倖田來未
3月2日、倖田來未がニュー・アルバム『Dejavu』をリリース! デビュー11年面の倖田來未が新たな一歩を刻む、2部構成の新たな世界を堪能しよう!!
倖田來未:デビュー10周年という区切りを終えて、いわゆる洋楽よりのR&Bだけに一気に振り切ってしまうやり方も考えられたと思うんですよ。でも、私はやっぱり、みんながカラオケで歌えるような曲も大切だし、倖田來未としてカッコいい世界観を提示するR&B系の曲も歌っていきたいと思ってて。要は欲張りなんですけど(笑)、その2つを両立させるためにはどうしたらいいかって考えたときに、前半はずっとダンス・チューンでノレる曲、後半はポップで歌える曲っていう2つのパートにわけたいなって思ったんです。
倖田來未:「POP DIVA」は、洋楽テイストなのにキャッチーであるっていう、今、私がやりたい音楽が詰まった曲で、今後の活動の軸にもなりえるナンバーだと思うんですよ。「Lollipop」は、本格的なヒップホップ系のサウンドで、歌詞はエロティックで女性上位っていう、久々に倖田來未らしい世界観を存分に発揮した曲。浮わついた男性にだまされないでっていう内容なんですけど、そういう男性をひっくり返してやる! っていう気持ちがありつつ(笑)、男性にも「見た目がかわいいから連れてるっていうだけでなく、ちゃんと心から人を愛せないと幸せになれないよ」ってことを伝えてるんですね。
倖田來未:ライヴで来日したときに挨拶をしに行ったら、すごく気に入ってくれて。「曲を書くよ」って言ってくれた1週間後に3曲も送ってくれたんです。そのうちの1曲の歌詞を考えているときに、デュエットがいいなと思って、彼に提案をしたら、すぐに賛成してくれて。主人公は、最後の恋だと思っていた相手に浮気されてしまった女の子なんですね。でも、彼は浮気はしてないって言ってる。もちろん、優しい嘘も必要かもしれないけど、もしもふたりが本当の愛で結ばれていたとしたら、それを乗り越えるパワーがあると、私は思ってて。だから、例え私が傷ついたとしても、本当のことを言ってから別れてほしかったっていうストーリーになってますね。
倖田來未:それはすごくうれしいですね。繰り返しになりますけど、私は、歌謡曲やJ-POPと言われるような楽曲も歌っていきたいと思っているんですね。みんなの心に真っすぐに突き刺さるメロディ・ラインの曲も残していかなければいけないっていう意識があるのと同時に、倖田來未の音楽の根本には、「POP DIVA」のように、聴き手にインパクトを与えるダンス・ミュージックもある。だから、このアルバムの後半においては、メロはキャッチーだけど、サウンドがカッコいい曲をつくってみるのはどうだろうっていう提案をさせてもらっていて。
倖田來未:わかりやすくいうと、例えば、アニメ『クレヨンしんちゃん』の主題歌「Hey baby!」が入ってるけど、この曲は、メロディはポップだし、誰もがカラオケで歌える曲なんだけど、アレンジやサウンドを洋楽寄りにして、カッコ良く響くようにハンドリングしてるんですね。そういう意味では、体でノレる曲とカラオケで歌える曲のバランスがうまくとれたんじゃないかと思ってて。私にとっては、新しいチャレンジでもあったけど、今は、みんながどんな反応を示してくれるかが、すごく楽しみですね。
倖田來未:この曲は、「恋のつぼみ」の大人ヴァージョンっていうイメージなんですね。いつもはパキパキと物事を決める強い女性が、彼の前では子鹿ちゃんのようにプルプルしてしまって、失敗ばかりしちゃう。そんな恋をしている乙女たちに、私が代表して、みんなが幸せになるように魔法をかけるっていう。できれば、「私にも誰か魔法をかけてほしい!」という訴え系の曲でもありますけどね(笑)。
倖田來未:そうですね。ちょい足しに出演してるADの中尾ちゃんが、ほんとに私のファンで、ライヴにもチケットをとって来てくれてる子だったんですね。その番組に出たときに、中尾ちゃんにがんばってもらえるような曲をつくりたいなって思って。“ラブ”と“ちょい足し”がテーマになってるんですけど、要は、一気にすべてを変えるのは無理だけど、少しずつ足していけばいいんじゃないかってことを歌ってるんですね。少しずつ痩せていこうとか、少しずつ料理を覚えようとか、少しずつ部屋を片付けられるようになろうとか…。今の自分にちょっとだけ足していけば、いつかはすごく成長できるんじゃないかっていうことを書いてますね。
倖田來未:“デジャヴ”には、“正夢”っていうイメージがあると思うけど、フランスに「Tu as dejavu」(英語だとYou have seen)っていうことわざがあって。“前にも同じような辛いことがあったけど、今までも乗り越えてきたでしょう”っていう意味があるんですね。それは、先行シングル「POP DIVA」で歌った、リスクを背負ってでも高いハードルを乗り越え続ける女性像ともリンクしているし、この10年間でたくさんの辛い経験を乗り越えてきた私自身の心にもすごく響いたんですね。それに、次のツアーのイメージもあって。
倖田來未:そうですね。昨年はアリーナ・ツアーだったんですけど、今回は、今まで行けなかった土地にも足を運びたいなっていう思いがあって、4年ぶりにホール・ツアーにしたんです。だから、その空間でいかにエンタテインメントを見せるかっていうのをずっと考えてて。倖田來未らしいホール・ツアーを見せたいっていう思いがあったからこそ、アルバムに激しい踊りを見せることができるダンス・チューンやR&B系の曲を増やしたんですね。前にも見たことがあるような気がするけど、はじめて見たような感じもする。まさに、“正夢”を実現したような空間のなかで、今までに見ていた倖田來未とはちがう倖田來未を感じてもらえるようなライヴにしたいなって考えてます。
INTERVIEW:Atsuo Nagahori
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