上木彩矢
’09年、新たな環境に身を移した上木彩矢(カミキ・アヤ)が、1月27日にニュー・アルバム『INDIVIDUAL EMOTION』をリリース! 環境は変わっても、音楽に対する姿勢は変わらず、自然体で臨んだ作品から、上木彩矢の今を感じ取ろう!!
上木彩矢:もちろん全部なんですけど、やっぱりエイベックスに移籍してきたっていうことが一番の転機じゃないなと思います。本当にあわただしい1年でしたね。バタバタしすぎ(笑)。冗談とか、誇張じゃなく、1年が1週間くらいに感じましたから。
上木彩矢:11月にリリースさせていただいたシングル(「W-B-X 〜W-boiled extreme〜」)はTAKUYAさんとのコラボでしたし、もともと自分で詞を書くタイプなので、そういう意味では、また前作とはちがった気持ちがありますね。今回は全曲、自分で詞を書いていますし、アルバムのリリース自体もすごく久しぶりなので、とっても気合いを入れて制作に臨みました。仕上がりに関しても、自分の中では満足できるものになったと思います。
上木彩矢:“移籍後、初”というよりは、“やっと出せる”っていう気持ちの方が強いですね。歌詞を書いたのも久しぶりだったし、“やんなきゃ!!”っていうあおられるような感じ。お尻に火がつくっていうか(笑)、そういう感覚が久しぶりで、これを待ってたんだっていう。だから、そっちの方に対してワクワクしながらつくっていて、変に気負いすぎることもなく、気合いは入っていても、肩肘張らずにできましたね。収録曲に関しても、直感で“これ歌いたい!”っていう曲をチョイスしていった感じなので、移籍後だからこうみせようとかいうのはないです。
上木彩矢:そうですね。基本的にコンセプトはつくらないタイプなので。でも、おおまかなものが、今回はあったのかな。アルバムのタイトルが“INDIVIDUAL EMOTION(=個人的な感情)”というだけあって、そういう思いは込めてつくっています。
上木彩矢:そのつもりだったんですけど、割とタイトでしたね。どうしても理想と現実はちがうな、みたいな(笑)。
上木彩矢:移籍したことで、アルバムの曲がどんな感じになったか、気になっている方が多いと思うんですけど、場所やレコード会社が変わったといっても、私自身は音づくりに対する姿勢も感覚も変わっていないので、身構えずにまずは聴いてもらいたいですね。今回は新しいスパイスを入れつつ、作品をつくっていったので、その変わらないところと新しいものを取り入れたところが、聴く人に伝わってくれればと思っています。
上木彩矢:アルバムは曲数が多いので、長いから、先にスカッとするものを持ってきて、中間部分でミディアムな感じの曲を置いて、ラスト前にまたガッと上がるような曲を持ってきて、最後はやっぱりしっとり終わるみたいな。そういう流れが自分の中でできていたので、自然とこういう曲順になりました。
上木彩矢:ギターもバキバキに鳴っているので、特に抵抗感もなく、すんなり自分のものにできましたね。疾走感がある曲なので、聴いていてもすごくいい感じだし、今まではバンド・サウンド重視で音もつくっていたんですけど、この曲はバンド・サウンドでありながら、ピカピカキラキラしたような感じもある、すごくバランスの取れた曲になったかなと思います。
上木彩矢:“これから映画でもはじまるんですか?”みたいな感じありますよね(笑)。そういう世界観とかもすごくストーリーがあって、Dメロのところとかもすごく壮大な感じで、気に入っています。ちなみに順番でいえば、この曲がアルバムの中で一番最初にできた曲です。実は、歌詞がしばらく書けなくなっていたんですが、この曲の歌詞を書いて、歌って、そこから自信がついて一気に書けたんです。だから、自分にとっては、アルバムの中で一番のキー・ソングかもしれないですね。
上木彩矢:それはなかったですね。むしろ、いつもより早く歌入れが終わったほどで。だから、あまりいつもとちがうっていうのは気にせずにできました。曲自体も早いので、ノリでそのまま歌えたというか(笑)。“それでいいのか!”っていうくらい、すんなり歌えましたね。
上木彩矢:もともと“踊れる”ロックというのをやりたかったので、新しいとは感じても、違和感は感じませんでしたね。今まで手探りな感じでつくっていたんですけど、この曲でその方向性が見えたというか。この曲は、まさに踊れるロックだと思っていて、ライヴとかでも盛り上がりそうなので、今から楽しみです。
上木彩矢:まさしく。歌詞もそこを完全に意識して書いています。
上木彩矢:こんなわかりやすくていいのかっていうくらい、わかりやすい歌詞をつけたんですけど(笑)。ライヴの時をイメージしたら、わかりすい方がいいなと思って。「sokubaku LOVE」も、今まであまりこういう内容のは書かなかったんですけど、実際に書いてみたら面白かったですね(笑)。ふざけてるようで、ふざけてない。意味がないようで、意味がある、みたいな。自分の中でも、かなり新鮮でした。
上木彩矢:“248 Mile”っていうのは、大阪から東京までの距離なんです。このタイトルはアルバムの中で、一番最後につけたんですけど、ディレクターさんと「タイトルどうしよう?」って話をしていて、出てきたのがこのタイトルで。移籍したし、大阪から東京に出てきたし、そのあたりの意味を込めてつけました。
上木彩矢:一緒にやってくれたSCHONは友達なので、すごくアットホームな感じで、仕事というよりは、ちょっと遊ぶような感じでつくったので(笑)、特にどこにこだわったとかはないんです。でも、編曲はピアノとかストリングスを入れたりして、私の中にあったイメージと、かなり近くなっていると思います。
上木彩矢:ひとりだったら、何をしたらいいのか、最初から立ち往生してしまっていたと思うんですけど、パートナーがいたので、あまり苦労はなかったですね。だから、今後もどんどんこういう風につくっていって、いずれは独り立ちして書ければと思ってます。
上木彩矢:そうですね。つくっていく段階からメロディや世界観もわかっているので、歌詞もすぐに書けたし、歌入れもすごくスムーズにやれました。
上木彩矢:つくる前までは、自分の中で順位的なものはあったんですけど、実際につくるとどれも気に入っちゃって、順位とかなくなっちゃうんですよね。
上木彩矢:バラード系だと、ちゃんと気持ちを落ち着けて歌わないと、すぐに声に出てしまうので、そういうところは気にしていますね。アッパーな曲は、そのまま普通にいつものテンションですけど(笑)。だから、レコーディングの時なんかも、バラード系の時は、ブースの電気も暗くして、なるべく血圧が上がらないように工夫して歌ってます(笑)。
上木彩矢:「世界中の誰もが」が1位に選ばれたんですけど、私的には意外だったので、正直ビックリしてますね。
上木彩矢:一番近いところでサード・アルバム『Are you happy now?』の中から選ばれるんじゃないかなと思っていたんですけど。何が意外だったかと言うと「世界中の誰もが」はライヴだと、この曲が収録されているアルバム(『明日のために 〜Forever More〜』)のツアーの時に1回歌っただけなんですよ。
上木彩矢:ファン投票で収録が決まるっていうのが、すごいなと思っていて、奇跡というか、ベストとは、またちがった宝物になるような1枚ですよね。
上木彩矢:もっと女の子に聴いてもらいたいですね。全部の曲を好きになってほしいんですけど、どれか1曲でもいいから自分のお気に入りを見つけて、ずっと聴いてもらえたらうれしいです。あとは、心機一転、新たな気持ちでつくった1枚であり、さっきも言いましたけど、私の“EMOTION”がつまっている1枚なので、この気持ちをストレートに受け取ってほしいです。
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