beat freak|エイベックスの無料音楽情報「ビートフリーク」 » み http://www.beatfreak.jp beat freak|エイベックスの無料音楽情報「ビートフリーク」 Fri, 15 Jul 2011 08:00:47 +0000 http://wordpress.org/?v=2.8.6 ja hourly 1 miray http://www.beatfreak.jp/interview/15124/ http://www.beatfreak.jp/interview/15124/#comments Fri, 06 Aug 2010 08:08:48 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=15124 『miray』が8月4日にリリース! 1枚で彼女のさまざまな魅力が味わえる充実の内容!!]]> 01_miray_610350

昨年の夏に彗星のごとくデビューしたニュータイプ・レゲエ本格派アーティストmiray(ミレイ)。デビューから約1年、2枚のミニ・アルバムを経て、待望のファースト・フル・アルバム『miray』が8月4日にリリース! 1枚で彼女のさまざまな魅力が味わえる充実の内容!!


 ファースト・フル・アルバムがリリースされますが、今の気持ちは?

miray:今回はミニ・アルバムではなく、フル・アルバムということで、ようやくアーティストとしてのスタート・ラインに立てたかなと思っています。デビューからの曲も入っていて、この1枚でmirayを知ってもらえる作品になっています。そういう意味も込めて、今作のタイトルには“miray”と名付けました。

 制作はいつ頃から?

miray:前作のミニ・アルバムをつくり終えてから、しばらく間が空いてからだったので、2月か3月くらいですね。歌詞を書き直す時間もあったし、結構ゆっくりと納得がいくまでやれました。

 収録曲10曲の内4曲はミニ・アルバムにも収録されていましたが、この4曲の選曲理由は?

miray:2枚のミニ・アルバムそれぞれのリード曲とデビュー前の大阪時代につくった曲で、着うた(R)で、皆さんからの反応が良かった曲です。「L・L」と「恋しくて 〜You’re not here〜」は大阪時代につくった曲で自分の自信につながった曲でもあるし、今回はバラードがなかったので、ちょうど良かったと思います。

 今作を制作する上でのコンセプトは?

miray:とりあえず“夏のアルバムにしたい”というのがあって、その“夏”っていうのをどう表現しようかなと考えて。ストレートに“夏”を連想させるようなワードを歌詞の中に入れるんじゃなく、曲調であったり、歌い方であったり、本来なら重たい内容の歌詞を軽くカラッと表現することで夏っぽさを表現するようにしてみました。

 「BOX SEAT」は、今までのmirayさんにはなかった、濃いめのダンスホールに仕上がっていますね。

miray:この楽曲はカミカオルさんにプロデュースしていただいているんですが、カミさんが上手に引き出してくださったというか。私自身、今までこういう感じの曲はやったことがなかったんですけど、実際にやってみたらすごく楽しくて、今後もカミさんとご一緒できたらなと思っています。

 フィーチャリングにKM-MARKITさんを迎えていますが、こちらはどんな経緯で?

miray:もともとラップ・パートがあったので、誰かをフィーチャリングしようという話は最初からあったんです。で、誰にしようかっていう話をする前から、私の中ではKM-MARKITさん以外考えられなくて。

 それはどんなところから?

miray:なんででしょうね。自分でも本当にわからないんですよ(笑)。ただ、KM-MARKITさんのラップが、このパートに入ったらピッタリくるだろうなっていう思いだけはあって、それを直球でぶつけたら快くお返事をいただいて。以前にもご一緒させていただいていたんですけど(’08年9月配信限定「アスタラビスタ」)、もう一度やりたいと思っていたので、今回また一緒にお仕事できて、うれしかったです。

 「パラソルスマイル」は、ソカ・ベースのごきげんな楽曲ですが、この曲を聴いた時の第一印象は?

miray:「Jump Pump」2010年ヴァージョン(笑)! わかりやすいし、さすが今井さん(作曲)って感じでしたね。でも、歌詞が以外と大変で、一度全部書き直しているんです。最初書いた歌詞は、なんか曲と合わないというか、気持ちが上がりきらなくて。何がおかしいんだろうって考えたら、歌詞がおかしいっていうところに行き着いて。曲がこんなに上がっているんだから、歌詞ももっと上がらなきゃいかんと思って、気持ちを若く、ギャルの頃を思い出して(笑)。そしたら、みんな「いいじゃん」って言ってくれたんです。楽曲にもピッタリとハマったし、改めて歌詞は大事なんだなって思いましたね。

 カラオケで歌うと盛り上がりそうですが、歌う際のポイントは?

miray:とにかく“笑顔でかわいく”っていうところかな。そうすれば声もかわいくなっていくんで。で、サビのところでおしぼりを回すみたいな(笑)。

 「Travel」は、シリアスなリリックとサビで転調するトラックが印象的な楽曲ですが、どんなところから生まれたんですか?

miray:今言われたように、しっとりとはじまってサビでいきなり上がるから、最初そういうテーマで書こうか迷ったんですけど、とりあえず曲を聴いて感じたことをバーッと書き出したんです。そうしたら結局、アルバムを通して伝えたいことがこの1曲に詰まった感じですね。他の曲もこのアルバムで伝えたいことなんですけど、この曲が一番言葉がリアルというか。人間なら誰でも落ち込んだりするし、私自身、いつもニコニコしてみえるけど(笑)、そういう気持ちになることはあって。それでも毎日幸せに生きるためには、自分で切り拓いて上がっていかなきゃいけないんだっていうことを自分に言い聞かせるような感じで書きました。だから自分に対してっていうのもあるんですけど、それ以上に同じような思いをしている人たちに聴いてもらいたいなと思うメッセージ・ソングです。

 「ホントはね…」では、前作のミニ・アルバムに収録されていた「Foreplay」に続き、CORN HEADさんとコラボされていますね。

miray:ぜひもう一度CORNさんとやらせていただきたいという私のリクエストに応えていただいた形で実現したんですけど、テーマなど、いろいろと提案もしてくださって。とにかくAkAchAkAさんのトラックがカッコよかったので、それに見合った歌詞を書いていこうと。

 歌詞はどのように進めていったんですか?

miray:最初にCORNさんと打ち合わせをしてどんなことを書くか決めて、次に会った時にすり合わせていく感じでした。“男女のかわいい恋愛”がテーマになればいいねっていうところから、肉食系とか草食系ってところに話が広がって。で、それを軸にしたクラブでの男女の出会いを書いてみました。結構ストーリー性を持たせて、背景もすごく自分の中でつくり込んだので、いろいろな場面があって、歌っていて楽しかったです。

 「どストライク!!」は、ユニークな歌詞が特徴的ですね。

miray:これは私の体験や友達の話、あと想像も入っているんですけど、他に何人も女がいるような男に、わかっていてもハマっちゃう女の子っているじゃないですか。周りから見れば痛いんだけど(笑)、その子からしてみれば一所懸命に恋愛をしているし、誰よりも辛い思いをしているはずだから、それをかわいそうに感じるような歌詞にはしたくなくて。その女の子の叫びみたいなのを、逆にちょっと面白おかしく書いてみました。

 あんまりシリアスにならないように意識した?

miray:そうですね。内容が内容なんでシリアスにすると暗くなっちゃうし。ただ、だからといってあんまりバカっぽくてもアレだから(笑)、Bメロで女の子の感情をストレートに入れて。そういう書き方をした方が、世界観に入りやすいというか、共感しやすいかなと思ったんです。

 歌詞のノリが最初のミニ・アルバムに収録されていた「ジークフリート」に近いものを感じました。

miray:確かに、ノリとしては近い感じで書きましたね(笑)。書き出しのテーマというか、きっかけをつかむまでは大変なんですけど、書きはじめたら早いんです。こういうタイプの曲は。

 「ゆれLove Hearts」は、山木さんの作曲によるかわいらしいポップなサウンドですが…。

miray:内容はドロドロ(笑)。

 (笑)。そのギャップが面白いなと感じたんですが、このサウンドからなぜこういう歌詞にしようと?

miray:最初は曲に合わせたかわいいラヴ・ソングを書こうかなとも思ったんですけど、そこでなぜか反発心が出て(笑)、この曲じゃないと言えないことを書こうと思ったんです。バラードじゃ、たぶん歌えないと思うんですよ、重くなり過ぎて。私のラヴ・ソングでは、はじめて“3人目”が出てくるんですけど、そういうドロドロとした三角関係も、この楽曲ならサラッとかわいく歌えるかなと思って書きました。山木さんも歌詞を見た時、笑ってましたけど(笑)、歌ってみたらすごくしっくりきましたね。

 そのドロドロした部分を“サウンドや歌い方でカラッと”っていうのは、最初におっしゃっていた“夏っぽい表現”っていうところですね。

miray:まさにそうです。ちがう目線で歌ってみたり、ちがう雰囲気で表現するっていうことを今回特にやりたくて、それが“夏っぽさ”っていう部分につながったんだと思います。

 今作では、初のDVD形態もリリースされますね。

miray:今まではDVDがなかったので、知らなかった方には「Jump Pump」も「Proof of Love」も“こんなの撮ってました”っていうことで知っていただければ(笑)。今回のリード曲でもある「パラソルスマイル」のPVは、マッコイ斉藤さんに撮っていただいていて、有吉さんや上島さん(ダチョウ倶楽部)、大久保さん(オアシズ)にも出演していただいているんです。内容的にもすごく面白くなっているし、今までで一番、素のmirayが出ていると思います。これを観て、パラソルのような笑顔をみんなにも咲かせてもらえたら、うれしいですね。

 アルバムの方は、どのように楽しんでもらいたいですか?

miray:「Travel」がある意味、今作の中で一番重要な曲というか、核になっているんですけど、それを中心にいろんな表現方法で歌った新曲が6曲あって、今までの曲も4曲入っていて、mirayっていうアーティストが普段どういうことを考えていて、どういう歌を歌っているのかっていうのが、この1枚でわかるようになっています。だから、ぜひ1曲1曲聴いてもらって、少しでも興味を持ってもらえたら、ライヴに足を運んでもらって、一緒に盛り上がれたらなと思います。

 今年も『a-nation』への出演が決定しましたね。

miray:今年は、大阪公演・東京公演のメインステージでオープニングアクトという大役を担って、かなり気合いが入ってます。オープニングアクトなので、少しでもステージを盛り上げて、その後のみなさんにつながるようなライヴができればなと思っています。期待していてください!


INTERVIEW:Shinji Takemura


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mini http://www.beatfreak.jp/interview/7117/ http://www.beatfreak.jp/interview/7117/#comments Fri, 12 Mar 2010 16:18:26 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=7117 「Are U Ready?」でアーティスト・デビュー! 自分が本当に伝えたい、リアルな気持ちを詰め込んだ作品への思いを語る!!]]> 01_mini_610350

“ギャル系”雑誌を中心にモデルとして活躍するmini(ミニ)が、3月3日にリリースされる「Are U Ready?」でアーティスト・デビュー! 自分が本当に伝えたい、リアルな気持ちを詰め込んだ作品への思いを語る!!


 歌手を目指しはじめたのは、いつ頃からだったんですか?

mini:5歳の頃、はじめてミュージカルを見て、その時に“ここで生きていく!”って思ったのがきっかけです。それからは毎日がミュージカルで、家中走り回って、ソファの上や机の上で歌っていました(笑)。12歳から舞台に立ちはじめたんですが、そこでは伝えることが決まっていて。14歳の時に“歌手になれば、自分の伝えたいことを伝えられる”と思って、“歌手になる!”と決めました。

 そこからどんな活動を?

mini:ライヴ・ハウスやクラブで、ライヴばかりしていました。でも、クラブは来る人みんながライヴを観にくるわけではなく、お酒も飲んでいるので、私のことを覚えて帰ってくれる人は少ないんじゃないかなと感じていたんです。そんな時に、たまたま街で声をかけられて、雑誌に載ったんです。そしたら「雑誌見ました」って声をかけられたりして。すごく小さな写真だったんですけど、女の子たちってちゃんと見てくれているんだって知って、“雑誌に出れば多くの人に知ってもらえるチャンスかも!”と思ったんです。もともとファッションやヘアメイク、自分を着飾ることも好きだったので、歌手になるために、ひとりでも多くの人に知ってもらいたくて、モデルをはじめたんです。

 モデルを経験することで、どんなことが得られましたか?

mini:職種はちがうんですけど、自分を見せることや、見てくれる人をハッピーにしたり、何かを伝えることは同じなので、リンクする部分がたくさんあるんです。モデルをすることで、クールな自分を演じたり、かわいい女の子を演じたり、いろいろな自分の見せ方や言葉では言い尽くせないほど多くのことを学んだと思っています。

 プロデューサーのJINさんとは、どんな出会いを?

mini:共通の友人を介して、知り合ったんです。「夢は叶う」って言って、昔から背中を押してくれた人で。サウンド・プロデューサーのnishi-kenさんとも引き合わせてくれたんです。私にとっては、もはや“神”のような存在ですね(笑)。

 「Are U Ready?」はデジロックのアッパー・サウンドが印象的ですね。

mini:最初にあったものと最終的にでき上がったもので、全然ちがう曲になりましたね。自分の一番伝えたいことを歌詞にしていたので、最初の頃は“どうみんなに伝えるか?”ということばかり考えていて、曲に負けないように、曲と戦っている感じだったんです。でも、歌を録った後に、nishi-kenさんから返ってきた曲を聴いたら、今の「Are U Ready?」になっていて。“まさにこんな感じ!”と、私の伝えたい思いが曲から一気に伝わってきて、曲も私の歌も同じ方向を向いて、走り出した感じでした。

 作詞は昔からやっていたんですか?

mini:詞は中学生の頃から、常に書き貯めているんです。もともと自分の気持ちを人に話すのがあまり得意ではなくて、自分の溜まった思いを歌詞に書くことが自然だったんです。話さない分、伝えたい思いがいろいろと溜まっていて、この曲ではこういうことを伝えたいというのが明確にあるので、自分で歌詞を書くことは大事にしています。

 過去を振り返らない、ポジティヴなメッセージが込められていますが、これはどんな気持ちから?

mini:やはり私自身が“やり続ければ夢は叶う”ということを証明できたので、少しでも多くの頑張っている人や出口の見えないところで迷っている人に、そのことを伝えたいという思いからです。

 PVはハードな衣装が印象的ですね。

mini:こういう格好をした女の子が…っていうイメージが全部自分の中にあったので、それを伝えて形にしてもらったんです。ボディ・スーツやアクセサリーは、自分で用意しました。曲を聴きながら、この曲のminiのイメージをどんどんふくらませて、“これじゃない…こんなのがいい!”みたいな感じで、いろんなところで買い物をしました(笑)。

 撮影はいかがでしたか?

mini:PV撮影ははじめてだったので、手探りみたいな感じでした。でも、その場で確認しつつ、自分の頭の中の映像とすり合わせながらやらせていただいたので、本当にイメージ通りにでき上がりました。撮影の日は大雪で、夜には雪が積もっていて、寒いのも忘れて衣装のまま外に出てはしゃいでいました(笑)。

 カップリングには、昨年12月よりレコチョクで先行配信されている「Special memory」が収録されていますね。

mini:「Are U Ready?」とは対照的で、誰でも一度は思ったことのある、すごく切ない女の子の気持ちを歌っているんですが、この詞も自分で書いていて、経験をもとにしていたので、気持ちがリンクして、歌いながらブースの中で何度も泣いてしまいました。

 歌詞を書く時は、自身の体験をもとにすることが多い?

mini:そうですね。さっきも言いましたけど、自分の思いを詞にしているので。やっぱり自分で体験したことじゃないとリアルな気持ちがわからないし、伝わりにくいと思うんです。もちろん、映画やドラマなど、周りからインスピレーションを受けることはたくさんありますが、必ず自分の中に一度通してから、詞に書くようにしています。

 miniさんが目指す理想のアーティスト像は?

mini:不景気なくらい世の中やみんなの中にあるモヤモヤを、少しでも歌を通して、吹き飛ばしていければなと思っています。音楽を通して、私自身のファッションやヘアメイクなども、若い女の子たちの憧れのアイコンになれたら、うれしいですね。

 プロフィールの趣味の欄に“水に関すること”とあるんですが、これは具体にどんなこと?

mini:0歳の頃から水泳を習っていて、18歳〜20歳くらいの時にインストラクターをしていたことがあるんです。だから水の中にいる時が一番楽だし、小さい頃は世界中が水になって、泳いで生活できればいいのにと思ってました(笑)。水の中に入った時に光が差し込んで、光の線が見えることがあるんですが、そういう水のアートや水の波紋、波の音とかが大好きなんです。

 これからの意気込みを含めて、メッセージをお願いします。

mini:夢を持って走り続けている人や、夢を見つけようとしている人に、ぜひ聴いてもらいたいです。“夢は願い続ければ叶う”って、成功した人はみんな言うけど、私もそれを信じたくても、信じきれないでいた、ひとりでした。“歌手”という夢を叶えるまで、12年かかっていて。何ひとつ上手くいかない中で、壁にぶつかりながら、もがきながら、何度も“才能がないのかな”とか、“もう無理なのかも”と思ったこともありました。でも、どうしてもやりたいことで、人生のほとんどを夢にかけてきたので、自分を信じてやり続けるしかなかったんです。結果、やり続けていたからこそ、私は夢を叶えることができました。だからこの作品を聴いて、みんなの頑張る力の後押しができればと思っています。ぜひ、聴いてみてください!


INTERVIEW:Shinji Takemura


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峰香代子 http://www.beatfreak.jp/interview/6846/ http://www.beatfreak.jp/interview/6846/#comments Tue, 02 Mar 2010 13:35:34 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=6846 『十三夜の月』が2月24日にリリース! 12ヵ月を通して得たもの、そしてアルバムに込めた思いとは!?]]> 01_MineKayoko_610350

昨年1月より配信限定シングルを12ヵ月連続でリリースした峰香代子。その集大成となるメジャー・ファースト・アルバム『十三夜の月』が2月24日にリリース! 12ヵ月を通して得たもの、そしてアルバムに込めた思いとは!?


 昨年1年間の集大成とも言えるアルバム『十三夜の月』が完成しましたね。

峰香代子:1年間やってきたことが全部詰まっているアルバムなので、もうホント感無量です!(笑)。

 “12ヵ月連続リリース”というのは、かなり大変な作業だったと思うんですが、その中でご自身にとって糧になったことには、どんなことがありますか?

峰香代子:1月だったら気づかなかったことがあっても、12月にはたくさん気づけたなと思います。それは、曲に対してということもそうなんですけど、それ以上に一緒につくっているみなさんのことや、人間的に大事なことにも気づけたので、アーティストとしてだけでなく、人間としても成長できたかなと思います。

 そのあたりは日常生活でも実感することはありますか?

峰香代子:ありますね。学校とか会社とかに行っていたりすれば、人間関係の中で自分が今どの位置にいるかとか、周りの人を見て私ももっと頑張ろうとか、ここを直そうって感じることもあると思うんです。インディーズの頃はもっと自由にやっていた部分が多かったんですが、この1年間は自由な部分もありつつ、みんなでひとつのものをつくり上げるという中で、自分がどういう風に考えたらよいかなど、人との接し方も学べたので、日常生活の中でも“ここはちょっと大人になろう”とも考えられるようになりました(笑)。

 インディーズ時代だとストレートに出てしまっていたものが、1回立ち止まって見られるようになったと。

峰香代子:そうですね。インディーズ時代は今よりも、ちょっとトゲトゲしていたかもしれません(笑)。

 今作には、昨年に配信リリースした12曲の他に、インディーズ時代の「CHILD」も収録されていますね。

峰香代子:この曲にはちょっと特別な思いがあったので、今作に再録しました。ライヴでも何回も歌ってきていて、インディーズの頃より曲に対する理解度も深まっていたので、レコーディングに向けて、こういう風につくろうというのではなく、1年を通して徐々に深めてきて、できあがったものをいつも通りに録音しました。

 昨年夏にリリースしたシングル「ひまわり駅」の時も、同じようにインディーズ時代の曲「おかえりブルー」を収録していましたが、やはり同じ曲の方が成長した姿を見せやすいというところが、収録した理由なんでしょうか?

峰香代子:それもありますが、この曲には周りの人たちも「他の曲とはちょっとちがった力がある」と言ってくださっていたので、そこも理由のひとつとして大きかったですね。

 タイトルの“十三夜の月”というのは、13曲収録されているところからきていると思いますが、“13”という数字から“十三夜”というのはすぐに結びついたんですか?

峰香代子:いろいろな意見があって、“13曲”とか、“12ヵ月”というところから離れた別のタイトル案もあったんですが、“一番大切なことは何か?”って考えた時に、12ヵ月も応援してくださった方や一緒につくってくれた方がいたからこそできたアルバムだなと思って。そこに結びつけて、なおかつわかりやすいものにするためには、収録曲数である“13”という数字を入れようということになって。そこからは、比較的すんなりと出てきましたね。

 “十三夜”という言葉は、どちらかと言うとあまり耳慣れない言葉だと思うんですが、そのあたりで、たとえばもう2曲追加して“十五夜の月”にしようという考えはなかったんですか?

峰香代子:それはなかったです。歌詞を書く時もそうなんですけど、性格的にちょっと変わったものが好きというか(笑)、少し普通じゃないものに心ひかれるところがあるんです。だから、もし最初から15曲あったとしたら、逆に2曲削って13曲にして、このタイトルを付けていたかもしれないですね(笑)。

 ありふれたものにはしたくなかったと。

峰香代子:そういうところがまだ子供なのかな(笑)。もっと大人になったらストレートになれるのかもしれないですけど。

 アルバムに収録するにあたって、何曲か再録されてますが、狙いは?

峰香代子:これまでの1年間ってただ何となく過ごしてきたこともたくさんあったんですが、昨年はひとつずつ積み重ねたことによって、1年の間でもすごく差が出るんだなと実感した1年で。歌も今ならもっとよくできるとか、演奏に関しても、こういう楽器を使えばもっとちがう表現ができるかも、などいろいろと気付けたので、そういうところを録り直しています。

 「約束」、「僕の木」、「ガリレオの夢」は、“天使”をイメージさせる言葉が出てきて、3作につながりを感じたんですが、これは意図的なものなんですか?

峰香代子:歌詞は、どんなに暗い風景があったり、暗い曲調でも、最終的には希望を持てるような前向きなものにしようと決めています。その時の自分の気持ちが反映される部分が大きいので、もしかしたらその時期は気持ち的に近いものがあって、それが自然と出ちゃったのかもしれないですね。だから、意図的というわけではありません。

 具体的には“翼”や“羽”、“天使”には、どのような意味を込められているんですか?

峰香代子:「約束」と「僕の木」は、“翼を持って飛んで行きましょう”というイメージで“翼”、“羽”という言葉を使っています。「ガリレオの夢」は、舞台は宇宙というか星なんですが、内容としては内面的なことを書きたくて。天使と堕天使がいるんですが、天使は“本当に大事なもの”の象徴として、そしてそれは“実は近くにあるんだ”っていうのを表現してみました。

 曲順に関しては、配信順に収録されていますが、並び替えなどは考えなかったんですか?

峰香代子:個人的には、この並びではなく、こういう曲順もいいかなと思ったのはあったんですけど、スタッフのみなさんと話し合っていく中で、タイトルを“十三夜の月”にしたことと同じように、みんなで一緒につくったということや、12ヵ月通してやってきたことを大切にするべきじゃないかというところにたどり着いて。そういう意味では、やはり配信された順番に並べるのが一番なのかなっていうところで、この並びになりました。

 DVDには「CHILD」、「ひまわり駅」のPVに加え、オフショットが収録されていますね。

峰香代子:「CHILD」のPVは素の自分というか、違和感なくナチュラルに、ライヴのような感じでできたので、物語に迷い込んだような感じで観てもらえればなと思います。「ひまわり駅」は、もともとピアノの弾き語りで活動をはじめたので、元気な曲を元気に歌うっていうのがあまり得意ではなく、ちょっと悩んだりもしたんですが、撮影当日は楽しくできたし、観て楽しいなって思ってもらえたらうれしいですね。それとオフショットは、アルバムができるまでの過程というか、制作の裏にある葛藤とか、どれだけの期間がかかって、どんな人たちがつくっているのかわかるので、これを観た後にまたアルバムを聴いてもらえると、少しちがって聴こえるかなと思います。

 このアルバムで、昨年やってきたことがひと区切りとなりますが、これからの目標は?

峰香代子:最近、打ち込みを覚えて、ピアノだけでつくる曲とは、またちがった表現ができるので、今はそれに挑戦しています。自分の中でちょっと過激な曲というか、自分の限界より少し上を目指して、去年みたいに成長できたらなって思っています。

 “自分の限界より少し上”っていうのは、すごく難しいですけど、やりがいはありますよね。

峰香代子:そうですね。結構“もう無理”って思いやすいタイプなんですけど(笑)、去年1年間みなさんに叱咤激励されながら積み上げてきたものを、今年活かせなかったら意味がなくなってしまうので、頑張ろうと思っています。


INTERVIEW:Shinji Takemura



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misono http://www.beatfreak.jp/interview/2840/ http://www.beatfreak.jp/interview/2840/#comments Fri, 15 Jan 2010 03:14:08 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=2840 『misono カバALBUM2』をリリース! ]]> 01 misono


‘09年には様々なジャンルの音楽に挑戦し、アーティストとしての才能をさらに開花させたmisono(ミソノ)が、1月27日、カヴァー・アルバム第2弾『misono カバALBUM2』をリリース! 。


‘09年9月にカヴァー・アルバム『misono カバALBUM』をリリースし、“シンガー”としての新たな一面を披露したmisono。その第2弾として1月27日にリリースされる『misono カバALBUM2』では、より多くのジャンルの楽曲に挑戦した。

「カヴァー曲だと原曲には勝てないと思って、自分のオリジナルの解釈でカヴァーする人って多いと思うんですよ。でもウチのカヴァーの良さは原曲の良さを丸々残すことだから。前回に引き続き、原曲を歌ったアーティストさんをめちゃめちゃ意識してますね」

オリジナル・アーティストを意識すると、かなりレコーディングが大変になるのでは…と思うのだが、レコーディングは苦戦しながらもすごく楽しかったが、とのこと。

「自分の声が高すぎて、たとえばアン・ルイスさんの低いハスキー・ヴォイスだったり、ウルフルズさんの男声キーを歌うのには苦戦したんですよ。トータスさんみたいな魂の叫びみたいには全然歌えなくて」

ちなみに、今回のカヴァーの選曲には、彼女自身の要望はもちろん、周りの意見も反映したことも多かったとのこと。

「ミュージカル『ANNIE』は何回も観に行っているぐらい大好きで、そこからお芝居やミュージカルに興味が湧いたんですよね。「TOMORROW」はキーが私に合っているので、歌っていてすごく気持ち良かったです」

1曲目に収録されているミュージカル『ANNIE』のテーマ曲「TOMORROW」は、現在力を入れているタレント/女優活動の原動力となった作品のようだ。そして、ウルフルズのメドレーが続く。

「ずっと大好きなウルフルズさんと、YUKIちゃんの曲(JUDY AND MARY)を歌うことは決めていたんですけど、1曲に絞りきれないのでメドレーにしました。ウルフルズさんのメドレーには“恋人に歌ってほしい!”とついているのは、ウチが恋人に歌ってほしい曲です(笑)。自分自身が“ええねん!”って言えない人間だから、気持ちの広い男性がいいし、“男っていうのはサムライだ”って言えるような思い切りのいい男性もいい。もし、カラオケでウルフルズさんを歌っている男性がいたら、ウチはもう落ちちゃいますね(笑)」

3曲目には、今作の選曲の中で特に目を引く、演歌「天城越え」のカヴァー。

「「天城越え」はロック・ヴァージョンで歌っちゃいましたし(笑)。演歌ってタメて歌うじゃないですか。でも、今回はロック・アレンジなのでリズム的にタメるには無理があるし、石川さゆりさんみたいな巻き舌も難しかったですね。少しでも時間さえあればずっと巻き舌の練習をしていました(笑)」

その幅広い選曲からはアーティストとして“何かを超えたい”、“新しいものをつかみたい”というmisonoの強い意志をハッキリと感じることができる。そして、後半、シャ乱Qのカヴァーでは当初、ほかの楽曲をカヴァーする予定だったとのこと。

「リアルタイムで聴いていたシャ乱Qは、最初「シングルベッド」とどちらにするか悩んだんですけど、自分の曲の歌詞ではアンチ男子みたいな曲がたくさんあるじゃないですか(笑)。でもファンから“いや、ズルいのは女も一緒や”っていうメッセージをもらったことがあったので、じゃあ「ズルい女」や! と。ちなみに、女性として共感できるのは「木綿のハンカチーフ」です。お金とか物じゃなく、本当にその人が好きで、何があっても想っていられる女性でありたいなと思います」

歌う楽しさと音楽の魅力を再認識したmisono。これからも、様々な彼女の魅力を素晴らしい作品にしてくれるはずだ。そして、作品はもちろん、彼女の女性としての魅力を徐々に見せてくれるはず!?


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