しがせいこ a.k.a 黒ウサ

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シンガーとして活躍する一方、ニコニコ動画で“黒ウサ”としても活躍するしがせいこが、“しがせいこ a.k.a 黒ウサ”としてメジャー・デビュー! 12月15日にリリースされたシングル「Eye 2 Eye」のプロデューサーを務めるNicormy(ニコーミー)は、m.o.v.eのmotsuとの噂が!?


 しがさんは、ニコニコ動画の「踊ってみた」や「生放送」で、“黒ウサ”として活躍していますが、“ニコニコ動画”というツールについて、どう思いますか?

しがせいこ:メジャーにはない音楽があるというか、すごくマニアックな世界が構築されていますよね。ただ、最近、変わってきたなという印象もあって。

 それはどういった部分で?

しがせいこ:昔と比べて、いい意味で一般向けになってきたというか、オールマイティになった感じですね。その変化についていけなくて、置いていかれてる感じがするんですけど(笑)。視聴者が多くなるので、すごくいいことだと思うんだけど、なんか寂しい感じもして、ちょっと複雑です。

 ニコニコ動画を通して布教している“黒ウサ教”というのは?

しがせいこ:“しがせいこ”として活動していて、だんだんと窮屈になってしまったというか、“自分はこんなもんじゃない、もっと大きくなりたい!”って思った時に、自分の中で眠っている“何か”が目覚めることでもっと強くなれるんじゃないかと思って。その“何か”が、私にとって“黒ウサ”だったんですけど。“しがせいこ”という人間に“黒ウサ”が取りつくことで、ドラゴンボールでいうとスーパーサイヤ人のようになれるというか(笑)。別のキャラが表に出ることで、“しがせいこ”自身も強くなれると思ったんです。それでアーティスト名も“しがせいこ a.k.a 黒ウサ”なんですけど。“本当の自分はこんなものじゃない”っていう気持ちを持っている人は、たくさんいると思うんです。そこから抜け出そうっていう気持ちがある人と一緒に、その部分、私でいうと“黒ウサ”なんですけど、それを目覚めさせて強くなろうっていうのが“黒ウサ教”です。本当の私が引っ込み思案だったり、弱い部分を持っている人間だからこそ、出てきた考えなんですけど、そんな自分でも“黒ウサ”をかぶることでこういう風にできているから、みんなもそうなってほしいなと思うんです。

 “黒ウサ”というキャラは、しがさんの理想を投影した姿?

しがせいこ:理想ではないですね、キャラが強すぎるんで(笑)。私もたまに疲れるとふいに自分に戻ったりしますし。しがせいこだったり、黒ウサだったり、日によってちがいます。

 デビューの直前には、10日間連続で「カウントダウン生放送」をしていましたね。

しがせいこ:自分で課した課題だったんですけど、その間に歌や振りの練習もずっとしていて、正直、睡眠時間が足りなくてヤバかったですね。でも、それを“やり遂げる”っていうのをすごく大事にしていたので、放送事故なんかがありつつも(笑)、やり遂げることができて自信につながりました。

 シングルは、「Theme of KUROUSA」で幕を開けますが、これはNicormyさんにお任せで?

しがせいこ:そうですね。“黒ウサ”っていうのは、こういうのですってのを伝えてつくっていただきました。私、言葉で表現するのがあまり得意じゃないんですけど、言いたいことをキチンと受け取ってくださって。イメージしていた以上のすごくカッコいいサウンドになっています。今、この曲をメールの着信音にしているんですけど、結構いい感じなので、流行ってほしいなと思っていて。みなさんもぜひ着信音にしてください(笑)。

 「Eye 2 Eye」は“遠距離恋愛”をテーマにした楽曲ですが、この曲を最初に聴いた時の印象は?

しがせいこ:この曲もカップリングの「奇跡の啓示、シルブプレ」もそうなんですけど、とにかく早いんですよ。そこが超個性的だなと思っているんですけど、最初に聴いた時は歌えるかどうか心配でした。それまでオリジナルで歌っていた歌は、もっとスローな感じの曲が多かったので。サビに♪ビリビリ バリバリ♪とか、♪ブルブル震える♪とかあるんですけど、早いながらも、そのはやさを活かすにはどうしたらいいかなっていうのを考えて歌いましたね。すごくキャッチーだから、歌い方ひとつで印象が変わるので、大切に歌いました。内容自体は、おっしゃるように“遠距離恋愛”がテーマで、待っている女の子の不安な気持ちが描かれているんですけど、私も遠距離恋愛をした経験はあるので、素直に歌えました。

 歌詞は気持ちの上で、リンクする部分は多かった?

しがせいこ:多かったですね。今、現在進行形で遠距離恋愛をしている子が聴いたら、ぴったりくると思います。でも、歌詞が完全に今ドキですよね。“スカイプ”とか出てくるし、時代の先端を行ってるなって。サウンドもm.o.v.eさん的な要素がありつつ、ニコニコ動画的な要素も取り入れられていて、超カッコいいなと思います。

 しがさん自身、歌詞は書くんですか?

しがせいこ:メジャー・デビュー前に歌っていたオリジナルの曲は、自分で作詞をしていました。物語を書くのがすごく好きなので、ストーリー性のある歌詞をよく書いていました。今回の曲もすごくストーリー性があって、自分が書いた詞ではなかったんですけど、すごく世界観に入り込みやすかったです。たぶん、聴く人も同じように感じるんじゃないかなと思います。早口すぎて何を言っているか聴き取れないかもしれないんですけど(笑)、そこは何回も繰り返し聴いていただいて。でも、本当に共感できる内容になっていると思います。

 DVDに収録されたミュージック・クリップには、しがさんが描いた“黒ウサ”のイラストが出演していますね。

しがせいこ:あれはサプライズ的に使われていて。知らなかったんですよ、私。もうひとつ私が描いたイラストが使われているんですけど、それも探してもらえるとうれしいですね。それがどこか、秘密にするほどのことでもないんですけど(笑)、楽しみのひとつとして。でも、自分のイラストが使われているって知らなかったから、最初見た時は、ビックリすると同時にうれしくて笑っちゃいました。イラストで伝えるPVというにも、なんかカッコいいですよね。

 この曲の振り付けも気になるところなんですけど。

しがせいこ:今回は、青山テルマさんのバックで踊っていらっしゃる、Suzuyakaさんという方に振りをつけていただいていて。ニコニコ動画的な要素が入った、すごくかわいい理想通りの振り付けをしてくださいました。ミュージック・クリップには、収録されていないんですけど、ぜひイベントなどに来ていただいて、振りも見てもらいたいです。特に「奇跡の啓示、シルブプレ」の方は、ずっと踊りながら歌う感じになっています。私としては、今回の楽曲って、今までありそうでなかった曲だと思っていて。勝手に覚えてしまうというか、耳から離れないというか。それくらいこのスタイルって印象強いと思うので、みんなの耳に張り付いてくれたらなと思っています(笑)。まずは、曲を聴いてください。

 最後に、しがさんが目指すアーティスト像を教えてください。

しがせいこ:小さい頃、浜崎あゆみさんに憧れて、“自分もいつかこうなりたい!”って思って、歌手を目指した部分もあるんです。だから、自分の言葉で伝えたいっていう思いがあるので、のちのち自分で書いた歌詞を歌えるようになりたいです。それと、今は自分自身の中にまだちょっと弱い部分やコンプレックスがあって、“黒ウサ”の力を借りて2人でひとりみたいなところがあるんですけど、いつか混ざりあって、“しがせいこ”自身が最強になって、“しがせいこ”の“何か”を伝えていきたいなと思っています。応援よろしくお願いします。


INTERVIEW:Shinji Takemura


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