“E”qual Presents DOPE BOYS

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“E”qualの呼びかけによって結成された新ユニットDOPE BOYS。ヒップホップ・シーンの重鎮と若き才能によって紡がれたファースト・アルバム『D.O.P.E.』が、3月31日にリリース!


 今回、DOPE BOYSという新たなユニットを結成した経緯は?

STEALER:きっかけは、ヒロシさん(”E”qual)のEP『DOPE BOY』ですね。そこからのスピンオフ企画として結成して、『DOPE BOY』に参加しとったCITY-ACE、DEEP KAVARと俺らG.B.L.(10C、STEALER)がメンバーです。

 “通常のソロ作よりもストリート臭を強くしている”とおっしゃっていた『DOPE BOY』から派生したグループとなると、ストレートなヒップホップ・ユニットという感じですね。

“E”qual:うん、やっぱりそういうテイストが強いね。俺の中にも“そういうのがやりたい!”っていう思いはもちろんあったし、若いヤツと一緒にやることでお互いにとっても刺激になるやん。若いヤツからいいヴァイブスをもらうと、俺も触発されるし、あおられる。いい関係性ができてると思うね。

 それは、同じくストリート・ヒップホップを体現しているM.O.S.A.D.とも、またちがった雰囲気で、ということですね?

“E”qual:うん、ちがうね。俺が若かった頃に聴いて憧れてたようなものを目指してるのがDOPE BOYSかな。ヒップホップを聴きはじめて、純粋にどっぷりハマってた時代に聴いてた音楽たち…DOPE BOYSはそういう立ち位置に持っていきたい。

 今回メンバーとして抜擢された4人は、グループをはじめるにあたってどんな感覚だった? 大先輩と一緒にやるっていうこともモチベーションに大きく作用したと思うんだけど。

10C:僕ら(G.B.L.)はもともとそこがスタートっていうか、そこからはじまってるようなものなんで、自分的には“何かひとつ変われればいいな”っていう感じでしたね。結局、自分を超えたいじゃないですか。そのひとつ前の自分を…。

STEALER:(笑)。もともと一緒にいるから、曲をつくることに関しては、ホントいい意味で“楽しんでやるだけ”っていう感じでしたね。プレッシャーがあったっていうよりは。

CITY-ACE:僕はG.B.L.とちがって、チャレンジでした。“どうしてやろうかな”みたいな。そういう意気込みでしたね。一応、自分のスタイルはラッパーではなくシンガー。だけど、ヒップホップとして落とし込みたかったし、今までやってきたものとは、またちがう自分を発見できればいいなと思ってましたね。

DEEP KAVAR:僕も今回メンバーに加えてもらったということで、“その期待に応えたい!”っていう気持ちがすごく強くありました。とりあえず“自分のスタイルを追求していく”っていうことは、ソロでやる時と変わらないですけど、それプラス、期待にしっかり応えたいっていう。

 本作には、DOPE BOYSらしく「D.O.P.E.」という曲が4曲入っていますが、これはどういうアイデアからだったんですか?

STEALER:これは、それぞれのアルバムに入るんですよ。「D.O.P.E. (Death Of Public Enemies)」はヒロシさんの『SWORDFISH』に入ってますし、「D.O.P.E. (Drive Off, Pass Everything)」はG.B.L.、「D.O.P.E. (Dark On Players Emotionless)」はDEEP KAVAR、「D.O.P.E. (Dream, Offensive, Power, Expression)はCITY-ACE…って、それぞれのアルバムに入るんです。

 「City Circuit」では、名古屋を含めた全国各地からシーンの第一線で活躍するラッパーが参加しています。それも大きな経験では?

DEEP KAVAR:単純にすごすぎる曲ですね、はい。そこに自分のヴァースを入れることができるっていうのは…もうすごすぎることですね(笑)。

STEALER:“誰が一番になるか”的なテーマだったんで、つくる段階で“その中でも負けたくねぇ!”って思ってましたね。

10C:とりあえずこういうメンツになるっていう話になった時、やっぱり“この曲でもしっかりアピールしないとな”っていう気持ちになりましたね。すごく楽しみでした。

CITY-ACE:今の自分の立場では一緒に曲をやれるはずもない人たちとやることができたんで、すごく不思議な感覚です。

 本作をリリースした後、この経験をどういう風に活かしていきたい?

STEALER:ヒロシさんのクリエイティヴさをめっちゃ学んだんで、そこを活かしていきたい。

DEEP KAVAR:もちろんずっとレベルアップはしていきたいし、いろんな表現の幅と新しいことに挑戦していきたいですね。

10C:止まらないように突っ走るだけですね。大チャンスなんで。

CITY-ACE:ものすごいヒップホップをまた得ることができたんで、それを自分が今後やるものに食い込ませて、どんどん活かしていきたいです。

 ヒロシくんは今回のアルバムを聴いて、若手の頑張りに対してはどう思っていますか?

“E”qual:なんにも思ってないよ(笑)。でも、俺は正直フック・アップしてるっていう気はなくて。フック・アップできるような人間じゃないし、こいつらのキャラとかラップが気に入ったからやってるだけ。俺の好きなスタイルを持ってる連中と一緒に俺はやりたかっただけ。それでメンバーを集めたから、もちろん内容も気に入ってるよね、いいと思う。お前らもその方がいいやろ(笑)?

全員:そうっすね(笑)。


INTERVIEW:Kazuhiro Yoshihashi


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●ALBUM
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『D.O.P.E.』
“E”qual Presents DOPE BOYS
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