kannivalism
L to R:裕地(b)、怜(vo)、圭(g)
活動再開後にリリースしたアルバム『helios』で新境地を開拓し、それを磨き上げるべく、さらなる進化/成長を続けるkannivalism。そのスケールアップした音楽性、世界観を詰め込んだニュー・シングル「rememorārī」が11月24日リリース!
圭:今年の5月くらいに原型ができ上がっていて、そこから最終的に仕上げるのに10月くらいまでかかりました。制作期間としては、かなり長かったですね。活動を再開してから1年近く経つんですけど、この期間はkannivalismの新たな核がつくられた時間になったと思っていて。ファンの人たちと接する中で生まれてきた気持ちを曲に込めました。
怜:今作は“記憶”をテーマに書いていて、“rememorārī”はラテン語で、英語で言うと“remember”にあたるんです。一番大切な思い出の話をして、詞を書いていく中で見つけた言葉です。歌う上では、切ないラヴ・ソングなので、歌い上げないように意識しています。“歌う”というよりは、“しゃべる”という感覚に近いです。
裕地:まさに“記憶”というテーマを、上手く映像化できたと思います。バンド・メンバーそれぞれが、メンバーでありつつ、ひとりの人間としても見ることができる作品になっています。
裕地:“一瞬の記憶をスローモーションで切り取ったような情景”をテーマに書いていて、ライヴを意識してつくりはじめました。サウンドは、ダンサブルでグルーヴィに仕上がっていて、テーマへ向かうように演奏しています。ベースに関して言うと、ファンク・フレーズなのにあえてカチッと弾いているのが特徴です。
裕地:圭がよく言っていることでもあるんですけど、ファンの方々がいたからできた作品でもあります。ひとつひとつの出会いがすべて奇跡ですし、そういった部分も感じ取ってもらえるとうれしいです。ただ、基本的には、みなさんには自由に聴いてもらいたいと思っています。
怜:3年半ぶりのツアーでもあり、『helios』をつくってからはじめてのツアーにもなるので、各地でどんな『helios』になるのか、僕ら自身が純粋に楽しみにしています。
怜:8月にリリースしたシングル「split recollection」の原型となった楽曲です。詞やメロディ、音もちがうものになっていて、“insane(=狂気の)”の部分が色濃く表れています。
圭:来年は『helios』を越えるアルバムをつくって、全国のファンの人に会いにいきたいと思っているので、期待していてください。これからも応援、よろしくお願いします。
INTERVIEW:Shinji Takemura
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