性ができてると思うね。

 それは、同じくストリート・ヒップホップを体現しているM.O.S.A.D.とも、またちがった雰囲気で、ということですね?

“E”qual:うん、ちがうね。俺が若かった頃に聴いて憧れてたようなものを目指してるのがDOPE BOYSかな。ヒップホップを聴きはじめて、純粋にどっぷりハマってた時代に聴いてた音楽たち…DOPE BOYSはそういう立ち位置に持っていきたい。

 今回メンバーとして抜擢された4人は、グループをはじめるにあたってどんな感覚だった? 大先輩と一緒にやるっていうこともモチベーションに大きく作用したと思うんだけど。

10C:僕ら(G.B.L.)はもともとそこがスタートっていうか、そこからはじまってるようなものなんで、自分的には“何かひとつ変われればいいな”っていう感じでしたね。結局、自分を超えたいじゃないですか。そのひとつ前の自分を…。

STEALER:(笑)。もともと一緒にいるから、曲をつくることに関しては、ホントいい意味で“楽しんでやるだけ”っていう感じでしたね。プレッシャーがあったっていうよりは。

CITY-ACE:僕はG.B.L.とちがって、チャレンジでした。“どうしてやろうかな”みたいな。そういう意気込みでしたね。一応、自分のスタイルはラッパーではなくシンガー。だけど、ヒップホップとして落とし込みたかったし、今までやってきたものとは、またちがう自分を発見できればいいなと思ってましたね。

DEEP KAVAR:僕も今回メンバーに加えてもらったということで、“その期待に応えたい!”っていう気持ちがすごく強くありました。とりあえず“自分のスタイルを追求していく”っていうことは、ソロでやる時と変わらないですけど、それプラス、期待にしっかり応えたいっていう。

 本作には、DOPE BOYSらしく「D.O.P.E.」という曲が4曲入っていますが、これはどういうアイデアからだったんですか?

STEALER:これは、それぞれのアルバムに入るんですよ。「D.O.P.E. (Death Of Public Enemies)」はヒロシさんの『SWORDFISH』に入ってますし、「D.O.P.E. (Drive Off, Pass Everything)」はG.B.L.、「D.O.P.E. (Dark On Players Emotionless)」はDEEP KAVAR、「D.O.P.E. (Dream, Offensive, Power, Expression)はCITY-ACE…って、それぞれのアルバムに入るんです。

 「City Circuit」では、名古屋を含めた全国各地からシーンの第一線で活躍するラッパーが参加しています。それも大きな経験では?

DEEP KAVAR:単純にすごすぎる曲ですね、はい。そこに自分のヴァースを入れることができるっていうのは…もうすごすぎることですね(笑)。

STEALER:“誰が一番になるか”的なテーマだったんで、つくる段階で“その中でも負けたくねぇ!”って思ってましたね。

10C:とりあえずこういうメンツになるっていう話になった時、やっぱり“この曲でもしっかりアピールしないとな”っていう気持ちになりましたね。すごく楽しみでした。

CITY-ACE:今の自分の立場では一緒に曲をやれるはずもない人たちとやることができたんで、すごく不思議な感覚です。

 本作をリリースした後、この経験をどういう風に活かしていきたい?

STEALER:ヒロシさんのクリエイティヴさをめっちゃ学んだんで、そこを活かしていきたい。

DEEP KAVAR:もちろんずっとレベルアップはしていきたいし、いろんな表現の幅と新しいことに挑戦していきたいですね。

10C:止まらないように突っ走るだけですね。大チャンスなんで。

CITY-ACE:ものすごいヒップホップをまた得ることができたんで、それを自分が今後やるものに食い込ませて、どんどん活かしていきたいです。

 ヒロシくんは今回のアルバムを聴いて、若手の頑張りに対してはどう思っていますか?

“E”qual:なんにも思ってないよ(笑)。でも、俺は正直フック・アップしてるっていう気はなくて。フック・アップできるような人間じゃないし、こいつらのキャラとかラップが気に入ったからやってるだけ。俺の好きなスタイルを持ってる連中と一緒に俺はやりたかっただけ。それでメンバーを集めたから、もちろん内容も気に入ってるよね、いいと思う。お前らもその方がいいやろ(笑)?

全員:そうっすね(笑)。


INTERVIEW:Kazuhiro Yoshihashi


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Yellow Cherry http://www.beatfreak.jp/interview/2885/ http://www.beatfreak.jp/interview/2885/#comments Fri, 15 Jan 2010 03:11:21 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=2885 『たからもの』をリリース! Yellow Cherryの真摯な気持ちが心に響く!!]]> 01 Yellow Cherry


結成10周年を迎えたYellow Cherry(イエロー・チェリー)が、1月6日、“日常の幸せ”をあらためて感じさせてくれるニュー・アルバム『たからもの』をリリース! Yellow Cherryの真摯な気持ちが心に響く!!


結成10周年を記念したアルバム『たからもの』が1月6日にリリースされますが、今作に対して特別な思い入れはありますか?

Yellow Cherry:正直、結成10周年という実感がまったくなくて、自分たちでも驚きました(笑)。だから、特別な思い入れはなかったですね。いつも通り、すべての楽曲に思いを込めてつくりました。

今作では“新しいYellow Cherry”と“変わらないYellow Cherry”を表現できたそうですね。

Yellow Cherry:いい意味で何年経ってもYellow Cherryは変わらないと思うんです。でも、作品を通してリスナーのみなさんが今までのYellow Cherryとのちがいだったり、新鮮さを感じてもらえたら、それはきっと新しいYellow Cherryなんじゃないかなって。それは感じてもらえると思います。

当初は’09年の夏にリリースを予定されていたそうですね。

Yellow Cherry:リリース時期をズラしたのは、その時期にブルーハーツさんのカヴァー・アルバムの話をいただいて。集中してその制作に入りたかったんですよね。その結果、このアルバムを少し寝かしてしまいました(笑)。

そのカヴァー・アルバムで経験したことが、今作に反映された部分はありますか?

Yellow Cherry:作品自体が別物なので曲に反映している部分は特にないんですが、気持ち的な部分ではかなりヴァイブスが上がりましたね。ブルーハーツさんに感謝です!

今作のタイトル『たからもの』に込めた思いとは?

Yellow Cherry:いつも応援してくれる仲間や家族、そして支えになってくれたすべての人たちにとって、この作品が“たからもの”になってくれたらいいなって。もちろん、自分たちにとっても“たからもの”になりました。

リード曲である「たからもの」、そして3曲目の「ひまわり」に背中を押される感じがしたのですが、どんなインスピレーションのもとに制作していったんですか?

Yellow Cherry:リリックを聴いてもらえればわかると思うんですが、みんなの目の前にいろいろな花が咲くと思うんです。「たからもの」を聴いて、日常にある“たからもの”をいっぱい見つけてほしいなって。「ひまわり」は、ひまわりのように雨にも負けず、風にも負けず、頑張って空を見上げていれば、きっといいことがあるはずだよって。やまない雨はないですからね。どんな困難にもひまわりのように立ち向かっていってほしいです。

4曲目の「今日のために」は家族愛がテーマ?

Yellow Cherry:そうですね。この作品をぜひ、日本全国のお父さん、お母さんに聴いてもらいたいです。そして、子供だった人がいつかまたこの曲を聴いて、お父さん、お母さんを思ってくれたらうれしいですね。

8曲目の「月と星」では、さらに深い“愛”を感じることができます。

Yellow Cherry:遠く離れている大切な仲間や家族を思った作品になっています。空を見上げれば、みんな同じ星を見て、みんな同じ月明かりの下にいるんですよね。僕たちは月と星のように、いつも心は寄り添っているんだから、何も心配することはないんだよって。そんな気持ちを込めています。

ボーナス・トラックでTHE TIMERSの「デイ・ドリーム・ビリーバー」をカヴァーしていますが、きっかけは?

Yellow Cherry:清志郎さんが亡くなられたことで、日本中に衝撃が走ったと思います。僕たちもその内のひとりにすぎないんですが、アーティストとして人前で歌えるのであれば、これからも素晴らしい楽曲を伝えていきたいなって。清志郎さんはリスペクトを超えた存在ですし、心からのご冥福を願ってカヴァーさせていただきました。

カヴァーに際してどんなところにポイントを置いた?

Yellow Cherry:見せかけではなく、心を込めて歌いました。そのひと言につきます。

初回盤にはDJ YAMAさんによるノンストップ・ミックスCDがついていますが、このアイデアはどのように生まれたんですか?

Yellow Cherry:スタッフのアイデアです。でも、初の試みだったので、おもしろいと思って乗っちゃいました。

曲のつなぎなど、どんなところを重視しましたか?

Yellow Cherry:ミックスといってもヒップホップやR&Bではないので、あくまでもリスニングに重点を置こうと。それと最初から最後まで飽きさせないように全曲聴かせることを意識しました。

最後にファンへのメッセージをお願いします。

Yellow Cherry:10年経ってもまだ熟すことのない黄色いサクランボを、これからも暖かく見守ってください! どうぞごひいきに!!

INTERVIEW:Hiroyasu Wakana

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Yellow Cherry http://www.beatfreak.jp/interview/1559/ http://www.beatfreak.jp/interview/1559/#comments Mon, 28 Dec 2009 23:55:17 +0000 admin http://beatfreak.sakura.ne.jp/?p=1559 『THE BLUE HEARTSカヴァーアルバム「僕、パンクロックが好きだ」』をリリース!]]>
L to R:R-MAN(MC), DJ YAMA(DJ), YASS(MC)


“LOVE & PEACE”をモットーに、レゲエ/ヒップホップをベースとしたジャンルレスな音楽を届けるYellow Cherry。12月2日に『THE BLUE HEARTSカヴァーアルバム「僕、パンクロックが好きだ」』をリリース!


今回のタイミングでTHE BLUE HEARTSさんのカヴァー・アルバムを出そうと思ったきっかけはどんなことだったんですか?

DJ YAMA:「カヴァー曲を出さないか?」というお話は、過去にも何度かいただいたことはあったんですが、気軽にできることではないので、なかなか手を出せずにいたんです。今回また、カヴァーのお話をいただいて、もう1度、3人で考えた時に“カヴァー=リスペクト”という結論が出て、やろうということになって。そこで真っ先に出てきたアーティストが3人ともTHE BLUE HEARTSさんだったんです。

選曲はどのように?

DJ YAMA:自分たちのリスペクトしている曲や甲本さん、真島さんのセレクト、あとはスタッフからの意見も募って。とにかくリスペクトしている曲がありすぎて、選ぶのが大変でしたね。ただ、「夢の駅」はR-MANが若い頃に衝撃を受けて、いろんな思いが詰まった曲だったので、そこはゴリ押ししました(笑)。

アレンジのヴァリエーションが豊富ですが、方向性はどのように決めていったんですか?

DJ YAMA:原曲が持つ良さを活かしつつ、僕らの色もしっかりと出ているものにしようという意識を持って、1曲1曲、いろいろと試しながら方向性を決めていきました。作業期間は短かったんですが、すごく楽しみながらできましたね。

アレンジで重視したポイントは、どんなところですか?

DJ YAMA:THE BLUE HEARTSさんの曲はリリックがすばらしいので、そこを活かそうと思って。だから、どうしてもシンプルにしたくなってしまいましたね(笑)。いい曲は飾りがなくても、いい曲なんだって気づかせてもらえました。

シンプルというところでは、アコギを上手く使ってますよね。

DJ YAMA:地元のマイメン米田心にアコギをお願いしたんですが、ソロとかグッと来ますね。「ラブレター」や「夕暮れ」、「チェインギャング」なんかは、詞とアコギだけでもいいかなくらいのイメージで進めていって。「TRAIN TRAIN」は、原曲がぶち上げなロックだったので、そこから離れたところから入って、疾走感を残しつつ、エレキじゃなくアコギを使いました。それと「夢の駅」は、手を施すことがほとんどなくて、一番原曲に近い仕上がりになったと思います。

逆に「キスしてほしい」などは、原曲からガラッと印象を変えていますが、これはどんなイメージで?

DJ YAMA:これは、タオルをぶんぶん振り回すレゲエのようなイメージで進めて。ちょっとエレクトロな要素を入れて、斬新な曲になりました。それと「情熱の薔薇」は、今回のアルバムの中でも一番斬新な曲になったと思っていて。ソカのビートが意外にもハマった、ニュー・スタイルのアレンジで気に入っています。

「終わらない歌」も今までにない斬新な印象を受けましたが。

DJ YAMA:この曲も、やはりリリックが泣けるくらいすばらしくて、思い切ってBPMを落としてみたんです。そうしたら、聴いていてさらに泣けるような曲になりましたね。

「リンダリンダ」は誰もが知っている名曲ですが、こちらのポイントは?

DJ YAMA:ロックじゃない疾走感とリリック映えするアレンジというところで進めました。この曲はPVもつくったんですが、それも斬新でかっこいいので、ぜひチェックしてください。

カヴァー楽曲は、ゼロから制作するのとは異なる面が多々あると思いますが、楽しかった点や苦労した点などはどんなところでしたか?

DJ YAMA:楽しかった点は、自分たちが聴いて育った楽曲が生まれ変わる様子を、リアルタイムで体感できたところですね。苦労した点は、やはり“名曲を扱う”プレッシャーです。とにかく自分たちの感覚を信じてやり通しました。

今作は、Yellow Cherryにとって、どんな位置づけの作品になりましたか?

DJ YAMA:野球でたとえると、今までの作品が全部、直球ど真ん中のストレートとするなら、今回のアルバムは、はじめての変化球ですね。しかも、外角低めのストライクみたいな(笑)。僕らのストライク・ゾーンの幅をグッと広げられた作品になったと思います。

リスナーには、この作品をどのように受け止めてもらいたいですか?

DJ YAMA:THE BLUE HEARTSファンのみなさんはもちろん、はじめて聴く若い世代のリスナーにもTHE BLUE HEARTSの素晴らしさを知ってもらえたらと思います。あとは、“こいつら、やってくれたな”とも思ってもらえれば(笑)。

来年には結成10周年を記念したアルバムのリリースも予定されていますね。

DJ YAMA:“新しいYellow Cherry”と“変わらないYellow Cherry”の両方を聴かせることができる、自信を持った作品になっているので、楽しみにしていてください。このご時世に、ブレることなく純粋な音楽をリリースできるのも、いつも支えてくれるファンのみんなのおかげだと思っています。これからも自分たちを信じて、“Yellow Cherryスタイル”で頑張っていきますので、全国のイエ郎チェリ子のみなさん、暖かい目で見守ってください。不況をみんなで乗り越えよ〜(笑)!

INTERVIEW:Shinji Takemura

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『THE BLUE HEARTSカヴァーアルバム「僕、パンクロックが好きだ」』
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