beat freak|エイベックスの無料音楽情報「ビートフリーク」 » か http://www.beatfreak.jp beat freak|エイベックスの無料音楽情報「ビートフリーク」 Fri, 15 Jul 2011 08:00:47 +0000 http://wordpress.org/?v=2.8.6 ja hourly 1 河村隆一 http://www.beatfreak.jp/interview/22523/ http://www.beatfreak.jp/interview/22523/#comments Fri, 01 Apr 2011 06:44:03 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=22523 『THE VOICE』をリリース! 洋楽のスタンダード・ナンバーをカヴァーした本作は、彼のヴォーカリストとしての資質の高さを示す作品に!!]]> 01_RyuichiKawamura_610350

ひとりのヴォーカリストとして、飽くなき挑戦を続ける河村隆一が、3月9日にニュー・アルバム『THE VOICE』をリリース! 洋楽のスタンダード・ナンバーをカヴァーした本作は、彼のヴォーカリストとしての資質の高さを示す作品に!!


 5月3日に日本武道館で100曲を歌い上げるコンサートを開催しますが、このコンサートは自分自身に対する挑戦の意味合いが強いんでしょうか?

河村隆一:このコンサートには2つの意味合いがあって、ひとつは肉体的な挑戦意欲というか、僕にとって今がヴォーカリストとしての第1期黄金期を迎えているのではないかと感じているんです。ここ5年くらい、“呼吸をするように歌う”っていうことがわかってきて、今なら100曲を楽しみながら自信を持って歌えるんじゃないかと思って。それが自分自身に対する挑戦。もうひとつは、来てくれるファンに対する挑戦でもあって。僕がソロ活動を通じて一番やりたいことは“スタンダードをつくること”なんです。今回、コンサートをやるにあたって、オリジナル曲の数を数えてみたら120曲くらいあったんですけど、そこから100曲となると、ほぼ全部網羅することになるし、当然時間は長くなる。その中で、“長いな”とか“飽きたな”とか感じさせないように、観に来てくれた人たちが“本当に良い曲ばかりで、あっという間だったね”って思えるようなものにできるかどうかっていうチャレンジでもあるんです。

 昨年のLUNA SEAの復活には、“ヴォーカリストとしての第1期黄金期”というのも関係しているんですか?

河村隆一:LUNA SEAの復活はそことはあまり関係なく、’07年に東京ドームで一夜限りのライヴとして『GOD BLESS YOU 〜One Night Déjàvu〜』をやったんですけど、その時に再会したメンバーの音がすごくカッコよくて。こんなメンバーと一緒にやれるなんて幸せだなって心から思えたんです。みんなも同じように、他のメンバーに対するリスペクトや思いが深まっていく中で、“絶対にやろうね”という言葉とともに予定されていたのが、昨年のワールド・ツアーだったんです。

 昨年はソロでの活動の他、今おっしゃったLUNA SEAでのワールド・ツアーなど、多忙な1年でしたが、今作の制作はいつ頃に?

河村隆一:収録曲の選曲はだいぶ前からはじめて。そこで半年くらい時間をかけて、実際に録りはじめたのは昨年の10月くらいからですね。そこで5曲くらい録って、残りは年明けの8日くらいから数日で仕上げた感じです。今回、自分が求めていたものが“歌の息吹”で。細かいところを気にするよりも、バックの楽器と指揮者の方と一緒に“せーの”で録って、感動できるものがあれば、それをOKテイクにしたいという気持ちが強かったんです。実際、1曲に対して2テイクくらいしか歌っていなくて、“どっちがいい?”みたいな感じだったので、そういう意味では“等身大の河村隆一”を聴いてもらえる作品になったと思います。

 “洋楽スタンダード”のカヴァーですが、このコンセプトはどんなところから?

河村隆一:次の作品をどうしようかという話し合いをしていく中で、レコード会社のA&Rの方から“次は洋楽のカヴァーはどう?”っていう提案があって。それも、ただの洋楽カヴァーではなく、日本人の心に染みる“わびさび”を伝えられる作品にしたいと。そのアイデアに僕もひかれて、方向性が決まっていきました。

 収録曲のジャンルが幅広いだけでなく、河村さんの歌い方のヴァリエーションも豊富だなと感じたんですが、歌う上で特に意識したことは?

河村隆一:マイクとの距離感、それと想像する空間の大きさですね。直線的な細い声、明るい声を出す時は、狭い空間を想像して、豊かな太い声、抜けの遅い音を出す時は、大きな会場を想像して歌いました。ただ、アレンジによって、それが合う、合わないというのもあるので、その辺はすごくバランスよく録れたなと自分でも思っています。

 マイクとの距離感というのは?

河村隆一:今回、エンジニアの方と話して、改めてわかったことなんですけど、僕の声は使えるマイクが少ないんです。声の抜けが早い…単純に言うと声が大きいので、ひずみが出やすいんです。だから、使用するマイクはヴィンテージのマイクが多くて67を中心に49とかを使いました(※編注:67、49…マイクの種類)。マイクって離れて歌うと声が細く録音されるんですけど、それをさらに下の倍音を伸ばしながら、アゴを落として、腹で歌うようにして。そうやって体を流しながらオペラのように歌うと、すごく豊かでありながら聴きやすい歌が録れるというのがわかったので、マイクとの距離をすごく計算しながら録りました。

 レコーディングは、結構時間をかけたんですか?

河村隆一:いや、先ほども言ったように、ほとんど“せーの”の一発録りだったので、短い時間の中で密度を濃くといった感じでした。バックと一緒に一発でやる楽しさは、誰かが良くても誰かがダメだったら全部ダメになるところで。歌は2テイク目がいいけど、バックの音は1テイク目の方がいいっていうこともあり得る。そういう意味では指揮者の方を中心に、気持ちをひとつにするというか、本当にチームで音を出しているという感じがありました。あとはレコーディングってだいたいドンカマ(※編注:スタジオなどで使用されるリズムマシン)が走ることが多いんですけど、今回そういう楽曲が少なかったので、ドンカマのないレコーディングっていうのも楽しかったです。ビートルズとか、昔の人たちは一発録りをしていたはずなので、これが音楽の本来の姿というか、自然な形なんだと思います。

 曲順に関して、特に重視したところは?

河村隆一:今の時代、アルバムだと60分を越えるのは当たり前で、僕もそういう作品をたくさんつくってきたんですけど、レコードやカセットの時代ってもっと短かったなと。音楽があっという間に終わってしまう感覚、もう1度聴きたいと思わせる感覚って、実はすごく大事なんじゃないかなと思って。曲順にもそういうのが必要だと思ったので、飽きないこと、そしてコードの流れも含めてなんですけど、次の曲のイントロが流れてくる感じというか。新しい風がヒューッと吹いてくるような、心地よいそよ風を感じるようなイントロの入り方、それはコード感だったり、リズム感だったりするんですけど、そういうものを念頭に決めました。だから、すごくあっという間に聴き終わってしまうアルバムになったと思います。

 10曲目のみ、形態によって収録曲を替えているのは、どんな理由からなんですか?

河村隆一:単純に曲順で考えた時に、いろんな終わり方があっていいんじゃないかという思いからつくった部分もあるし、ジャケット写真を撮りにNYまで行ったんですけど、すごく良い画が撮れたので、LP版のジャケットをつくろうとか、この映像をDVDに入れたいとか、作品のクオリティ的に波及していった部分もあります。そうやってアルバムを聴いたり、ジャケットやDVDを見てもらうと、ひとつひとつに意味があると思うし、終わり方でアルバムの印象も随分変わってくると思うので、その辺も楽しんでいただけたらうれしいです。

 NYで撮影したのは、もともと何かイメージを持っていたからなんですか?

河村隆一:僕の中で“スタンダード=ジャズ”という気持ちがあって、最初はジャズのアルバムにしようかと考えていたんです。ジャズと言ってもマニアックな意味ではなくて、ポップスやロックが生まれる前は、ジャズが花形の音楽だったので。結局アルバムはジャズにこだわらず、いろんなジャンルからという形になったんですけど、ジャズのアルバムならNYで撮影できたらいいなと考えていたので、その案をそのまま活かしました。ちょうどLUNA SEAのワールド・ツアーをやっていた時で、そのすき間にドイツからNYにひとりで渡って、5日間撮影をした後にLAに飛びました。

 結構タイトなスケジュールだったんですね。

河村隆一:時差を考えると、それほどでもないんです。ドイツからNY、NYからLAで、だんだんと時差が深まっていったので、ドイツから日本に戻ってLAに飛ぶよりは、むしろ楽だったんじゃないかな。撮影は事前にロケハンをして、ここで撮りましょうっていう感じじゃなくて、自分の遊びに行きたいところに行って、同行してもらったカメラマンに撮ってもらったので、“河村隆一の日常”を切り取ったスナップになっています。

 DVDにはその様子も収められていますが、見どころは?

河村隆一:オフショットの“満腹感”かな。NYの駅のカフェみたいなところに行って、みんなでお茶しようっていうことになったんですけど、その前に韓国料理を食べに行っていて、量がものすごくて本当にみんな満腹になっていたんです。で、カフェで飲み物だけ頼んだら、お菓子が付いてきて…。みんなが食べないから、僕が必死に周りの人に勧めるっていうのが最後のシーンなんですけど、あの僕はかなり素ですね。あそこまで素の僕は今までにないと思います(笑)。

 ‘09年にBunkamuraオーチャード・ホールで行なわれた『No Mic, No Speakers, Concert 2009』の映像も収録されていますが、このコンサートは河村さんにとってどんな位置づけなんですか?

河村隆一:ファンの方は、僕の声をマイクやスピーカーなどの機材を通して聴いていて、本当の“生”の声を聴く機会がほとんどないんじゃないかと思って。音楽ってなんだろうって考えた時に、僕の声を一番愛してくれているファンに、“生”の声を届けるべきなんじゃないかっていうところがはじまりでした。もうひとつ、このコンサートには意味があって、“音楽の力で森をつくろう”ということで、収益の一部を植林活動に寄付していて、大きな金額ではないんですが、ずっと続けていきたいなと思っています。

 今後のソロ活動とLUNA SEAでの活動とのバランスは、どのように考えていらっしゃいますか?

河村隆一:基本的にソロでの活動が中心ですが、LUNA SEAのRYUICHIになれば、LUNA SEAの活動を重んじます。どちらも真剣勝負には変わりないけど、選手の質がちがうというか、河村隆一は“マラソン”で、LUNA SEAは“短距離走”っていう感じで。LUNA SEAで得た物を河村隆一に還元し、河村隆一でまたチャレンジをする。河村隆一で得た自信をLUNA SEAに還元するってことをキャッチボールしていけるのが一番良いのかなと思っていて。ゆくゆくは河村隆一もLUNA SEAもインターナショナルなアーティストとして、活躍したい。たとえばヨーロッパを河村隆一が回ったら、LUNA SEAでは全米ツアーをやって、次の年にはその逆をやっているとか。そういうことを実現することがひとつの夢で、その夢に向かって必要なこと、そして足りないものを明確にして、一歩一歩踏み出していくのが重要だと思っています。

 お互いがお互いの存在を高め合っていくということですね。

河村隆一:そうですね。今はとにかく河村隆一として武道館で100曲やることも、『THE VOICE』で名曲と渡り合って“VS世界基準”で戦うことも、その経験が次のLUNA SEAに活かされると思うし。僕は河村隆一で、こういったチャレンジをずっと続けていきたいと思っているし、スタンダード・ナンバー、ポップス、ロックをつくっていけるアーティストとして、これからもやっていきたいと思っています。一方でLUNA SEAとして、今回『LUNA SEA』というインディーズ盤を再録したんですけど、本当に“当時、僕たちが聴いていた洋楽”というか、単純に言うと音がすごく良くて。邦楽では出し切れなかった音の厚みをしっかりと聴いてもらえるアルバムができたので、この『THE VOICE』と『LUNA SEA』、カヴァーと、両方を聴いてもらうとヴォーカル・セッションも含めて“人間・河村隆一”の厚みを感じてもらえると思います。音楽を通して、自分たちの人生、日常、感じていること、悩んでいること、望んでいること、夢、いろんなものをみんなに聴いてほしいなと思っていて。今回の『THE VOICE』というアルバムも、本当に今までのアルバムの中で1、2を争う良い歌が歌えたと思っているので、ぜひチェックしてください。そしてLUNA SEAのセルフ・カヴァー・アルバムもよろしくお願いします。


INTERVIEW:Shinji Takemura


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上木彩矢 http://www.beatfreak.jp/interview/22140/ http://www.beatfreak.jp/interview/22140/#comments Tue, 15 Mar 2011 11:14:19 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=22140 『EVILÄLIVE』をリリース! 彼女の二面性を表現した本作は、リスナーの背中を押してくれる力強いメッセージが刻み込まれた作品に!!]]> 01_AyaKamiki_610350

3月9日、上木彩矢がミニ・アルバム『EVILÄLIVE』をリリース! 彼女の二面性を表現した本作は、リスナーの背中を押してくれる力強いメッセージが刻み込まれた作品に!!


 今作がリリースされる3月に、デビュー5周年を迎えますが、今作には、そのアニヴァーサリー的な意味合いも込められているんですか?

上木彩矢:特別このアルバムが、というわけではないのですが、今回は連動して初の写真集も出すので、ちょっと特別な感じではありますね。耳で聴いて楽しむアルバムと、目で見て楽しむ写真集と。

 写真集の撮影は大変でした?

上木彩矢:大変でしたよ(笑)。寒い中、薄着だし、性格的にジッとしていられないので。でも、撮影していただいたカメラマンの(藤代)冥砂さんがすごくいい方で、「自由に動いてください」って言ってくださって。いわゆる、かしこまった“写真集”というよりは、日常を切り取った感じになっているんです。ファンの方たちが今まで見ることがなかった部分を“5周年”の節目として見せたいなと思っていたので、すごくいいものができたと思います。5年目にして、新しい経験もできたし、いい勉強になりました。

 今回のアルバムのジャケットも、その時に撮影したんですか?

上木彩矢:ジャケットは別の日でしたね。スタジオで髪をなびかせるために、私の顔に向けて風を送っているんですけど、目は乾くし、口も乾くしで、こっちの撮影も大変でした(笑)。

 このタトゥーはフェイクですよね?

上木彩矢:もちろん。このタトゥーには、アート・ディレクターにお願いして“AYA KAMIKI”と“EVILÄLIVE”という文字を羽の先端に入れていただいたんですけど、そういうトリック的な要素も入れつつ撮影しました。

 今作はロックな部分だけでなく、メッセージ性の強い楽曲もあって、上木さんのさまざまな部分が表現されていますね。

上木彩矢:結構、凝縮されていると思います。“デビュー当時の上木彩矢”のイメージを今作に入れたいとリクエストして、それを1曲目の「EVILÄLIVE」で表現したんです。それだけじゃなく、新しく聴いてもらう人にも聴きやすい楽曲っていうのも意識してつくっていて。そういう意味では、すごくバランスよく収録できたと思います。

 タイトルの“EVILÄLIVE”に込めた意味は?

上木彩矢:“EVIL”には“悪”、“ALIVE”には“生きている”っていう意味があるんですけど、私は昔から“天使”と“悪魔”にたとえられる人間や物事の二面性というものを歌ってきていて、今作でもそれを7曲で表現しているんです。そういう意味合いを伝えたくて、このタイトルにしました。それと写真集と連動させる上で、なにか統一感を持たせたいなと考えていたんですけど、タイトルがまったく同じじゃ面白くないし、どうしようかなと試行錯誤した結果、どちらのタイトルも、右から読んでも左から読んでも同じ言葉になるっていうワードにしようということになって。アルバムは“EVILÄLIVE”、写真集は“LIVEÄEVIL”に決めたんです。真ん中にくる“Ä”は私のイニシャルでもあるし、そこから右と左で合わせ鏡のようになっているので、そこでも二面性を表せているし。今作は、そういう遊び心というか、トリックのようなものを要所要所に詰めています。

 アルバム・タイトルにもなっている1曲目の「EVILÄLIVE」は、“デビュー当時の上木彩矢”をイメージして表現した曲ということですが、どのように制作を進めていったんですか?

上木彩矢:これは前作、前々作でも共作したSCHONと一緒につくったんですけど、ファンが求めているようなサウンドを表現したいという私の要望を最初に伝えて。どういうトラックにするか、どういうメロディにするか話し合っていながらつくっていきました。だから、メロディや歌詞がポイントごとにでき上がって、そこから必然的にコードとかが決まっていったので、頭をひねって考えるというよりも、パズルのようにピースがどんどん埋まっていった感じですね。それとこの曲に関しては、どちらかと言うとアレンジを重視していて。“デビュー当時の上木彩矢”といっても、それはあくまでもイメージであって、過去の作品と同じものをつくってはいけないし、さらにいいものになるように、今までの良さを残しつつ、新しいものを取り入れていくっていう風にアレンジにしていきました。

 SCHONさんと共作した楽曲の中では、一番ロック色が強いですね。

上木彩矢:そうですね。ちょっと振り切った感じの曲にしたいねっていうことを話して、本来の私が持っているダークな部分と明るい部分っていうのを客観的な視点でとらえて、“こんな感じだよね、上木彩矢!”って1曲で表現してみたら、こういう曲になりました。

 イントロのSEも凝っていますが、これはSCHONさんにお願いして?

上木彩矢:これ実は私がつくったんですよ。鼓動の音とか、聖書の気に入っている箇所をつないでセリフを考えたり、全部プログラミングして。このアルバムのライヴをやる時があれば、絶対にオープニングのSEにするつもりだったので、頭にあったイメージ通りにでき上がったので、超うれしかったですね。

 続く「crossover」は、一転してミドル・テンポのメッセージ性が強い楽曲ですが、この歌詞はどんなところから?

上木彩矢:これは全部生音なんですけど、仮歌を歌った時から漠然とイメージがあったんです。それでサビの♪試練は越える人にだけあるから♪っていうメッセージを軸に、それを伝えるための物語を構成していった感じですね。

 サビのフレーズは1カ所だけカタカナにしていますが、これはさらに強調させるために?

上木彩矢:そうです。歌詞カードとか見ながら目で文字を追って聴くことで、同じ言葉でも聴こえ方がすごく変わってくると思うから、そういうところも大事にしています。表記をカタカナにするのか、平仮名にするのか、ただなんとなく書いているわけじゃなくて、ちゃんとこだわりを持って書いています。

 「Aria」は硬派なロック・ナンバーで、上木さんのイメージにピッタリな曲だなと感じました。

上木彩矢:この曲は作家さんのデモを聴いた時に、私も一発で惚れまして(笑)。どんな作品になるかわからないし、自分が歌ったらどうなるかなんて全然わからなかったんですけど、“これは絶対歌いたい!”っていう感じで歌詞も書いて。ただ、今回のアルバム制作の中では一番最後に録った曲なんですけど、いざレコーディングってなったら、歌うのを楽しみにし過ぎて風邪をひいちゃいまして(笑)。小さい子が遠足の前日に興奮し過ぎて、当日に風邪をひくみたいなレベルの話なんですけど。当日、声が全然出なくて、思ったように歌えなくて。また別の日にスケジュールを組んでもらって、ようやく歌えたっていう経緯がありました。それくらい楽しみにしていた曲で、ライヴでも早くやりたいですね。でも、また風邪ひいちゃったりして(笑)。

 最後の「Yell」は、タイトル通りの応援歌ですが、この楽曲はどんなところから?

上木彩矢:私のCDを買って聴いてくれる人たちと直接触れ合う機会っていうのはやっぱり少ないので、こういう形でエールを贈りたいなと思って。季節も春だし、入学とか就職とか、これから新しい生活がはじまる不安やいろんな葛藤を抱えている人たちに対して、歌えたらいいなと思ってつくりました。

 ここまでストレートな励ましの歌は、上木さんにしては珍しいですよね。

上木彩矢:だって、基本書かないですもん(笑)。私が今まで控えていたのが、季節を意識した歌を歌うことなんですよ。春だったら春の歌を歌うとか、そういうのって“超ダサイ!!”って思っていたんです。でも、年月を重ねるごとに、“それもありなんじゃない?”と思えるようになったので、とりあえず春だけ解禁しました(笑)。書き慣れていないので、難しかったり、少し恥ずかしい部分もあったんですけど(笑)。

 曲順に関しては、どんなところを意識して決めていったんですか?

上木彩矢:それぞれの曲のイントロとアウトロを聴いて、組み立てていきました。曲順に関してはやっぱりメッセージ性を重視するよりも、聴き心地がいいものっていうのを大事にしたかったし、イントロもそれぞれの曲ごとにこだわってつくっているから、最初の1音から耳をそばだてて聴いてほしいので、それがしっくりくるような曲順にしたかったんです。だから、何通りものパターンを組み合わせて、それを全部聴いて、一番いいところに落ち着かせました。

 飛ばしたり、シャッフルしないで順番通りにちゃんと聴いてほしいと。

上木彩矢:ホントそうなんですよ。最近はパソコンとか、ミュージック・プレイヤーが勝手にシャッフルする機能があるじゃないですか。でも、こっちはイントロからアウトロまでこだわってつくっているので、ヤメてほしいんですよね。聴き方はそれぞれの人の自由だから、強制することはできないんですけど、せめて1回は曲順通りにちゃんと聴いてほしいです。

 初回盤についているDVDには「EVILÄLIVE」のミュージック・クリップの他、昨年のバースデー・ライヴのダイジェストなどが収録されていて、すごいヴォリュームですね。

上木彩矢:今回は超盛りだくさんの内容になっていて。次からどうするんだっていうくらい全部出し切っちゃった感があるんですけど(笑)。ライヴのダイジェストの他にも、ジャケット撮影や写真集を撮影した時のオフショットも入っていて、自分で言うのもなんですけど、すごく面白いですよ。ゆる〜い感じが。ステージやジャケットじゃ、こんなにカッコつけているのに“裏ではお前これかよ!”みたいな(笑)。

 5周年を記念したライヴなどの予定は?

上木彩矢:今の段階ではまだ確定していないんですけど、春過ぎくらいにやろうという話は出ています。やらないと、せっかくSEをつくった意味がなくなっちゃうんで困ります(笑)。それと5周年として、アルバムと写真集の他に、“Artemis Classic”さんとコラボしたシルバー・アクセを出すことになっていまして。ロザリオとコインのネックレスなんですけど、私が下絵から全部描いてデザインしたので、そっちの方もぜひチェックしてもらいたいです。

 アルバムと写真集に関しては?

上木彩矢:デビュー5周年を迎えることができて、ずっと応援してくれているファンの方には本当に感謝しています。その感謝の気持ちをただ“ありがとう”って言うだけじゃなくて、私が今まで見せてこなかった部分を見せることで、伝えたいと思って、アルバムと写真集という形で表現しました。そういう意味では、このアルバムと写真集は2つが一緒になって完成した作品になるので、ぜひ両方チェックしてもらいたいと思います。それと中には、私のことを最近知ったばかりで“もう5年もやっているの!?”と思う人もいると思うし、まだ私のことを知らない人もいると思うんですけど、“上木彩矢”というアーティストがどんなアーティストなのか、それがわかるような作品になっているので、ぜひ聴いてください。聴く時はシャッフル厳禁で(笑)!


INTERVIEW:Shinji Takemura


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kannivalism http://www.beatfreak.jp/interview/20817/ http://www.beatfreak.jp/interview/20817/#comments Tue, 28 Dec 2010 06:01:20 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=20817 「rememorārī」が11月24日リリース!]]> 01_kannivalism_610350
L to R:裕地(b)、怜(vo)、圭(g)

活動再開後にリリースしたアルバム『helios』で新境地を開拓し、それを磨き上げるべく、さらなる進化/成長を続けるkannivalism。そのスケールアップした音楽性、世界観を詰め込んだニュー・シングル「rememorārī」が11月24日リリース!


 「rememorārī」は8月23日に行なわれたC.C.レモンホールでのライヴで披露された楽曲ですが、制作はいつ頃だったんですか?

圭:今年の5月くらいに原型ができ上がっていて、そこから最終的に仕上げるのに10月くらいまでかかりました。制作期間としては、かなり長かったですね。活動を再開してから1年近く経つんですけど、この期間はkannivalismの新たな核がつくられた時間になったと思っていて。ファンの人たちと接する中で生まれてきた気持ちを曲に込めました。

 “rememorārī”というタイトルには、どんな意味が込められているんですか?

怜:今作は“記憶”をテーマに書いていて、“rememorārī”はラテン語で、英語で言うと“remember”にあたるんです。一番大切な思い出の話をして、詞を書いていく中で見つけた言葉です。歌う上では、切ないラヴ・ソングなので、歌い上げないように意識しています。“歌う”というよりは、“しゃべる”という感覚に近いです。

 DVDにはミュージック・クリップが収録されていますが、こちらの見どころは?

裕地:まさに“記憶”というテーマを、上手く映像化できたと思います。バンド・メンバーそれぞれが、メンバーでありつつ、ひとりの人間としても見ることができる作品になっています。

 カップリング曲の「abstract a diary」は、シンプルな音の構成とループが特徴的ですが、どんなイメージで書いた曲なんですか?

裕地:“一瞬の記憶をスローモーションで切り取ったような情景”をテーマに書いていて、ライヴを意識してつくりはじめました。サウンドは、ダンサブルでグルーヴィに仕上がっていて、テーマへ向かうように演奏しています。ベースに関して言うと、ファンク・フレーズなのにあえてカチッと弾いているのが特徴です。

 リスナーの方には、今作からどんなことを感じ取ってもらいたいですか?

裕地:圭がよく言っていることでもあるんですけど、ファンの方々がいたからできた作品でもあります。ひとつひとつの出会いがすべて奇跡ですし、そういった部分も感じ取ってもらえるとうれしいです。ただ、基本的には、みなさんには自由に聴いてもらいたいと思っています。

 12月9日からは、全国ツアー『TOUR reincarnation of helios』がスタートしますが、意気込みは?

怜:3年半ぶりのツアーでもあり、『helios』をつくってからはじめてのツアーにもなるので、各地でどんな『helios』になるのか、僕ら自身が純粋に楽しみにしています。

 ツアー会場では限定シングル「split insane recollection」もリリースされますが、こちらはどんな楽曲なんですか?

怜:8月にリリースしたシングル「split recollection」の原型となった楽曲です。詞やメロディ、音もちがうものになっていて、“insane(=狂気の)”の部分が色濃く表れています。

 最後に、来年へ向けての抱負をお願いします。

圭:来年は『helios』を越えるアルバムをつくって、全国のファンの人に会いにいきたいと思っているので、期待していてください。これからも応援、よろしくお願いします。


INTERVIEW:Shinji Takemura


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上木彩矢 http://www.beatfreak.jp/interview/14816/ http://www.beatfreak.jp/interview/14816/#comments Fri, 06 Aug 2010 03:00:32 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=14816 『Gloriosa』が、8月11日にリリース! バンド・サウンドを重視した爽快感あふれるロックが満載。9月に行なわれるワンマン・ライヴに向け、加速する彼女の勢いが感じ取れる!!]]> 01_KamikiAya_610350


上木彩矢のロック魂を詰め込んだミニ・アルバム『Gloriosa』が、8月11日にリリース! バンド・サウンドを重視した爽快感あふれるロックが満載。9月に行なわれるワンマン・ライヴに向け、加速する彼女の勢いが感じ取れる!!


 今作のタイトルは、ジャケットにも花びらが映っている花の名前ですが、このタイトルに込めた意味は?

上木彩矢:単純に夏にリリースするので、夏の花の名前を付けたいなと思って、いろいろと調べていたんです。で、この花はすごくきれいなユリ科の花なんですけど、球根にものすごい毒を持っていて。そういう二面性のあるものが好きなので、この花の名前をタイトルにしました。

 前作の『INDIVIDUAL EMOTION』からなんですが、アルバム・タイトルだけでなく曲タイトルもすべて英語で表記されていますが、これは意図的なもの?

上木彩矢:そうです。歌詞にしてもそうなんですけど、あまり聴く人に対して押し付けがましいことはしたくなくて。日本語だと普段から使っている言葉だから、言葉から想像するものって“これ”ってひとつにイメージが固まってしますじゃないですか。でも、英語だと訳し方によって人それぞれの捉え方になるから。とか言って、いかにも“私、英語しゃべれます”みたいな感じですけど、全然しゃべれないです(笑)。

 今作を聴いて、バンド・サウンドが重視されているなと感じたんですが、この方向性は制作前から決めていたんですか?

上木彩矢:バンド・サウンドで歌うっていうのは、もともと自分がしたいことだったんですけど、なかなか実現する機会がなくて。それが今回、私の好きなようにというか、自由にやらせてもらえることになって、結果こういう感じになりました夏だし、たまにはこういうのもいいかなと。

 「Revolver」はパチンコ台(CRゴルゴ13 〜BACK IN THE BATTLEFIELD〜)のテーマ・ソングにもなっていますが、楽曲はもちろんゴルゴ13をイメージして?

上木彩矢:そうですね。パチンコ台ってつくるのに結構長い時間かかるみたいで、タイアップのお話は、もうだいぶ前からいただいていました。それでタイアップがゴルゴ13というのは聞いていたので、まったくちがう独自の世界観を書くよりは、ゴルゴ13の世界観に少しでも寄せてつくった方が、より一層いい曲に仕上がるんじゃないかなと思って。だから、ゴルゴ13の世界観をイメージさせるようなワードをところどころ密かに埋め込んでいます。

 上木さんのパチンコ好きは、公言もしてますし、有名なんですが、自分の歌がパチンコに採用されることに対する感想は?

上木彩矢:めちゃくちゃうれしいですよ。できれば歌だけじゃなくて、“リーチ”とかの声もやらせてください、みたいな(笑)。それくらいうれしいです。先日もメーカーさんで試し打ちをさせていただいたんですけど、本当にすごくいい音が鳴っていて。ある意味、感動しましたね。

 「Fly a way」は、『INDIVIDUAL EMOTION』に収録されていた「Break my day」に続いて作曲/編曲はSCHONさんとの共作で、よりロック色が濃くなっていますね。

上木彩矢:夏ということもあったし、今作はあまりミドル・テンポのものをやりたくなかったので、久々に爽快なロックをやろうというところからはじまっています。

 この曲は曲先で?

上木彩矢:順番で言うと、オケをつくってからメロディをつくって、それから歌詞を書いた感じですね。普通はメロディからつくるものなんですけど(笑)。私、結構アレンジにうるさい子で。こんなのがいいとか、あんなのがいいとか、「コードは後からでいいから、とりあえずやってみてよ」みたいな(笑)。ムチャクチャなやり方なんですけど、こういう音楽のつくり方はやっていてすごく楽しいんですよ。

 付き合いの長いSCHONさんがパートナーだからこそみたいな部分もある?

上木彩矢:ホントその通りですね。他の人だと「は?」って絶対言われますもん。説明がコードじゃなくて、“ガガガッ”とか擬音ばっかりなので、ほとんどの人は理解できないんじゃないかな(笑)。

 「Lost in the world」は、歌詞から“孤独”を感じるんですが、上木さんはどんな時に孤独を感じますか?

上木彩矢:いつもですね。私、ホント孤独野郎ですから(笑)。と言っても、全然悲観的な話ではなくて、我が強すぎるのと感覚が人と折り合わないところが多いっていう話で。孤独だからこそ見えてくるものもあると思っていますし。でも、この曲だけじゃなくて「Satisfaction」もそうですけど、なんか2012年問題(マヤ文明で人類が滅亡すると予言されている年)というか、地球滅亡に超ビビッてる感じですね(笑)。いろんなところで環境問題とかが言われていて、実際ここのところ暑さとか気候が異常じゃないですか。『2012』とか映画もあったし。それに私はビビッてるんですけど、みんなにもそういうのを気づいてもらえたらなと。環境問題とか、私たちが変わらなきゃいけない部分があるのは、まちがいないし、そういうのを危機に感じてもらいたいので、曲に入れて伝えています。

 今までメッセージ性のある曲って、あまりなかったですよね。

上木彩矢:基本的に書かないですね。ただ、今回は自由につくれたっていう部分で、地球滅亡にビビッてる心境や、立ち止まったり、不安に思っていることを歌詞に落とし込んだので、特に意識したわけじゃないんですけど、自然にメッセージが込められたのかな。

 「pop-eyed fish」は、気だるげな歌い方が印象的で、今までの上木さんにはない楽曲だなと感じました。

上木彩矢:この曲はレコーディングの最後の曲で、ちょっとふざけたというか。とりあえず、インパクトのある言葉と好きなものを全部並べて、「はい、終わり!」みたいな。そういう歌があっても楽しいかなと。ディレクターをはじめ、周りの人も「いいじゃん」みたいな感じだったし(笑)。ただ、一番ライヴを意識してつくっていて。曲調も少し古くさい感じがするんですけど、それがまたいいというか。ライヴでは、きっと盛り上がる曲だと思います。

 今作全体に対する上木さんの感想は?

上木彩矢:今回は、こういう取材とかで「一番のお気に入りは?」って聞かれても、本当に困るくらいで。“夏”がテーマで、バンド・サウンドを重視して、歌詞の世界観も別々ではなく、“未来に向かって”とか、“過去は振り返らない”とか共通したテーマを持たせて、リアルに今自分が思っていることや悩みを書いていて。だから、今回は本当にどの曲を一番に持ってきてもいいくらい気に入っています。

 上木さんの誕生日でもある9月10日には、ワンマン・ライヴが開催されますが。

上木彩矢:毎年、秋にはワンマンをやっていたんですけど、去年は転換の時期でやることができなくて、もういきり立っていますよ。早くやらせろと(笑)。毎年、観に来てくれていた人たちからも“去年ワンマンがなくて寂しかった”っていう声もたくさんいただいているので、そういう人たちのパワーを解き放てるようなライヴにしたいですね。それと、もともとライヴを中心に活動してきているので、その良さをエイベックスの人たちにも見せたいし。レコーディング・ブースでふざけたことばかりやっている私だけじゃないんだよと(笑)。アルバムを聴いてもらいたいっていうのも、もちろんあるんですけど、久々のワンマンの方にもぜひ遊びにきてもらって、楽しさをわかち合えたらなと思います。


INTERVIEW:Shinji Takemura


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GACKT http://www.beatfreak.jp/interview/14715/ http://www.beatfreak.jp/interview/14715/#comments Fri, 30 Jul 2010 11:56:44 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=14715 「EVER」がリリースされる。歌手活動にとどまらず、さまざまなステージで活躍する彼ならではの、熱いメッセージ・ソングに仕上がっている。]]> 01_GACKT_610350

エイベックスへの移籍が発表され、待ちに待っていたファンも多いはず。7月28日に、いよいよGACKTの移籍第1弾シングル「EVER」がリリースされる。歌手活動にとどまらず、さまざまなステージで活躍する彼ならではの、熱いメッセージ・ソングに仕上がっている。


 今、『眠狂四郎無頼控』の舞台に取り組まれているからでしょうか、ものすごくマッチョになっていますね!

GACKT:舞台で着る、着物の着流しに合わせて体型をつくってるからね…。上半身を鍛えて、ウエストを絞っているんだ。 着流しって、細い人には似合わないんだよ。肩幅つくらないと。格好良く着こなせるかどうかは、いかに身体をつくるか、にかかってる。肌が出てる部分って、胸だけでしょ。そこが貧弱だとナヨナヨして見える。だから、胸板もあげないと着流しがきれいに見えないんだよ。お腹が出てるような状態で着流し着ちゃうと、「どこのオッサンか商人(あきんど)か!?」って感じになっちゃうでしょ(笑)。僕はその時々の仕事の内容やテーマに合わせて、いつも体型を変えてる。’07年にZeppツアーをやった時は、中性的な雰囲気を表現したくて58キロに絞った。落とせるところまでは落としてみようと思って。今の体重は68か69キロぐらいかな。でも、筋肉をつけていけば80キロぐらいまであげられると思う。でも、役によるよね。今はムダなものをそぎ落としていこうとしてるから。正直、肉体的にも精神的にもキツイけど、それが必要なことであればやるだけだよ。

 Zeppで行なわれた『GACKT YELLOW FRIED CHICKENz』の「煌☆雄兎狐塾〜男女混欲肌嘩祭」では、GACKTさんが身にまとっている衣装のネクタイやシャツを自ら引きちぎるパフォーマンスに会場が沸いていました。

GACKT:僕は“女を挑発する男”だから、エロティックなアプローチも必要なんだよ(微笑)。今回のツアーは3月に男限定でやったライヴのときとはちがうアプローチをしたけど、 会場に女の子がいる以上は、女の子も教育しないといけないからね。言ってみれば、“男性ストリップの極み”かな…。でも、ムキムキの身体を見せようっていうのではなくて、男性っぽいところも女性っぽいところも両方上手に使って セクシーさや妖艶さを表現していくっていうことが僕のアプローチの仕方かな。

 舞台、ライヴに続いて、ハンゲーム『Dragon Nest』テーマソングの「EVER」が7月28日にリリースされますね。GACKTさん自身がダークヒーロー、ベルスカードのボイスキャストとしても参加されていますが、「EVER」にこめられた思いとは?

GACKT:僕が声優をしているベルスカードっていうダークヒーローは、普通のダークヒーローとはちょっとちがうんだ。彼は、生まれながらの悪じゃない。いろんな悲壮感を背負っている。だから、僕なりに“なぜか憎めないキャラクター、悪なはずなのに心が惹かれてしまうキャラクター”っていうイメージの見せ方にこだわっているわけ。曲の中では、僕、GACKTから見た想いと、ベルスカードから見た想いの両方を入れたかった。ベルスカードが旅の途中で立ち上がれない登場人物と出逢ったときに 彼ならどういう言葉を発するだろう? そんな僕の想像が、「EVER」っていう曲にこめられているんだ。ベルスカード自身もいろいろな想いがあって、いろんな紆余曲折がある中で達観したある種の思想を持つことができたじゃない?「お前が本当にやりたいのならそれを貫いてみたらどうだ」っていうのが伝えたいメッセージなんだよ。やると決めた物事を貫くっていうことは、僕自身のテーマでもあるから、ベルスカードの想いと僕の想いが重なっているところは、もちろんある。

 初のヨーロッパ・ツアーが7月16日からスタートしますね。ロンドン、パリ、バルセロナ、ミュンヘン、ボーフムとサーキットするわけですが、どんなコンセプトを用意されていますか?

GACKT:基本、日本と一緒だよ。今、世の中が腐ってるのは自分たちのせい。それを変えるために自分たちが変わろう…っていう。オーディエンスに「ライヴに行って死ぬほど叫んだことある?」って聞きたい。声が出なくなるほど叫ぶってことさえできない精神力の弱さがイケてないでしょ。「遊びを本気でできないヤツが仕事を本気でできるか?」ってこと。何も考えないで、叫んでみろよって。とりあえず叫んだときに見えるものもあるんだよ。自分がからっぽになったときに、わかることが必ずあるから。頭で考えるなってこと。まずは叫んでみろって。そこからでしょ。

 次々と活躍の幅を広げられていくGACKTさんですが、 物事を達成するスピードは、どうしたら身につけることができるんでしょうか? 噂では、ほとんど寝ていないとか…。

GACKT:僕は19歳までは本当にネガティヴで、排他的で、生きることに意味を見いだせない人だったんだ。 でも、そこがターニング・ポイントだった。たまたま、自分の先生みたいな実業家の人に出逢って、教えを受けたんだ。だから、僕の人生は19歳からはじまっているわけ。ある日、その人が言ったんだ。「世の中で結果を出せる人間と出せない人間の大きなちがいって何だと思う?」って。 もちろん僕はわからなくて。そうしたら彼は「世の中で結果を出せない人間っていうのは、“知る・覚える・考える・動く”っていう順番で行動する。でも、世の中で結果を出す人間っていうのは、“知る・覚える・動く・考える”っていう順番で動くんだよ」って言ったんだ。知ると覚えるはきっかけで、考えてから動くか、動いてから考えるか、たったそのちがいで、人の人生は大きく変わるんだと教えてくれた。だから、とにかく動けって。できないヤツは、動いてないヤツなんだって。しかも 「この4つの行動の中に重要なメッセージが隠されてるんだよ」って言われて。さっきの漢字をつなげて読んでみろって言うわけ。それが、「知・覚・動・考=とも・かく・うご・こう」。…動けってことなんだよ。

 考えてるだけで、動かない人が多すぎるということですね。GACKTさんはすぐに行動に移すことで、今の立場を確立させたと。

GACKT:そうだね。とにかく動けって。動いた後にどうするか、“工夫”を考えろって。それの繰り返しなんだよ。その繰り返しのサイクルが早ければ早いほど結果が出てくるし、成長のスピードも早くなってくるんだよ。みんなそのスピードが遅いんだよ。なぜかっていうと、動いてないから。その考えを教えてくれた実業家の人には「もっと早く出逢いたかった」って伝えたんだ。そうしたらその人は「俺は今32歳だけど、別の人からこの話を28歳の頃に教わったんだ。お前は今、19歳でこの話を聞いているんだから、これから大きな結果を出せよ」って言われたんだよね。でも、この話、世の中のほとんどの人は理解できていないはず。なぜかって言うと、世の中の人がみんなわかってたら、成功者がいっぱいいて、もっと競争率の高い社会になっているわけだよね? でも、逆に、これが理解できてれば、必ず成功するんだよ。周りがぬるかったり、やる気がなかったりした場合、感謝した方がいいんだ。 その分、チャンスが転がってるんだから。そうでしょ。スタートラインは、プロかアマかわかんないような人がいっぱいいるわけじゃない? 自分がどこまで本気になるかってところがスタートラインなわけで。本気になった時点で、周りにプロっぽいヤツらが集まってくる。その後にまた順位を競うわけ。

 厳しい世界で、休みなく闘っているGACKTさんですが、息抜きはされていますか?

GACKT:息抜き? 僕は、器用じゃないからオンとオフがないんだ。サメみたいなものかな…いつも動き続けてる。

 憩いの時間は何を?

GACKT:ひざまくら。いろんなひざを借りるよ… 。「ひざ貸して」って言う。

 多くの女性ファンも見ていると思うので、理想の女性像をおしえてください。

GACKT:顔は大切だけど… 美人は3日で飽きるね。見かけが大切だと思う理由は、その人の外見を通していい加減な生活を送ってるのか、そうじゃないのかがわかるから。顔がきれいなだけじゃ、つきあいは長く続かないよね。魅力がある人の条件は、話し方と振る舞い方がきれいで、精神的なバランスが良い人。 少なくともケンカをするような子とは一緒にいられないし。僕はこう見えて古いから、下がってほしいんだよ。これは僕の古い哲学なんだけど、“誰かを信じて自分をすべて委ねる”っていう行為は、自分が何かを決めてやるよりもはるかに器が大きくないとできない行為だと思うわけ。他人に自分の彼氏とかの悪口を言う女っているじゃない? それって選んだ自分の目がまちがってたってことをアピールしてるだけでしょ。“この人の言ってることを自分の意見だと思える”ってことは、自分の目は確かだって言う確証じゃない。それができる女性ってすごいなって思うわけ。男なんて、しょせん女の子の手の上で踊らされてるわけだから、それができる女性ってすごいよね。そういう女性だったらずっと一緒にいられるんじゃないのかな。

 そういう完璧な女性、周りにいますか?

GACKT:いないよ。いたら結婚してるよ。紹介してよ(笑)。


INTERVIEW:栗尾モカ


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狩野泰一 http://www.beatfreak.jp/interview/10019/ http://www.beatfreak.jp/interview/10019/#comments Fri, 16 Apr 2010 17:35:02 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=10019 『しあわせに』をリリース!]]> 01_KanoYasukazu_610350

日本古来の“篠笛”の可能性を広げるため、コンサートやワークショップなど、さまざまな活動を行なっている篠笛奏者・狩野泰一(かのう・やすかず)。3月24日、約3年半ぶりとなるオリジナル・アルバム『しあわせに』をリリース!


 音楽に興味を持ったのは、いつ頃からでしょう?

狩野泰一:姉がピアノを習っていたので、小学校1年生くらいから私もピアノをはじめたんです。その後、姉が中学校に進んだ時に吹奏楽部に入って楽しそうにしていたのを見て、私も小学校6年生からランドセルのまま、姉の中学校の部活に通って、トランペットを習いはじめたんです(笑)。だから、音楽をはじめたきっかけとしては、姉の影響がすごく大きいですね。その後、ピアノにもトランペットにも行き詰まっていた時にビートルズを聴いて、全身を使ってビートを叩き出し、それに乗っていくドラムの肉体的な感覚にひかれ、13歳からドラムをはじめたんです。

 ライヴ活動は大学に入ってからはじめたそうですね。

狩野泰一:はじめは趣味だったんですが、ライヴハウスでプロ指向の学生やプロの方々と出会う機会が増えていって。そういう人たちを目の当たりにして、自分も自分のやりたい音楽を徹底的に突き詰めて、全身全霊で向かっていかないと気が済まなくなっていったんです。それで’87年に鼓童に入座しました。

 独立されるまでの10年間、鼓童で活動されていましたが、どんなことが糧になりましたか?

狩野泰一:研修生の時は、佐渡でストーブが食堂にひとつだけしかないような廃校に住んでいて。毎朝4時50分に起床、吹雪でも10キロのランニング、石段を駆け上がった直後に笛を吹き、1日中太鼓を叩きながら、強烈な先輩方にもまれて、なんとかメンバーになれました。その後、日本中、世界中の大劇場に立つようになってからは、つたない笛のソロに、連日容赦のない観客の罵声とアンケートの酷評を浴び続けました。でも、どの場所でも、コンサートの最後には満員のスタンディング・オベーションをいただいて。とにかく肉体的、精神的に鍛えられましたね。

 今も世界中をまわっていますね。

狩野泰一:鼓童時代を含め、今まで世界の約50カ国でさまざまな素晴らしい音楽や人々と出会ってきました。まだまだ未知の宝が山ほどあるんですが、残念なことに、中には弾圧されていたり、封印されてしまっているもの、絶滅していくものもたくさんあるんです。音楽は言葉、宗教、信条、国境を越えて感じあえることが素晴らしく、知らなかった音色、表現、方法論に出会うたびに大きな驚きと感動が心の底からわき上がってきて、それと同時に、その音楽、文化、人を世界に紹介したい、一緒に新しい文化を産み出したいという気持ちに駆られます。

 篠笛は鼓童時代にはじめたんですか?

狩野泰一:そうです。23歳の頃からですね。私の通っていた小学校では、5年生になるとリコーダーではなく、プラスチックの横笛を吹いていたんです。だからすぐに音は出せて。鼓童に入座してから、いろいろな楽器をやってみて「和太鼓より篠笛の方が向いている」と言われたし、自分でもそう感じていたんです。みんなとの太鼓の稽古が終わって、ひとりで海に向かって笛を吹くのがだんだんと気持ちよくなっていって、動の中の静、集団の中の個というものを意識するようになりました。

 今作は、“森”をテーマに作曲されたそうですね。

狩野泰一:毎朝、森の中を走っているんですが、ある冬の朝、ひざが痛くなってしまって、ゆっくりと歩いたんです。すると希少な雪割草が、ひっそりと咲いているのを見つけたんです。15年間、毎日走っている道なのに、それまでまったく気づかなくて。誰にほめられるでもなく、毎年寒い冬に耐え、凛と咲いている雪割草を見た時に、“私も咲かなきゃ!”と、本当に元気づけられました。身近な森に、無数の命がドラマを繰り広げている。そんな当たり前のことに気づいて感動したことが、“森”をテーマにするきっかけになりました。空を泳ぐ雲や庭の竹やぶの雀など、身の回りの自然に感動して書いた曲を集めて。人は、自分から遠いものに憧れてしまいがちですが、“大切なものは身の回り、自分の中にある”というメッセージを込めています。

 佐渡島で生活していらっしゃいますが、その土地から楽曲のインスピレーションを受けることは多いんですか?

狩野泰一:風の音、鳥の声、海鳴り、虫の音などを聞き、魚たちと泳ぎ、海に沈む夕日に包まれて波に乗り、山から昇る月に感動しながら暮らしていますが、それらのすべてに音楽的なヒント、エッセンスがあるんです。自然の持つヴァイブレーションの何が人を心地よくさせてくれるのか? それは人がつくった音楽から影響を受けるのとまったく次元のちがう、気づきのような気がしています。

 楽曲に合わせて、篠笛の種類を使いわけていらっしゃいますね。

狩野泰一:通常、篠笛1本で吹きながら、イメージする音色、気持ちのいいメロディの流れを探って作曲していくんです。今作で言うと「雪割草」なら澄んだ高音の“六本調子(篠笛のひとつ)”を持ち、「India」なら“バンスリ(インドやネパールの竹笛)”のようなかすれた低音がほしかったので、もともと篠笛にはなかった特注の太い、低音の出せる“0本調子”を笛師の蘭情さんにつくってもらいました。その笛を吹きながら、メロディ・ライン、節回しをつくって、そこに加えたい音、楽器編成をイメージしながら一緒に演奏した時のバランス、全体のサウンドを考えていきます。

 篠笛と他の楽器を組み合わせていく上で、重視しているのはどんなことですか?

狩野泰一:たくさんあるんですが、まずは篠笛の息づかい感を活かすように、音と音の間合い、空間をとることですね。それと重要なのが、必要な音しか奏でない、必要以上の音を重ねないことです。あとはシンプルないいメロディに、絶妙なコード付けをするよう心掛けていて。ただ、コード付けは共演者の方にお任せするので、同じ曲でも、共演する方が変わることで、コードも変わることがあります。

 演奏する上で、心掛けていることは?

狩野泰一:リズムは、いつも自分の本能に任せているので、ルーズになることもあれば、タイトになることもあるし、引っ張ったり、オンで吹いたり、レイドバックすることもあります。とにかく無心に、感じるまま、なすがままに吹くように心掛けています。“うたう”ことと、“うねる”ことは、“命”だと思っています。

 リスナーの方には、タイトル通り“しあわせ”を感じとってもらいたいですか?

狩野泰一:そうですね。嫌なことがあっても、疲れていても、落ち込んでいても、このアルバムを聴いたら“しあわせに”なれる…そんな風にお役に立てれば、作者として、それ以上の喜びはありませんが、とにかく自由に感じて、楽しんでいただければと思います。日本中の民族音楽を産んできた篠笛で、今までにない、自然で心地よい風のような音世界をつくり続けています。ぜひ、静かなところで聴いてみてください。そして、コンサートを聴きに来ていただければと思います。私の音の中に宿る自然が、みなさまの心の自然と共鳴すると思います。ライヴ情報や報告などは、ブログにアップしているので、チェックしてみてください。みなさまにお会いできることを楽しみにしています。


INTERVIEW:Shinji Takemura


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●ALBUM
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『しあわせに』
狩野泰一
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片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティ http://www.beatfreak.jp/interview/10044/ http://www.beatfreak.jp/interview/10044/#comments Fri, 16 Apr 2010 17:17:02 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=10044 『サカサマデアル』をリリース!]]> 01_KATAYAMA_BREAKERS_610350
L to R:安藤亘(g)、東慎也(g)、片山尚志(vo)、大橋吐夢(b)、河嶋大樹(dr)

70年代ロックンロールやブルース・ロックの影響を受けた、激しいビート・ロックを奏でる京都在住バンド、片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティ。4月14日に、1年半ぶりのフル・アルバム『サカサマデアル』をリリース!


 あらためてバンド結成のいきさつを教えてください。

片山尚志:バンドはずっと組みたいと思っていたんですが、なかなか仲間が集まらずに、弾き語りをやっていたんです。そんな時、大学でギターの安藤と知り合いまして。彼が「仲間がいなくてかわいそうだから」と言って、メンバーを集めてくれたんです(笑)。その後、結成当初のメンバーのうち、何人かが就職を機に抜けてしまって、後輩だった東、大橋、河嶋の3人が加入して、今のメンバーになったんです。

 音楽活動を仕事として意識しはじめたのは、いつ頃から?

片山尚志:大学を出る時に、今の制作チームと知り合ったんですが、音楽業界のことを何も知らなかった僕らにイチからいろいろな知識を教えてくれたんです。その彼らと一緒に、“音楽で挑戦してみたい!”と思って。だから、彼らとはインディーズの頃からずっと一緒にやっているんです。

 片山さんは今でも、ソロで弾き語りをやられていますね。

片山尚志:スケジュールなどで、バンドには迷惑をかけないように、という範囲でですが。自分にとって“ひとりでステージに立つ”ということは、すごく大事なことで、修行のようなものなんです。だから、ちょっとバンドとはモチベーションがちがうところがありますね。曲づくりに関しても、チャンネルが2つある感じで、明確な基準があるわけじゃないんですけど、“これはバンドに合わないな”とか、どこかで差別化を図っている…いや、図っていたんです、このアルバムまでは。

 と言うのは?

片山尚志:ちょうど1年くらい前に弾き語りのライヴをして、そこにメンバーが観にきたんですが、ライヴ終わった後に「“今日、新曲です”ってやったのがすごくいいから、あとでみんなでアレンジしよう」って言ってきて。それがきっかけで、できたのが先行シングルにもなった「地球最期の朝がきて」なんです。今までチャンネルが2つあったのが、これを機にようやくアウトプットがひとつになりましたね。

 すると今作は、制作アプローチの面で、前作と変わった部分があると。

片山尚志:ありますね。ビート・ロックの曲は、ほぼリフだけがある状態でスタジオに入って、“いっせーのせっ!”でやって、それから歌をのせる…っていうのがいつものやり方で、そういう曲が最初にでき上がるんです。ただ、今回もまた、そういう曲だけっていうのも面白くないなと思って。“もうひと味、何かを加えたいな”というところから、僕がひとりでつくったものをバンド・アレンジするとか、アプローチの方法のひとつとして、そういうトライが今回はありました。

 サウンドづくりに関してはいかがですか?

片山尚志:リフ・ロックというか、スピードのある曲は、僕の歌のキーにマックスがあるとしたら、そのキーを少し下げて、声色や声質をコントロールできる状態でテイクを重ねました。演奏にしても、歌にしても、それによって技術的に難しくなる部分はあったんですけど、それによってギターの手癖の感じも変わるし、今までと聴こえ方がちがうと思います。90年代後半から00年代にかけてロックンロール・リヴァイバルがあって、ザ・リバティーンズとか今も残っているイギリスで流行ったバンドは必ずそういうつくり方をどこかでしているんです。だから、00年代のロックンロールをインプットしたものの結果というか、それを今までの片山ブレイカーズと組み合わせて、00年代のビート・ロックを総括するようなイメージですね。

 今までのサウンドに変化を加えようと思ったきっかけは?

片山尚志:きっかけというか、インディーズの頃から毎作、どこかにそういうサプライズを入れているんです。バンドって他人の集合体なので、長く続けるっていうのはすごく難しいと思うんです。だけど、僕らが続けてやってこれているのは、そうやって毎回、自分たちでトライして、新しいスパイスを取り入れて、今まで踏み入れたことのない実験をアルバムのどこかでやっているからだと思うんです。今回は前作から期間が空いた分、そのジャンプ・アップが激しかったっていうのはあると思います。前から知っている人は、“バンドの感じが変わったなって”思うかもしれないんですが、それでビックリしてもらえたらいいなと。

 詞は哲学的なものからノリ任せのものまで幅広いんですが、主にどんなところからインスピレーションを?

片山尚志:基本的に曲が先にでき上がるので、曲からっていうのがほとんどですね。メッセージ性があるものは、歌詞のどこか1カ所が刺さればいいと思って書いています。あとは言葉遊びというか、音がこのリズムにのって面白いとか、日本語が持つ独特の語感を感じて高揚感が出てくるようなものを選んで書いています。

 “言葉遊び”の曲は、今作でいうと「やっさい恵方」や「輩に穴」などがそうですね。

片山尚志:「輩に穴」は7年前からあった曲で、今の5人になってはじめてできた曲なんです。ずっとライヴでやっていたんですけど、録音していなかったことに誰も気づいていなくって。というのも、昔、無料配信のダウンロードで配信したことがあったんで。今回、誰かが「録音してないんじゃない?」って言い出して、「言われてみれば…」って(笑)。こう考えてみると、昔から語感での言葉遊びは、やっていたんですね。「やっさい恵方」も、ホントに語感だけというか。日々の喧噪とか、あわただしい感じで進んでいく街の様子を言葉遊びで表現できたらと思って書いた曲です。

 歌詞がすごくユニークだなと感じました。

片山尚志:前奏のコーラスの♪やっさい e-hou e-hou♪っていうのも、打ち込みでつくっていて、元ネタはキザイア・ジョーンズなんです。みんなに否定されるんですけど(笑)。ガット・ギターでファンクをやるみたいなイメージでつくって、スタジオでメンバーに聴かせたら大爆笑して。で、歌詞を書く時に♪e-hou♪のところにいろいろと当て字をしていって、“恵方巻の恵方でいいやん”ってなったんです。そこから「やっさい恵方」っていう言葉から受けるイメージと、跳ねもののリズムにのっかった曲を殺さずに気持ちよく転がっていく言葉を選んで書いていきました。最後に鬼門を指す“うしとら”という言葉が出てくるんですが、恵方と鬼門を指すっていうところから“京都の街中を表している”っていうのを、歌詞を読んでニヤッとしてもらえたら、いいかなって。

 “恵方”という発想が、関西ならではという感じを受けるんですが、関西を拠点にしているというのをバンドのカラーとして意識している部分はあるんですか?

片山尚志:今回収録している「キョート・トリッパー」という曲は、あえて意識して書きましたが、普段から特にそういう部分を出していこうとは思っていないです。普通に京都で、自分たちのペースで暮らしながら曲を書いているので、自然とにじみ出ている部分はあると思いますけど。だから、「やっさい恵方」にしても、周りにそういうネタが偶然落ちていただけなんです。ただ、それを面白いと感じてもらえるなら、そういうネタは今後も拾っていきたいなと思います。

 「キョート・トリッパー」を、京都を意識して書こうと思ったのはなぜ?

片山尚志:歌詞に出てくる♪丸 竹 夷 二 押 御池♪っていうのは、京都人なら小学生からおじちゃん、おばちゃんまで、みんなが歌える通り名の歌なんですけど“それをネタに書いてくれて”ってメンバーにずっと前から言われていたんです。で、東京に来た時に見た、JRの「そうだ、京都に行こう」っていうCMを見た時に“これハマるかな”と思って曲にハメてみたら、結構イケたんで京都の街を歩くような曲を書いてみました。中に出てくる言葉は、一見意味がないように思えるんですけど、京都の人が読むとどこを歩いているかがわかるんですよ。“あ、ここ戻橋だ”とか、“桜を歌ってるから八坂さんかな”といった具合に。そういうイメージを持って、これも歌詞を見てニヤッとしてもらえたらいいなって思います。

 「地球最期の朝がきて」は、アルバム・ヴァージョンとして収録されていますが、先行シングルとはどんなちがいが?

片山尚志:これはアウトロがついているか、いないかだけのちがいで、中身自体は何も変わっていません。ただ、このアルバムの最後にあって、アウトロがあることによって、シングルで聴くのと聴こえ方が変わってくると思います。メッセージを前面に出した曲っていうのは、バンドとして新しい到達点だったし、僕を含めたメンバー全員が非常に苦労したレコーディングを乗り越えて生まれた曲なので、ひとりでも多くの人に聴いてもらえたらなと。

 苦労したというのは、どんな点で?

片山尚志:主に技術的な面ですね。大音量で“ドーン!”というのが得意なので、そういうのは割と簡単にできるんですが、この曲に関しては最後まで温度を上げないようにしていて。今までにやったことがないので、これがなかなか難しかったですね。ライヴでは少しちがうアレンジでやっているんですけど、音源は歌詞が一番届く形、作品をつくろうという意識でつくったので、歌も演奏も最後まで温度を上げずに淡々とやっているんです。それこそ歌は、ホントに小さい部屋で、誰かに語りかけるような感じで歌ったし。演奏もメンバーがずっと我慢して弾いているのが見て取れて。ベーシック・トラックのOKテイクができた時には、感動しました。

 今作のリリース・ツアーが5月5日からはじまりますが。

片山尚志:今作はメンバー全員、“作品づくりをするぞ”という感覚でやっていて。だから、ライヴでは、またちがったアレンジ、もう一段階成長した形になっていると思います。今までのバリバリにのれるロッキンな部分もあるし、新しい到達点も見てもらえるかなと。ライヴを観てもらえたら、一発でイメージが逆さまになるというか、新しいイメージがふくらむと思うので、ぜひライヴを観てもらいたいなと思います。アルバムも、“今までの片山ブレイカーズ”というものをすごく見つめ直して、片山ブレイカーズのできる最大限のもの、新しいものを生み出せたと思います。結果、すごくいい作品ができたし、リード曲の「地球最期の朝がきて」は、ずっと聴いてもらいたい、たくさんの人に聴いてもらいたい曲なので、聴いてみてください。


INTERVIEW:Shinji Takemura


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●ALBUM
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『サカサマデアル』
片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティ
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加護亜依 http://www.beatfreak.jp/interview/8640/ http://www.beatfreak.jp/interview/8640/#comments Fri, 02 Apr 2010 09:44:09 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=8640 『AI KAGO meets JAZZ 〜The first door〜』と名付けられた本作では、タイトル通り、本格ジャズに挑戦。今まで出会ったことのない、新しい彼女の姿がここに!!]]> 01_KagoAi_610350

加護亜依が待望のニュー・アルバムを3月31日にリリース! 『AI KAGO meets JAZZ 〜The first door〜』と名付けられた本作では、タイトル通り、本格ジャズに挑戦。今まで出会ったことのない、新しい彼女の姿がここに!!


 今作はジャズ・アルバムですが、昔からジャズは好きだったんですか?

加護亜依:自分から聴くことは、ほとんどなくて、レストランに行ったらBGMで流れてたり、ちょっと古い映画を見た時に耳にしたくらいで。ただ、おばあちゃんが、ジャズが大好きな人で、車の中よく聴いていたので、スタンダードな曲を聴くと、“あ、あの時の曲だ”って思い出すことがあって。だから、おばあちゃんの影響で、無意識の内に体に染みついている部分はあったと思います。

 小さい頃は、他にどんな音楽を聴いていたんですか?

加護亜依:両親が音楽大好きで。それこそ、いろんなものを聴いていましたね。洋楽からJポップまで。で、私は小さい頃からすごく物まねが好きで、それを聴きながら物まねをしていたんです。“テレビが友達”(笑)みたいなテレビっ子で、テレビに出て歌っている人を見て、自分も歌うとすごく楽しかったのを覚えています。

 今作で、ジャズのアルバムをやろうと思ったきっかけは?

加護亜依:去年の1月に春風亭小朝さんと舞台をやらせていただいた時に、ひとりずつ歌うシーンがあったんですが、そこで小朝さんに「ジャズ歌ってみたらどうですか? とても似合っていると思うよ」って言われて。その時は、そこまで深く考えることはなかったんですけど、みなさんで一緒にジャズを見に行ったりするうちに、だんだんと体に染みてきて、自分でもいいなと思うようになっていたんです。それで去年の6月くらいかな。名古屋でヴァイオリニストの寺井尚子さんと一緒に2曲歌わせていただき、そこで快感を得て、ジャズに完全に目覚めたんです。

 加護さんが感じるジャズの魅力は?

加護亜依:それまでは、年輩の方たちが聴くジャンルだと思っていたんですけど、実際にのめり込んでいくと、今の時代の人たちにすごくピッタリな音楽じゃないかなと思って。とってもかっこいいし、セクシーだし。それと自由な感じがすごくあって、同じ曲を誰ひとりとして、同じように歌わないんですよね。そういうところが自分の性格にも合っているなと思います。

 かなりレッスンしたんですか?

加護亜依:そうですね。メンタルに影響される部分が大きくて、ジャズは奥が深いなと思います。同じ曲を同じように歌っても、ちがう曲に聴こえるんです。それを一定に保つために、先生から教えてもらっているのが、ほっぺたのあたりを上げるように意識するっていうことで。ほっぺたが下がっていると、大きい声や高い声が出せないし、きれいな発音も出せないんです。だから、レッスンの時は手でほっぺたのあたりを押さえながら歌っていて、顔が大変なことになっています(笑)。人には見せられないみたいな。

 今作はボーナス・トラックを除いて、すべて英語で歌っていますね。

加護亜依:世界の共通語は英語だし、個人的にも英語にすごく興味があって。英語ができたら、もっと世界が広がるっていう気持ちは昔からあったんですけど、勉強ってなるとヤダ!! ってなっちゃって(笑)、なかなか自分から一歩踏み出せないでいたんです。でも、ジャズと出会ってから英語に触れるようになって、洋楽を聴いたり、映画を観ても、なんて言っているかキャッチするような耳になって。ある程度、英語でも歌えるようになったし、英語だからこそ、表現も広がるのかなって思って、今回は英語に挑戦しています。日本語だと、口にするのが、ちょっと恥ずかしい部分もあるじゃないですか。たとえば、「愛しているよ」よりも「I love you」の方がサラッと言えるし。そういうところが、くどくないというか。

 収録曲は、どのように選んだんですか?

加護亜依:自分の声質に合うものと、みんなが知っている、どこかで1回は耳にしたことのあるようなスタンダードなものを、というところで選んでいます。

 ボーナス・トラックに「17才よさようなら」を収録したのは、どんな理由から?

加護亜依:私が17才の時に、アルバムの中で歌った曲なんです。完全にジャズっていうわけじゃないんですけど、ジャズ・テイストで歌っていて思い出に残っていて。あの時の歌を今歌ってみたかったんです。それにファンの人も知っている曲だと思ったので、ボーナス・トラックとして収録しました。

 レコーディングの感想は?

加護亜依:生伴奏で歌っている感じなので、自分がまちがえたらいけない、みたいな、すごいプレッシャーを感じてやっていました(笑)。でも、バンドの人たちが、みんなとても上手なので、歌っていても楽しいですね。ひとりで歌っているんだけど、みんなで一緒に演奏していて、練習を重ねるたびにお互いがお互いを知っていくっていう感じが、今までバンドでやったことがなかったので、新鮮ですごく楽しかったです。

 ジャズ・ライヴも、2月にすでに開催されていて、4月にも今作のリリース・ツアーがありますね。

加護亜依:自分は歌が好きで芸能界に入ったので、ずっと歌っていたいなっていう思いがあるんです。それがジャズと出会って、昔よりもさらに音楽を楽しめるようになって、気持ちを音楽に託すことができて、またこうやってライヴができることはうれしいので、ぜひいろんな方に来てもらいたいですね。ジャズをはじめて、まだあまり時間が経っていないんですけど、少しずつ慣れてきて楽しみが増えたし、レコーディングした頃よりも今の方がうまくなっているはずなので、その過程を聴いて楽しんでもらいたいし、見守ってほしいと思います。“someone to watch over me(誰か私を見守って)”っていう感じですね(笑)。ジャジーな加護亜衣、よろしくお願いします。


INTERVIEW:Shinji Takemura


 
★Live Information
●4月5日(月)
東京 J’z Brat
Open 17:30 Start 20:00
●4月23日(金)
名古屋 DOXY(完全入替2部制)
第1部 Open 17:30 Start 18:30
第2部 Open 20:30 Start 21:30
●4月24日(土)
大阪 WAZZ(2ステージ入れ替え制)
1部 Open 17:30
2部 Open 20:30
●5月21日(金)
北海道 Live & Darts Bar Rear Rest
Open 18:30 Start 19:30
※詳しくはホームページにて
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●ALBUM
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『AI KAGO meets JAZZ 〜The first door〜』
加護亜依
XNAE-10029
¥2,500(tax in)

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http://www.beatfreak.jp/interview/8640/feed/ 0
kannivalism http://www.beatfreak.jp/interview/8534/ http://www.beatfreak.jp/interview/8534/#comments Fri, 26 Mar 2010 10:23:04 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=8534 『helios』を3月17日にリリース! このアルバムについて、裕地がインタビューに答えてくれた。]]> 01_kannivalism_610350
L to R:光也(dr)、裕地(b)、怜(vo)、圭(g)


昨年8月の復活宣言から、シングルのリリース、Zepp Tokyoでのライヴなど、精力的な活動を続けているkannivalism(カニヴァリズム)が、待望のニュー・アルバム『helios』を3月17日にリリース! このアルバムについて、裕地がインタビューに答えてくれた。


 前回のインタビューの時に「12月のライヴが本当のスタート」と圭さんがおっしゃっていましたが、そのライヴを経ての今の心境というのは?

裕地:“ホッとしたな”というのが率直な気持ちで、あんなにたくさんの人が待っていてくれたことに感謝しています。

 そのライヴで今作『helios』のリリースが発表されましたが、今作はどんなことをテーマに制作されたんですか?

裕地:ひと言で言うと“愛”です。タイトルの“helios”とは、ギリシャ神話に出てくる“太陽神”のことなんですが、僕らとしては“太陽”の意味でとらえていて。“普段は気にしないかもしれないけど、常に存在しているもの”という意味でも、アルバム・タイトルにはピッタリだと思っています。収録曲のすべてを英語タイトルにしているのも、アルバムのコンセプトを重視しているいうことで。

 サウンドづくりにおいて、特に重視した点というのは?

裕地:具体的に言うと、“立体感のある世界づくり”という点ですね。特に今回のレコーディングは、メンバーもよく言っているんですが、自分自身を超える瞬間が何回もありました。

 「love.」は「love」のショート・ヴァージョンですね。

裕地:最初につくったのは「love」の方で、そこから「love.」が生まれました。今回のアルバムは、曲順がアシンメトリー(非対称)になっていて、「love.」と「love」では、歌っている内容がまったく異なっています。

 「another world」〜「again and again」〜「a growth ring scroll」は、3曲でひとつの壮大な楽曲になっていますが、制作段階から“3曲でひとつの世界観を”というのは意識していたんですか?

裕地:「a growth ring scroll」は、「again and again」から派生した世界なんですが、「another world」は、圭が最初につくった時点では、別々の曲として存在していたんです。でも、途中で一緒の存在だということに気がついて、そこから3曲でひとつという認識になりました。

 「monochrome」は、’07年11月にリリースした4枚目のシングル「モノクローム」から進化していますね。

裕地:歌詞に若干の変更を加えたことによって、サウンドも大きく変わりました。だから「モノクローム」とは、またちがったものを感じてもらえると思います。

 初回盤は、DVDの内容が異なる2形態リリースされますが、それぞれの見どころは?

裕地:初回盤Aには「mum.」のミュージック・クリップが収録されているんですが、聴く人によって、それぞれ捉え方が異なってくると思うので、感じたままに受け取ってもらえれば。初回盤Bには、12月のライヴから5曲収録しているんですが、その日のライヴで特に切り取りたい瞬間を選んだので、ぜひ、観てもらいたいです。3月30日には、はじめてのホール・ライヴがあるんですが、そこでは今までの“kannivalismらしさ”を失わず、よりバンドの持つ世界観を表現するという面で、すごく意味のあるライヴになると思っているので、新たな展開に期待してください。最高のアルバムができたと自負しているので、まずは聴いていただいて、そして、その世界に触れてもらいたいと思っています。これからもよろしくお願いします。


INTERVIEW:Shinji Takemura


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●初回生産限定盤A(ALBUM+DVD)
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『helios』
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¥3,999(tax in)

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●通常盤(ALBUM)
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capsule http://www.beatfreak.jp/interview/7174/ http://www.beatfreak.jp/interview/7174/#comments Fri, 12 Mar 2010 19:27:07 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=7174 『PLAYER』を、3月3日にリリース。また、彼が手掛けた『LIAR GAME2 〜シーズン2&劇場版 オリジナルサウンドトラック〜』も同時リリース!!]]> 01_capsule_610350
L to R:中田ヤスタカ、こしじまとしこ


サウンド・プロデューサー/リミキサーとして、さまざまなアーティストに関わっている中田ヤスタカが、自身のユニットcapsuleのニュー・アルバム『PLAYER』を、3月3日にリリース。また、彼が手掛けた『LIAR GAME2 〜シーズン2&劇場版 オリジナルサウンドトラック〜』も同時リリース!!


 capsuleのニュー・アルバム『PLAYER』は、映画『LIAR GAME~The Final Stage』のオリジナル・サウンドトラック『LIAR GAME 2』と同時進行で制作されていたんですか?

中田ヤスタカ:サントラ制作中に、『LIAR GAME』の主題歌となるcapsuleの曲「Stay with You」と挿入歌「Love or Lies」もつくってたので、サントラ制作の後半ぐらいからcapsuleの曲もつくってたことになりますね。実は、僕が主題歌としてつくったのは挿入歌の「Love or Lies」の方で、「Stay with You」は監督の要望があってつくった曲なんです。その辺は、映画を見ながら音楽を聴いてもらえば、“なるほど”って思ってもらえると思いますよ。そういうこともあって、「Stay with You」は『PLAYER』に入ってる他の曲とはちょっとちがうというか。『LIAR GAME』がなければアルバムには入ってなかった曲だと思うんですよね。

 確かに『PLAYER』は、ラップやヒップホップの要素が前面に出た楽曲があったり、従来のエレクトロ/テクノ・ポップ=capsule、というイメージだけではくくれない1枚ですよね。

中田ヤスタカ:しかもどれがメインの曲なのかわからないっていうか(笑)、全部メインって感じですからね。今までそこまで言い切れることはなかったから。本当に1曲1曲ちがうし、どの曲も必要っていうか。『LIAR GAME』の主題歌が入ってるってことで、そういう歌もの曲を期待してる人には予想とちがうアルバムだと思うし(笑)、そういう期待をしてない人的には、かなりいい内容になってると思うんですよね。

 楽曲制作の方法も変化したんですか?

中田ヤスタカ:つくり方自体はいつもとほぼ一緒っていうか。いつも通り、作曲者として、自分が新鮮な気持ちで、刺激的だと思ういい曲をつくりましょう、っていう視点でつくったアルバムですね。ただ、僕自身が楽しい気持ちで、“これカッコいいでしょ?”って思いながらつくってるんで、なんか雰囲気はあると思うんですね、capsuleだなっていう。

 どんなシリアスな曲でもちょっと音がファニーだったりするあたりとか、やっぱりcapsuleらしいセンスだなって思いますよね。

中田ヤスタカ:僕はDJもやってるんで、そういう(クラブ・ミュージック的な)要素も自然に入ってくるけど、DJ用の新曲を増やすためにつくったアルバム、ではないですからね。根本的に音楽って聴いて楽しむものだと思うし、何回も聴いてるうちに、“あ、こんなことやってたんだ”って、今まで気づかなかったとこにある日突然気づく、とか。そういう面白さがたくさんあるアルバムになってると思います。

 曲名からすると、アグレッシヴなメッセージを歌うラップがフィーチャーされた「PLAYER」が今回のアルバムの鍵をにぎる1曲なのかな、と思いがちですが。

中田ヤスタカ:そういうわけでもなくて。純粋に『PLAYER』という響きがいいなって。あと、遊んでる人っていう意味もあるというか。受け身じゃなく、“やってる側=PLAYER”っていう意味があるんです。capsuleではプロデューサーでもあるわけじゃないですか。だから、僕自身がcapsuleを遊んでるところもあるというか。あとは単純に、デザイン的にカッコいいタイトルだなと思って(笑)。今自分がこれを見て魅力的だと思える形かどうか、っていうのはかなり重要なんですよね。それに、このタイトルだと音楽的にジャンルがわからないでしょ?

 ああ、確かにそうかもしれない。

中田ヤスタカ:まぁ、「Stay with You」と「Love or Lies」を聴いて、“わーい、capsuleだ!”って思って聴くと、“なんじゃこりゃ?!”になっちゃう可能性はありますよね(笑)。でもマニアックか?! といえばそうでもないというか。「I wish You」とか超いい曲だと思うんですよ(笑)。

 しかも、「I wish You」はこれまでになくヴォーカルのこしじまさんの歌声がクリアに聴こえるうえ、歌詞もかなり意味深というか。

中田ヤスタカ:曲との相性によって(言葉を)選んでるんで、響きはいいはずなんですよ。ただ、(歌詞の)内容を伝えたくて曲を書くわけじゃないので、こういうテンポ感とメロディには「I wish You」の歌詞の感じが合ったんじゃないかな、と思われるんですが。

 中田さんにとって歌や詞は、あくまでも楽曲全体のイメージを構成する要素のひとつである、と。

中田ヤスタカ:音楽って、聴く人によって全然ちがうと思うんです。“いい曲”と言われるものは実際“いい曲”なんでしょうけど、それ以上にそう思わせてるのは“聴いてる人自身”だと思うんです。例えば、“いいなぁ、聴いてて泣いちゃった”って思うのは、聴く人がそういうタイミングだったっていうか。だから誰が聴いても“いい曲”なんていうものはなくて。そう考えると結局、自分が楽しくなったり聴きたい音楽をつくるのが基本的にはいいのかな、と。で、今回はこうです、っていう結果がこれ(『PLAYER』)なんですよね。聴く人がどう思うかはわからないけど、曲つくってる時はもう、“これをカッコいいと思わないヤツはダサイ!”ぐらいの勢いで僕はつくってるんです(笑)。


INTERVIEW:Kanako Hayakawa


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●初回受注限定生産盤(ALBUM+DVD)
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『PLAYER』
capsule
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●通常盤(ALBUM)
03.03 On Sale
『PLAYER』
capsule
YCCC-10017
¥2,625(tax in)

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●ALBUM
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『LIAR GAME2 〜シーズン2&劇場版 オリジナルサウンドトラック〜』
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¥2,100(tax in)

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