May J.

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愛と元気を届けてくれるアーティスト、May J.が、2月17日、“Love, Peace, Sunshine”をテーマにしたニュー・アルバム『for you』をリリース! May J.が目指す音楽とは? そしてMay J.がリスナーに対して思うこととは?


 2月17日にサード・アルバム『for you』がいよいよリリースされますが、制作はいつぐらいからはじめたんですか?

May J.:制作は去年の7月からはじめました。去年の5月にアルバムを出して、まだ9ヵ月しか経っていないんですが、『FAMILY』というアルバムを通して“すごく元気をもらった!”という声をたくさんいただいたんです。私はずっと“私の音楽って何だろう?”って探しているんですが、何かひとつ見えた気がしたんですよね。私の音楽でいろいろな人を元気にしていきたい、みんなのために歌いたいって気持ちがすごく強くなって。そのストレートな気持ちを『for you』というタイトルに込めました。

 今作は全曲を通して“愛・平和・光”を強く感じるのですが、この部分は意識して制作していった?

May J.:そうですね。今回はアルバムをつくるにあたって、最初からコンセプトを設けてつくりたかったんです。今までコンセプトを設けたことがなかったので、はじめての挑戦だったんですけどね(笑)。

 コンセプトを設けるって逆に難しくなかった?

May J.:確かにそうかもしれないですね。でも、やっぱりメッセージを伝えたい、ストレートに伝わってほしいって気持ちが強いので、わかりやすくするためにもコンセプトを設けようと思いました。

 1曲目の「Be mine 〜君が好きだよ〜」と2曲目の「I’m yours」にはひとつのストーリー性を感じるんですが、楽曲制作において重視したポイントは?

May J.:実はこれって2曲ではなく4曲が連動してるんですよ。まず、「Be mine 〜君が好きだよ〜」では、女の子が告白する直前のドキドキした気持ち。2曲目の「I’m yours」では、告白が成功した女の子の小さな幸せを描いているんです。そして9曲目の「WISH」では、彼と素敵な時間を過ごしている女の子が、いつまでもこのピュアな時間を過ごせたらいいなって思う願い。最後の10曲目の「手をつないで」では、この人と一生歩んでいきたいという決意と一緒にヴァージン・ロードを歩いている姿を想像しているんです。最初は不安からはじまるけど、最後はハッピーエンドで終わるみたいな。みんなに夢を与えられるような曲というのがひとつのテーマにもなっているので、この4曲を聴いてハッピーな気持ちになってもらえたらうれしいですよね。

 この4つのストーリーを2曲ずつ離した意味は?

May J.:ラヴだけで成立しちゃうものつまらないと思って。だから、ストーリーとストーリーの間に“友情”だったり“自分探しの旅”を織り交ぜて、最後に「手をつないで」に到達する感じですね。実はこのアルバムを制作するにあたって、もうひとつのコンセプトを設けていて。去年の夏にたくさんのライヴをしてきたんですが、そこで感じたことを今回の『for you』で表現しているんです。だから、ライヴでも成立するような曲順、曲調、歌詞は意識しているんですよね。そういった意味で、連続したストーリー展開にはしなかったのかもしれません。

 全曲を聴くと確かにライヴを意識したというのはわかりますね。

May J.:これがライヴになるとまさにこの流れですね。あと3曲目の「My Sunshine」という曲は、沖縄をイメージして書いた曲なんです。去年、はじめて沖縄でライヴをやったんですが、お客さんのパワーがものすごくて(笑)。私も負けたくないと思って、みんなに無理矢理タオルを回してもらったんですが、テンポが全然合わなかったんです。だから次のアルバムでは、みんなでタオルを回せるような盛り上がる曲をつくりたいっていう気持ちが強くて。その思いからでき上がった曲なんです。

 盛り上がると言えば、7曲目のTHE BOOMのカヴァー楽曲「風になりたい」も一気にテンションが上がりますよね。

May J.:この曲自体を聴いたのって、小学校の高学年の時だったかな。学校のみんなと一緒に覚えたんですが、とにかく盛り上がったのを覚えています。この「風になりたい」という作品は、みんながひとつになれて、さらにポジティヴになれる楽曲だと思うんです。だから、ぜひカヴァーさせていただきたいなって。私がカヴァーすることで、もっと若い人たちにこの曲の素晴らしさを伝えられたらいいですよね。

 この「風になりたい」でCHRIS & BUZZER BEATSをフィーチャリング・アーティストに迎えたきっかけは?

May J.:今回の「風になりたい」のMay J.ヴァージョンは、クラブでも流せるようなラフな楽曲にしたかったんです。BUZZER BEATSさんはヒップホップが得意なので、そういった思いとリンクするかなって。それとCHRIS君はラッパーなので、この曲にラップを入れればもっとリズム感のあるものになると思ったんです。みんなで一緒にレコーディングしたんですけど、ものすごく盛り上がりましたね。今からライヴをするのが楽しみだし、この曲をカヴァーできて本当に良かったと思いました。

 ライヴを意識するという意味では、12曲目の「ありがとう」はラストを飾るにふさわしい作品ですよね。

May J.:そうですね。この楽曲はみんなへ向けての気持ちですから。ただ、この曲は私がデビューからずっとテーマにしている“出会いと別れ”も意識しているんですよね。今まで出会ってきた人たち、そのすべての人たちがいたからこそ今の私がいると思うし、“今は一緒じゃなくてもありがとう”っていう気持ちを歌っています。この曲を聴いて、出会った人、そして別れた人に対しても“ありがとう”という気持ちになってもらえたらすごくうれしいです。

 5月には初のワンマン・ライヴ・ツアーが決定していますが、いつも以上に気合いが入りますよね。

May J.:気合い入りますねぇ。今年でデビュー4年目になるんですが、本当にはじめてのワンマンですから。みんなが満足できてハッピーになれるようなライヴを目指したいですよね。ファースト・アルバムのダンサブルなMay J.、そして歌詞でも伝えるMay J.の二面性を見せられればと思っています。実はすごくプレッシャーを感じているんですよ(笑)。


INTERVIEW:Hiroyasu Wakana


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