初音
初音自身、はじめてのコラボ作品となった「恋に出逢った夏 feat. KEN THE 390」、「アカイ糸feat. KEN THE 390」を経て、2月10日リリースされた「また逢いたい」。人の背中を押す力を持ったこの楽曲に込めた思いを初音が語る!
初音:この楽曲はドラマの主題歌(NHK土曜時代劇『咲くやこの花』)のお話をいただいて、そのストーリーを読ませていただくところからはじまったんです。主人公が受けたであろう気持ちと、自分の心境とで重なる部分があったので、その部分を広げて歌詞を書きはじめました。
初音:昨年の夏に、すごく尊敬している先輩から一通の手紙をもらったんですが、その手紙の中に“自分らしく歩けばいい”という一文があったんです。周りから入る多くの情報やいろんな人の意見などを聞いているうちに、いつの間にか肩に力が入ってしまっていたことに気づかされて、その言葉がすごく心に響いたんです。ドラマの主人公は、地味に目立たないように生きていこうとするんですが、自分の生きがいを見つけたことで、思い切り生きる大切さに気づくんです。そこがその時の自分とリンクして。先輩からいただいた手紙への返事として書いたんです。
初音:今の私より成長した姿で、いつかまた会いたいです。“成長した部分”って、すぐに自分ではわからないんですが、いつかお会いした時に「成長したね」って言われるようになっていたいです。
初音:うまく表現できないんですが、“空”は力をくれるというか、なぜかひきつけられるんです。小さい頃から“空”が好きで、よく写真を撮っていたし、自分で書く歌詞の中にも“空”はよく出てきます。それは今も変わらないですね。
初音:この楽曲は、あえてギターのアルペジオやシンセを使っていることで特徴的になっていると思います。ただ、歌詞を引き立たせようとか、後押ししようという意識は特になかったですね。
初音:主人公となる女の子のストーリーを、私の実体験をもとに書きました。大阪市内育ちで、子供の頃から大阪城ホールにライヴを観に行って感じたことや、高校の時にマラソン・コースで走っていたこともあって、思い出深い場所でもある“うめみ坂”をストーリーに織り込みました。
初音:小学5年生の時に歌手を目指して、コンテストに参加したんですが、何の賞ももらえずに悔しかった。その時に参加者のオリジナル曲の強さを知って、その時から自分で作詞作曲をはじめたんです。そして、翌年に同じコンテストでオリジナル曲を歌って、グランプリを獲れたので、今思えばその時に一歩踏み出したと言ってもいいのかなと思います。あの時がなかったら、今はないと思うので。
初音:音楽が好きであることや、自分と向き合うことから生まれる力もありますが、やはりひとりでは踏み出せないと思いますね。その時々の環境で自分を支えてくれる人の存在があるからです。私が子供の頃で言えば、母親がそういう存在でした。
初音:「また逢いたい」がゆったりした曲調だったので、「エスケープ」は対照的な感じで、“前に、前に!”というところを意識しました。
初音:はじめはそうなるとは意識してなかったですけど、結果的にそうですね。何か背中を押してほしい時、大切な人を思い出したい時や忘れそうな時、自分の夢がくだけて破れそうな時…。この楽曲からもう一歩踏み出してみようとか、もうちょっと頑張ってみようとか、何か感じ取ってもらえたらうれしいですね。
初音:先生が独特な方で、「花を生ける、言葉を生ける。僕は花を扱うから花は色霊、初音ちゃんは音楽だから音霊だね」など、興味深い話や面白い話をしてくれるので、そこがまず楽しいです。先生いわく「生けたお花は、その人の心を表す」。その通りで、大胆な人、几帳面な人、ネガティヴな人…同じ数の同じ種類のお花が用意されていても、人それぞれ生けたものはまったくちがっているので、本当に面白いです。花を通して、人生の勉強になっているので、それが音楽につながっている部分はあると思います。
初音:3月からマンスリー・ライヴ『初音茶屋』を開催します。10代最後の年なので、いろいろなことにチャレンジしていこうと思っています。活動はオフィシャル・ホームページや携帯サイトで告知していきますので、チェックしてください。アメブロ、事務所の携帯サイト、モバゲーで日記を書いているので、そちらもぜひ読んでいただけたらと思います。これからも応援よろしくお願いします。
INTERVIEW:Shinji Takemura
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