m.o.v.e

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L to R:yuri, motsu

m.o.v.eが放つ12枚目のオリジナル・アルバム『oveRtaKerS SPIRIT』(5月25日リリース)! ロックとダンス・ミュージックが火花を散らしながら激しくぶつかり合う、新感覚サウンドが満載!!


 yuriさん、完全復帰お待ちしていました。まずはファンのみなさまへひと言お願いします。

yuri:とにかくひと言…みなさん、お待たせしました!

 motsuさん、心強いパートナーの復帰はいかがですか?

motsu:復帰してノリノリ度が増しましたね(笑)。仕事はもちろん、子育ても頑張っていただきたい!

 今作はどのようなテーマを元に制作を?

motsu:ロックとダンス・ミュージックのガチンコ・バトルで“飛び散った火花”を描写しました。ここ何年か、たとえばアンダー・ワールドが流行っていた頃のように、またロックとダンス・ミュージックが接近してきている気配を感じていまして、その流れをポップスに解釈しながら我々流のアルバムにしました。

 今作は、今まで以上に“生音”が取り入れられていて、こだわりのようなものを感じましたが、制作する上であえて意識した部分ですか?

motsu:今言ったように、今作はロックをダンス・ミュージックにぶつけているので、ロックな音色、ギターやベースが自然と増えました。SUGIZOさんはもちろんのこと、元D-LOOPの葉山氏、CLAYTON、高橋圭一氏といった、素晴らしいプレイヤーの方々が参加してくれたことも“生音”の彩りをあざやかにしていると思います。

 今作のタイトルはどんなところから?

motsu:3月に河村さんとSUGIZOさんとコラボしたシングル(「oveRtaKerS」)をリリースさせていただいたんですが、アルバムの全体像はそのシングルを軸にすえました。なので、タイトルもシングルと同じにしようと思っていたんですが、震災の影響で発売が延びた時に、何かポジティヴで強いメッセージを織り込みたいと考えて“SPIRIT”を加えたんです。

 その「oveRtaKerS」で幕を開けますが、河村さん、SUGIZOさんとのコラボは、どんな経緯で実現したんですか?

yuri:河村さんとは車のイベントで何度かお会いしていて「いつか何か一緒にやれたらいいですね♪」って話していたんです。それで今回、映画『ガクドリ』の主題歌が決まった時にオファーさせていただいたら、快諾していただきました!

motsu:制作を進めていたところ、SUGIZOさんにも参加いただけるという話になって、がぜん盛り上がりましたね。お2人とも、とにかく“ロックド真ん中”のオーラがあるので、どういうセッションになるのかハラハラしていましたが、プロ中のプロですし、意外と知り合いのバンドが多いとか、歳が近い的な部分でも盛り上がって、レコーディングでは素晴らしい融合を生み出せました。

yuri:SUGIZOさんとはレコーディングの時にはじめてお会いしたんですが、最初はみんなちょっと緊張した空気が、ピーーンと張りつめていました。でも、いざ音を録りはじめて、合間にいろいろとお話をしているうちに、共通の友達や共通の話題が多いことがわかって、一気に和やかムードになりました(笑)。お2人とも、とても優しくて気さくな方で、ますますファンになっちゃいました。

 yuriさんがmotsuさん以外の男性ヴォーカルと絡むのは久しぶりなので、すごく新鮮に感じました。

yuri:そうですね。yuri的には男性ヴォーカルの方とのコラボも、ずっとやりたかったことだったので、今回決まった時はすごくうれしかったです。これからも機会があれば、どんどんやっていきたいと思ってます。

 河村さんも出演されているミュージック・ビデオがDVDに収録されていますが、見どころを教えてください。

motsu:“m.o.v.e vs 河村氏”、または“動のmotsu vs 静の2人”など、対峙を見せることによってロックとダンス・ミュージックがぶつかる火花を描写しました。僕の衣装は、骨や鎖にリアル感を追求した結果14キロほどになってしまい、重くて倒れるかと思いました(笑)。かなりアブナいパフォーマンスをしましたが、メジャー・デビュー以来14年間封印してきたテイストを、今回は全開にして臨みました。

 yuriさんが作詞した「STRAYED」は、切なさを感じさせるリリックが印象的ですが、このリリックはどんなところから?

yuri:去年の12月頃につくりました。音も冬っぽい感じで、どこか切なくて…。なので、最初に浮かんだイメージ通り、“心が痛くて叫んでいる気持ち”を書きました。yuriに合わせて書いてくれたmotsuさんのラップ詞がまたグッときますよね。yuriのこと…というか、“女心をよくわかってるな〜”って(笑)。

 「FIRE」では、CLAYTON(Celledweller)を迎えているだけあって、生ドラムがかなりフィーチャーされていますが、打ち込みと生ドラムとでは、歌う際にテンション的なものは変わってきますか?

motsu:ドラムもそうですが、ギターもピアノも全部、楽器が“歌っている”曲はラップも弾んできます。やはり楽器を介しての“人と人との真剣勝負”なのだと思います。中でもこの「FIRE」は相当テンション上がりました。

 「melodies」では、葉山拓亮さんとコラボされた楽曲ですが、楽曲イメージはどんなところから?

motsu:D-LOOPはデビューの頃から“一緒の時代を歩いてきた”というイメージがありました。葉山さんのピアノを聴いた時に、そんな走馬灯のようなものが少し灯った気がして、それを言葉に表しました。

yuri:実は歌を入れた後に、葉山さんのピアノが入ったんです。でき上がりを聴いた時は、“いつか葉山さんのピアノだけで歌ってみたい!”と思うほど、感動しました。優しさと力強さを感じましたね。

 「Champagne Tower」は、リズムと曲調に今までのm.o.v.eになかった新しさを感じたんですが?

yuri:オシャレなカンジですよね(笑)。個人的には大好きな曲調です。歌詞は超バブリーな感じなので、そういう意味でyuriにとってはちょっとチャレンジでした!

motsu:こういう“変化モノ”が僕は大好きなので、ノリノリで詞の世界観が生まれました。“ギラギラのバブル感”が、今の時代となっては“最高のヴァーチャル”になっていて、まさかの哀愁感を漂わせていますよね(笑)。

 ジャケットのmotsuさんがインパクト抜群なんですが、実際にスプレーでペイントしたそうですね。

motsu:体の半身にエアブラシで銀河を表現しました。“僕のスケール感ってどのくらいだろう?”と考えたら、“銀河しかないよなあ”と(笑)。完成まで2時間半かかり、たくさんの塗料を鼻から吸い込んでしまいました。ちなみにスタッズだらけのサングラスは僕のオリジナルです。これの制作にも丸一日かかってます。

 改めて、今作に込めた思いを教えてください。

motsu:“厳しい時代に生きる希望になりたい”と切に思いました。僕たちは背中を優しくさすってあげるような楽曲は苦手ですが、やる気がじゃんじゃん沸いてくるような楽曲をやらせたら世界一だと思っています。“僕たちのできることはコレだ! コレをやり切ろう!!”という決意が新たになりました。

yuri:車好きの方にもロック好きな方にも、もちろん女性にも気に入ってもらえるように頑張りました。今回のアルバムはかなり長い時間をかけてつくることができたので、その分、みなさんに聴いてもらいたい気持ちも大きいです! また、こうして無事にリリースすることができて、とても感謝しています。ジャケットもミュージック・ビデオもm.o.v.eらしい、派手で勢いのあるカンジに仕上がっているし、今回は久しぶりにミュージック・ビデオのメイキングも収録されているので、映像の方も楽しんでいただけたら、うれしいです。

motsu:こんな時代にCDを手にとってくれる人々のために、何ができるか全力で考えてつくりました。ぜひジャケットをながめながら、1曲目から12曲目まで丸ごと楽しんでください!

 8月には東名阪ワンマン・ツアー『WORLD OF OVERTAKERS TOUR 2011』の開催が決定しましたが、ツアーへ向けた意気込みは?

motsu:東名阪の前に南米4ヵ所があるので、相当アツいノリのまま突入する感じになります。みんなのモモアゲ準備が整っているかが、非常に気になっています(笑)。

yuri:久しぶりなので今からちょっとドキドキしていますが、絶対にみなさんと楽しめる時間にしたいと思ってます! ぜひ、遊びにきてください!!


INTERVIEW:Shinji Takemura


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