「avex Dance Master carnival!! vol.4」

 第一線で活躍するアーティストの育成を行なっているエイベックス・アーティストアカデミーで、開発/導入しているダンス・プログラム「エイベックス・ダンスマスター」。

 首都圏・関西圏のスポーツクラブ(77拠点400クラス)で、今や5,000人以上がこのプログラムでダンスを学んでいるが、その受講生たちが年に一度、一堂に会して行なわれる一大イベント、それが『carnival!!』!!

 11月29日に行なわれた『avex Dance Master carnival!! vol.4』は、単なるダンス教室の発表会とは比較にならない規模で行なわれるこのイベントの会場は、なんとパシフィコ横浜。2万人以上を動員し、4歳~15歳ぐらいを中心とそる出演者たちはもちろん、観客をも巻き込んで、興奮と感動に包まれた1日となった。

 開場前に控え室エリアを訪ねると、振りの最終確認や合わせをしている子、メイクをしている子、前日のリハで購入済みのオリジナル・グッズを広げている子…それぞれが楽しそうに、開場を待ちきれない様子。「緊張してる! でもすっごく楽しみです!」と満面の笑みで話してくれる子ばかりだ。

 約2~3ヵ月、この『carnival!!』のために、各地のスポーツクラブで選抜されたチームメンバー。通っている場所は同じでも、曜日や時間でクラスがちがうので、受講生たちにとっても普段のレッスンとは異なる新鮮な経験だったよう。「休憩時間にメンバーでダンスをつくって遊んだりしたのが楽しかった」、「覚えられない振りは友達に聞いたり、ビデオに撮ったりして家でもたくさん練習しました」、「このイベントのために集まったチームだから、もう会えなくなっちゃうのが寂しい」。短い期間ながらもお互いを認め合い、競い合いながらひとつのものをつくり上げる大変さ、楽しさ、素晴らしさを出演者たちは身に染みて感じているようだった。

 広い会場内は、2つのステージとさまざまなブースが設置された3つに区切られていたAホール、Cホールそれぞれのステージでは、出場チームによるダンス・パフォーマンスが披露され、ときにはかわいらしく、セクシーに、ときには力強く、かっこよく、それぞれが成果を披露。「最初セクシーに踊れなくて先生から「みんな、おじさんっぽい」って言われた(笑)。先生がセクシーだからたくさん見て研究した」、「みんながカッコよく、かわいく見えるように衣装を合わせた。大きく、楽しく踊りたい」、「私たちがダンスがとても好きなんだってことをステージを見て感じてほしい」。そんな出演者たちの気持ちが伝わって、観客も一体となって大きな盛り上がりを見せた。

 Bホールでは、「BeeTV」や「mu-mo」などのエイベックス関連ブース、グッズコーナー、人気の雑誌やブランドのブースなど、さまざまなブースが展開。エイベックス・グループが運営するレストラン「mu-Mu」、「Alux」、「BODY DESIGN CAFE」などが出店するフードコートなど、家族連れでにぎわっていた。

 またその同じBホールにはサブ・ダンス・ステージがあり、予選を勝ち抜いた全20チームが1部と2部にわかれてダンス・バトルを繰り広げた。

 会場にはスペシャル・コメンテーターとしてAAAの浦田直也、宇野実彩子、日高光啓が登場した。「みんな本当にカッコいい」、「負けていられないし、いい刺激になった」と声をそろえ、またTRFのSAM、Every Little Thing、BoA、鈴木亜美、ダンスの世界チャンピオンが在籍するTHE REBOOTなどエイベックス所属アーティストからのビデオレターも紹介され、「FOR DREAM FOR SMILE」の精神、夢を抱き続ける大切さを会場にいるすべての人たちへ伝えた。

 規模の大きさはもちろんだが、そこで学ぶ受講生たちのレベルも本当に高く、インストラクターによる難しい振り付けをしっかり自分のものとし、観客の目を捉えて離さないパフォーマンスを披露してくれた。ダンスの初心者から段階別に無理なく学べる『avex Dance Master』は、来年には名古屋地区でも開講予定。小さな蕾からはじまったそれぞれの「夢」と「笑顔」が、来年さらに大きな花となって咲くことが、今から楽しみだ。