DE DE MOUSE

01_DEDEMOUSE_610350

ボーダレスなイマジネーション、オリジナリティあふれるストーリー展開、そして独自の世界観を表現し続けるDE DE MOUSE(デデマウス)が、4月7日、彼の音楽に対する思いをタイトルに冠したニュー・アルバム『A journey to freedom』をリリース!


 DE DE MOUSEさんと言えば、独特なシンセサイザー・サウンドが特徴的ですが、その音楽性はどのように確立していったんですか?

DE DE MOUSE:学生の頃、80年代のカーペンターズのカヴァーとか、90年代の洋楽ポップスとか、昔のディスコ・ミュージックとか、そういうものの中から自分が気に入ったものを聴くようになったのがはじまりです。その中のひとつでエイフェックス・ツインの『Richard D. James Album』というアルバムがあるんだけど、ちょっと変わった感じの、当時は変態エレクトロとかドリルンベースと言われてた音楽で、それまで自分が頭の中で持っていた、マニュアルとかスキルとはまったくちがう形でビートをつくっていたんです。自分もまだ若かったから、そういう音楽を全部鵜呑みにして、音楽というのはアートだとか直感でやるもんだとか、自分で新しいジャンルをつくり上げるんだとか、そういう方向に行っちゃって。でも、音響的なロックとかも好きだったから、何でも取り入れて曲をつくったりしていて、今こうやってちょっとポップ目な方向にいることを当時の自分は想像もしてなかったですよ。

 4月7日に約2年ぶりのニュー・アルバム『A journey to freedom』がリリースされますが、前作『sunset girls』と比べて音楽性の進化はありますか?

DE DE MOUSE:基本的にただやりたいことをやるっていうのは変わってないんだけど、自分がやりたいことに対して、“DE DE MOUSEの音楽はこうだよね”っていうリスナーから求められていることに対するバランス、距離感というのはすごい考えながらつくるようになりました。その距離感を測るのが難しくて、今回のアルバムは1年半くらい時間をかけて、つくってはつくり直して、アレンジをし直して、というのを延々とくり返しましたね。

 全体を通して振り幅の広いボーダレスなサウンドが収録されている印象を受けたんですが、今作にコンセプトは設けたんですか?

DE DE MOUSE:“パレード”というのをわりと意識的に入れたりはしています。たとえば、5曲目が「starry mice parade」で、それのリプライズでつくったのが、9曲目の「goodbye parade」だとか。つくっているうちに、だんだん“少年たちの冒険にしよう”という思いが生まれてきて、そういう要素も合わせて自分なりのストーリーをつくっています。曲をつくるときにどういうコード進行にしたらいいとか、ここのメロディからこっちに移るときにどの音にしたら懐かしく感じるかなとか、そういうことを考えながらつくったので、伝わるとうれしいなって思ってます。

 表題にもなっている4曲目の「journey to freedom」ですが、速いようでゆったりと聴けるサウンドが印象的ですね。

DE DE MOUSE:テンポとリズムの一番強いアクセントのバスドラムが、ちょうど半分のリズムに聴こえるからだと思います。テンポの速い曲をつくるとき、僕はそのテンポでも聴けるように、しかもゆったりとしても聴けるようにリズムをつくっていったりするので、その辺は今回も特に意識をしています。「journey to freedom」とか、「new town romancer」もそうなんだけど、わりと半分のテンポでもとれるように、微妙なところでちょっと強いアクセントの位置を変えてみたりとか、考えてやってますね。

 7曲目の「like your magic」は、NHK教育TV「見えるぞ! ニッポン」のオープニング・テーマになっていますが、ポップで耳に残るようなサウンドにしようと思ったきっかけは?

DE DE MOUSE:ただちょっと明るい、春めいた感じの曲がつくりたいなと思って。コードをまずつくって、その上にメロディをのせたら、わりとシンプルで耳に残りやすい感じの曲ができたなというそれだけです。

 10曲目の「same crescent song」は音の重ね方がきれいですが、この曲はどのようなことを意識してつくりましたか?

DE DE MOUSE:自分が考えているストーリーの流れにだいたいの曲順をつけてあって、10曲目が映画でいうとスタッフロールのイメージなんです。だから、あんまり壮大に終わらせ過ぎないようにしようというのはすごくあって。アルバムに収録した曲のテイストをちょろちょろ入れた総合的な曲になっています。一聴地味なんだけど、何度も聴いているうちにいろいろな発見があると思います。

 アルバムの最後の位置がピタリとはまる曲ですね。

DE DE MOUSE:ここしかないなと。そういう意味では、このアルバムのどの曲に対してもそこにしかはまらない曲順ができたかなと思っています。普通はなかなか通して全部の曲をゆったり聴く時間というのがないじゃないですか。流して聴いていても、後半に行くに従って聴いているけど頭に入ってないということも多いだろうし。だから、最初の1〜4曲目にアップテンポでノリのいいものを集めて、後半の方はわりとマニアックで挑戦的な感じの曲にしているんです。これまでのDE DE MOUSEのイメージしか持っていない人でも、後半の方でちょっと聴く幅の広がりを感じてもらえればいいなって。それが、僕が自分でつくったストーリー、ジャケットにも描かれている彼らの旅の流れというのも示唆しているものになっています。1回通して聴いてみただけではわからなくても、何回か通して聴いていたら、こういうのもいいなと思ってくれたらいいなと。そうすれば、これから活動をしやすくなるし、自分のつくりたい曲をつくりやすくなるし(笑)。

 今作をどのように楽しんでほしいですか?

DE DE MOUSE:まずこの絵を見て、この子たちはどこに行くんだろうとか、そういう思い思いのストーリーを考えたりしてほしいなと。あとは、最初自分の中ではすごく春っぽいアルバムができたなと思ってたんだけど、リリースがタイミングよく4月になったので、新しい生活の励みになってくれたらいいなって思います。全部偶然なんだけど、発売時期も含めていろいろな意味で旅立ちというものに、「journey to freedom」が掛かったなという。それが僕の中ではすごくうれしくって、そういったところも感じてもらえるともっとうれしいです。

 3月26日からツアーがはじまりますが、どんなステージにしようと考えていますか?

DE DE MOUSE:できるだけ純粋に、自分の音楽を聴いてもらえるような空間をつくれたらいいなと思っています。これまでは、ライヴで叫んだりとか、アジテイトしたりとか、ディスったりとかっていうパフォーマンスが多かったから。だから、DE DE MOUSEの音楽を聴くというよりは、僕の変な叫びを聞きにきているような感じだったんですが、それを払拭したいなって。やっぱり純粋に音楽を聴いてもらって、みんなを盛り上げれるようなパフォーマンスがしたいし、できればいいなと思っています。

 今後、挑戦したいことなどはありますか?

DE DE MOUSE:これまで、ライヴのバンド編成で、ツイン・ドラムでやることが多かったんだけど、そのパフォーマンスが豪華でカッコいいかと言ったら、僕は必ずしもそうじゃないと思ってるんです。もともと僕は自分ひとりでやってきて、ひとりで戦ってきたから、もっと自分の力でステージの評価を上げてやりたいし、そういう場所をたくさんつくれるようにしたいなって。あとは、海外の大きいフェスに出たいというのがありますね。だから、一番理想なのは、海外の大きいフェスにひとりで突っ込んで出るということですね。


INTERVIEW:Hiroyasu Wakana, Atsushi Saneshige


02_RZCD-46513_130
●ALBUM
04.07 On Sale
『A journey to freedom』
DE DE MOUSE
RZCD-46513
¥2,100(tax in)
★初回限定:紙ジャケット仕様

コメント :

コメント投稿:





※コメントは承認制です。承認後表示されます。