GOKIGEN SOUND

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7月27日に、アルバム『ゴキゲンサン 〜365日のドライブ〜』でメジャー・デビューするGOKIGEN SOUND(ゴキゲンサン)。音楽に興味をもったきっかけや影響を受けたアーティストなどのルーツを紐解きながら、アルバムに込めた思いに迫る! 7月2日より「LETTER feat. 湘南乃風」を皮切りにアルバム曲がレコチョクにて連続独占先行配信中!!


 まずは、音楽そのものに興味を持った時期と、そのきっかけを教えていただけますか?

GOKIGEN SOUND:思いっきり原点に戻ると、小学生の頃、両親の車で聴いたさだまさしさんの「関白宣言」です。当時、カセットテープではじめて聴いて“おもしろい曲だな~”と思いましたね。歌詞カードがなかったので、聴いては巻き戻すというのを繰り返して、自分で歌詞を書き写したりしていました。その部分だけテープがすり減って、音が少し悪くなってしまったのを憶えています。

 本格的に音楽に目覚めるきっかけになったというINFINITY16さんと出会う前には、どんな活動をされていたんですか?

GOKIGEN SOUND:クラブでラップを歌っていました。“韻を踏む”ということが楽しくてかっこ良くて、友だちとダンサー/DJ/ラッパーのグループを組んで女の子にモテようとしていました(笑)。はじめた動機は不純でしたが、懐かしい青春ですね。まぁ今も青春していますけど! 当時はこんなにも真剣になるとは思っていなかったです。

 ひとりでプロを目指そうと思った一番のきっかけというと?

GOKIGEN SOUND:やっぱり湘南乃風の存在が大きいですね。当時、みんながかっこ良く英語を発音できていた中で、俺だけ「それどういう意味?」とか言っていて。“このままでは力不足だ! 多少の英語は勉強しなくては”と思っていたんですよ。その頃に、“自分が歌い手としてなにを伝えていきたいか?”を真剣に考えるようになって、“ひとりの人間として、気持ちを表現したい”と思うようになったんです。グループで活動すると、どうしてもゆずらなければいけない部分が出るんじゃないかな〜と思ってしまったし。それからソロで活動することになって、それまで以上に本気で取り組むようになったんです。

 なるほど。そして約1年半、レゲエの本場・ジャマイカで修行されたとのことですが、現地ではどんな毎日でしたか? 印象的な出来事を教えてください。

GOKIGEN SOUND:今思うと、良くやっていたな~って思うんですが…ダウンタウンと呼ばれるような場所の廃墟に、ジャマイカンに手伝ってもらってドアと窓をつけて、電気をひいて、ベッドをつくって住んでいたんです。で、最初は「タダでいいよ」と言われていたのに、いざ家ができたら「俺は良いんだけど、うちらのボスがさ…」って言い出して、結局3ヵ月で150ドルを請求されたんですよ。それでもめちゃめちゃ安いんですが、支払うたびにそのジャマイカンの洋服が新しくなっていくのがおもしろかったですね。結局ボスには一度も会えませんでしたし(笑)。

 (笑)。そして、帰国後も精力的に活動されて、今作でメジャー・デビューというわけですが。アルバムができあがった今の率直な気持ちはいかがですか?

GOKIGEN SOUND:うれしいです。それと同時に“はじまるぞ”って言う期待でわくわくしていますね。

 “人生の1コマ1コマをドライブのように楽しんでもらいたい”という気持ちが詰まっているとのことですが、これはGOKIGEN SOUND自身もそうやって人生を楽しんでいたいという思いが反映されているんですか?

GOKIGEN SOUND:そうですね。もちろん僕自身、楽しいことだけじゃなく、不安や絶望と闘ったこともあります。それでも“人生、ヘコんでいてもしょうがない! 自分で生みだしてしまった感情は、自分でしか取り除くことができないんだ!”と思っているので、歌にして嘆いている部分もありますね。それもある意味、楽しんでいるのかもしれないですが(笑)。もし同じようにネガティヴな思いをもっている人がいたら、カラオケなどで歌ってその思いを解消して、ごきげんになってくれたら良いなぁ~と本気で思っています。

 収録曲の中で印象的だったのは、10曲目の「親父」。父親をテーマにした曲はあまり多くないので、すごく新鮮でした。この曲を書こうと思った、具体的な出来事があったのでしょうか?

GOKIGEN SOUND:子どもの頃はケンカもしたし、口をききたくない時期もありましたが、この歳になって親父の偉大さに気づき、一番尊敬するべき人だと思ったからですね。具体的な出来事というと…アルバム制作期間中に実家へ帰った時、母が楽しみにしているアイスクリームを親父が食べようとしたら「ダメよー。あなたは買う係なんだから(笑)」と言われていたことですかね(笑)。もともと決めていたことですが、今思えば“ファースト・アルバムには親父の曲を入れよう!”と決意を固めた瞬間だったかもしれません。

 「線香花火」は、♪一学期の始め桜舞う校庭 大和撫子がやってきた♪など、具体的なシチュエーションが浮かんでくる歌詞が多いですが、実体験が元になっているんですか?

GOKIGEN SOUND:この曲は、ほぼ理想です。転校生を好きになったことはありますが、片思いだったので。昔の思い出を思いっきり美化した曲ですね(笑)。

 では、今のご自身の気持ちがよく表れているなと感じるのはどの楽曲ですか?

GOKIGEN SOUND:「カム・カム・ギミ・ギミ」ですね。あの曲は、僕の中に登場する、「どんな時にもこの精神でいろ!」とアドヴァイスしてくれる“もうひとりの自分”を神様と崇めて、祈っている曲なんです。…わかりづらいかもしれませんが、僕はいつも客観的に自分を見つめられるように“もうひとりの自分”をつくるように心がけているんです。デビューをして、ひとつひとつ冷静に仕事をしなければいけない今、僕の心境に一番近い歌だと思いますね。

 とくに制作が難航した曲といえば?

GOKIGEN SOUND:「New starting over」ですかねぇ~。歌詞はすぐできたんですけど、なかなか気に入った音にたどり着けなくて、何度も何度もアレンジャーの方にお願いしてしまいました。頭の中にあるリズムを口で説明するのって、本当に難しいんですよね…。結局、途中でできかけていたものが良いってことになり、最後は思いどおりの曲ができました!

 プロデューサーである若旦那さんは、プロデューサーでもあり10年来の仲間でもありますが、今作を制作するにあたってどんな意見交換をされたのでしょう?

GOKIGEN SOUND:若旦那は、僕から言葉を引き出してくれるんですよ。たとえば「親父」も、「ゴキの親父の生い立ちを歌詞にしてみたらおもしろいんじゃない? 大学とかでてる人?」って感じで。若旦那と少ししゃべっただけでアイデアが浮かぶことも多かったですね。制作が進んでいっても結構自由にやらせてもらって、良ければGO、悪ければ話をしてアドヴァイスをもらいながら進めました。「ここはもう少し嘆く感じが良いと思うよ」って、僕自身の実力も上げていくことも常に考えてくれていましたね。

 leccaさん、湘南乃風、Metisさん、MUNEHIROさんをフィーチャリング・アーティストとして迎えていますが、そのきっかけや理由は?

GOKIGEN SOUND:湘南乃風は、昔からの友人であり、僕の目標。僕がデビューする時には“ぜひ一緒に歌いたい”と思っていたのでお願いしました。MUNEHIROは、現場も一緒になることが多くて、一緒に飲んだり話したりする友だち。「この曲、一緒にやろー」っていつも盛り上がっていて、この曲もその流れですね! Metisとleccaは、今回はじめて一緒に制作しました。ふたりとも魅力的で素敵なアーティストなので、“一緒に曲づくりできたらなぁ”って思っていた方々。制作中も、恋愛の話をしたりして楽しかったです。

 GOKIGEN SOUND自身は、楽曲制作の際にいつもどんなことを重視していますか?

GOKIGEN SOUND:“やさしさ”ですね。音楽は癒しだと思っているので、“自分が言われたらどんな気分になるか”っていうことも考えながら、できるだけやさしい言葉で歌をつくりたいと考えています。

 “こう書いたら、こう思われるかな?”など、リスナーの気持ちはすごく意識されるほうですか?

GOKIGEN SOUND:意識していますね。さっき言ったように、僕は“やさしい”音楽が好きでそういう音楽に癒されてきたから、傷ついている人や人生に不満がある人とできるだけ同じ目線で歌をつくっていこうと心掛けているんです。“誰でも聴ける”、そして“誰でもGOKIGEN SOUNDを口ずさめばごきげん”、それが僕の曲づくりのテーマです。

 最後に、アルバムの中で特に注目して聴いてほしい部分を教えてください。

GOKIGEN SOUND:う〜ん…やっぱり“人間らしさ”ですね。誰もが思いそうなことを歌にしているつもりなので、自由を求める姿、今を生き抜こうとする姿、誰かを愛すること、誰かに愛されたい孤独…人生のいろいろな場面に遭遇した時の気持ちに、注目してもらいたいです。


INTERVIEW:Ai Kishino


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コメント (1件):

  1. ごきさんだいすきで~~す!!

    ずっとずっと応援してま~~す!!♪

    (^O^)/ごきしゃんだいすき\(^O^)

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