Quadraphonic

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様々な言語、ボーダレスな音楽性、そして七色のヴォーカルを操る新感覚アーティスト、Quadraphonic(クアドラフォニック)。アーティストとしてのデビューを拒んでいた彼が、自らが表舞台に立たないことを条件にデビュー・アルバムの制作を決意。1月27日、そのQuadraphonicの才能と思いが詰まったニュー・アルバム『Quadraphonic』が満を持してリリースされる!

様々な言語、そしていくつもの楽器を操れますが、小さい頃はどのような環境に身を置かれていたんですか?

Quadraphonic:引っ越しの多い家庭で、10歳までに4回も引っ越しました。普通に音楽が好きな家庭に育ったと思いますが、両親は僕がやりたいことを伸ばしてくれたんだと思います。楽器は習ったことはなくて、自分で見よう見まねで覚えました。なので、人前で弾けるような腕ではないです。

音楽を意識して聴いたのは何歳くらいの時ですか?

Quadraphonic:家に転がっていた親のドーナツ盤のレコードに落書きをしたのを覚えています。たぶん、シカゴの「長い夜」で3歳頃だったかな。そのせいかギターリフではじまる曲は今でも大好きでドキドキしますね(笑)。

楽器に興味を持ちはじめたのは何歳くらいの時ですか?

Quadraphonic:小学校で習った鍵盤ハーモニカがはじめてです。だから7歳だと思います。その頃から楽器に興味が出てきた感じです。

学生時代はどんな音楽に興味を持っていましたか?

Quadraphonic:聴いてたのはアリシア・キーズ、アッシャー、デスティニーズ・チャイルド、R.ケリーとか、当時ヒットしていたR&Bの曲です。ゴスペルとかラテン・ポップも好きでカーク・フランクリン、フアネスとかもよく聴いていました。ロックだとジョン・メイヤーとかフーバスタンクかな。

留学先のN.Y.から帰国後、作曲家を目指そうと思ったきっかけは?

Quadraphonic:いろいろ勉強してみたんですがどれもピンと来なくて、結局やりたいと思って続けていられたのが音楽だったんです。自分で作詞作曲からトラックまでプロデュースした曲を世に送り出したいと思っていましたね。

曲をつくることの魅力はどこにあると思いますか?

Quadraphonic:“自分の中から出てくるのに、そうじゃないところ”かな。わかりにくいですよね(笑)。“今まで聴いた音楽が自分の中に貯まって、それが新しい形で出てくるところ”と言うとわかりやすいかな。あと、自分でつくる音楽にはルールなんていらないところです。

Quadraphonicはアーティスト名でもあり、プロジェクト名でもあると思うんですが、その由来を教えてください。

Quadraphonic:いろいろなことをする立体的なプロジェクトになるといいなと思っていたんです。Quadraphonicは4chステレオ・サウンドっていう立体音響のフォーマットで今の5.1chよりも前のシステムらしいんですが、その響きと方向性が好きでこの名前をつけました。

Quadraphonicとして活動するにあたり、どんな音楽を発信していこうと思いましたか?

Quadraphonic:聴いていて音を楽しんでもらえるようなポジティヴな音楽をつくっていきたいですね。ワクワクしたり、切なくなったり、感情に訴えかけるようなものができたら一番うれしいです。そして、ジャンルにとらわれなくて、自分のルーツを感じてもらえるような音楽にしたいなって。

今作『Quadraphonic』は、いつくらいから制作をはじめたんですか?

Quadraphonic:アルバムをつくろうとはじめて話し合ったのは‘09年の5月ですね。テーマに関しては特に決めてなかったですが、おぼろげにポジティヴなメッセージのあるアルバムにしたいとは思っていました。あと、あえて言うならエクレクティック(さまざまな要素がある)なものかな。ちがう色や形のものをたくさん詰め込みたかったんです。

1曲目の「Get Up & Sing」はポップでスピード感あふれるサウンドが特徴的ですが、楽曲制作において重視したポイントは?

Quadraphonic:ジェットコースターですね(笑)。イントロのギターリフからスタートして風を切ってアップダウンして…みたいな感覚を意識してみました。

Soweluさんをフィーチャリング・アーティストに迎えた2曲目の「君を想うよ… feat. Sowelu」は、どんなインスピレーションをもとに楽曲を制作したんですか?

Quadraphonic:これは歌詞募集企画の楽曲なんです。“すれちがう2人”というテーマがあったので、メロディだけでもその切なさが伝わるように、そして歌詞を書く人にもインスピレーションが湧くように頑張りました。

3曲目の「We Are Music!」は、クラップ音が盛り込まれていて、誰もがハッピーな気持ちになれるサウンドが印象的ですが、この作品ではどんなことを伝えたいと思いましたか?

Quadraphonic:音楽を楽しむのに必要なのは、楽しもうっていう気持ちだけ。あとは音に身をゆだねようってところです。

リスナーには今作をどのように楽しんでもらいたいですか?

Quadraphonic:朝起きてかける、歩きながら聴く、お風呂で一緒にとか、一日中聴いてほしいです(笑)。音楽で聴く人の生活に寄り添えることができたらうれしいですよね。

Quadraphonicにとって、音楽とはどんな存在?

Quadraphonic:お酒みたいな存在かな。お酒を飲むと楽しくなったり悲しくなったり、感情の幅が広がったりするじゃないですか。それがなくても生きていけるはずなんですが、ないとすごく困りますよね。でも、僕自身は下戸でお酒を楽しんで飲めないので、実際はよくわからないんですが(笑)。

‘10年の抱負をふくめ、今後の活動予定を聞かせてください。

Quadraphonic:自分の作品はもちろんなんですが、ほかのアーティストの方にも曲を提供していきたいですね。あまり器用じゃないのでどこまでできるかわかりませんが頑張ります!

最後に読者にメッセージをお願いします。

Quadraphonic:『Quadraphonic』聴いてください! ぜったい好きな曲が見つかるはず…くらいの自信作です!


INTERVIEW:Hiroyasu Wakana


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