加護亜依

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加護亜依が待望のニュー・アルバムを3月31日にリリース! 『AI KAGO meets JAZZ 〜The first door〜』と名付けられた本作では、タイトル通り、本格ジャズに挑戦。今まで出会ったことのない、新しい彼女の姿がここに!!


 今作はジャズ・アルバムですが、昔からジャズは好きだったんですか?

加護亜依:自分から聴くことは、ほとんどなくて、レストランに行ったらBGMで流れてたり、ちょっと古い映画を見た時に耳にしたくらいで。ただ、おばあちゃんが、ジャズが大好きな人で、車の中よく聴いていたので、スタンダードな曲を聴くと、“あ、あの時の曲だ”って思い出すことがあって。だから、おばあちゃんの影響で、無意識の内に体に染みついている部分はあったと思います。

 小さい頃は、他にどんな音楽を聴いていたんですか?

加護亜依:両親が音楽大好きで。それこそ、いろんなものを聴いていましたね。洋楽からJポップまで。で、私は小さい頃からすごく物まねが好きで、それを聴きながら物まねをしていたんです。“テレビが友達”(笑)みたいなテレビっ子で、テレビに出て歌っている人を見て、自分も歌うとすごく楽しかったのを覚えています。

 今作で、ジャズのアルバムをやろうと思ったきっかけは?

加護亜依:去年の1月に春風亭小朝さんと舞台をやらせていただいた時に、ひとりずつ歌うシーンがあったんですが、そこで小朝さんに「ジャズ歌ってみたらどうですか? とても似合っていると思うよ」って言われて。その時は、そこまで深く考えることはなかったんですけど、みなさんで一緒にジャズを見に行ったりするうちに、だんだんと体に染みてきて、自分でもいいなと思うようになっていたんです。それで去年の6月くらいかな。名古屋でヴァイオリニストの寺井尚子さんと一緒に2曲歌わせていただき、そこで快感を得て、ジャズに完全に目覚めたんです。

 加護さんが感じるジャズの魅力は?

加護亜依:それまでは、年輩の方たちが聴くジャンルだと思っていたんですけど、実際にのめり込んでいくと、今の時代の人たちにすごくピッタリな音楽じゃないかなと思って。とってもかっこいいし、セクシーだし。それと自由な感じがすごくあって、同じ曲を誰ひとりとして、同じように歌わないんですよね。そういうところが自分の性格にも合っているなと思います。

 かなりレッスンしたんですか?

加護亜依:そうですね。メンタルに影響される部分が大きくて、ジャズは奥が深いなと思います。同じ曲を同じように歌っても、ちがう曲に聴こえるんです。それを一定に保つために、先生から教えてもらっているのが、ほっぺたのあたりを上げるように意識するっていうことで。ほっぺたが下がっていると、大きい声や高い声が出せないし、きれいな発音も出せないんです。だから、レッスンの時は手でほっぺたのあたりを押さえながら歌っていて、顔が大変なことになっています(笑)。人には見せられないみたいな。

 今作はボーナス・トラックを除いて、すべて英語で歌っていますね。

加護亜依:世界の共通語は英語だし、個人的にも英語にすごく興味があって。英語ができたら、もっと世界が広がるっていう気持ちは昔からあったんですけど、勉強ってなるとヤダ!! ってなっちゃって(笑)、なかなか自分から一歩踏み出せないでいたんです。でも、ジャズと出会ってから英語に触れるようになって、洋楽を聴いたり、映画を観ても、なんて言っているかキャッチするような耳になって。ある程度、英語でも歌えるようになったし、英語だからこそ、表現も広がるのかなって思って、今回は英語に挑戦しています。日本語だと、口にするのが、ちょっと恥ずかしい部分もあるじゃないですか。たとえば、「愛しているよ」よりも「I love you」の方がサラッと言えるし。そういうところが、くどくないというか。

 収録曲は、どのように選んだんですか?

加護亜依:自分の声質に合うものと、みんなが知っている、どこかで1回は耳にしたことのあるようなスタンダードなものを、というところで選んでいます。

 ボーナス・トラックに「17才よさようなら」を収録したのは、どんな理由から?

加護亜依:私が17才の時に、アルバムの中で歌った曲なんです。完全にジャズっていうわけじゃないんですけど、ジャズ・テイストで歌っていて思い出に残っていて。あの時の歌を今歌ってみたかったんです。それにファンの人も知っている曲だと思ったので、ボーナス・トラックとして収録しました。

 レコーディングの感想は?

加護亜依:生伴奏で歌っている感じなので、自分がまちがえたらいけない、みたいな、すごいプレッシャーを感じてやっていました(笑)。でも、バンドの人たちが、みんなとても上手なので、歌っていても楽しいですね。ひとりで歌っているんだけど、みんなで一緒に演奏していて、練習を重ねるたびにお互いがお互いを知っていくっていう感じが、今までバンドでやったことがなかったので、新鮮ですごく楽しかったです。

 ジャズ・ライヴも、2月にすでに開催されていて、4月にも今作のリリース・ツアーがありますね。

加護亜依:自分は歌が好きで芸能界に入ったので、ずっと歌っていたいなっていう思いがあるんです。それがジャズと出会って、昔よりもさらに音楽を楽しめるようになって、気持ちを音楽に託すことができて、またこうやってライヴができることはうれしいので、ぜひいろんな方に来てもらいたいですね。ジャズをはじめて、まだあまり時間が経っていないんですけど、少しずつ慣れてきて楽しみが増えたし、レコーディングした頃よりも今の方がうまくなっているはずなので、その過程を聴いて楽しんでもらいたいし、見守ってほしいと思います。“someone to watch over me(誰か私を見守って)”っていう感じですね(笑)。ジャジーな加護亜衣、よろしくお願いします。


INTERVIEW:Shinji Takemura


 
★Live Information
●4月5日(月)
東京 J’z Brat
Open 17:30 Start 20:00
●4月23日(金)
名古屋 DOXY(完全入替2部制)
第1部 Open 17:30 Start 18:30
第2部 Open 20:30 Start 21:30
●4月24日(土)
大阪 WAZZ(2ステージ入れ替え制)
1部 Open 17:30
2部 Open 20:30
●5月21日(金)
北海道 Live & Darts Bar Rear Rest
Open 18:30 Start 19:30
※詳しくはホームページにて
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●ALBUM
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