後藤真希

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後藤真希が5月4日、ニュー・ミニ・アルバム『LOVE』をリリース! バラードからダンサブルな曲まで、さらなる進化をとげた“歌手・後藤真希”の魅力が凝縮された全5曲を収録。オリジナル曲の作詞をすべて手がけ、自らの言葉と歌で、彼女にとっての“愛”を表現!!


 本作はタイトル通り“愛”がテーマになっていますが、“愛”をテーマにしようと思ったのはなぜ?

後藤真希:アルバム制作の初期段階では、スタッフとの話し合いで“TRUE(真実)”をテーマにつくることになっていたんです。でも、制作していく過程で、でき上がった歌詞を読み返してみたら、4曲とも“TRUE”であると同時に、“愛”を歌った内容になっていて。

 では、最初からそのつもりではなく、結果的にという感じ?

後藤真希:そうですね。最初から愛というか恋愛ソングとして書こうと思ったのは「会いたい」だけで。 “TRUE”というテーマで書いていったら、私が今までに受けた愛や、逆に自分が他人に注いだ愛というのが、自然と出てきたんです。

 オリジナル曲の作詞は後藤さんがすべて担当していますが、自分から志願して?

後藤真希:最初に2週間という期間をいただいて、その間にどれだけ書けるか、自分ひとりの力で頑張ってみて、そこから他の作詞家さんに協力を仰ごうと思っていたんですけど、やってみたら2週間の間にすべて書けてしまったんです(笑)。今まで作詞っていうと、1ヵ月以上時間をかけて、ようやく1曲仕上がるっていう感じだったんですけど、今回はすごく書きやすかった…というか語りやすかったですね。“TRUE”がテーマだったので、自分の中にあるものを素直に出していけば良かったので、すんなりいったんだと思います。

 今作の歌詞を書く上で特にこだわった部分などはありますか?

後藤真希:特にこだわったというわけではないんですけど、今回は“僕”目線の曲が多いかな。自分の中で、“僕”は“守りたい”、“私”は“守られたい”ってわけているんですが、今回は“守りたい”っていう気持ちが強く出ています。唯一“守られたい”と思って書いたのが、恋愛ソングの「会いたい」です(笑)。

 “愛”というと、ほとんどの人は“男女の愛”が真っ先に思い浮かぶと思うんですけど、後藤さんはどうですか?

後藤真希:もちろんそれもありますけど、“家族との愛”だったり、“友達との愛”だったり…いろいろあるじゃないですか。“男女の愛”も、一緒にいる間は温かくなりますけど、冷めちゃうことの方が結果として多いというか。それよりも、親友とか、すごく近くにいる人と会えなくなっちゃうことの方が、ここ数年は切なく感じるようになって。そういう気持ちで書いたのが「ねぇ、、、」なんです。

 「ねぇ、、、」は、誰かに語りかけるような曲ですが、歌う時に具体的にイメージする相手はいますか?

後藤真希:いますよ、もちろん。この曲に限らず、イメージをちゃんと頭に置きながら歌詞を書いているので、レコーディングの時も相手を思い浮かべながら歌いました。「lalala」は、今まで一緒に頑張ってきた仲間やスタッフ、友達、家族、ファンのみんなに向けて書いた楽曲なんですけど、相手が複数いる場合は、テイク毎にイメージする人を変えて歌ってみたり(笑)。

 DVDに収録されている「ねぇ、、、」のミュージック・ビデオは、通常盤とドン・キホーテ盤で内容が異なりますが、個人的にはどちらの方が好き?

後藤真希:難しい質問ですね。画的には同じシーンを使ったりもしているんですけど、内容は全然ちがうので…。ドン・キホーテ盤は、私が歌っているシーンは入っていなくて、イメージ的な感じ。通常盤は私が歌っているシーンが入っていて、それぞれに良さがあるんですよ。

 1曲カヴァー・ソングとして「空と君のあいだに」が収録されていますね。

後藤真希:“TRUE”や“LOVE”っていうテーマで考えた時に、何か自分と重なるものを歌いたいなと思って。“何がいいだろう?”って考えていた時に、ふとこの曲が思い浮かんだんです。それで改めて歌詞を読み込みながら原曲を聴いたら、“こういう人がほしい”って思える、私が求めている人が歌詞に描かれていたんです。“僕”と“君”って出てくるんですけど、私は“君”になりたいんだなと。

 歌う上では、どんなところを意識した?

後藤真希:原曲は(中島)みゆきさんの世界観が完成されていて、それがすごく強いんですけど、私は“僕目線”ではなく“君目線”で歌っているので、そういうところでヴォーカルのちがいを出せたと思います。

 疾走感のある「your song」は、聴いていると力の沸いてくる応援歌という印象を受けました。

後藤真希:この曲は、今作の中で唯一自分に向けて書いた曲なんですけど、聴いてくれた人たちがこの曲で励まされたり、背中を押すような1曲になったらいいなと思っていたので、そう言っていただけるとうれしいです。

 自分に向けて書こうと思ったのはなぜ?

後藤真希:人は誰でも、日々生活していく中で、歩きにくい時ってあるじゃないですか。前に進みにくいとか、立ち止まりたいなって思うときもあるし。でも、そう思っていても、“明日”っていうのはやってくる。そんな気持ちの時に、自分の中から出てきた歌詞で、私もみんなと一緒なんだよっていう。同じ人間で、同じようなことを考えて、同じことを思いながら生きていて、誰かの手が必要な時もあるんです。歌詞では“君”って書いているんですけど、それは“もうひとりの自分”で、その“君”に“頑張れよ!”って言って、自分で自分を励ますような、そんな曲がほしかったんです。

 今作は歌詞から“素の後藤真希”が伝わってきましたが、ジャケットもナチュラルな感じが出ていますね。

後藤真希:今回のジャケットに求めたのは、そのナチュラルさと温かさでした。撮影は半日かけて、朝昼夕にわけて行なったんです。通常盤が2形態とドン・キホーテ盤が1形態で、全部で3形態あるんですけど、それぞれ朝昼夕の写真を使っています。全部自然光で撮っているので、写真から自然の温かさを感じてもらえたらうれしいです。

 “後藤真希”名義の作品は、今作で3作目になりますが、すべて5曲入りのミニ・アルバムになっていますね。この形態には、なにかこだわりがあるんですか?

後藤真希:特にこの形にこだわっているわけではないです。ペース的には半年に1回、作品をリリースしたいなと考えていて、シングルよりはミニ・アルバムの方が聴く人にとってお得かなって(笑)。形態にはこだわっていないですけど、収録する作品には、毎回すべてにこだわってつくっています。今作も、久しぶりに作詞をさせていただいて、いろんな“愛の形”を書けたと思っていて。25年間生きてきた中で、自分が感じたこと、今までに思ったこと、これからこうしたいって思うことを言葉にしました。今回、作詞をしながら、人間は生まれてからすぐに愛を知るから、愛がなきゃ生きていけないっていうのを改めて感じて。“愛って大事なんだよ”っていうのをこのアルバムから感じ取ってもらえればうれしいです。


INTERVIEW:Shinji Takemura


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