GIRL NEXT DOOR
L to R:鈴木大輔(key)、井上裕治(g)、千紗(vo)
デビュー以来、進化を続けるGIRL NEXT DOOR(ガール・ネクスト・ドア)が、1月20日にセカンド・アルバム『NEXT FUTURE』をリリース! 新しい可能性を感じさせる楽曲の数々について、千紗と裕治に語ってもらった!!
千紗:前作は、デビューしてから間もなかったこともあって、自分たちの名刺代わりというか、どういう音楽性なのかというのをわかりやすく示したアルバムだったんですが、今回のアルバムは、その音楽性をもっと広げて、自分たちができることを示したアルバムになりました。
井上裕治:“これ!”っていう、明確なコンセプトがあったわけじゃないんですけど、前作はジャケットから何から全部“冬一色”だったので、今回は1年間通して聴いてもらえたらなという気持ちもあって、オール・シーズン的な感じで。それとサウンド的には、今、千紗も言ったように1枚目はすごく的を絞っていたんですけど、今回はチャレンジをしたというよりも、僕ら3人、GIRL NEXT DOORを結成する前からのキャリアもあるので、それを自然と出した感じですね。GIRL NEXT DOORとして見たら、イメージとして広がったって感じるかもしれないんですけど、もともと持っていたものが出てきたといった方が正確で、自分たちとしてはすごく自然体で臨みました。
千紗:大輔さんから曲が上がってきて、私が詞を書いて、歌入れして、裕治さんがギターを入れるっていう、いつも通りの形でつくったんですが、この曲を最初に聴いた時に、ライヴのイメージが浮かんで、サビの部分に“Jump”っていうワードを入れたいって思って、そこから広げて書いていきました。ライヴを経験する以前の私では、絶対に出てこなかった歌詞だと思いますね。みんなの笑顔とか、音にのってジャンプしてくれる姿とか、生で見ているからこそ、出てきた歌詞だなと。
井上裕治:このアルバムの楽曲を全部聴いた時に、シングルを抜いた中では、一番GIRL NEXT DOORらしいというか、みんなが持っているイメージと近いかなというのはありますね。ギターがバッキングでシンセと上手く絡めていると思っていて、そういうリフづくりにこだわった部分はあります。あとソロも毎回、アドリブで弾くんですけど、ファーストの時よりもアグレッシヴになっていて(笑)。自分としては、ちょっと荒削り過ぎるかなと思ったんですが、周りの人から“勢いがあっていい”って言ってもらえたので、“なら、これで!”みたいな(笑)。
井上裕治:このアルバムのリード曲ということもあって、DVDにはシングル曲のミュージック・ビデオとこの曲のミュージック・ビデオを収録しています。ちなみに「Orion」は、シングルにはモノクロ・ヴァージョンが収録されていたんですが、今回はフルカラー・ヴァージョンで入ってます。
千紗:「FRIENDSHIP」も夏にファンの方に集まっていただき、ライヴ形式で撮った映像があるんですけど、今回初収録になります。参加してくれたファンの人たちは、早くこの映像がほしかっただろうなと思うんで、楽しみにしていてほしいですね。
千紗:ニューヨークで撮ってきたんですけど、ファッションをメインに出していて、3人それぞれのソロのシーンがあるというはじめての試みになっています。
井上裕治:僕なんか芝居じみた感じになっていて、ちょっと恥ずかしいんですけど(笑)。
井上裕治:芝居に興味はあるし、嫌いじゃないんですけど、求められているものに応えるのが難しくて。美女に見とれる甘い目線をカメラにくれって言われてやったんですけど、大変でしたね。演奏シーンに関しては、シンプルなんだけど、アグレッシヴな雰囲気が出ていると思います。
千紗:たまに大輔さんから“この曲はこういう風にして”っていうリクエストが入ることがあるんですが、この楽曲はそのリクエストがあった曲で、サビの頭にある♪会えない…会わない… 忘れてしまいたい♪っていうようなもどかしさと、遠距離みたいな雰囲気を出してほしいって言われて。飛び込みたいのに飛び込めない、強がる女の子の気持ちを歌詞にしました。
井上裕治:歌詞の内容的には切なく、バラードのような雰囲気があるんですけど、サウンド的にはテンポも速くて、生の弦楽器とかも使っていますし、シングルにしてもよかったんじゃないかっていうくらい、大プッシュの楽曲ですね。GIRL NEXT DOORのイメージっていうと、明るくてノリノリって感じだと思うんですけど、実は切ないメロディとか日本人特有の叙情的な感じを得意としていて、それがアグレッシヴな4つ打ちのテンポ感といい形でミックスされた楽曲だと思います。
千紗:最初この曲を聴いた時に、突き抜けるように、本当にどこまででも飛んでいってしまいそうな気持ちと空のイメージが思い浮かんで。曇っていたり、雨が降っていると先まで見渡せないけれど、晴れているとすごく遠くの建物まで見えて“あれってなんだろう? あそこまで行ってみたい”っていう気持ちになるじゃないですか。その積極的な気持ちを書き表してみました。目標へ向かって突き進むというか。だから、目標を決めるって、すごく大事だなと思いますね。
井上裕治:僕らの中では、爽やか路線の楽曲ですよね。ベーシックのリズムは4つ打ちで一緒なんですけど、アコギをすごくフィーチャーしていますし、サウンドはライトに感じるんじゃないかな。いつもとかけ離れているわけじゃないけど、自分たちの中のもうひとつのスタイルというか、新しい感じが出せたと思いますよ。
千紗:自分が三角関係だったわけではないんですけど(笑)、彼と男友達がいて、ふたりの立場はちがうけど、本当に大切な存在で、どういう時にどっちを選ぶかって簡単に判断なんかできないんですよね。どっちかを選ぶことによって、もう一方を失うのが怖いみたいな。そんな気持ちを歌詞にしてみました。
井上裕治:年がら年中ですね。僕ももう大人なんで。こういうことのひとつやふたつ(笑)。
千紗:確かに、なかったらないで、逆に“え?”ってなるけど(笑)。
井上裕治:でもね、本当のこというと、ずっと友達だった人を好きになったりしないんですよ。友達から発展するとか、よくあるじゃないですか。冗談はおいて、この楽曲もだいぶん面白いと思いますよ。ギターも入れたんですけど、いわゆるデジロックに出てくるような感じで、8小節分のフレーズがあったら、そのいいところだけをピックアップして、切り張りしているんです。アプローチ的にはハード目なハウスで、その上にデジロック風のギターがのっているっていう。
千紗:聴くと、ちょっと危ない感じがするかと思うんですけど、私としては、まっすぐにきれいな好きという気持ちを描いています。初めて心から好きになった人と過ごした日々って、他の人とは全然ちがうものだと思うんですよね。ホントに2人ですることが全部楽しくて、誰に怒られても、友達との約束を断ってでも、2人で一緒にいる時間に没頭しているっていう。自分を守ることすらできなくなっているので、“無防備”って。
井上裕治:この楽曲は、生ドラムを入れていまして。ファースト・アルバムでは入れていなかったので、グルーヴ感的に結構ちがって聴こえると思います。ただ、その生ドラムがかっこいいんですけど、ちょっと生々しすぎて、GIRL NEXT DOORっぽくないので、キックだけシンセにしているんです。なので、キックだけを聴くとダンスっぽいんですけど、グルーヴは生っていう。ちょっとこだわったところですね。あとはこれだけ危ないロック・テイストの楽曲もはじめてなんじゃないかな。“放課後”って言ってますけど、全然“放課後”っぽくないサウンドですからね(笑)。
千紗:大輔さんからもらった時に、絶対“桜”の歌で、日本の風情を感じるような、ちょっと古典的な表現を使って表してくれってリクエストがあって。今回は男性目線に立って書いた歌詞になっているんです。それはなんでかっていうと、女性より男性の方が過去の恋愛を引きずるっていうイメージがあるので(笑)、桜を見るたびに淡い色にそそられて、昔の彼女を思いだしてしまうっていうのを書いてみました。
井上裕治:そうですね。これは琴の音色を使ってます。アコースティック寄りですよね、僕たちの作品の中では。生ドラムを使用していますし、生の弦楽器も使ってますし。「無防備な純愛」も今までのイメージに比べたら離れたところに位置すると思うんだすけど、この楽曲もまたその逆側に位置する感じで、振り幅がずいぶん広い感じになっていますよね。ちなみに、この曲の前に「涼風薫花」っていうインストが入っていて、アコギを3、4本重ねた1分くらいの短いものなんですけど、「sa・ku・ra」のコード進行を引用しつつ、僕がフリーで弾いていて、「sa・ku・ra」にイントロがあるならこういう感じかなって考えながらつくったインストなので、ぜひセットで聴いてもらいたいですね。
千紗:好きな人ができるだけで、普段やらないことまでやろうとしてしまうところって、女の子には本当にあって。メイクひとつにしてもそうだし、料理を普段しないのにお弁当をつくってみたりだとか、そういうことをするんですよね、女の子って。で、女の子同士ってそういうのにすごく敏感で、気づくんですよ。“最近、何かあった?”みたいに(笑)。
井上裕治:残念ながら気づかないんですよ、男は。どこを見てるんだか(笑)。
千紗:この曲を聴いて、男の子はそういうところを勉強してほしいですね。こういうことを女の子は考えてるんだよって。
井上裕治:いい意味でGNDサウンドのど真ん中という感じですよね。個人的なことを言うと、生まれてはじめてレコーディングで立ってソロを弾いたっていうのはありますね。最初はいつものように座って弾いていたんですが、ちょっと勢いが足りないから立って弾いてって言われて。しかも、椅子が出てきて、その上に片足をのせろと(笑)。でも、そのおかげで非常にいい感じになったと思います。
千紗:DVD形態には“3 SPECIAL PHOTO BOOKS”がついていて雑誌の『Numero』さん、『NYLON』さん、『ELLE girl』さんとコラボさせていただいていて、モデル的なことをやっています。CDのリリースと同時に発売される雑誌の方でもPHOTO BOOKの写真が掲載されることになっていて、今までしたことがない、自分でもビックリするようなメイクと衣装で撮影できて、千紗としての新たな一面が出たかなと自分でも思うので、ぜひみなさんにも見ていただきたいですね。それとCDのみの形態には、ファースト・アルバム『GIRL NEXT DOOR』のリミックス・ヴァージョンがつくので、こちらもぜひ聴いてもらいたいです。
千紗:今回のツアーは、みなさんとすごく近くで向き合える、小さい会場で本当に3人だけでやるライヴで、ようやくというか、お待たせしましたっていう感じがあるんですけど、みなさんに会いに行くので、このアルバムをたくさん聴いて、楽しみに待っていてもらいたいですね。それと秋にはGIRL NEXT DOORのショーとして観せるライヴもやるんですけど、それぞれまったくちがう面白さがあると思うので、どっちに来ても“あ、GIRL NEXT DOORだな”って思ってもらえるようなツアーにできたらなと思います。
井上裕治:僕たちはまだライヴの数が少ないので、ライヴをすると3人の距離が縮まるというか、ひとつになって向き合う時間が増えるからいろいろ気づくこともあるだろうし、いい機会だなと思っていて。この5月からのライヴ・ハウス・ツアーは、会場は小さいんですが、いろいろなところをまわるので、お近くの人はぜひ来ていただけたらなと思います。そして、アルバムも今回のだけと言わず、まだ前作を聴いていない人はそちらの方も聴いていただいて、それとカップリングは一切収録していないので、シングルのカップリングもチェックして、ライヴの準備をしておいてください。
●5月14日(金)/愛媛 松山 サロンキティ
問:089-947-3535(DUKE松山)
●5月15日(土)/兵庫 神戸 WYNTERLAND
問:06-7732-8888(キョードーインフォメーション)
●5月21日(金)/長野 長野CLUB JUNK BOX
問:025-245-5100(キョードー北陸チケットセンター)
●5月23日(日)/新潟 新潟 LOTS
問:025-245-5100(キョードー北陸チケットセンター)
●5月27日(木)/静岡 静岡 SOUND SHOWER ark
問:054-284-9999(サンデーフォークプロモーション静岡)
●5月28日(金)/愛知 名古屋 Electric Lady Land
問:052-320-9100(サンデーフォークプロモーション)
●5月30日(日)/大阪 心斎橋 CLUB QUATTRO
問:06-7732-8888(キョードーインフォメーション)
●6月3日(木)/福島 郡山 Hip Shot Japan
問:022-222-9999(G.I.P)
●6月4日(金)/宮城 仙台 CLUB JUNK BOX
問:022-222-9999(G.I.P)
●6月6日(日)/北海道 札幌 PENNY LANE 24
問:011-614-9999(WESS)
●6月11日(金)/広島 広島 CLUB QUATTRO
問:082-249-8334(キャンディー・プロモーション)
●6月12日(土)/福岡 福岡 イムズホール
問:092-714-0159(キョードー西日本)
●6月18日(金)/東京 恵比寿 リキッドルーム
問:03-3498-9999(キョードー東京)
※詳しくはホームページにて
●ALBUM+DVD
1.20 On Sale
『NEXT FUTURE』
GIRL NEXT DOOR
AVCD-38021/B
¥3,800(tax in)
●ALBUM
1.20 On Sale
『NEXT FUTURE』
GIRL NEXT DOOR
AVCD-38022
¥3,059(tax in)
http://girlnextdoor.jp/(PC・携帯)
ローソンチケットではずれてしまいました↓↓(泣)
まだチケットとれませんかぁーーーー!!!
絶対行きたいです!
ダメでも神戸のライブに行きたいです!
普通の人でもグッツ販売をお願いします。
GIRLNEXTDOOR大好きです★
遠い所からですが、ずぅーーーーーーーと
応援してます★
鈴木大輔さんがんばってください