Baby M

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ポジティヴなメッセージが込められた、生命力にあふれる歌を届けるBaby M(ベイビー・エム)。6月30日には、ファースト・アルバム『Baby M』がリリースされる! 南アフリカともゆかりが深く、南アフリカ音楽親善大使に任命された彼女の魅力が詰まった1枚!!


 自身のアーティスト・ネームがそのままタイトルになっていますが、このタイトルに込めた思いは?

Baby M:やっぱりファースト・アルバムなので、“名前を知ってもらいたい”という気持ちがまずあって。それと私自身、ジャンルを問わずにいろんな音楽を聴くので、それと同じようにいろんなBaby Mを見せたいなと。カラーはひとつだけじゃなくて、たくさんのカラーを持っているんだよって、名刺代わり的な意味合いを強く持たせています。

 今作を制作する上でのコンセプトも、そのあたり?

Baby M:そうですね。あとは、ひとつの軸になっているのは“ポジティヴなメッセージ”です。恋愛や夢、希望、人生観…いろんなことをテーマに楽曲をつくっていますけど、最終的には“ポジティヴであることが大切”というメッセージを込めて歌詞を書きました。

 作詞に関しては、基本的に自分で?

Baby M:そうです。自分の言葉、考えでメッセージを伝えたいので。

 「キミと 〜強く儚い者たち〜」は、Coccoの「強く儚い者たち」をサンプリングした楽曲ですが、この曲をサンプリングしようと思ったのは?

Baby M:単純に、私がすごく好きな曲なので、10年以上前の曲なんですけど、今の時代の人たちにも紹介したい、広く知ってもらいたいと思ったんです。

 カヴァーではなく、サンプリングにしたのは?

Baby M:最近の曲の歌詞って、身近にあるものが題材に取り上げられていて、みんなが聴いてすぐにわかる、理解しやすい歌詞が多いんですけど、Coccoさんの歌詞ってすごく深くて、想像をたくさんして、吸収できる歌だと思うんです。そういう歌をデビューしたばかりの私が歌って、そこまで深く聴いてもらえるのかなという不安もあって。それなら、みんなの身近なことに置き換えて、私なりに解釈したメッセージをみんなに伝えようと思って、カヴァーではなくサンプリングにしたんです。

 サンプリングしてつくる場合と、ゼロからつくる場合では、どんなちがいを感じましたか?

Baby M:オリジナルの世界観を崩さないようにするのが、すごく難しかったですね、歌詞を書くにしても、メロディをつくるにしても。いい曲だから残したいところはいっぱいあるんだけど、あれもこれもと残し過ぎてしまったら“それならカヴァーでいいじゃん”って話になってしまうし。どうやったら新しく、Baby Mとして伝えられるか、その辺のバランスの取り方がすごく難しかったです。でも、その分カヴァーよりも、力と気持ち、フィーリングがたくさん入った曲になったと思います。

 「Free」はSTUDIO APARTMENTのプロデュースですね。

Baby M:STUDIO APARTMENTさんは、共通の知り合いがいたり、彼らの作品をクラブで聴かせてもらっていたので、知っていて。“クワイトに近いハウスをやる人で、誰かいい人いないかな”っていう話が出た時に、ぜひSTUDIO APARTMENTさんとやりたいということで話を進めていただいて実現しました。で、やりはじめたら、すべてがスムーズで。“クワイトっぽいのを”とお願いしたら、ちょっとスローな曲とダンサブルな曲の2つのトラックをつくってくださって。今回はダンサブルな曲にしたんですが、歌詞も自分が思っていることやメッセージを素直に書けたので、すごくいい感じになったと思います。

 ♪本当の自分を 見つけた私は今、 Yes I’m free free free♪というフレーズがすごく印象的でした。

Baby M:私自身がそうなんですけど、すごく楽しい音楽を聴くと、1日が楽しくなると思うんです。落ち込んでいる時に悲しい曲を聴いてひたるのもいいけど、誰かに背中をひと押ししてもらったり、ひと言かけてもらうことで、すごく助けられることがあるので、そういう曲にしたいなと思って。「Free」はそれがすごく自由に表現できたと思います。まさに“Free”って感じで(笑)。

 「Tough To Love」は、タイトル通りのタフな感じのサウンドが印象的ですね。

Baby M:トラックはかっこよくて、奇抜な女の人のイメージなんですけど、ストーリー的には弱い女の子の話で。“なんであなたは私の愛に気づいてくれないの?”とか、“なんでこんなに振り回されなくちゃいけないの?”って感じている女の子が、意を決して相手にガツンと言うストーリーなんです。だから、みんなには、これを聴いてストレスを解消してもらいたいですね(笑)。

 DVDには、ミュージック・ビデオの他、ライヴ映像などが収録されていますが、見どころは?

Baby M:一番観てもらいたいのは、やっぱりミュージック・ビデオですね。曲だけじゃなく、映像と一緒に吸収することで、その曲が持つ雰囲気や伝えたいことが、より明確になってその曲に対する印象が変わると思います。それと私自身すごくミュージック・ビデオが好きで、集めたくなるので(笑)、この時代の記念としてみんなにも観てもらいたいです。ぜひCDだけじゃなく、ミュージック・ビデオもチェックしてください。

 今作をリスナーには、どのように受け止めてもらいたいですか?

Baby M:軸になっている“ポジティヴ”というメッセージを感じてもらいたいです。それと私の目標は、自分の曲がひとりひとりの人生の一部になることなんです。結婚式のBGMだったり、毎日の通勤の時に聴く曲だったり、なんでもいいんですけど。そういう、いろんなシチュエーションにピックアップできるような、バラエティのある作品になっているので、1曲1曲を楽しんでほしいなと思います。

 「Bhuti」をはじめとするクワイトを日本に持ち込んだことや、南アフリカでのライヴ活動/ボランティア活動を行なってきたことが評価され、4月には“南アフリカ音楽親善大使”に任命されましたが、この大役にはどんな心持ちで?

Baby M:ひとりでやるわけではないので、プレッシャーは特に感じていません。サッカーのW杯で注目が集まって、治安が悪いとか言われてますけど、私は住んでいた時にそんなことを感じたことはなかったし、人種差別も過去のことで、ハッピーな面白い国だと思います。そういう南アフリカのポジティヴなニュースを伝えていけたらいいなと。それと“音楽親善大使”なので、クワイトやアフリカン・ビートをはじめとするアフリカの音楽をもっと勉強して、Jポップとミックスしていきたいと思います。

 理想のアーティスト像としては、両国の架け橋になれるような存在?

Baby M:そういう風になれたらいいなとは思いますけど、そこまで大それたことは考えていないというか(笑)。ただ、南アフリカや日本だけじゃなくて、アジアをはじめ、いろんなところに行って、どんどん活動の幅を広げていきたいと思っているので、ぜひ応援お願いします。


INTERVIEW:Shinji Takemura


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