谷村奈南

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3月24日、谷村奈南が、ニュー・シングル「FAR AWAY/Believe you」をリリース! “究極の愛”をテーマに歌ったこの2曲は、コーエーのゲームソフト『北斗無双』のイメージ・ソングに起用されている!!


 今作はロックとバラードですが、両曲ともゲーム『北斗無双』のイメージ・ソングというところで、リンクしている部分はありますか?

谷村奈南:「FAR AWAY」がマミヤを、「Believe you」がユリアをイメージしていて、曲調としては対照的な2曲なんですが、マミヤとユリア、2人のキャラクターには共通している部分があって、それが愛に対する思いや強さなんです。この2曲も“究極の愛”がテーマになっていて、同じことを歌っているんです。♪precious love♪という同じフレーズが出てくるし、曲調はちがっていても、私の中でリンクしている部分がありますね。

 谷村さんとロックという組み合わせは新鮮でした。

谷村奈南:結構、「意外!」みたいに言われるんですけど、母がキッスやクイーンを聴いていたので、私も小さい頃からロックになじんでいて、好きなジャンルなんです。それに“北斗の拳”と言えば、ロックなイメージがあるし。はじめの私を見ていただくことになると思うんですけど、自分としては違和感がないし、自分の好きなジャンルの歌を聴いてもらえるっていうのが、うれしいですね。

 実際に歌ってみての感想は?

谷村奈南:すごく歌いやすかったですよ。ただ激しいだけのロックではなくて、切ない部分も入れたいという思いがあったので、それは曲をオーダーする時点で伝えていたんです。周りの音が小さくなって自分の声だけが前に出る部分、「FAR AWAY」で言えばDメロの♪愛がいつの日か〜♪ですね。自分の声だけが出てると、自分としても感情や考えを伝えやすいし、その方が伝わりやすいと思うんです。個人的な好みっていうのもあるんですけど(笑)、やっぱりロックってソウルフルなものだと思うんです。自分が目指しているアーティスト像がそうだし、(クリスティーナ)アギレラが好きなのも、彼女がソウルフルだからっていうのもあるし。

 「FAR AWAY」のバック・コーラスに男性ヴォーカルを入れているのは、谷村さんの発案?

谷村奈南:そうです。「Believe you」とのちがいを出すためにも歌ってほしいと伝えて。いいスパイスになっていると思います。

 「Believe you」では、作詞にたずさわっていますね。

谷村奈南:テーマが“究極の愛”だったので、日常的な、彼氏とのメールがどうこうみたいな、そういうラヴ・ソングではないなと思って。ユリアをイメージして、想像をふくらませながら書きました。一緒に手伝ってくださった小松さんが、かなり『北斗の拳』に詳しかったし(笑)、原作の原先生からもアドバイスをいただいて、いろいろと助けてもらいました。

 ゲームでは、エンディングで流れますが、そのあたりは意識しましたか?

谷村奈南:制作段階では、ゲームの中のどの部分で流れるか、まだ決まっていなかったので、そこまでは考えていないです。詞を書いた時点では、バラードになるという感覚もなかったですし。ただ、自分の中では、“スケールが大きくて壮大な曲”というイメージがあったので、自然とそういう方向に向かったのかなという気はしますね。

 バラードもシングルとしては「If I’m not the one」以来で、珍しいなという印象を受けましたが。

谷村奈南:言われてみれば、そうですね。でも、個人的にバラードも好きなので、こちらも違和感はまったくなかったです。自分で歌詞を書いているということもあって、曲の世界に入りやすかったし。

 歌う上では「FAR AWAY」との対比は意識したんですか?

谷村奈南:自分では意識していないんですが、曲調によって変わってしまうんです。「FAR AWAY」は、サビがずっと高音なので、エネルギッシュな声(笑)になっていますが、その声で「Believe you」は歌えないですし。「Believe you」は、もともと声だけで繊細な表現をしたかったので、ウィスパーで歌いたいっていう思いがありました。だから、2曲で声がちがって聴こえるのは、それぞれの曲の世界観に入っているから自然に、なんですよ。自分としては、声を変えたくないんですけど。

 それはなぜ?

谷村奈南:曲調によって声がちがうのは、面白いと言えば、面白いんですけど、私的には、聴いてすぐに同一人物が歌っているってわかりたいんです。でも、なかなか難しいです。

 カップリングの「Make It Numb」も、谷村さんが作詞されていますが、こちらはどんなイメージで?

谷村奈南:歌詞に♪Where there’s a will♪っていう英語のことわざを使っていて、“意志があるところに道は拓ける”という意味なんですが、裏を返せば“意志がなければ何もはじまらない”っていうことで、この歌詞を書いた時、この言葉がすごく大切だなと感じていて。私が伝えたいと感じていることを歌詞にしていった感じです。♪自分を持つことは わがままじゃない♪っていうフレーズも、日本では自分を持つことがわがままだと思われてしまうシチュエーションがあると思うんですが、“でも、大事なこと!”って主張したんです。

 歌い方もそうですけど、曲全体からパワーをすごく感じますよね。

谷村奈南:私自身が、時には弱くなってしまうタイプなので、そういう時に“あの時は、あんなことを書いたじゃない”っていう、励ましになるような曲にしたいなというのがあって。たとえば♪夢へのカギを手に入れるのは誰?♪っていうところも、“そんなの私に決まってる!”みたいな(笑)。口に出して言えないけど、歌詞だから書けるし、そう言える自分を目指そうと、自分だけでなく、聴いてくれるみなさんの背中を押せるような曲にしました。あとは、最初にデモを聴いた時に入っていたヴォーカルが、ハジけていて(笑)。そこからインスピレーションを受けた部分があるので、♪Mr.sister♪とか、意味はないけど語呂がいいから使っていたり、サビを♪Yeah♪だけにしてみたり、遊び心も結構入れています。

 リスナーには、今作からどんなことを感じ取ってもらいたいですか?

谷村奈南:みなさんが、はじめて聴く“谷村奈南のロック”だと思うので、そういう部分も楽しんでもらいたいですね。“究極の愛”をテーマに歌っているので、普通の恋愛ではない…と言ったら変ですけど、“恋愛”というものを改めて考えるようなきっかけになればなと思います。あとは、ゲームのイメージ・ソングでもあるので、「FAR AWAY」を聴きながら目一杯闘ってもらって、終わりの感動を「Believe you」とともに味わってもらえれば(笑)。

 この春で大学を卒業されて、音楽と向き合う時間が増えると思いますが、そのあたりに対する期待感はいかがですか?

谷村奈南:まずは試験がなくなるので(笑)、より音楽に集中していきたいですね。大学2年の時にデビューしてから、仕事ももちろんなんですけど、大学の方にも重点をおいて両立してきたので、それがなくなるとまた変わるのかなと。

 逆に、穴があいたように感じる部分もあるんじゃないですか?

谷村奈南:そうかもしれませんね。“あれ、大学行かなくていいんだっけ?”とか、普通に“明日って何限からだっけ?”とか思いそう(笑)。そこは音楽で埋めていって。歌詞ももっとやってみたいし、ピアノで弾き語りとかライヴでやってみたいし、まだやったことのないジャンルの曲もやってみたいし、いろいろ挑戦していきたいですね。私的には新しいスタートだと思っているので、また改めて頑張っていきたいです。


INTERVIEW:Shinji Takemura


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