インタビューというお仕事(2010.05.21)

ども、TAKEです。

TAKEは、いろいろなアーティストの方にインタビューをしておりますが、
自身には音楽的な才能はまったくと言っていいほどありませんし、
音楽的な知識もこの仕事を始めてから知ったことが多いくらいです。


だからインタビューの時にも、
「ここの歌い方は、こういう歌唱法を使っていますね?」とか、
「ここはこういう演奏法を使って、こういう効果を狙っているんですね?」
といったような質問はできません。

では、どうやって質問を考えているかと言うと、
いただいたサンプルを何度も聴き、歌詞を読み込んで、
メッセージ性を読み取ったり、サウンドに関しては、
自分が直感的に感じた印象を伝えて、お話を聞きます。
たとえば、「このサウンドからは○○な印象を受けたんですが、
どんなことからイメージして制作したんですか?」といった具合です。

もちろん、TAKEが読み取ったメッセージ性が正しい時もあれば、
間違って捉えていて、「いや、ここはそういう意味じゃないんですけど」と
言われてしまう時もありますが。

で、先日(と言ってもGW前の話ですが)、土岐麻子さんの
インタビューをさせていただいた時、取材後に土岐さんから
「すごく作品を聴き込んでくれているっていうのを
質問から感じました。ありがとうございます」と
言っていただけました。

TAKEは音楽的才能がないから、何度も聴き込むことでしか
お話ができないので、自分としては当たり前のことなんですが、
それを誉めていただくというか、その努力を認められたようで
すごくうれしくなりました。

何が言いたいかというと、TAKEは音楽的な才能はないけれど、
こうやって相手の方に認められつつ、なんとかこなせているので、
「将来、こういう仕事をやってみたいけど、自分は音楽的な才能がないから」
と思ってしまっている人も、諦める必要はありませんよ、ということです。

もちろん、音楽的な“知識”はあるにこしたことはありませんが、
“才能”はなくても、インタビューをすることは可能です。
夢を諦めずに、頑張りましょう!

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