KZ:ちょうど去年の今くらいから、アルバムのタイトル案や収録曲の構想を考えはじめたんですけど、本当に今までで1番強い思いが入っているし、やりたいことがカタチにできたアルバムになりました。今は充実感でいっぱいです。
YOPPY:僕も、満足度・幸福度ともにかなり高いですね。だけど、1枚が完成した今もやらなきゃいけないことがたくさんあって。アルバム1枚をつくるというのは、改めて大変なんだなっていうことを実感しています。
ZRO:去年の夏はアルバムを出す予定すらなく、僕ら的には過渡期というような時期が続いていて。さらに、長年いた事務所を移籍するっていう展開があったんですよ。で、すごく心境の変化があって、“このまま活動を続けるか、続けないか”っていう話にまで発展したんです。だから、今年に入ってみんなでスタジオに入りはじめてからは、本当にいつも“アルバムの完成形”しか頭にない状態でした。今までのエイジア エンジニアではこうだったけど、新しい面も見せたい。じゃあどう残しつつ、新しくするのか。大袈裟じゃなく、そんなことを考えない日がなかったです。そのせいか、前だったら「アルバムできた、バンザーイ! しばらくはライヴのことだけ考えればいいや」って思っていたんだけど、今は“このアルバムをどうやって人に広めていけばいいのか?”とか、“どうすればプロモーションできるのか?”とか、そういうことを考えています。そのひとつとして、ちょうど今日(編注:取材日は6月15日)からUSTREAMで番組(『モヘゲラ』)がはじまります。アルバムができて終わりじゃなくて、そこから先がものすごく大事なんだなって思っています。
SHUHEI:音楽活動をしていく上で“アルバム”っていうのは、そのグループや人の歴史として積み上げていくもの、証明のひとつのカタチだと思うんです。だから、デビューして7年目のこの時期でもアルバムが出せるっていう自分たちが置かれている環境に、良かったと思いました。とにかくホッとしていますね。
YOPPY:はい。僕らはデビューしてからずっと、当たり前のようにシングルを出して、当たり前のようにアルバムを出してきた。でも、それは周りの人たちの支えや助けがあったからこそだったんですよね。そういうことを考える時間もなく活動してきたので、事務所が移籍っていうこのタイミングでみんながそれを改めて考えました。
KZ:すごく話しました、ファミレスとかで(笑)。
SHUHEI:九段下のね(笑)。
ZRO:“定期的に集まろう”っていうルールをつくって集まっていたんです。経済本や自己啓発本を読んだりもしました。“1番大事なことはヴィジョン”とか、“良いチームは、必ずミーティングしている”とか。有名なサッカー選手が“自分の弱さを認めた上で強くなった”っていう話を聞いて、“エイジアはここが弱いから、強くするためにはこうしよう”とか…。アルバムに関しても、“音は前衛的に、でも歌うことは普遍的なものを歌おう”って話し合った結果、今回はサウンドにインディーズ・バンドを入れるっていう試みをしているんです。
ZRO:実家をプリプロ・ルームにして制作したことですね。2階に両親が住んでいる普通の家なんですけど、その3階にみんなで集まって。プリプロをする部屋、パソコンの作業をする部屋ってわけて仕事をしていました。畳であぐらかいて話したり、そういうスタイルは新しかったです。
ZRO:制作中は、家族みたいでした(笑)。「メシできたぞー」って感じで。
SHUHEI:でも、僕だけZROの家から遠かったんです。正直、結構キツかったよ(笑)。
KZ:俺はチャリで10分だったけど(笑)。
YOPPY:早めに集まってSHUHEIが終電で帰れる時間まで集中してやろうって決めて作業していました。あと、事務所が変わったことでダメ出しや指摘をしてくれる人がいなくなったので、4人とも良くないものは「良くない」ってはっきり言うようにした。なんとなくリリックを集めて、なんとなく曲にすることはしない、っていうことも今までとちがうところです。
ZRO:そうそう。「ボツをやめよう」っていうのもすごく話していました。どんな曲でも、練れば練るほどちゃんとカタチになる。この曲のここが気に入らないからボツにしようじゃなくて、工夫して工夫して研磨していったら絶対に良いものになるから1曲1曲を大事にしようって。曲のつくり方までポジティヴになりましたね。
YOPPY:ありがとうございます。今までを振り返ってみると、“より多くの人に共感してもらいたい”という気持ちが強い曲は、幅広い世代の人たちに共感してもらえたとしても、内容がとても薄くなっている場合があって…。その一方で、結婚する友だちのために書いた曲とか、すごく具体的に個人のことを思い浮かべて書いた曲って、本人以外の人にも強く伝わったりするんです。
ZRO:まさに、去年の夏に「仕事ない!」っていう時期があって。その頃、毎日のようにKZの家に行って、昼間からビール飲んだり、ソバを食って散歩に行ったりしていたんです。で、「この生活ってさぁ、超ダメだけど、超良いね」って話していて。そもそも“夏はそんなに働く必要がないんじゃないか?”、“日本人は働きすぎなんじゃないか?”って思ったんですよ。日本に住んでいるから仕方ないんだけど、働けば働くほど幸せになれるかって言ったらそうでもないし。それなら「夏は休んで、人生を謳歌したほうが良いよね」ってことで。でも、現実にはそうもいかないから、その気持ちだけでも曲に託そうと思ったんです(笑)。
YOPPY:全員20キロ走ったんです。僕は早々にヒザを痛めて(苦笑)、徒歩ぐらいのスピードで走っていたんですけど、その時になんて声をかけられたいのかなって考えたら「がんばれ」じゃない! って思ったんですよね。
ZRO:これは俺、すげぇ深いなと思いました。YOPPYはずっとiPodでトラックを聴きながら走っていたんですけど、「こういう限界の時って、“前へ前へ”っていう言葉しか出てこなくね?」って。
YOPPY:基本的にはそうです。SHUHEIが元のデモ・トラックをつくって。
SHUHEI:最初に、“どんな曲をやりたいか”っていうアイデアを持ってきてもらうんです。リリックのテーマではなくて、曲としてどういう雰囲気のものがやりたいのか。ロックなのか、ハウスなのか、ヒップホップなのか…。それで「どうなの? こういう雰囲気?」、「そうそう」みたいなやりとりをして曲の土台ができあがっていく感じです。
ZRO:あ、でも今回の「マンモス」は、KZがアレンジをイチからやっているよね。あと「また逢えるさ」も。
KZ:僕は煮詰まりましたね。気持ち悪くなるぐらい聴きました。
KZ:飲みに行きました。気分を変えないと、本当にノイローゼになりそうだったので。ようやくつくり終えて、みんなに会ったら「顔が死んでいるよ」って言われました。
ZRO:パソコンに命を吸われている感じだったよ(笑)。
YOPPY:4人で一緒につくるとまとまらなくなっちゃうので、なるべく2人ぐらいでつくるようにしていたんですよ。
KZ:1人発信でも3対1になっちゃったりして難しいので、2人以上で。2人が納得したものは、全員で共有しやすいんです。
ZRO:このやり方も、今回発見したことですね。
ZRO:敵はこの4人の中にいるものじゃないですからね。まず4人が納得しないと意味がない。でも結構めちゃくちゃに言い合いましたよ。「言い方に気をつけろ」とか(笑)。
SHUHEI:それは特にZROだよ(笑)。「同じことを言うにしても、言い方ひとつだからね」って。
ZRO:「なんでそんなにへりくだって言わなきゃいけないんだよ!」とか(笑)。でもまぁ、良い曲にしようという一心からです。
YOPPY:それだけみんなが真剣だったんですよ。
KZ:責任感はすごくあったよね。
ZRO:そんなこともありつつ、制作自体は本当にサクサク進んだんです。ひとりで抱え込まずに複数人でつくるとか、やりたいことを明確にしてつくるとか、つくり方にもコツがあった。本当に今作を通じて“やり方がわかった”って思いますね。このやり方でやっていれば、まちがいないし。
ZRO:やっぱり、締め切りに追われるようなやり方は良くないですよね。「明日レコーディングしないとダメ。マスタリングもトラック・ダウンのスケジュールもおさえてあるから!」っていうやり方だと…。おそらくそれがもっとも曲への妥協を生むし、「仕方がない」は言い訳にならないから。
ZRO:今回はスーパーヴァイザーとして、小島淳平さんを迎えています。世界的に有名なCMディレクターでもあり、SHUHEIの先輩でもある小島さんに、「僕らのアルバムができるんで、お願いします!」って直談判しに行ったんです。で、小島さんが育てている若手ディレクターの中から3人を紹介してもらって、ミュージック・ビデオをつくってもらったんです。その3人が才能ある人たちで、すごく面白い映像を撮るんですよ。「純夏〜青春編〜」は、“こんな映像の撮り方があるんだ!”っていう撮り方をしているし、「Runner」は外国の映画みたいだし。「世界で一番素敵な人」もドラマ仕立てで、指人形が主人公なのに泣けるんです。本当にミュージック・ビデオだけでも見応えありますね。あとは、YOPPYが編集している『ヨッPV!!』も収録されています。
YOPPY:「Runner」の時は、事務所のスタッフに無理矢理カメラを持たせました(笑)。「また逢えるさ」は、レコーディングの時、カメラを天井に固定して撮ったんです。
ZRO:「スーパーヒーロー」と「純夏〜Jun-natsu〜」ですね。
YOPPY:「純夏〜Jun-natsu〜」と今回の「純夏〜青春編〜」を見比べていただけると、成長がわかると思います。悪く言えば、老けたというか(笑)。
SHUHEI:KZが特にね!
KZ:俺めっちゃ太ったんですよ、飲み過ぎで…。
YOPPY:ZROとSHUHEIはあんまり変わっていなかったよ。ZROは、「純夏〜Jun-natsu〜」の時がコミカルすぎて、今のほうが若く見えるかも(笑)。
YOPPY:CDを出すたびに両親に聴かせているんですけど…初めてですね、何回も繰り返し聴いてくれているのは。クラシック・マニアな親父も、「お前らが出した中で、一番良いんじゃないか」って言っていて。
ZRO:“YOPPYの親父、絶賛!!”って書いておいてください!
一同:(笑)。
YOPPY:母親も、普段は音楽をほとんど聴かないんですけど、「何回も聴けるね」って言っていました。本当に聴けばわかると思うので、ぜひ聴いていただきたい。それだけを切に願います。本当に妥協なしでつくったアルバムなので、とにかく聴いてください!!
ZRO:聴かなきゃわからないし、聴けばわかるかもしれないし、ね。
YOPPY:結構当たり前のこと言っているようですが、買って聴いていただかないと良さもわからないので…。とにかく聴かなきゃ損です!
★エイジア エンジニア
http://asiaengineer.syncl.jp/(PC・携帯)
大島麻衣:最近の恋愛事情みたいなものをスタッフと話していた時に、“2番目の女の子”とか、“浮気されがちな女の子”っていうのが多いんじゃないかっていう話が出たんです。自分が2番目だっていうことに気づいているけど相手のことを嫌いになれなかったり、2番目でも良いから一緒にいたいって思っていたり…。とにかく、そういう女の子の気持ちを代弁して歌いたいなと思って。
大島麻衣:共感してくれる子も多分いると思うので、そういう子は曲の世界に浸りながら、カラオケで歌ってスッキリしてもらいたいですね。“浮気しているんじゃないかな?”って思っている彼氏の前で歌ってみるのも良いと思います(笑)。“あれ? 気づかれている?”みたいなきっかけになったら良いな。あと、浮気をされた経験がない子には、今後の参考になれば。“あなたの彼氏、大丈夫ですか?”っていう、参考資料として聴いてもらえたらうれしいですね。曲調もかっこ良いので、ひとつの音楽として楽しんでもらえると良いなと思います。
大島麻衣:“大人の大島麻衣を見せていきたい”っていう気持ちがあったんです。だから、つくりながら“どうなるのかな?”って私自身も楽しみにしていました。ミュージック・ビデオやジャケット写真といったアート・ワークも、結構ガッツリつくり込みましたし。
大島麻衣:そうですね。やっぱり、今までの大島麻衣を知っている人もそろそろちがう面を見たいんじゃないかなって思ったし、自分自身も“あれ? 今回の大島麻衣、ちょっとちがうんじゃない?”っていうサプライズをしたかったんです。“まいまいの曲、明るくてポップなんでしょ?”っていう期待を裏切りたいというか。常にちがう一面を見せていけたら良いなって思いました。
大島麻衣:言葉遊びを学びつつ、いろんな人の詞を見て“うまいなぁ”って勉強させてもらっています。まだ1曲にはならないけど、サビだけつくってみたり、短めの歌詞を書いてみたり、少しずつ成長していっている途中です。
大島麻衣:自分では気づいていなかったんですけど、友だちと話していて、「恋愛体質じゃん」って言われたことがあるんですよ。自分では信じられなかったんですけど、「高校生の時からずっとそうだよ」とか言われて。それなら恋愛の歌を歌ったほうがリアルだし、気持ちも入れやすいなって思ったんです。それが1番の理由かなぁ。あと、女の子って常に恋をしているじゃないですか。だから、歌で応援したいし、「気をつけてね」っていう黄色信号も出したい。今回のような“気をつけてね系”の曲ってあんまり歌っている人がいないと思うので、そういう歌もアリかなと。
大島麻衣:とにかく歌詞の中に入り込んで歌っていました。だから、想像上で自分を2番手にしている男の子にほんっっとにムカついて、すっっごくイライラしました! “絵文字ひとつで私をダマそうとしていたのね!”って感じで(笑)。
大島麻衣:そう! そうなんですよ。でもそのムカつく気持ちよりも愛が勝ってしまうんですよね、今回の恋愛は。“なんで私、彼を嫌いになれないんだろう?”っていう葛藤を、歌の中で表現したつもりです。
大島麻衣:私の周り、セカンド・レディが多いんですよ〜。彼女と一緒にいる時は彼も“1番扱い”をするから、2番目ってわかっていても嫌いになれないんですよね。本当のこと言ったら彼との関係が終わることがわかっているから、言えないみたいで。
大島麻衣:携帯を見たことはないんですけど、見られたことはあるんです。だから、歌っていて心が痛む部分はありましたね。彼氏の立場に立って、“これ、私もやられたな〜”って。でも、浮気をされたこともあるので、女の子の気持ちも痛いほどわかるんです。
大島麻衣:Bメロで、♪WHY?♪って歌うところがあるんですけど、そこではかなり感情をぶつけましたね。すごく熱がこもった、別人格が出てくるんですよ。
大島麻衣:歌だからこそ発散できる、気持ちをぶつけられるっていうのはありますね。歌えばスッキリするから、“気持ちよくなるために歌ってしまえ!”みたいな。
大島麻衣:まさにセカンド・レディである友だちのために歌っている曲というか。「ダメだって」って言いつつ、「良い恋愛しようね」って励ましているような曲です。2曲が、真逆のように聴こえて、実はつながっているっていう感じですね。
大島麻衣:そうですね、近いと思います。友だちにも結構バシバシ言いますし。「そんな彼氏やめなよ、どこが良いの?」とか、「私が見定めるから、会わせて!」とか(笑)。
大島麻衣:曲ですね。いろんな雰囲気の曲が入ったデモ・テープをもらって、その中からチョイスしました。
大島麻衣:今回は今までとテイストがちがう曲なので、リズムの取り方がちがったことが大変でした。あと、かっこ良さを出すためのボイス・トレーニングも、楽しかったんですけど苦労しました。
大島麻衣:ガッツリとかっこ良くなっています。サビの部分では踊っているんですけど、幸せな恋愛をしている時の女の子と、どうしたらいいかわからずに葛藤している時の女の子っていうのを、陰と陽のように、わかりやすくミックスした内容ですね。
大島麻衣:ムカついた時とか、ベッドで「ワァァ」ってジタバタしちゃうことってあるじゃないですか。その雰囲気を表しているというか。かわいらしい中にも葛藤しているシーンが多くて、悩んでいる女の子の気持ちがすごく表現されていると思います。あ、枕を投げるシーンがあるんですけど、それは結構苦労しましたね。カメラに本気で投げすぎてたくさん失敗したので、そのシーンはすごく観てほしいです。
大島麻衣:あの枕のシーンは、きっと入っているでしょうね(笑)。あとは、ヒールの高い靴で激しく踊るのも大変でした。ダンス・シーンでは3人の大島麻衣が出てくるんですが、それぞれちがうメイクと服装の大島麻衣なので楽しんでいただけると思います。3人それぞれのキャラクターのちがいも、ダンスを通して伝われば良いなと思っています。
大島麻衣:はい、みなさんの反応がすごく楽しみです。どういう大島麻衣が好かれるのかわからないし、新たな面を見せてどう思われるんだろうって思っていますね。今回の曲は本当に今までの笑顔でキャピキャピしている大島麻衣とはガラッとイメージが変わって、かっこ良くなっています。声や歌い方のちがいも楽しんでいただけたらと思いますが、ミュージック・ビデオで見せるツライ恋と戦うクールな女の子・大島麻衣をぜひ観ていただけたらと思います!
★大島麻衣
http://avexnet.or.jp/maimai/(PC・携帯)
GOKIGEN SOUND:思いっきり原点に戻ると、小学生の頃、両親の車で聴いたさだまさしさんの「関白宣言」です。当時、カセットテープではじめて聴いて“おもしろい曲だな~”と思いましたね。歌詞カードがなかったので、聴いては巻き戻すというのを繰り返して、自分で歌詞を書き写したりしていました。その部分だけテープがすり減って、音が少し悪くなってしまったのを憶えています。
GOKIGEN SOUND:クラブでラップを歌っていました。“韻を踏む”ということが楽しくてかっこ良くて、友だちとダンサー/DJ/ラッパーのグループを組んで女の子にモテようとしていました(笑)。はじめた動機は不純でしたが、懐かしい青春ですね。まぁ今も青春していますけど! 当時はこんなにも真剣になるとは思っていなかったです。
GOKIGEN SOUND:やっぱり湘南乃風の存在が大きいですね。当時、みんながかっこ良く英語を発音できていた中で、俺だけ「それどういう意味?」とか言っていて。“このままでは力不足だ! 多少の英語は勉強しなくては”と思っていたんですよ。その頃に、“自分が歌い手としてなにを伝えていきたいか?”を真剣に考えるようになって、“ひとりの人間として、気持ちを表現したい”と思うようになったんです。グループで活動すると、どうしてもゆずらなければいけない部分が出るんじゃないかな〜と思ってしまったし。それからソロで活動することになって、それまで以上に本気で取り組むようになったんです。
GOKIGEN SOUND:今思うと、良くやっていたな~って思うんですが…ダウンタウンと呼ばれるような場所の廃墟に、ジャマイカンに手伝ってもらってドアと窓をつけて、電気をひいて、ベッドをつくって住んでいたんです。で、最初は「タダでいいよ」と言われていたのに、いざ家ができたら「俺は良いんだけど、うちらのボスがさ…」って言い出して、結局3ヵ月で150ドルを請求されたんですよ。それでもめちゃめちゃ安いんですが、支払うたびにそのジャマイカンの洋服が新しくなっていくのがおもしろかったですね。結局ボスには一度も会えませんでしたし(笑)。
GOKIGEN SOUND:うれしいです。それと同時に“はじまるぞ”って言う期待でわくわくしていますね。
GOKIGEN SOUND:そうですね。もちろん僕自身、楽しいことだけじゃなく、不安や絶望と闘ったこともあります。それでも“人生、ヘコんでいてもしょうがない! 自分で生みだしてしまった感情は、自分でしか取り除くことができないんだ!”と思っているので、歌にして嘆いている部分もありますね。それもある意味、楽しんでいるのかもしれないですが(笑)。もし同じようにネガティヴな思いをもっている人がいたら、カラオケなどで歌ってその思いを解消して、ごきげんになってくれたら良いなぁ~と本気で思っています。
GOKIGEN SOUND:子どもの頃はケンカもしたし、口をききたくない時期もありましたが、この歳になって親父の偉大さに気づき、一番尊敬するべき人だと思ったからですね。具体的な出来事というと…アルバム制作期間中に実家へ帰った時、母が楽しみにしているアイスクリームを親父が食べようとしたら「ダメよー。あなたは買う係なんだから(笑)」と言われていたことですかね(笑)。もともと決めていたことですが、今思えば“ファースト・アルバムには親父の曲を入れよう!”と決意を固めた瞬間だったかもしれません。
GOKIGEN SOUND:この曲は、ほぼ理想です。転校生を好きになったことはありますが、片思いだったので。昔の思い出を思いっきり美化した曲ですね(笑)。
GOKIGEN SOUND:「カム・カム・ギミ・ギミ」ですね。あの曲は、僕の中に登場する、「どんな時にもこの精神でいろ!」とアドヴァイスしてくれる“もうひとりの自分”を神様と崇めて、祈っている曲なんです。…わかりづらいかもしれませんが、僕はいつも客観的に自分を見つめられるように“もうひとりの自分”をつくるように心がけているんです。デビューをして、ひとつひとつ冷静に仕事をしなければいけない今、僕の心境に一番近い歌だと思いますね。
GOKIGEN SOUND:「New starting over」ですかねぇ~。歌詞はすぐできたんですけど、なかなか気に入った音にたどり着けなくて、何度も何度もアレンジャーの方にお願いしてしまいました。頭の中にあるリズムを口で説明するのって、本当に難しいんですよね…。結局、途中でできかけていたものが良いってことになり、最後は思いどおりの曲ができました!
GOKIGEN SOUND:若旦那は、僕から言葉を引き出してくれるんですよ。たとえば「親父」も、「ゴキの親父の生い立ちを歌詞にしてみたらおもしろいんじゃない? 大学とかでてる人?」って感じで。若旦那と少ししゃべっただけでアイデアが浮かぶことも多かったですね。制作が進んでいっても結構自由にやらせてもらって、良ければGO、悪ければ話をしてアドヴァイスをもらいながら進めました。「ここはもう少し嘆く感じが良いと思うよ」って、僕自身の実力も上げていくことも常に考えてくれていましたね。
GOKIGEN SOUND:湘南乃風は、昔からの友人であり、僕の目標。僕がデビューする時には“ぜひ一緒に歌いたい”と思っていたのでお願いしました。MUNEHIROは、現場も一緒になることが多くて、一緒に飲んだり話したりする友だち。「この曲、一緒にやろー」っていつも盛り上がっていて、この曲もその流れですね! Metisとleccaは、今回はじめて一緒に制作しました。ふたりとも魅力的で素敵なアーティストなので、“一緒に曲づくりできたらなぁ”って思っていた方々。制作中も、恋愛の話をしたりして楽しかったです。
GOKIGEN SOUND:“やさしさ”ですね。音楽は癒しだと思っているので、“自分が言われたらどんな気分になるか”っていうことも考えながら、できるだけやさしい言葉で歌をつくりたいと考えています。
GOKIGEN SOUND:意識していますね。さっき言ったように、僕は“やさしい”音楽が好きでそういう音楽に癒されてきたから、傷ついている人や人生に不満がある人とできるだけ同じ目線で歌をつくっていこうと心掛けているんです。“誰でも聴ける”、そして“誰でもGOKIGEN SOUNDを口ずさめばごきげん”、それが僕の曲づくりのテーマです。
GOKIGEN SOUND:う〜ん…やっぱり“人間らしさ”ですね。誰もが思いそうなことを歌にしているつもりなので、自由を求める姿、今を生き抜こうとする姿、誰かを愛すること、誰かに愛されたい孤独…人生のいろいろな場面に遭遇した時の気持ちに、注目してもらいたいです。
★GOKIGEN SOUND レーベルHP
http://tanktoprecords.net/gokigensound(PC・携帯)
★GOKIGEN SOUND オフィシャルHP
http://www.gokigensound.com/(PC・携帯)
★GOKIGEN SOUND「ドライブ」ミュージックビデオ
http://www.youtube.com/watch?v=GJbSK8sOQdo(PC・携帯)
★GOKIGEN SOUND / 「ゴキゲンサン ~365日のドライブ~」ALBUM全曲試聴すごろく
http://www.youtube.com/watch?v=tSG7RoVils4(PC・携帯)
収録内容
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