DAMIJAW

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Janne Da Arcのベーシスト、ka-yu。’07年に“松本和之”として表現した価値観/世界観を、さらに上回るスケールで描かれるソロ・プロジェクトが“DAMIJAW(ダーミージョウ)”! 2月17日にリリースされる「無力な自分が許せない」で、ついに始動!!

 改めて“DAMIJAW”としてソロ・プロジェクトをスタートさせたきっかけは?

ka-yu:’07年に“松本和之”としてソロをやらせていただいて、2枚のミニ・アルバムをリリースした後に少しの充電期間があって。その時に、次にソロをやる時は前回以上の活動をしたいということで、前回では表現しきれなかった新しい価値観や世界観を見せようと思って、DAMIJAWを立ち上げたんです。

 名義を“松本和之”ではなく“DAMIJAW”にしたのは、どんな理由から?

ka-yu:前回、その時にある等身大の自分をすべて出し切っていたので、それを上回るものを、と目指した時に、同じ名義だと活動範囲が狭まってしまう気がしたんです。それに、新たにプロジェクトとして立ち上げた方が、いろんなことにチャレンジしやすいだろうというところからですね。

 ちなみに“DAMIJAW”の由来というのは?

ka-yu:新しくプロジェクトを立ち上げるにあたって、何かないかなと考えていた時に、映画の『オーメン』の主人公のDAMIEN(ダミアン)が浮かんで、それを使って何かつくれないかなと考えて。DAMIENは悪魔なんだけどまだ子供で、もろさも持っていて完璧ではないんです。で、“JAW”は“あご”のことなんですけど、“あご”も牙っていう強い武器を支えているけど、鍛えようがないもろさを持っていて。その“強さ”と“もろさ”をあわせ持つ“完璧ではないもの”の象徴として、これから完璧を目指していく上で、今は不完全だけれどという意味を込めて、僕がつくった造語なんです。

 “新しい価値観、世界観”を表現するために、制作アプローチにおいて今までと変化した部分はありましたか?

ka-yu:楽曲づくりに関して言えば、前回と変わっていないんですけど、一番の変化は歌詞を自分で書いたことですね。前回の時は、特に伝えたいことがあったわけでもなく、歌は楽器の一部と言うか、楽曲のアレンジのひとつとして捉えていて。日本語だと何か意味があるんじゃないかとか、深読みする人もいると思うので、そういう意味でも英語詞にしていたんですが、今回は伝えるものがある歌詞だったので、聴き手にしっかりと伝わるように日本語詞にしたんです。

 作詞をしてみて、苦労した点などは?

ka-yu:「無力な自分が許せない」の歌詞は、最初はもっとオブラートに包んだり、難しい言葉を使って、聴いた人が考えながら意味をわかってもらうような歌詞を書いていたんです。でも、それだと伝わりづらいなと感じて、自分が伝えたいことをストレートな歌詞にするというところで苦労しました。あまりストレートに書くのは、ちょっと照れくさいというか抵抗があって(笑)、ちょっと遠回りにカッコつけて書きたくなってしまったんですけど、そのバランスの取り方というか。そういうところですね。

 “伝えたいことを伝える”という点で、歌う上ではどんなところを意識しましたか?

ka-yu:今回は、“伝えること”が目的のひとつでもあったので、ヴォイス・トレーニングにも行きました。そこでは、まずテクニックとか理論的なことよりも歌に対する気持ちを教わりましたね。“自分が気持ちよく歌って、自分がいいと思える音色があるなら、そこを意識すれば大丈夫”と言われて。だから、今回はそこを意識して歌いました。

 「無力な自分が許せない」で、一番伝えたいことというのは?

ka-yu:世の中の矛盾とか、“あれ? ちょっとちがうな”って自分が感じていることがあったとしても、それを変える努力をしなかったり、僕ひとりが変えたところで何も変わらないだろうと、見過ごしていたことがたくさんあって。そういうことを見過ごさないように、自分に対して発破をかける意味でも歌詞にのせたんです。共感してもらったり、自分たちも何かできることからはじめようって思ってもらえたら、すごくうれしいですね。

 「ダーミー城の吸血悪魔(笑)」は、ka-yuさんらしいユーモアにあふれていますね。

ka-yu:DAMIJAWのプロジェクトは完璧さを求めて上を目指していくっていうコンセプトもありますし、前回できなかった新しいことにもチャレンジしていきたいっていう思いもあって、ちょっとした笑いの要素としてダジャレを入れました(笑)。そういう新しいことへのチャレンジという意味では、「無力な自分が許せない」のPVもそんな内容になっています。Janne Da Arcではやったことのない構成になっていて、イメージとしては映画の『チャーリーとチョコレート工場』みたいな世界観と色合いがあったので、今回は特に色彩にこだわっています。

 ソロ活動をするにあたって、どんな活動を展開させていきたいですか?

ka-yu:まだ、そこまで具体的に考えていることはないんですけど、さっきも言ったように常に新しいことにチャレンジしていきたいという気持ちが強いですね。どこかひとつのところに落ち着いてしまうのではなく、音楽的や自分自身が、いろんな変化をとげながら、いろいろな活動をしていきたいです。まだ、このソロ・プロジェクトは始動したばかりで、どうなっていくかはわかりませんが、常に進化、進歩していきながら、いろんなものを見せていけたらいいなと思っているので、これからもよろしくお願いします。

INTERVIEW:Shinji Takemura

 
★2010 DAMIJAW TOUR

●6月5日 (土) 埼玉県: HEVEN’S ROCK さいたま新都心
●6月10日(木) 愛知県: クラブダイアモンドホール
●6月12日(土) 福岡県: DRUM Be-1
●6月13日(日) 岡山県: 岡山IMAGE
●6月20日(日) 兵庫県: 神戸WYNTER LAND
●6月22日(火) 京都府: 京都MUSE
●6月24日(木) 広島県: ナミキジャンクション
●6月26日(土) 静岡県: 静岡Sunash
●6月29日(火) 宮城県: 仙台CLUB JUNK BOX
●7月1日 (木) 新潟県: 新潟CLUB JUNK BOX
●7月3日 (土) 神奈川県: 横浜7th AVENUE
●7月9日 (金) 北海道: ペニーレーン24
●7月11日(日) 大阪府: 心斎橋BIG CAT
●7月14日(水) 千葉県: 千葉LOOK
●7月16日(金) 東京都: 赤坂BLITZ

■チケット料金:スタンディング ¥5,000(tax in)
※全会場、入場時にドリンク代(¥500)が別途必要になります。
※全公演とも6歳未満の方の御入場はできません。
※詳しくはホームページにて

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★初回生産限定盤(SINGLE+DVD)
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